商品雑感/担当記者の独り言(先物・投資・相場) バックナンバー


2010/1/5(火)
新年明けましておめでとうございます
市場を大切にする年としたい
寅年は虎の勢いをイメージさせる。芽吹く意味の干支であり、どん底に落ちている業界は更なる試練を覚悟する必要があるとはいえ、春先に雪の下からフキノトウが芽吹く年となるだろう。先物市場は経済にとって不可欠である。為政者がそれに気付いているかどうか、体制が大転換している時に、市場を育成し維持するという意識がどこまで働くか。金融サービス業が顧客獲得のために働きかける手段を失う時、投資家予備軍は市場取引の大きな指針とチャンスを失うことになりかねない。投資家の選択に任せるべきという政府の考え方と、一般投資家は無知で無防備であるとする保護の意識は矛盾している。しかも、国民を"上から目線"で見ていることは明らかだ。これは自民党が官とともに作り出した意識ともいえそうである。新政権が同じ愚を犯してはなるまい。投資家の自己責任を問うと同時に、投資家教育を広く行う必要がありそうだ。預金至上主義で、銀行やお上に任せておけば良いとの考え方は国民の自己独立を認めない全体主義的な思考といえよう。悪質業者の排除は是非とも必要であるが、市場の可能性と流動性を排除する愚は許しがたい。市場の国際化は解放された市場であり、秩序作りと恐怖政治的な管理制度とは全く次元が違うことを業界側も主張し続けるべきだ。
(ぶれとん・うっず)

2009/12/8(火)
リスクを回避する金投資が人気
中国のGDP成長率は今年1〜3月6.1%、4〜6月7.9%、7〜9月8.9%と他国を圧倒する伸びで、世界金融危機とは無縁に見える。しかし、最近、外貨準備高の金比率引き上げ方針を明確化にしたことや、同国内の金ブームを見ると、ドル安への警戒感が強く、インドの官民上げての金購入増加、あるいはロシアや中東の金購入意欲の高まりは金融リスクが根強いことを示している。投資行動やリスクに関する反応が鈍い日本人投資家は金購入の必要性を感じていないように見える。グローバリゼーションという言葉は随所に見られるものの、これを体現化(実行)するひとは少ない。あらゆる危機感に鈍感なのは何故だろうか。長い保守政権のなかで、潤沢な金融資産を保持しているうえ、超低金利で利息ゼロという現実に直面しても、お上が決めたことだから仕方がないと考え、ほかに資産を増やしたり、守る方法を見つけようとしない。しかも、詐欺業者のいいなりになる人が多い。自分で選択して責任を持つという習慣がない。悪い結果が出ると、他人に責任転嫁する。だから、世界的な流れの変化で身近に危機が迫っていても気付かない。投資家保護を死語にしようと30年ほど前に東証の理事長が発言したら、すぐに失脚した。
(ぶれとんうっず)

2009/12/1(火)
インド発のインフレを警戒
インド経済の成長は順調だ。同国では物価上昇の懸念が強くなっている。インフレは静かに進行し、首都デリーでは公共料金、バス、地下鉄などの料金改定が平均36%の上昇という状況を余儀なくされている。また、砂糖生産の大幅減少も物価上昇に拍車をかける原因と指摘されている。卸売物価の上昇が20%前後であるのに対し、消費者物価は50%上昇と両物価のカイリが激しくなっている。このため、インドの公定歩合が引き上げられる可能性が強くなり、同国でのインフレ進行と中国の物価上昇など、新興国発のインフレが国際商品市況を突き上げることになれば、主要商品が軒並み史上最高値を更新するインフレの爆発が起きる可能性が高いといえそうだ。一方で、米国や欧州における金融機関の不良債権処理が進まないことで、金融商品への不安は消えず、ドル安も解消しないとなれば、世界的に巨額の公的資金が注入されて過剰流動性が高まっているだけに、予想外の商品暴騰場面を年明け早々に迎える可能性も出てきた。
(ぶれとん・うっず)

2009/11/25(水・OLの日)
金の資産運用における重要性が刷り込まれていく
●11月25日はOLの日。1963年(昭和38年)に発売された女性週刊誌『女性自身』が11月25日号だったことに由来している。以前は、BG(Business Girl)と呼ばれていたが、この言葉が隠語で『娼婦、売春婦』という意味があることが判明し、1963年9月12日にNHKが放送禁止用語とし、これに代わる言葉を『女性自身』が募集し、OL(Office Lady)という略語が使われ始めた。
●金価格が連日のように史上最高値を更新し、いまや、『天井知らずの様相』になっている。大手地金商の店頭では、資金力に応じて、地金、金貨などが飛ぶように売れているようで、その場で金を渡すことが出来ず、整理券を出すような賑わいを見せている。また、純金積み立ても好調で、9月末時点で国内の新規加入者数は前年を6%上回ったという。純金積み立ての主役は比較的若い世代で、預金感覚で契約するという。最近、巷で金や白金の買い取りをしてくれるショップが増えているが、利用者はやはり若い世代、しかも女性が多いという。 日本人は西洋人に比べて、財産形成において金に占める比率は小さいといわれているが、不景気、超低金利という閉塞した環境において、資産運用に金を取り入れることの重要性が意識せずに刷り込まれていることは確かだ。
(九頭龍)

2009/11/24(火)
電気自動車ブーム到来か
電気自動車が脚光を浴びている。世界で相次ぎ電気自動車メーカーが誕生し、中国でも生産開始のメドがついた。日本国内では個人経営の電気自動車メーカーが登場するなど、電池の改良が進むと、一気に電気自動車ブームが到来する可能性が高い。駆動部がモーターであればガソリンエンジンよりシンプルで製造しやすく組み立てやすいという利点がある。蓄電能力と走行距離、安全性が確保されると、エコカーとしては最短距離にある。すでに電気自動車の販売が始まり、日本では自動車メーカー以外の業種からの参入が考えられるので、競争は激しくなるだろう。大気汚染とは無縁というが、そうした素材に必要な製造業と電力を供給する側に大気汚染の元となる恐れがある点が問題になりそうだ。風力、太陽光発電などクリーンエネルギーとしての電力供給が確立されると、さらに環境に良いエコカーが生まれるだろう。
(ぶれとん・うっず)

2009/11/18(水・雪見大福の日)
金価格の上昇に連動した展開が続く
●金は連日のように史上最高値をも塗り替え、ニューヨークダウも好調な動きを見せている。一方、ドルはここにきて弱い動きが目立っている。金価格高騰の恩恵を受けているのが他の国際商品で、決してファンダメンタルズは良いとはいえない穀物もシカゴ大豆期近が10ドルを突破、同トウモロコシ期近も4ドル大台をキープしている。一見、金がこければ穀物もこけるかのイメージがあるが、ドル安を根底にした穀物高は心理的な買いを呼んでいるだけではない。
●最近、目立つのは米国の大豆輸出の好調だ。もちろん、現在が米国の大豆の出盛り期という季節要因があるが、輸出好調の背景はドル安で現物の手当が容易になったからだ。円ドル相場は昨年11月が96〜97円。これが今は89円前後だ。他の通貨もドルに対して強くなっており、多くの消費国は低コストで大豆を輸入できる構図が形成されている。競合国のブラジル、アルゼンチンの大豆はドル安・他通貨高の影響で輸出競争力は米国に比べて落ち込んでいることも見逃せない。
●しかし、2009〜10年度の世界大豆生産量は米国と南米の豊作を前提にして史上初めて2億5,000万トンを確保する見通しにある。アルゼンチンの干ばつ不安があるため、先行き油断出来ないが、2009〜10年度の需給そのものはシカゴ大豆が10ドル以上を地相場にするほど甘くはない。しかし、金が上昇している限り、他の商品価格が追随する可能性が高く、ファンダメンタルズ無視の相場展開が当面続く公算が大きい。
(月読)

2009/11/17(火)
ドル不安で金価格の上昇続く
ニューヨーク金価格が1,100ドルを突破した。史上最高値を更新中で、これほどの高値水準になっても実需売りによる抑制が効かない。あとからあとから投資マネーが金市場に流れ込み、しかも、長期投資のスタンスで、かつてのヘッジファンドのように、短期の上昇利益を目的としていないことから、上昇トレンドが崩れるばかりか、更に強くなっているのは金市場の歴史のなかで例を見ないケースとなりつつある。背景には基軸通貨ドルの不信感が根強いという世界金融市場の構造変化がある。ドルが下落しても、それに替わる通貨が見当たらないだけに、通貨という発行体リスクのある基準をリスクのない金という基準へシフトする世界的な資金の潮流があるようだ。非鉄金属やエネルギーに比べて騰貴率が低い金価格は、今後も大幅な上昇を演じ続ける可能性が高い。
(ぶれとん・うっず)

2009/11/11(水・チーズの日)
大豆は史上最高の豊作でも下げ渋る
●米農務省は現地時間11日早朝、2009〜10年度の需給予想を発表した。市場が注目している2009年の米国穀物生産予想は、トウモロコシが129億1,800万bus(単収162.9bus)で10月予想130億1,800万bus(同164.2bus)から下方修正された一方で、大豆は33億1,900万bus(同43.3bus)と10月予想の32億5,000万bus(同42.4bus)から上方修正された。10月の長雨低温はトウモロコシの作柄にほとんど影響を与えず、大豆は少なからずダメージを受けたとの見方もあっただけに意外な発表になった。
●米農務省予想を受けてシカゴ大豆期近は9.46ドルまで売られたが、買い戻しが出てきたのと、豊作はある程度織り込まれていたため、下げ幅は最小限に止まった。今後は、南米の天候とブラジル及びアルゼンチンの作柄が気になるが、同省の生産予想はブラジルが前年比600万トン増の6,300万トン、アルゼンチンが2,100万トン増の5,300万トンで、2009〜10年度の世界生産量は過去最高の2億5,023万トンに達する見通しだ。2009〜10年度は、世界大豆需給が一転して大豊作になり、供給面での不安はかなり小さくなったことは確かだが、トウモロコシが堅調な展開を続けると比価の関係で大豆も下げ渋る公算は大きい。
(月読)

2009/11/10(火)
ロシアへの歩み寄りは日本にとってプラス
ロシアは資源関連や先端技術、軍事の中軸をなす企業を国営化してきた。旗振り役はプーチン元大統領で、その仕事を受け継いだのがメドベージェフ大統領である。帝政ロシアの時代から資本主義や商業主義などの社会的なインフラを持たないロシア(帝政ロシアは国民が奴隷扱いで個人所有を認められず、社会主義でも同様であった)は、市場経済や資本の論理が通用しにくい社会となっている。だから、国営企業にしないと、企業が強くなれないと政府は考える。しかし、現在、国営企業は7社(オリムブストロイ…建設、ロスナノ…先端技術育成、ロステクノロジー…軍事・機械産業、ロスアトム…原子力など)であり、その経営が行き詰まり、国が株式の50%以上を所有するガスプロム(天然ガス)、ロスネフチ(石油)などは準国営企業であるが、順調に実績を伸ばしている。現在、国営企業の非国営化を進めているらしいが、プーチン元大統領が行った強引な国営化事業の改善をメドベージェフ大統領がやらされている構図である。サハリンのガス開発に力を入れ、日本への売り込みを強化しているなど、資源関連企業の強さは無視出来ない。日本は北方領土問題だけでなく、エネルギー資源確保や中国、米国を牽制するうえでも、ロシアとのビジネスを強化する必要があるようだ。困っているときに助けて恩を売る外交もある。
(ぶれとん・うっず)
2009/10/27(火)
食料危機と先物市場
世界の人口は1950年の25億人が1990年に2倍の50億人、2010年は70億人に達する。人口大国の中国とインドの著しい経済成長が、食料消費を飛躍的に増大させ、食料需給のひっ迫懸念が強まっている。再生産可能な植物エネルギー(バイオエタノール)の生産もひっ迫に拍車をかけることになろう。近年、穀物価格は史上最高水準まで上昇し、輸出規制を実施する国も出現。食料を求めて暴動が発生するなど、世界の食を巡る争奪戦が始まっている。経済成長に伴う食生活の変化、地球温暖化、水不足、バイオ燃料の増加など、今後、穀物価格の上昇は止められない。一年草であるため、その年により、天候の状況は変化するが、作柄悪化による減産もさることながら、需要の増加に対応するためには、豊作が必要であるとすれば、すでに平年作は穀物市況にとって強材料と受け取る時代がやってきたのではないか。食料自給率が40%を切る日本にとって、安定的な食料調達の確保と同時に価格のヘッジも不可欠になる。商品先物市場は今まで以上に注目される存在となるだろう。市場の使い勝手の良さ、先物市場の機能を発揮できる市場環境を整えることが必要だ。そのためにも、市場にとって重要な要素であるリクイディティー(弾力性)を支えるリスクテイカーとしての投機家の存在が重視される。投機家とヘッジャーの市場参加を促がす関係者の努力が求められる。
(ぶれとん・うっず)

2009/10/21(水・あかりの日)
エタノール向けから砂糖向けの転換は難しい
●先週16日から東穀協会と東京穀物市況調査会共催で、農産物を中心としたセミナーが開催されている。口開けは粗糖のパネルディスカッション。1年前はリーマンショックの影響の煽りを受けて、一時10セント割れの危機に見舞われたのが、今や30セントの大台に挑戦する地合になっており、わずか1年で様変わりになった。現在、砂糖相場のプレーヤーはインドとブラジル。これは昨年も同じだったが、2年連続で世界需給が供給不足となり、需給環境が厳しさを増したことが買いの勢いがなかなか弱まらない背景だ。
●具体的には、当初1,700万〜1,800万トンと見られていたインドの2009〜10年度の砂糖生産量が更に減少しそうだし、インドの減産分を補えると見られていたブラジルのサトウキビ生産量が伸び悩んでいる。これで、2010〜11年度も供給不足という事態になれば、ニューヨーク砂糖期近は軽く30セントを突破するとのシナリオを描いて当然だろう。砂糖価格を沈静化する切り札は、ブラジルがサトウキビをエタノール向けから砂糖向けに大きく振り向けることだが、ブラジルではフレックス車が主流であり、砂糖相場がどんなに高くても砂糖に振り向けられない事情がある。
(九頭龍)

2009/10/20(火)
民主党政権は先物業界にプラスとなるか
民主党政権が農業に関する政策を打ち出した。農家への所得保証がそれであるが、市場価格とは無関係に所得保証するとなれば、価格形成は容易になり、需給を反映して市場が機能するという理屈である。これが米だけに限らず、他の農産物に対しても適用されるとなれば予算規模は拡大してしまう。業界内には、『市場原理主義を否定するような政策は先物市場への逆風となり、消費者庁による消費者保護が強化されると先物業界への締め付けが強くなる』との懸念がある。現状では、農林水産省や経済産業省では、取締り専門のスタッフを採用してしまったため、業者摘発に専従する役人が増えた。指導、育成という意識はハナから無いと言って良い。現場の人達からの証言である。そうした状態を考えると、先行きの暗さが先に立つが、民主党が官僚制度の抜本的改革をマニフェストに盛り込んでいることは、先行き、官による無定見な締め付けはなくなるとの期待感も持てる。弱者救済はわかるが、リスクを覚悟して取引を始めた投機家がゴネ得となるような状況は先物市場ばかりでなく、FXや証券の発展を阻害することになる。所轄官庁は業界の指導、育成を優先し、個人投資家とともに産業も守る意識を持って欲しいものだ。
(ぶれとん・うっず)

2009/10/14(水・鉄道の日)
東京マラソン活況で考えたこと
●昨日は東京マラソンの当落の発表日、フルマラソンは定員3万2,000人に27万人を超える人が応募した。第1回となる2007年の応募者は7万5,000人、2008年が13万人、2009年が22万6,000人。この人気の背景は、制限時間が7時間と緩いのと、新宿、銀座、日本橋、浅草といった江戸の目抜き通りを走り抜ける楽しさがあるからだ。また、沿道には応援する人が多く、子どもたちからお年寄りまで懸命に応援してくれるのも嬉しい。食べ物を補給してくれる施設エイドもたくさん出て、ランナーも観衆も一緒に楽しめる世界でも例のないのが東京マラソンだ。東京マラソン産みの親は石原慎太郎東京都知事。東京の交通を7時間止めるのをためらった警察、地方自治体を説き伏せて断行した。ワンマンは時として仇になるが、東京マラソンに関しては大成功だったというわけだ。
●日本の政治経済が硬直している一因は官僚任せにしてきたこと。能力の高い官僚は多いらしいが、自分たちの効率を優先、政治家や市民の目の届かないところで、多くのことが進められ、カネも使われている。チャッカリと自分の天下り先まで確保している。この悪しき構図は前々から言われてきたが、なかなか改善しないのは政治に主導権が握れないからだ。通貨は国力を表わすというが、今の円高を見て、『日本の国力は強い』と判断することは出来まい。政治が国民側に立って主導権を握らないと、数年後には現在の国力に見合った円安になることも考えられる。
(月読)

2009/10/13(火)
金融不安払拭できず米商品市況は堅調
米経済の行方はほぼ好転するという観測へと傾いている。各種経済指標が明るさを取り戻しているからだ。それでも、昨年の金融危機がまだ燻っている状態で、ニューヨークダウは底固い動きを見せているものの、金融不安が完全に払拭されていないために、株価は強固な上昇トレンドを描けない。実体経済の改善を確認出来れば、株価は大幅な上昇を演じるはずである。こうした米経済への不安要素を物語るのがドル安基調である。資産は債券と株を中心に組まれているのが米個人投資家の平均的な姿であり、株価が足踏み状態にあることから、短期的には債券へと資金が流れ、同時に商品市場へと投資資金がシフトされている。また、バレル70ドルを超える原油価格を市場が容認していること、金価格が堅調に推移していることがインフレ懸念を増大させ、インフレヘッジとしての金買いで金価格は一段高を演じ、更に他商品高と波及している。なお、為替が1ドル=80円台後半へとドル安・円高が進み、ニューヨークやシカゴの商品市場にとっては追い風となるが、日本の円建て市場においてはドル安・円高は弱材料となる。東京ガソリンが円高に押されて下げてきたのもそのためだ。しかし、円高プレッシャーは市場に織り込まれ、上値抑制力が弱くなっていることを考えると、一定のタイムラグを経て、国内の商品市況も地合を引き締めることになろう。
(ぶれとん・うっず)

2009/9/30(水・ミステリー記念日)
ドルの信認はますます低下する
●今日はミステリー記念日。ミステリー作家で有名なのが東野圭吾だ。映画の原作になる作品も多く、最近では『容疑者Xの献身』が大ヒットしている。最新作は『新参者』(講談社、税込み1,680円)。月刊誌の連載をまとめて出版したものだが、舞台は人形町、浜町、小伝馬町と馴染みが深く、場面場面に出てくる店と実際の店と照らし合わせる面白さがある。読書の秋、長い夜はミステリーに耽るのもいいだろう。
●金がまたまた史上最高値を更新した。背景はドルの下落。資産を金に逃避させる動きが本格化して、金価格が上昇した。世界経済回復のために米国を中心にさまざまな対策が取られたが、残ったのは余剰なドル。インフレも心配だ。準備通貨としてのドルの地位も揺らいでいる。そのようななかで、湾岸産油国が石油取引のドル建てから他の通貨に移行する可能性について、過去に何度か他の国と協議したことがあることが判明した。これは、ドルに対する信認が弱くなったことの表れだ。短期的に、ドル以外の通貨で石油が取引される可能性は低いものの、ドルに変わる新参者が出てくることは十分に考えられる。
(九頭龍)
2009/10/6(火)
市場関連産業の指導、育成を
新政権は公務員の天下りを禁止する方針を明らかにしたが、これで官僚の早期退官の慣習がなくなり、ポスト不足や定年までの人件費負担が嵩むとの懸念が出ている。まず、採用時に人員を絞り、給与体系を変えて各分野の専門家として登用するという試案がある。そうなれば、規制と監視、業者摘発だけを専門とする人達は不要になるだろう。主務官庁として、業界や企業を指導、育成する本来の職務は業種に通じた専門職でなければならない。また、市場原理主義を否定する方針で、投資や投機の市場に関わる業者を悪という前提で見るこれまでの自民党政権下での行政の姿勢が、更に強くなる恐れが指摘されている。しかし、証券、商品、為替など市場を活性化しなければ、グローバリゼーションの時代、各産業の企業は国際市場で戦えない。また、投機を悪とする考え方は資本主義市場では通用しない。投資家保護は必要ながら、投資家の自己責任を問わず、業者に全ての責任を負わせる悪弊を新政権は返上するべきだ。始めに育成ありきで、その後から、行き過ぎに対する規制が来るのが本来の順序ではないか。『ノー』から始まる行政の姿勢では業界・業種の発展はない。
(ぶれとん・うっず)

2009/10/2(金・豆腐の日)
日本がICOを脱退
 日本政府が9月30日付で、ICO(国際コーヒー機関、本部・ロンドン)から脱退した。ICOは1963年に発足。コーヒーの価格安定や生産国支援を目的とした国際組織で、コーヒー輸出入国77ヵ国で組織され、日本は1964年に加盟した。当初はコーヒーを生産する途上国に対する支援や安定供給が主な役割だったが、現在はコーヒー需給動向調査などが中心業務となっている。現在では、ICO以外にも途上国支援の枠組みが整ったこと、更には、『財政が厳しいなかで同機構の運営分担金(2008年度約2,200万円)の負担は小さくない』(外務省)と判断し、加盟から45年、9月30日で失効する加盟協定を延長しないことにしたという。日本のコーヒー輸入量は、米国(2007年2,421万袋)、ドイツ(1,956万袋)、イタリア(803万袋)に次いで世界第4位(709万袋)、消費量は米国(2,103万袋)、ブラジル(1,693万袋)、ドイツ(863万袋)に次いでやはり第4位(728万袋)。年2,000万円の出費を惜しんで脱退するというのはコーヒー消費大国としてどうだろうか…。
(HΔTI)

2009/10/1(木・コーヒーの日)
“IOC総会”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“IOC総会”IOCとは国際オリンピック委員会のこと。現地時間2日にコペンハーゲンで総会を開催、そこで、2016年夏季五輪開催都市が決定される。東京のほか、シカゴ(米)、リオデジャネイロ(ブラジル)、マドリード(スペイン)の計4都市が立候補。1日時点では、リオとシカゴ優勢との報が多く見られたが果たして…。過去には、ロシア・ソチでの冬季五輪開催決定の際、当初は韓国で決定とまでいわれていたのに、再投票の結果、ソチが大逆転…ということもあったそうだ。

 10月に入ったので、手持ち資金78万円でスタート。まずは、金と銀の買い。基準値は1日清算値。東京金1枚買い8月限2,919円。東京銀1枚買い8月限479円ちょうど。
(CAN)

2009/9/30(水・くるみの日)
端境期の高値を期待する
●国際商品全般が伸び悩んでいるなかで気を吐いているのがニューヨーク砂糖だ。10月限納会を目前にして他限月への乗り換え商いが進行するなか、現地時間29日は10月限がポンド当たり23.72セント、主要限月である3月限も心理的な節目となる25セント台を超えた。その背景は、世界的な供給不足が継続するなかで、頼みの綱のブラジルで降雨が続き、収穫が遅れていることだ。また、インドは砂糖生産が本格化するのは冬にかけてで、当面は端境期に当たる。このようななかで、強材料が出てくれば買われやすくなるのは当然で、『端境期の高値』が形成されやすい。メキシコでは約48万トンの精糖が不足気味で、輸入で賄うとの見方も強材料になっている。
●確かに買われ過ぎ感はあるが、利食の買い戻しを吸収すると買われやすくなる地合を見せている。穀物相場は軟調気味で、原油価格も上値が重く、手が出しにくくなっている環境で、砂糖は輝きを見せており、一時、他の商品からマネーがシフトすることも十分に考えられる。そういう意味では、10月の推奨商品といえる。
(九頭龍)
2009/9/29(火)
政権交代で市場はどう変わる?
政権交代で財政が変わる。最初は09年度補正予算見直し、来年度予算の概算要求基準(シーリング)を白紙に戻し、民主党の政権公約(マニフェスト)に謳われている各種政策を盛り込むという作業が始まる。足下の景気は低迷したままであるが、政権が交代したからといって、短期間に景気が回復するとか、目に見えた変化が出るわけではない。また、民主党の政権公約が官僚政治からの離脱であるので、官僚が自ら作った制度を杓子定規に実施する姿勢に変化が出るはずである。新設の消費者庁が消費者保護を主眼において規制を強化するとの見方から、訪販、不動産、証券、商品、為替各業種への営業行動規制が強くなるうえ、市場原理主義への否定的な民主党の主張を反映し、『市場』を中心とする業種に対して逆風が吹くとの考え方が多い。しかし、長い目で見れば、官僚主導から民生の活力を生かすという新政権の考え方を反映するならば、紋切り型の役所規制は姿を変えることになり、経済を安定させるためにはリスクヘッジ市場が必要であり、金融市場が不可欠であるとの認識が民主党内に根強くあることから、市場育成、業界育成という考え方が出てくる可能性が高い。市場関係者はネガティブな発想からポジティブな発想へ切り替える必要がある。
(ぶれとん・うっず)

2009/9/18(金・かいわれ大根の日)
ニューヨーク金が史上最高値更新
 ニューヨーク金期近が1,000ドル大台を突破、早々と史上最高値を更新したが、市場では「これで天井打ち」というムードには全くない。相変わらず先高観が強い状況だ。参考までに、市場で示されている強気見通しの例は次の通り。
●1,000ドル台への上昇に対する反動で、これから年末までの平均価格はオンス当たり約950ドルになると思う。また、今後2〜3週間で、価格はこの水準を大幅に下回り、900ドルに向かう可能性もある。しかし、調整後は、来年初めまでに再び1,000ドルを回復し、金市場への大量の投資資金流入を促すのに十分なインフレの兆候や米ドルに対する懸念があれば、1,050ドルや1,100ドルに向け上昇するかもしれない(GFMSのクラプウィク会長)
●ドルの地合が弱いことから、中央銀行が外貨準備の運用を金に分散させる。金価格は2010年に1,110.00ドルを超える可能性がある。(カナダのコンサルティング会社ダンディーウェルス社・社長兼エコノミストのマーティン・マレンビールド氏)
●金価格は今後数ヵ月間、そして数年間は上昇基調が続く。年末までに1,200ドルに達する可能性がある(カナダの産金会社アイマゴールド社・コンウェイ社長兼CEO)
●原油価格が向こう6〜18ヵ月で100ドルまで上がるという話を聞く。これが現実となれば、長期でみた金と原油の相関関係を考えると、金価格は1,500〜1,600ドルまで上昇する可能性がある(南ア産金大手ゴールド・フィールズ社・ホランドCEO)
(HΔTI)

2009/9/17(木・モノレール開業記念日)
“グリシドール脂肪酸エステル”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“グリシドール脂肪酸エステル”。花王の大ヒット商品、トクホの食用油『エコナ』シリーズに多く含まれていることが判明して、同シリーズが当面販売自粛に。グリシドール脂肪酸エステルが分解して“グリシドール”という物質が発生するのだが、このグリシドールに発がん性があると一部で指摘されているそうだ。なお、花王では「安全性の問題はないが、消費者の不安を出来るだけ取り除く」(花王)ため、グリシドール脂肪酸エステルの含有率を減らし、来年2月をめどに販売を再開する方針。

 さて、建玉を清算しよう。今回は反動安を狙った金と銀の売り。東京金1枚売り8月限2,987円⇒2,948円(11日清算値)=39円×1,000倍×1枚=3万9,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万4,000円。東京銀1枚売り8月限493円⇒493円(11日清算値)=0円×5,000倍×1枚=0円−5,000円(手数料、消費税)=▲5,000円。2銘柄通算で2万9,000円のプラス。残高は105万5,000円。週明けの急変を警戒して週末に手仕舞ったが、14日まで粘れば急落で利が乗った…。次はシルバーウィークを挟むので一回休み。
(CAN)

2009/9/15(水・老人の日)
霜害懸念で利食の買い戻し出たあと売られる
●民主党を中心にした内閣が今日から発足する。その真価が明らかになるのは数年後。8月30日の国民の選択が正しかったかどうかは時間をおかないと判らない。サミットが開催される時に、多くの日本の首相は『隅の方でこそこそ』というイメージがあった。それでも、各国首脳が持ち上げる格好をしてくれたのは日本が経済的に豊かで、何か要求すれば、資金を出してくれるという期待があったからだ。また、日本も要求に応じて、文句をいわずに資金を拠出してきた。しかし、見返りのない援助は他の国からしたら考えられないことだ。また、貢献度をアピールしないと政治の国際舞台に出ることも出来ない。そもそも、援助資金は国民の血税から出ている。無駄な援助より国内経済を充実させて、景気を回復させて、消費に回せるおカネを増やすことが先決だ。
●前置きが長くなった。注目の米農務省レポートだが、2009年の米国穀物生産量はトウモロコシが129億5,400万bus、大豆が32億4,500万bus、ほぼ事前予想の範囲だったが、大豊作の範疇に入るため、両者とも大きく売られた。まだ、供給圧迫を織り込んだと判断するには時期尚早で、あと何回か底値を探る動きを見せよう。目先は、来週にかけて気温が下がり、作物に被害を与える恐れがあるとの見方が浮上したことから、利食の買い戻しが出やすい地合にあるが、実際に霜害がなければ、再び豊作を織り込む動きになりそうだ。
(月読)

2009/9/15(火)
電気自動車の登場でガソリン消費が減少する?
ニューヨーク原油相場が80ドルを超えるかどうか。更に100ドルへ上昇する状況を迎えるのか。新興国経済の高い成長率が続き、欧米日の経済が回復するに連れ、石油の需要は増えるはずだ。自動車ではハイブリッドカーが話題となっている。トヨタのプリウスやホンダのインサイトなど売れ行き好調で、それだけガソリン消費が減少するという論議はある。世界の年間自動車需要は大まかに見て6,000万台といわれるが、現段階ではハイブリッドカーの比率は2%にとどまっている。中国やインドのモータリゼーションの広がりが加速するとしても、まだハイブリッドカーの出番ではない。しかし、長期的には電気自動車(EV)が予想外に普及するかも知れないので、先行き、ガソリン消費が大幅に減少する可能性はある。6月に三菱自動車の新世代EV『アイミーブ』が発表され、8月に日産が『リーフ』を発表した。日産は2010年に神奈川県追浜工場で年間5万台の生産、2012年には米国のスマーナ工場で年間10万台の生産を計画している。カギを握るのは高性能電池の開発である。300キロの重量、1回の充電走行160キロメートルでは市販車としての決め手がない。画期的な電池が開発されると、EVの存在感は一気に高まり、世界のエネルギー需給を一変させる可能性もある。
(ぶれとん・うっず)

2009/9/11(金・公衆電話の日)
コーヒー価格の下支え要因
●ICO(国際コーヒー機関)は、先頃発表した8月の月例レポートで、2008〜09年度の世界コーヒー生産量推計を1億2,673万袋へ下方修正(前号推計1億2,729万袋)した一方、2008年の世界コーヒー消費量推計を1億3,000万袋へ上方修正した(同1億2,845万袋)。この結果、生産と消費を差し引いた需給バランスは327万袋の供給不足。
●ブラジル農業省が先週9日(現地時間)、コーヒー生産者支援策として、年内に3億レアルの資金を投入し、市場でコーヒーの現物を購入する方針を示した。3億レアルは、9日時点のレート(1ドル≒1.83レアル)で約1億6,400万ドル。この金額で、9日時点のニューヨークコーヒー価格(1ポンド≒123セント)にして約100万袋(1袋=60kg)を購入出来る計算になる。同省ではすでに今年、コーヒー生産者支援策としてプット・オプションをオークションで落札した生産者から300万袋のコーヒーを購入することになっており(オプション行使期限は11月13日)、これに次ぐ生産者支援策となる。
(HΔTI)

2009/9/10(木・カラーテレビ放送記念日)
“リマスター盤”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“リマスター盤”。過去の音源を最新の機械・技術でマスタリングし直したもののことだが、どうやら、ビートルズの発表した14作品のリマスター盤が世界同時発売されたことで、注目ワードにランクインした模様。ちなみに、日本では9日午前0時から一部店舗で発売を開始したそうで、東京・渋谷のタワーレコードには約150人が集まったというから驚きだ。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と銀の買い。東京金1枚買い8月限2,912円⇒2,990円(8日清算値)=78円×1,000倍×1枚=7万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=7万3,000円。東京銀1枚買い8月限460円⇒494円70銭(8日清算値)⇒34円70銭×5,000倍×1枚=17万3,500円−5,000円(手数料、消費税)=16万8,500円。2銘柄通算で24万1,500円のプラス。残高は102万1,500円。今度は反動安を狙って金と銀の売り。基準値は9日清算値。東京金1枚売り8月限2,987円。東京銀1枚売り8月限493円。
(CAN)

2009/9/9(水・救急の日)
ニューヨーク砂糖25セント乗せに再挑戦
●ニューヨーク砂糖期近はポンド当たり25セントを目指す勢いを見せたが、さすがに行き過ぎ感から大きく売られた。6月17日の安値14.70セントから9月1日の高値24.85セントまでの上げ幅は10.15セント。3分の1押しは21.50セント見当、半値押しは19.80セント見当。上げ幅が大きかった反動が出て大きく下げたが、20セント台を維持、この下げはあくまでも調整の域に過ぎない。
●原油高、金高など多くの国際商品が全面高を演じるなかで、砂糖が急落したのは、インドのサトウキビ生産地に雨が降ったことに加え、インド政府が公的な砂糖分配のために、精糖業者から生産高の20%の受け渡しを要求したためだ。従来は10%で、それだけ政府が精糖を吸い上げることで砂糖不足に対して手を打ってきたことが嫌気された。しかし、裏を返せば、それだけ政府は砂糖不足に対して神経質になっている証拠で、事態はかなり深刻と捉えるべきだろう。また、雨が降っても"遅過ぎた雨"という評価も出来、需給ひっ迫を緩和することは出来まい。
●現状では、天候が回復したとしても供給不足の状態に変わりはない。インドが減産となり、大量に砂糖を輸入することで、2009〜10年度の世界砂糖の供給不足に変化があるとは思えない。英国の砂糖商社ザーニコフは、最新の月報で、『2009〜10年度の世界砂糖供給不足は900万トンになる見通し』と発表した。そのうえで、価格による需要抑制が必要なことを強調した。ニューヨーク砂糖は利食い一巡後に再び25セント乗せにトライしよう。
(九頭龍)

2009/9/8(火)
市場の育成は急務
地球温暖化と人口増加は経済成長とも関係が深い。経済成長が高くなると、工場生産やエネルギー消費が増えて環境汚染、大気汚染が進む。人口増加で自然林が破壊され、砂漠化が進み、環境汚染を助長するという悪循環が始まる。市場メカニズムは、こうしたリスクのヘッジとコスト削減に貢献しており、これを支える投機マネー(リスクテイカー)があればこそ、市場が活性化する。市場の持つ機能はこれから更に高められ、期待も大きくなる。市場は何も経済だけの分野が必要としているのではない。すでに世界やひとつの国家にとって不可欠な存在であり、民意を反映する重要な"場所"となっている。現在の日本の市場が置かれている環境は最悪で、現場や市場のメリットを知らない管理側が規制を強化するなど、市場を育成する以前に縛りつけるという対応をしているため、日本の市場は欧米や南米はもとより、アジア市場にも大きく遅れをとっているのが現状である。市場を発展させるために何が必要なのか。短期の腰掛け管理スタッフが次から次ヘと変わるのでは、担当分野は育たない。特に商品先物市場が現在ほど重要視されている時代はないので、当局及び市場提供者、業者、投機家など関係者が一丸となって市場を育成しなければなるまい。
(ぶれとん・うっず)

2009/9/4(金・櫛の日)
依然として高品質コーヒーの品薄感根強い
 ニューヨークコーヒー市場の認証在庫(※後述するコロンビア・マイルドやアザー・マイルドが標準品・供用品)が2日、340万袋を割り込んだ(338万3,694袋)。これは2006年8月以来の低水準で、ピーク時(昨年10月24日)から27%減も減少。また、ICO(国際コーヒー機関)が発表したコーヒー輸出統計を見ると、ICO加盟国の種別のコーヒー輸出量は、高品質コーヒーとされるコロンビア・マイルドが7月単月で前年同月比26.4%減、2008年10月〜今年7月累計で前年同期比18.9%減。アザー・マイルドが同14.3%減・同2.2%減。こうしたデータから、高品質コーヒーの品薄感が根強いことが窺い知れる。高品質コーヒーの主要産地の一つはコロンビアを中心とした中米だが、3〜5月頃が最も出回りが盛んで、これからは端境期に当たる。つまり、今後、中米産の供給拡大は想定しにくく、引き続き高品質コーヒーの品薄感が根強く残りそうだ。
(HΔTI)

2009/9/3(木・ホームラン記念日)
“おわら風の盆”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“おわら風の盆”。富山県富山市八尾町で毎年9月1日から3日にかけて行なわれている富山県を代表する祭りのこと。越中おわら節の哀調ある旋律にのって、坂が多い町の道筋で踊り手たちは無言で洗練された踊りを披露、来訪者(3日間で約30万人近い)を魅了する。なお、この祭りに合わせ、80年前から民謡の歌詞が公募されていたが、今年限りで休止される。応募数がピーク時の3分の1に減ったことや、質の低下が主因。ただ、実際の踊り流しで歌い継がれてきた作品もあるだけに、再開を望む声も上がっているそう。

 さて、9月も手持ち78万円と仮定してスタート。まずは金と銀の買い。基準値は本日3日清算値。東京金1枚買い8月限2,912円。東京銀1枚買い8月限460円。
(CAN)

2009/9/2(水・靴の日、牛乳の日)
経済の不安定を嫌気して穀物下落したが・・・
●シカゴ大豆期近は、現地時間1日、前日比86セント安の10.14ドルで大引けた。トウモロコシ期近も同14セント安の3.1225ドルでこの日の取引を終えるなど、穀物は全面安ムードになった。特に大豆の下落が目立ったが、主要通貨に対するドル高、CRB指数下落、株安がファンド売りを誘ったことに加え、世界経済をけん引してきた中国で株価が急落、先行きに不安が出てきたことだ。特に、中国は大豆を積極的に輸入してきたことを勘案すると、今後、大豆買い付けに慎重になるとの見方が出来るだけに、大きく売られて当然といえる。
●9月に入り大豆生産地帯の天候は順調だ。早霜のリスクはあるが、全般に気温は高めで目下、霜害になるような天候にはない。FCストーン社が予想した2009年の米国の大豆単収は42.6bus(米農務省8月予想41.7bus)、生産量32億6,600万bus(堂31億9,900万bus)で、大豊作ムードが出てきたことも大豆の急落につながっている。目下のところ、オイルワールド誌によると、南米の2009〜10年度の大豆生産量はブラジルが6,200万トン、アルゼンチンが5,200万トンと大幅に増える見通しで、天候が順調なら大豆の需給緩和が促進する。そう見ると、シカゴ大豆期近が10ドル台以上を維持し続けるのは困難に見えるが、中国と天候次第で流れが変わるのも穀物相場の怖いところだ。
(月読)

2009/9/1(火)
民主新政権は難問を抱えている
ニューヨークダウは米経済の回復に対する期待感が先行して上昇し、その反動で急落、上海総合指数の下落など世界的な株安場面を迎えた。中国の継続的な成長が難しいとの見方が原油など資源需要の減退懸念に結びついて資源株などの下落となり、株価全体の下降となった。昨年のサブプライムローンショックによる後遺症が影響している事も無視できず、企業業績が本復するには時間がかかりそうだとの見方が根強い。ただ、日本の自動車や家電企業は立ち直りが予想外に速い。米国や中国の影響を受けている割に、4〜6月決算は予想を大きく上回って好調だ。パナソニック、東芝、シャープは市場予想を大幅に増額修正した。機械関連企業の調子が良いのは、中国における建機需要増などを反映しているからだ。悲観的な観測に傾きがちな日本の経済アナリストの習性は修正されるべきではないかと思える。それでも、冷え込んだ景気、膨張する国の借金が重圧となり、4〜6月の景気を大盤振るまいで無理矢理プラスにした麻生政権の置き土産に関する『危なさは時限爆弾のようなもの』との分析は当たっていると思われ、足下の失業率改善や福祉の改善と経済成長率の回復など、短中長期の政策を一度に求められる民主党新政権にとって達成困難な課題は多い。圧倒的な勝利となっただけに、期待感は大きく、それだけ負担は厳しい。
(ぶれとん・うっず)

2009/8/27(木・寅さんの日)
“肉球”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“肉球”。肉球は犬や猫の足裏にある盛り上がった無毛部分のこと。グッズが出たり、某サイトで肉球コンテスト(肉球の映った写真のコンテスト)が開催されたりと、とりあえずちょっとしたブームになっているようで、注目ワード上位に浮上した模様。ちなみに、肉球は人間にとって靴のような、足裏を保護する大事な組織。内圧がかかって膨らんでいる(体の内側から外側に圧力がかかっている)ので、怪我をして肉球が裂けても縫合するのは極めて困難だそう。

 さて、建玉を清算しよう。8月ラストは金と銀の売り。東京金1枚売り6月限2,878円⇒2,843円(24日安値)=35円×1,000倍×1枚=3万5,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万円。東京銀1枚売り6月限428円90銭⇒419円(24日安値)=9円90銭×5,000倍×1枚=4万9,500円−5,000円(手数料、消費税)=4万4,500円。2銘柄通算で7万4,500円のプラス。最終残高は95万8,500円。辛うじてプラスだが、一時は100万円超えたことを思うと…。今回は1回休んで、次回から9月の取引をいつもの手持ち78万円でスタート。
(CAN)

2009/8/26(水)
市場の人気は強い
●東京ゴムの8月限納会は197円20銭と前日比1円80銭高で幕を閉じた。前月の納会値177円50銭を約20円上回ったが、受け渡しは164枚と前月の460枚を300枚近く下回った。今月も大手商社のM社が現受け、同社の4月限から8月限までの現受けは連続5ヵ月で800枚弱に達した。
 トン数にしてざっと4,000トンになるが、これが、9、10月限に還流される予定だ。しかも、供用期限切れ接近玉というから、期近への圧迫、サヤ滑りは避けられない。
 もっとも、26日の東京ゴムはこれも"どこ吹く風"で、9月限が一段高、他限月も全般に買われている。『ファンド筋が1月限から2月限に乗り換えたあたりから大手商社は売り攻勢に出るのではないか…』(事情通)としており、もう一段水準を切り上げたあたりが高値のピークになるものと思われる。
 ファンドが1月限から2月限に乗り換えるのを待ってから売り上がりたいところ。
(ばぁどまん)

2009/8/26(水・レインボーブリッジの日)
高値揉合からいつ上放れるかに注目
●ニューヨーク砂糖期近は、利食売りにポンド当たり21.22セントまで下げたが、安値では押目買いが入り22セントを挟んでの揉合を演じている。ニューヨーク砂糖期近の7月8日の安値が16.75セント、8月12日の高値は23.33セント。半値押しが20.03セント、3分の1押しが21.14セントで、ほぼ3分の1戻りを達成して下げ止まった格好だ。取組が大きく増え、RSI(相対力指数)が高値警戒圏の70ポイントを大きく上回る90ポイントに接近する状態で利食売りが出て当然で、『山高ければ谷深し』を地で行く展開になってもおかしくないのだが、20セント台をキープする地合の強さを見せている。
●粗糖相場を押し上げているのはインドの不作だが、同国政府が国家備蓄用の小麦とコメを放出しなければならない事態に見舞われており、今後も生産量が下方修正される公算が大きい。砂糖が20セントを上回る大相場となったのは、世界の砂糖需給が2年連続で供給不足になる見通しにあるからだが、500万トン以上の砂糖を輸出したインドが輸入国に転じ、アジアを中心に生産が落ち込む中で、世界一の輸出国ブラジルが天候不安に見舞われ、市場が期待していたほど生産が伸びず、需給ひっ迫感を緩和することが困難になってきたからだ。このような状況下で、米国とメキシコが砂糖を輸入するとの見方が出ており、新規に売りにくい状況にある。今後の天候次第では、更に生産が減少する可能性が高いなかで、需要は順調に増えており、実需は押目買いのスタンスになっているようだ。高値揉合からいつ上放れるか注目したい。
(九頭龍)

2009/8/25(火)
メキシコの自動車産業が地盤沈下
メキシコが自動車輸出を最大の輸出品目として外貨を稼いでいるという事実は余り知られていない。年間生産台数200万台のうち160万台を輸出しているが、米国の景気悪化の影響をモロに受けて2009年上半期の自動車輸出台数はマイナス42.1%と落ち込んだ。自動車輸出の90%は米国向けであるからだ。生産現場を見ると、主要40社の状態は、品質管理や労働者の安全などがないがしろにされているため、回復は難しいとの専門家の指摘があり、他の製造業にしても輸出を拡大することが困難であると推測される。メキシコ政府は7月から新車買い替え補助制度を導入し、新車買い替えには1万5,000ペソ(約11万円)が補助されるが、国内販売の活性化を図ることで、この苦境を乗り切れるかどうか疑問の声が上がっている。北米貿易協定(NAFTA)は米国を軸とし、メキシコとカナダを含め自動車産業が占める比率が高いだけに、同協定自体が北米経済の回復の足カセになる恐れを指摘する向きがある。発展している時は協定がプラス効果を発揮するが、逆に落ち込む時は重石になる危険性があるからだ。米国の自動車産業が回復するにつれ、メキシコとカナダの自動車産業も持ち直すことが出来るかどうか注目される。
(ぶれとん・うっず)

2009/8/21(金・噴水の日)
高品質コーヒーの品薄感強い
 依然としてコロンビアや中米産の高品質コーヒーの品薄感が強い。例えば、ニューヨークコーヒー市場の認証在庫を見ると、8月19日時点で344万5,611袋と、年初(1月2日440万6,908袋)から22%減、ピーク時(昨年10月24日463万7,328袋)から26%減と大幅に減少。また、ICO(国際コーヒー機関)が発表するICO加盟国のコーヒー輸出統計からも高品質コーヒーの輸出減少が見て取れる。具体的に、ICOの統計では、『加盟国合計』、『国別』の輸出量のほかに、『種別』として、@コロンビア・マイルド、Aアザーマイルド、Bブラジリアン・ナチュラル、Cロブスタ…の輸出量を発表している。@はコロンビア、タンザニア、ケニア3ヵ国の水洗式アラビカを、Aは@以外の主に中米産の水洗式アラビカを指し、ニューヨークコーヒー市場の標準品・供用品はこの@、Aに該当(コロンビアは格上)、Bのブラジリアン・ナチュラルやCのロブスタよりも品質が良いコーヒーとされる(特に@は高級とされる)。その種別の輸出量を見ると、昨年10月〜今年6月累計で、@は前年同期比18.4%減、Aは同2.3%減、B同14.3%増、Cは同5.4%増。このことからも、高品質コーヒーの品薄感が窺える。コロンビアのフェルナンデス農相は20日、コーヒー不足によって過去数ヵ月間にわたり遅れが生じていた同国のコーヒー輸出が正常化したと明らかにしたが、同国の民間のコーヒー在庫は、現在、合計約70万袋とされ、過去の平均在庫(300万〜350万袋)を大幅に下回っている状態。『端境期の受け渡し義務を果たすには十分な水準』としているものの、低在庫であることは否定出来ず、品薄感は払拭されていない。このことがニューヨークコーヒー価格の下支えの一因になるものと思われる。
(HΔTI)

2009/8/20(木・蚊の日)
“毛髪鑑定”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“毛髪鑑定”。某薬物事件でここ最近、度々登場している。気になったのは、本当に毛髪で薬物使用歴が判るのかということ。専門家によれば、覚醒剤等薬物が毛髪中に取り込まれるメカニズムの詳細については、まだ解明されていない点もあるが、人体に摂取され、血液の循環によって運ばれた薬物の一部は、毛根の毛細血管を通じて毛髪中に取り込まれ、毛髪の成長に伴って移動して行くと考えられているそうだ。また、毛髪には、数ヵ月以上の長期にわたる薬物の使用履歴が残されるので、毛髪中の薬物の有無を検査することで、対象者の覚せい剤使用歴をある程度知ることが出来るのだそう。

 さて、建玉を清算しよう。今回は粗糖とゴムの買い。様子を見ようと思ったら週明けに急落、損切りに。東京粗糖1枚買い9月限4万6,870円⇒4万5,430円(17日終値)=1,440円×50倍×1枚=7万2,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲7万7,000円。東京ゴムRSS3号1枚買い1月限209円⇒195円60銭(17日清算値)=12円50銭×5,000倍×1枚=6万2,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲6万7,500円。2銘柄通算で14万4,500円のマイナス…。残高は88万4,000円。8月ラストは金と銀の売り。26日の納会までにどうなるか。基準値は20日清算値。東京金1枚売り6月限2,878円。東京銀1枚売り6月限428円90銭。
(CAN)

2009/8/19(水・俳句の日、バイクの日)
大豆10ドル割り込み、砂糖はまだ上値を追う
●シカゴ大豆8月限は14日に前日比87.25セント安の11ドルで納会オチ、当限に回った9月限週明け17日に同36.50セント安の9.88ドルまで下落、一気に10ドルを割り込んだ。18日は下げ過ぎ感から一時に10ドル台を回復したが、引けでは大台を維持出来なかった。ここにきて調査会社の産地の実地調査が活発に行なわれているが、生育の遅延は目立つものの全般に着サヤ数は平年より多い模様で、このままだと米国の大豆生産量は米農務省が8月予想で示した31億9,900万busを上回る公算が大きい。もっとも、ここまで大きく下げたのは、8月限が納会を迎えるタイミングで株価と原油価格が下落、整理商いを誘う展開になったからだ。目先の関心は、相場が下がって、中国など消費国がどう動いてくるかだが、天候に関しては生育そのものが遅れているため、収穫期の降霜懸念が浮上しており、天候リスクを完全に払拭することが出来ず、ここから一気に9ドルを割り込むような場面は想像しにくい。
●シカゴ大豆が大きく値を崩すなかで、基調の強さが際立つのがニューヨーク砂糖だ。期近は20セントを超えて、13日には23.33セントまで上昇した。行き過ぎ感から利食売りが出てくるが、この高値でも新規に仕掛けようとする向きは少ない。供給不足を埋める役割を担わされているブラジルは北東部が乾燥、中南部で湿潤気味な天候が続き、市場が期待しているような生産量が確保出来るかどうか難しい状況にある。8月10日に英国の調査会社LMCが予測した世界砂糖需給によると、2008〜09年度は950万トン、2009〜10年度は630万トンの供給不足で、わずか2年間で1,580万トンもの在庫を取り崩す必要が出てきた。まだ、インド、ブラジルともに天候が回復していないだけに、ニューヨーク砂糖はまだ上値余地があると判断して良さそうだ。
(月読)

2009/8/18(火)…総選挙公示日
中国のウィグル自治区は資源の宝庫
中国政府がチベットよりウィグル自治区に政治的な重要性でこだわる理由は"資源"の二文字であるようだ。同自治区の資源は石油・天然ガス、石炭があり、鉱物資源埋蔵量で際立ち、中国の行政区別では四川省に次いで第2位である。鉱物138種のうち、5種の埋蔵量はトップ。25種が5位以内、40種がトップ10に入っており、銅は中国最大の鉱床が発見されている。これまで中国最大であった黒龍江省の大慶油田の産出量がピークを過ぎた事で、ウィグル自治区の油田の重要性が一段と高まっているのが現実である。同自治区はカザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタン、インドの6ヵ国と国境を接しており、他国からの影響が無視出来ない。原油のパイプラインがカザフスタンを経由してカスピ海へと工事が続けられているなどエネルギーを通じてロシア、中央アジア、インドとの関係を強化することが可能な要衝の地となっている。何としても独立は阻止しなければならないという中国政府の事情がある。21世紀はエネルギーを巡る世界的な動きが活発になるため、エネルギー戦略が世界の覇権を左右する重要なポイントとなり、ウィグル自治区は中国のエネルギー戦略に不可欠であるわけだ。ロシアも世界の天然ガスを牛耳っているほか、アジアの石油供給網に欠かせない国となっているように、一段とエネルギー争奪戦が激化し、アジア情勢が緊張する可能性が高くなってきた。
(ぶれとん・うっず)

2009/8/13(木・左利きの日)
“全米プロ”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“全米プロ”。正式名称は“全米プロゴルフ選手権”。ゴルフの世界4大メジャートーナメントの1つ。石川選手出場で、またもや注目ワードに急浮上した格好。今年の賞金総額は750万ドル(約7億1,000万円)、優勝賞金は135万ドル(約1億3,000万円)。ちなみに、日本人選手の過去最高位は1988年に中嶋常幸選手が記録した3位だそう。今年は日本人選手は4名出場する。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と銀の買い。東京金1枚買い6月限2,958円⇒2,993円(10日清算値)=35円×1,000倍×1枚=3万5,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万円。東京銀1枚買い6月限448円10銭⇒456円90銭(10日清算値)=8円80銭×5,000倍×1枚=4万4,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万9,000円。2銘柄通算で6万9,000円のプラス。残高は102万8,500円。次は粗糖とゴムの買い。基準値は13日終値(清算値)。東京粗糖1枚買い9月限4万6,870円。東京ゴムRSS3号1枚買い1月限209円。
(CAN)

2009/8/12(水・航空安全の日)
ブラジルがインド減産分をカバー出来ない
●ニューヨーク砂糖期近が現地時間7日、あっけなく20セントの大台を突破、22セント台まで値を飛ばした。東京粗糖期先も追随高を演じ、4万5,000円を軽く突破した。その背景は世界的な異常気象によるものと判断して良いだろう。インドはモンスーンの到来遅れにより2年連続で不作、他のアジア諸国も増産が期待出来ない状況に置かれている。目下、砂糖をコンスタントに輸出が可能な生産国はブラジルだけといってよいが、このブラジルは7月に大雨に見舞われ、当初予想されていたように『大豊作になってインドの減産をカバーする』とのシナリオの実現はかなり困難になっている。
●シカゴ穀物は12日の米農務省レポートで天候相場のヤマを越えたと判断すると、供給面ではインド、ブラジルともに供給が減少する余地がある。英国の糖商ザーニコフは、2009〜10年度の期末在庫が2,000万トン前後まで減少すると予想しており、インドとブラジル次第では更に在庫が減少、供給不足感が高まることも想定しておくべきだろう。砂糖は、短期間で急上昇しただけに、その反動も大きそうだが、相場の流れに逆らうのは危険だ。
(月読)

2009/8/6(木・ハムの日)
“×××取締法”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“××取締法”。今週、突如、『麻薬取締法違反』、『覚せい剤取締法違反』のニュースが立て続けに飛び込んできたことで、薬物にも取締法の区分があることが判った。そこで、薬物関係でどういった取締法があるのか調べてみると、@覚せい剤(一般名メタンフェタミン、アンフェタミン及びその塩類並びにこれらを含有する物)⇒覚せい剤取締法、A大麻(乾燥大麻=マリファナ、大麻樹脂=ハシッシュ、液体大麻=ハシッシュオイル)⇒大麻取締法、Bコカイン、クラック、ヘロイン、阿片、MDMA・MDA、LSD、マジックマッシュルーム、向精神薬⇒麻薬及び向精神薬取締法、Cシンナー⇒毒物及び劇物取締法…に大別されるよう。なお、日本では昭和29年、敗戦で荒廃した社会に“ヒロポン”(メタンフェタミン)が大流行、現在、この時期は日本の“覚せい剤第一次乱用期”と位置付けられているそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。今回は銀とゴムの買い。東京銀1枚買い6月限407円90銭⇒433円80銭(4日清算値)=25円90銭×5,000倍×1枚=12万9,500円−5,000円(手数料、消費税)=12万4,500円。東京ゴムRSS3号1枚買い1月限184円70銭⇒196円70銭(4日清算値)=12円×5,000倍×1枚=6万円−5,000円=5万5,000円。2銘柄通算で17万9,500円のプラス。残高は95万9,500円。銀はもう少し粘ればまだまだ利が乗ったが…。次は金と銀の買い。基準値は6日清算値。東京金1枚買い6月限2,958円、東京銀1枚買い6月限448円10銭。
(CAN)

2009/8/5(水・タクシーの日)
ニューヨーク砂糖、20セント乗せ目前
●今日はタクシーの日。明治天皇が崩御された日でもある。タクシー、東京都内の一台当たりの売り上げは4万円を切り、1981年以来の低水準だとか。景気が悪いと酒場の売り上げも落ちる。タクシー運転手にとっては、酔っ払いが街にたむろするような環境になることが一番だろう。
●ニューヨーク砂糖期近が、現地時間8月4日19.46セントまで上昇、2006年2月以来の高値を示現した。高値目標は同年2月3日の19.73セント、もう手が届くところまでやってきている。12〜13セントのレンジで推移していたニューヨーク砂糖期近が20セント近くまで一気に買われたのは、2009〜10年度もインドのサトウキビ生産が不作となり、世界砂糖の供給不足が続く公算が強まっているからだ。インドは人口12億人を擁する国で、年々消費量も拡大している。サトウキビが豊作だと、輸出国になり、砂糖相場を圧迫するが、不作になると輸入国に転じてしまう。2009〜10年度は農作物に雨をもたらすモンスーンの到来が遅れて、2年連続の不作になることがほぼ決定したが、輸出国の軸となるブラジルは雨の影響を受けてサトウキビの収穫が遅れているほか、歩留まりも悪くなっているという。現在、安定して砂糖を輸出出来る国が少なくなっており、これが砂糖価格が急ピッチで上昇している要因といえよう。
(月読)

2009/8/4(火)
将来への不安は選挙で緩和されるか?
民主党と自民党のマニフェストが比較されている。両者とも景気対策を前面に出す政策は見られず、子育てや生活支援、福祉が政策の骨子になっている。景気の悪さに馴れているせいか、景気が良くなり、雇用が増えて賃金が上昇すれば税収が増えるという考え方が受け入れられにくい世の中の風潮になっている。政治意識はこれまでになく高まっているので、投票率も高くなるはずだが、景気という2文字を見ると、他人事に見えてしまうので、国民に対するアピール度は低いと考えるのか、それとも有効な政策が考えにくいのか。目の前にあるのが失業と年金、教育費を払えない家庭が増えているという問題であり、それを解消すると約束することで得票を伸ばそうとする各党の考え方が表れている。いずれにしても、改善するべき課題は多い。かつて満期55歳をキャッチフレーズに国民年金加入を促進した政府が、いつのまにか65歳からの給付となり、いま70歳へ延長する案が考えられている。60歳定年の時には年金を満額給付された過去の時代は去り、年金については不安な要素ばかり目立つ。"100年安心"とはなかなかのキャッチフレーズだが、いまや絵に描いた餅となった。将来に対する不安は現在の生活をも脅かす。果たして総選挙で何かが変わり始めるのだろうか。失業、廃業、が相次ぐ当業界の人達にとっても将来への不安は募るばかりである。
(ぶれとん・うっず)

2009/7/30(木・プロレス記念日)
“成人年齢”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“成人年齢”。日本は現在、成人年齢が20歳。それが今後、18歳に引き下げられる可能性があるわけだが、他国の現状はどうか。アメリカは州ごとに制定しているそう。また、ネパールやキルギスタンの16歳、プエルトリコの14歳と低年齢の国も。ただ、多くの国では18歳が主流だそう。イギリスやドイツはもともと21歳だったが、3歳引き下げて、現在は18歳となっている。

 さて、建玉を清算しよう。7月ラストは金と白金の売り。とはいえ、何だか不穏な感じがしたので、怖くて早々に手仕舞った。結果的に早めに損切り出来たのは不幸中の幸い。東京金1枚売り6月限2,902円⇒2,898円(24日清算値)=4円×1,000倍×1枚=4,000円−5,000円(手数料、消費税)=▲1,000円。東京白金1枚売り6月限3,577円⇒3,582円(24日清算値)=5円×500倍×1枚=2,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲7,500円。2銘柄通算で8,500円のマイナス。7月の残高は113万3,200円。手持ち78万円から35万3,200円のプラスに。8月も手持ち78万円から早速スタート。まずは銀とゴムの買い。基準値は7月30日清算値。東京銀1枚買い6月限407円90銭。東京ゴムRSS3号1枚買い1月限184円70銭。
(CAN)

2009/7/29(水・アマチュア無線の日)
盛り上がらない天候相場、上値は限定的
●現在、米国ではトウモロコシの受粉期が真っ盛り。本来なら、天候相場のハイライトで、米中西部の天候に一喜一憂する時期なのだが、気温は平年を下回るなど、受粉に好都合な天候が続き、全般に作柄も良好と伝えられている。産地からの情報を総合すると、単収は米農務省7月予想153.4busを上回ることはほぼ確実で、155〜156busの単収を確保するとの見方が多い。一方、大豆もトウモロコシの豊作機運を映して、単収が7月予想の42.6busから上方修正するとの見方もあるが、積算気温が例年に低めなのと、日照不足から42busをキープするのが精々との見方もある。昨年も7月末にかけて米中西部は好天が続いたが、結果的に大豆の単収は40busを割り込んでおり、その再現があるとの見方もある。
●しかし、大豆の単収が40busを割り込むとの極端な見方は少ない。旧穀(2008〜09年度)の需給はひっ迫していることは間違いないが、期末の8月31日まで1ヵ月余りだが、消費国はもう少し我慢すれば、価格の安い新穀を入手出来るとして買い見送る姿勢を見せている。中国では、大豆油在庫が過剰気味になり、大豆圧搾を控えており、消費も停滞気味だ。米中西部の天候に注意する必要はあろうが、頼みの中国が大豆を輸入しないとなると、シカゴ大豆の上値は抑えられて当然だろう。シカゴ大豆、トウモロコシ売られ過ぎ感からショートカバーが出やすい状況にあるが、新たな強材料が出てこない限り、積極的に買いにくい環境になってきた。
(月読)

2009/7/28(火)
中国が金を買い進む
中国の外貨準備高が6月末に2兆ドルを突破した。1兆ドルを突破したのが2006年の2月だから、3年半で2倍になったことになる。外貨準備高の70%前後をドル資産で運用しているといわれる。中国人民銀行が金準備高を積み上げている。2001〜2002年には年間100トンの金準備高増加となり600トンとなった。今年4月24日にいきなり454トンの金保有高増加を明らかにした。これでフランスに次いで世界第6位の金保有国となったわけだ。中国の人民元国際化とドル離れは無関係ではないようだ。中国政府幹部は、『米国がドル札を増刷している状況下で経済法則に基づいて"金"がよりよい選択となる』と発言しているように、今後も信頼の出来る金を中国やロシアなど新興大国が積み増しする可能性が高まるだろう。いわば、基軸通貨としてのドルの信頼感が薄れるなか、"国籍の無い国際通貨"としての金が見なおされていることを示す。長期的な金の上昇トレンドを示唆している。
(ぶれとん・うっず)

2009/07/27(月)
週間足で3段上げ道中
●東京ゴム先限は6月24日の150円50銭から上放れ、27日には188円40銭と190円寸前まで上昇した。株高、原油高の背景に世界景気回復ムードがあり、一方で円安による輸入コスト上昇もゴム相場を突き上げている。強気ファンド筋の買いに勢いが増しており、当業者の売りも上値押さえになっていない。
 シンガポール、上海市場も『タイ、インドネシア、マレーシア3ヵ国の天然ゴム生産国の輸入削減が効果を出し始めた』と受け止めて、東京より一歩先に反発、先高ムードにある。東京先限の週間足を見ると、一段上げが昨年12月5日の99円80銭から1月5日の156円30銭まで上げ幅56円50銭、2段上げは3月3日の127円80銭から4月13日の179円70銭まで上げ幅51円90銭、3段上げは6月24日の150円50銭から開始、今回も、これまでの50円アップと計算すれば200円がらみがターゲットになる。
 もっとも、人気の強弱を現す相対力指数は27日現在で74ポイント前後まで上昇しており、ここより高値は買い玉利食と見ることが出来る。
(ばぁどまん)

2009/7/24(金・劇画の日)
ブラジル政府がコーヒーを購入
 先日、ブラジル政府が、コーヒー生産者支援策の一つとして実施するとしたオプション・プログラムのオークション(競売)が先頃、終了した。そもそも、このオプション・プログラムがどういうものか。生産者は政府から“オプション(権利)”をオークションで購入する。その権利とは、『生産者が政府にコーヒーを“決められた価格”で売ることが出来る権利』のこと。言い換えると、『政府が生産者からオプション・プログラムに基づいてコーヒーを買い取る場合、一定の価格を保証する』のだ。
 オークションは2回行われ、それぞれ100万袋分のオプション、200万袋分のオプションが完売。オプションをオークションで購入出来た生産者は、今後、2009〜10年度産新穀を政府に売却する場合(※オプションを行使する場合の期限は11月13日まで)、1袋(60kg)当たり303.50〜314.40レアルの価格が保証されるそうだ。
 ちなみに、『60kg当たり 303.50〜314.40レアル』を『1ポンド当たりの米セント建て価格』に換算すると、為替を1ドル=1.9レアルとして、『121.01〜125.36セント』。これに、ニューヨークコーヒー価格とブラジルのコーヒー価格の格差“約20セント”を加味すると、『オプションを行使して生産者が政府にコーヒーを売却する場合、ニューヨークコーヒー価格に換算して約141〜145セントの価格が保証される』ということになる。現在のニューヨークコーヒー期近120セント前後と比べると、現状ではブラジル政府に売却した方が明らかに得といえる。生産者がこのプログラムをフル活用すれば、300万袋が市中に出回ることなく政府在庫としてストックされる。裏を返せば、それだけブラジルからの供給(輸出)余力が低下するということで、コーヒー価格の下支え要因となる。なお、オークション終了後、ブラジル農業省が今回の300万袋以外にコーヒーを追加購入することを検討しているとの報が伝えられている。
(HΔTI)

2009/7/23(木・米騒動の日)
“すったて”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“すったて”。『人名?物?それとも何かの動作??』と全く判らなかったが、埼玉県川島町の農家に代々受け継がれてきた料理のことだそう。すり鉢で胡麻と味噌と合わせ、更に採ってきたばかりの大葉、胡瓜、茗荷などの夏野菜を合わせていっしょにすり、最後に冷たい井戸水を入れて良く混ぜ、これを付け汁としてうどんを食べる。栄養価が高く、さっぱりしていて、夏にはぴったりの料理だ。

 さて、建玉を清算しよう。今回はトウモロコシと一般大豆の売り。東京トウモロコシ1枚売り7月限1万8,800円⇒1万8,440円(22日終値)=360円×50倍×1枚=1万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=1万3,000円。東京一般大豆1枚売り6月限3万8,500円⇒3万9,430円(21日終値)=930円×10倍×1枚=9,300円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万4,300円。2銘柄通算で1,300円のマイナス。倍率が低い分、どうにか…。残高は114万1,700円。7月最後は金と白金の売り。基準値は23日清算値。東京金1枚売り6月限2,902円。東京白金1枚売り6月限3,577円。
(CAN)

2009/7/22(水・下駄の日・皆既日食)
投票日までの為替の動きに注目
●今日は日本で46年ぶりに皆既日食が見られる日だ。幻想の6分間、天体ショーが見られることになっているが、梅雨明けしたはずの東京では雨が降っていて、おこぼれはいただけそうにない。今世紀最長の皆既日食が見られる鹿児島県トカラ列島には世界中から天文ファンが訪れているが、生憎の曇り模様。46年ぶりの天体ショーを見られる地域は限られそう。
●日食の前日の7月21日、麻生内閣が総辞職した。選挙は8月30日。今は夏休み期間中だが、経済と政治には夏休みはない。世論調査や下馬評では自民党のボロ負け。小泉政権後、首相が安倍、福田、麻生と3人も交代したが、この間、選挙は一度も行われなかった。選挙をしたら負ける、このような思いから解散を先送りしてきたわけだが、この逃げ腰が2010年の選挙大敗につながる確率を高めている。しかし、次の政権の主軸になるといわれている民主党はどうか。政権を取る気があるなら、国民を納得させる経済政策を示して欲しい。現在、日本の富が縮小しているのは、政治が安定せず、ハッキリした経済政策が打ち出されないため、アジアにおける日本の地位が弱くなってくる。選挙まで40日間。自民党と民主党が出す公約が為替相場に影響を与える公算が大きい。
(月読)

2009/7/21(火)
BRICsパワー侮れず
BRICs(新興大国=ブラジル、ロシア、インド、中国)が6月に初の首脳会議をロシアのエカテリンブルク(ロシア第5位の都市、エリツィンの出身地、マヨネーズ消費量で世界一=ギネスブック)で開いた。テーマは世界経済回復への施策や国際金融システム改革、食糧・エネルギー安全保障などとされていたが、対先進国との交渉力、対抗力の強化が主眼であったようだ。4ヵ国の外貨準備高合計は2兆8,000億ドルであり、米国債の海外発行で最大の保有国が中国で、次いでロシアと続く。ドルが基軸通貨として信頼が置けるかどうかとの議論は、こうした外貨準備高の膨張、あるいはBRICs各国の政府系ファンドが米国に巨額な投資を行っているという事情が背景にある。新興国と途上国が世界全体に占める外貨準備高は2004年に40%であったが、2009年には60%を超えている。中国は米国債ばかりでなく、IMF債の最大の引き受け国となっているように、BRICsのバーゲニングパワーは予想外に大きくなっている。とくに新興国が資源をカネの力で消費し続けると、世界の資源はひっ迫し、世界的な混乱を招く恐れがある。長期間にわたり、商品市況が上昇し続ける可能性は極めて高い。
(ぶれとん・うっず)

2009/7/17(金・東京の日)
インドの金消費低調にモンスーンが影響!?
 インドのボンベイ・ブリオン協会によると、同国の金輸入量は6月単月が11.6トンで前年同月比52%減、1〜6月累計は62.4トンで前年同期比55%減。依然として金輸入低調・実需の不振を裏付ける内容となったが、市場では、下半期も需要低迷が続く可能性が浮上しているという。一因として、同国の金地金商やアナリストらが挙げているのが、『モンスーンの到来遅れや降雨低調』。というのも、同国金需要の60〜70%は農業に依存する地方が占めており、降雨不足は農産物減産⇒所得減少につながり、結果、金需要にも影響すると考えられるためだ。なお、モンスーン絡みの見通しとして、@モルガン・スタンレーは今年の同国農業生産の伸びが1.5%〜2%にとどまる見通しとし、モンスーン入り前の3%から下方修正、Aインド商工会議所は同国の2009会計年度(2009年4月〜2010年3月)農産物生産を前年比3.8%減と予測、農業関連産業では原料作物の供給減少が危ぶまれるほか、その他産業も農業所得低下が地方の消費を圧迫することが懸念されるとの見方を示した、Bインド気象庁はモンスーンの降雨は長期平均比93%と予想…が示されている。
(HΔTI)

2009/7/16(木・駅弁記念日)
“ターンベリー”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“ターンベリー”。今日16日から開催される第138回全英オープンゴルフの会場が、イギリス・北西部のターンベリーにある、ザ・ウェスティン ターンベリーリゾート エイルサ・チャンピオンシップコース(7,204ヤード、パー70)。石川選手が日本人史上最年少の17歳で初出場とあって、一気に注目度が上がったようだ。ちなみに、賞金総額は860万ドル、優勝賞金は約150万ドルだそう。日本人の歴代最高位は1982年・倉元昌弘選手の4位。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と白金の売り。東京金1枚売り6月限2,745円⇒2,706円(13日清算値)=39円×1,000倍×1枚=3万9,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万4,000円。東京白金1枚売り6月限3,308円⇒3,254円(13日清算値)=54円×500倍×1枚=2万7,000円−5,000円(手数料、消費税)=2万2,000円。2銘柄通算で5万6,000円のプラス。ギリギリ。残高は114万3,000円。今回は…穀物にトライ。トウモロコシと一般大豆の売り。基準値は16日終値。東京トウモロコシ1枚売り7月限1万8,800円。東京一般大豆1枚売り6月限3万8,500円。
(CAN)

2009/7/15(水・ファミコンの日)
皆既日食の起こる年は政変が起きやすい
●7月22日は皆既日食が日本で見られる日だ。古代中国で、皆既日食の起こる日は政変が起こるとされ、日本の朝廷は『日食博士』にいつ日食が起こるか調べさせ、その日は『政治(まつりごと)』を行なわない慣わしがあった。裏を返せば、日食のある年は政変が起こりやすいというわけだ。東京都議会選挙が終わって自民党が歴史的大惨敗になり、衆議院を解散して民意を問うことになったが、日本はまたもや政治的な空白を作り出すことになった。世界が景気回復に躍起になっているなかでの政治空白は、日本経済の立ち直りを遅らせるだけでなく、アジアでの政治的な地位低下をも意味する。22日の皆既月食を見学に世界中の天文学者が集まってくるが、それよりもなによりも世界中からおカネが集まってきて、日本の景気が良くなり、個人所得が向上することが何よりなのだが、衆議院選挙後も政治的混乱が続くのは必至で、日本国民の一員として不安を覚えずにはいられない。政治と経済の安定、これが株式や商品市場につながることを思うとなおさらだ。
(月読)

2009/7/14(火)
ホンダハイブリッドカー
ホンダが5月にハイブリッドカーでトップを取るとトヨタはプリウスを値下げして対抗、再びトップに返り咲いた。ホンダもトヨタ同様、すでにハイブリッドカーを2006年に発売し、1万7,000台を売って一時生産を休止していたが、今年から再開した。5人乗り5ドアで特徴はエコロジカル・ドライブ・アシスト・システムである。これは、エンジンやエアコンの燃費優先運転、減速時の回生充電増幅機能、低燃費コーチングシステム、オート・アイドリング・ストップ機能など、低燃費と環境を考えている。同システムはアコード・ハイブリッドやシビック・ハイブリッドにも搭載されている。ホンダのコンセプトはトヨタとかなり異なる。走る楽しさが基本にあるので、スピード感やドライブ感覚がシャープである。実際に他社との比較車種の印象では、フィットが切れ味シャープに対し、ビッツはステアリングの遊びが多く、シャープさに欠ける。全般にバランスが良いのがマーチである。平均点ではマーチがトップかも知れない。加速時の噴き上がりの良さはホンダが上である。昔はカローラ対サニーの対決であったが、やはり、日本は小型車の完成度が高いので、小型車の性能で、そのメーカーの命運が左右されそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2009/7/9(木・ジェットコースターの日)
“ほおずき市”
“某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“ほおずき市”。今年は9日〜10日まで開催。約200の屋台が軒を連ねそうだ。なお、ほおずき市が開かれる両日は、“四万六千日(しまんろくせんにち)”と呼ばれ、この日にお参りすると4万6000日(126年)分の御利益があると昔からいわれているそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と銀の売り。東京金1枚売り6月限2,930円⇒2,794円(8日清算値)=136円×1,000倍×1枚=13万6,000円−5,000円(手数料、消費税)=13万1,000円。東京銀1枚売り6月限426円90銭⇒391円70銭(8日清算値)=35円20銭×5,000倍×1枚=17万6,000円−5,000円(手数料、消費税)=17万1,000円。2銘柄通算で30万7,000円のプラス。残高は108万7,000円。次は金と白金の売り。基準値は9日清算値。東京金1枚売り6月限2,745円、東京白金1枚売り6月限3,308円。
(CAN)

2009/7/8(水・質屋の日)
10日の需給予想に注目
●国際商品が全面安に見舞われている。シカゴトウモロコシ期近は6月2日の高値4.50ドルから7日の安値3.35ドルまで1.15ドル、25.6%強の下げを演じた。この背景は、全般に需要不振を続けるなか、2009年の米国のトウモロコシ作付面積が予想外の増反となり、株安・原油安が逆風となり、天候も順調に推移しているからだ。米農務省は6月の需給予想で、米国のトウモロコシ単収を4月の155.4busから153.4busに下方修正したが、10日の需給予想では、単収と生産量が上方修正される可能性が高くなってきた。6月の需給予想時に、『新穀の需給がタイトになる』との見方はここにきて、見事に覆された。トウモロコシは受粉が始まったが、目下、大きな問題はなく、天候リスクプレミアムを剥がす動きが出ている。外部環境次第ではシカゴトウモロコシ期近の3ドル割れがあっておかしくない状況といえる。目先のポイントは10日の米農務省需給予想。作付面積報告と6月1日現在全米在庫をベースに発表されるが、一番気になるのは、トウモロコシの単収を米農務省がどう見積もるかだ。
(月読)

2009/7/7(火)
ダウ平均からGMが消えた
ニューヨークダウ工業株30種平均株価の構成は常に銘柄の入れ替わりが激しい。昨年9月22日にはAIGを外してクラフト・フーズを採用。今年6月8日にはGMとシティグループを外し、代わりにネットワーク機器のシスコシステムズと保険大手トラベラーズを採用した。GMを外すにあたり、躊躇したようだ。GMは20世紀のアメリカ経済の象徴であり、自動車産業のトップ企業であったからだ。これで、ダウから自動車メーカーが完全に消えた。通称『ダウ平均』は1896年5月26日に、構成銘柄12銘柄、平均株価40ドル94セントでスタートした。1916年に20銘柄、1928年に30銘柄となり、時代の流れに応じて銘柄を入れ替えながら現在に至っている。現在(6月8日)の銘柄はアルコア、アメリカン・エクスプレス、ボーイング、バンク・オブ・アメリカ、キャタピラー、シスコシステムズ、シェブロン、デュポン、ウォルト・ディズニー、GE、ホームデポ、ヒューレット・パッカード、IBM、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガンピース、クラフト・フーズ、コカ・コーラ、マクドナルド、スリーエム、メルク、マイクロソフト、ファイザー、プロクター・アンド・ギャンブル、AT&T、トラベラーズ、ユナイテッド・テクノロジーズ、ベライゾン・コミュニケーションズ、ウォルマート・ストアーズ、エクソンモービル
(ぶれとん・うっず)

2009/7/3(金・ソフトクリームの日)
インドやトルコの金輸入が低調
 インド、トルコの金消費が依然、低迷している。インドのボンベイ・ブリオン協会のフンディア会長によると、同国の6月の金輸入量は8〜10トンで、前年同月の24トンを大幅に下回る見通し。また、インドの今年上半期の金輸入量は約59.8トンと、前年同期の139トンを57%下回る見通しだそうだ。また、トルコのイスタンブール金取引所が毎月初めに発表している統計によると、同国の6月の金輸入量は4.3トンで、前年同月比81.4%減。また、1〜6月累計では4.4トンで、前年同期比94.2%減。こういった統計から、両国の金需要の低迷が窺える。前出のフンディア会長によると、金価格高騰の影響で、『買い手よりも売り手が多い』とのこと。欧米ではサマーバカンス入りで今後、実需の手当が控えられるが、そこにインド、トルコでの需要低迷も加わって、金価格の足取りを重くする要因になることも懸念される。
(HΔTI)

2009/7/2(木・たわしの日)
“皆既日食”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“皆既日食”。ニュースなどでも度々取り上げられているようだが、7月22日の日食発生接近に伴って、注目ワードとして急浮上した模様。当日は、日本全国で部分日食は観測出来るそうだが、皆既日食として観察出来るのは、奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部など“皆既日食帯”と呼ばれる細長くのびた地域・海域内のみ。人が暮らす島で最も皆既日食の観測時間が長いのは、鹿児島県トカラ列島・十島村の悪石島で6分25秒。当日は島の人口の3倍を超える約240人が訪れる予定だそう。ちなみに、次の日本で見られる日食は2012年5月12日。九州地方の一部、四国地方の一部、近畿地方南部、中部地方南部、関東地方の大部分、東北地方南部で金環日食を観察することが出来るそうだ。

 さて、今月も手持ち78万円でスタート。まずは金と銀の売り。反動安を見込んでみる。基準値は本日の清算値。東京金1枚売り6月限2,930円。東京銀1枚売り6月限426円90銭。
(CAN)

2009/7/1(水・童謡の日
トウモロコシの作付が増えた
●注目の米農務省2009年作付報告は、トウモロコシが8,703万5,000エーカーで、意向面積8,498万6,000エーカーを204万9,000エーカー上回る予想外の数字になった。作付ペースは遅かったが、5月以降、天候の良かったコーンベルト西部で作付が進んだ。トウモロコシの単収の高い州は、大豆に比べて経済効率の良いトウモロコシを作付しようという農家が多く、現地筋の「トウモロコシの作付面積は減少しない」との話通りになった。
●大豆の作付面積7,748万3,000エーカーで、意向面積の7,602万4,000エーカーを145万9,000エーカー上回ったものの、市場予想平均の7,812万1,000エーカーを63万8,000エーカー下回った。シカゴトウモロコシ期近は作付面積のまさかの上方修正と産地の好天を手掛かりに一時3.30ドル台に売られた。200万エーカーの増反は収穫率92.5%、7月の米農務省予想単収153.4busで2億8,400万busの増反で、天候が回復すると更に生産量は増える計算だ。大豆に比べて決め手がない分だけ、弱材料には敏感にならざるを得まい。
(月読)

2009/6/30(火)
ロシアの自動車生産が急増する
米ゼネラル・モーターズのドイツ子会社オペルは、ロシア国営銀行ズベルバンクとカナダ自動車部品大手マグナ・インターナショナルの企業連合が買収することになった。ロシア政府の意向を反映した買収であり、ただ同然で欧州の伝統的な自動車会社を取得出来るうえ、ロシア自動車産業振興のキッカケにするという政策と思える。これまで、GMや現代自動車などがロシアメーカーと合弁、委託生産の事業を実現してきた。トヨタ、日産もロシアへの工場進出を決めている。ロシアの乗用車販売台数は2008年に293万台と10年間で3倍に増えている。日本勢のうち、三菱、スズキはロシア進出を延期しているが、計画は実行される可能性が高い。ロシア市場は中国、インド、ブラジルに遅れをとったが、政府主導による産業育成が急テンポで進んでいるので、世界の自動車生産拠点として急速に台頭する可能性が高い。自動車生産・販売の増加は原油、白金、ゴムの強材料となるだけにロシアから目を離せない。
(ぶれとん・うっず)

2009/6/26(金・雷記念日)
ブラジルの2009〜10年度コーヒー需給見通し
 先週は米農務省が発表した2009〜10年度の世界コーヒー需給見通しの概要に触れたが、今回は世界最大のコーヒー供給国であるブラジルの2009〜10年度需給見通しに着目したい。
 供給の内訳は、期初在庫が601万1,000袋(前年度比116.1%増)、生産量が4,350万袋(同15.5%減)で、総供給量は4,952万1,000袋(同8.7%減)。一方、需要の内訳は、輸出量が2,810万袋(同7.2%減)、国内消費量が1,847万袋(同3.30%増)で、総需要量は4,657万袋(同3.4%減)。その結果、期末在庫量は294万1,000袋(同51.1%減)、在庫率(=期末在庫量÷総需要量×100)は6.3%になる計算だ。なお、在庫率6.3%は、同省が統計記録を開始した1960〜61年度以降で、2007〜08年度に記録した過去最低の在庫率6.2%に次ぐ低水準。
(HΔTI)

2009/6/25(木・住宅デー)
“万寿果”
  “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“万寿果”。読み方は“パパイア”。クイズ番組で出題されたらしく、注目ワードの上位に浮上した模様。ちなみに、“万寿果”以外に読みにくい果物の漢字としては、“甘蕉”(バナナ)、“檬果”(マンゴー)、“鳳梨”(パイナップル)…など。

 さて、建玉を清算しよう。今回は6月ラストで、トウモロコシと一般大豆の買い。19日に反発したのでそのまま続伸するかと思いきや、週明け22日に一転急落したので手仕舞。東京トウモロコシ1枚買い7月限2万2,100円⇒2万1,630円(22日終値)=470円×50倍×1枚=2万3,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲2万8,500円。東京一般大豆1枚買い6月限4万4,320円⇒4万3,100円(22日終値)=1,220円×10倍×1枚=1万2,200円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万7,200円。2銘柄通算で4万0,700円のマイナス。残高120万9,300円で6月は終了。7月は2日終値(清算値)からスタート予定。
(CAN)

2009/6/24(水・UFOの日
大豆の作付面積は増えるのか?
●今週の国際商品市況は軒並み下落した。原因は株安と原油安、上げ過ぎ感も手伝って、シカゴ穀物は大豆、トウモロコシとも大幅安を演じた。また、米農務省が発表する30日の作付面積と四半期在庫発表を前にした手仕舞売りも下げ幅を拡大した。市場が注目しているのが2009年の米国産穀物の作付面積。インフォーマが予想した作付面積は大豆が7,886万9,000エーカーで、作付意向面積284万エーカー上回った。一方、トウモロコシは8,311万1,000エーカーで作付意向面積を187万エーカー下回った。同社がトウモロコシの作付面積が減少するとした理由は、春先の低温多雨で作付作業が遅れ、大豆にシフトしたということだが、果してどうか。昨年も春先の低温多雨でトウモロコシの作付作業が遅れた経緯があったが、最終的な単収はトウモロコシが153.9busだったのに対して、大豆は39.6busと40busの大台を割り込んだ。農家は今年も昨年の二の舞を演じるかもしれないという恐れを持っており、経営的なことを考慮すると、高単収を確保できない大豆にそう簡単にシフトするかどうかは疑問だ。6月1日現在全米在庫のポイントは、この時点で大豆在庫がどれだけあるか。予想外に少ないようだと大豆の需給ひっ迫感が強まる可能性がある。7月からは本格的な天候相場、米中西部の天候次第では相場のブレが大きくなろう。
(月読)

2009/6/23(火)
都心のハチミツ製造プロジェクト
東穀取でハチミツを作るプロジェクトが発足した。銀座のビルの屋上でミツバチを飼い、ハチミツを作って銀座のハチミツをブランド化した。これに習ったのかどうか、穀取の屋上にハチの巣箱を用意して同じことをやろうというプロジェクトである。ところで、世界中でミツバチが失踪するという事件が相次ぎ、その原因がわかっていない。日本でも九州全体でハチがいなくなる現象が拡大し、養蜂家のいくつかが廃業に追い込まれている。ハチミツの製造が減少するだけでなく、果樹を中心とするミツバチを媒体とする受粉が出来なくなると深刻な事態を招く。欧州ではブルーベリーの収穫が絶望的になった地域があるようだ。日本でもハウス栽培を中心としてミツバチやチョウなどの昆虫を自然界の花粉交配の担い手としている農業に深刻な事態が起こりつつある。当面、影響するのがメロンとスイカ、イチゴといわれる。ミツバチの群れは1匹の女王蜂と数千〜数万匹の働き蜂で構成されている。これまでオーストラリアを中心に約1万5,000匹の女王蜂を輸入していたが、オーストラリアが日本の伝染病に関する条件を満たせないとして輸出を停止した。日本のミツバチ減少の要因は農薬説が有力だが、世界で起きているハチミツ失踪事件は未だに解明されていない。
(ぶれとん・うっず)

2009/6/19(金・ベースボール記念日)
世界の2009〜10年度コーヒー需給予測
 現地時間12日、米農務省が世界コーヒー需給統計を発表した。今回の発表では昨年12月に発表された2008〜09年度の需給統計が改定されたと同時に、2009〜10年度(2009年10月〜2010年9月)の需給予測が初めて示された。
 2009〜10年度の世界コーヒー需給見通しで、供給の内訳は、世界生産量合計が1億2,744万3,000袋(前年度比5.4%減)、期初在庫が4,006万3,000袋(同6.2%増)、輸入量が8,788万5,000袋(同1.9%減)で、総供給量が2億5,539万1,000袋(同2.6%減)。
 需要の内訳は、輸出量が9,903万9,000袋(同2.1%減)、国内消費量が1億2,105万9,000袋(同0.1%増)で、総需要量が2億2,009万8,000袋(同0.9%減)。
 以上の結果、総供給量と総需要量を差し引いた期末在庫量は3,529万3,000袋(同11.9%減)、在庫率(=期末在庫量÷総需要量×100)は16.0%になる見通し。これは、同省が統計記録を開始した1960〜61年度以降で過去最低の在庫率となる。
(HΔTI)

2009/6/18(木・考古学出発の日)
“太宰治”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“太宰治”。教科書でもお馴染の昭和を代表する小説家で、今年が生誕100年に当たる。しかも、明日19日が太宰の誕生日。ちなみに、誕生日の6月19日は、奇しくも入水自殺した太宰と愛人・山崎富栄、2人の遺体が発見された日でもあるそう(※自殺したのは6月13日)。

 さて、建玉を清算しよう。今回はガソリンと灯油の売り。修正安してくれて安堵。東京ガソリン1枚売り12月限5万2,820円⇒5万1,090円(16日清算値)=1,730円×50倍×1枚=8万6,500円−5,000円(手数料、消費税)=8万1,500円。東京灯油1枚売り12月限5万4,750円⇒5万2,710円(16日清算値)=2,040円×50倍×1枚=10万2,000円−5,000円=9万7,000円。2銘柄通算で17万8,500円のプラス。残高は125万円。今月ラストはトウモロコシと一般大豆の買い。基準値は16日終値。東京トウモロコシ1枚買い7月限2万2,100円、東京一般大豆1枚買い6月限4万4,320円。
(CAN)

2009/6/17(水・砂漠化および干ばつと闘う世界デー)
ミニバブル相場の反動を懸念する
●6月の国際商品は、原油や穀物を中心に大きく上昇した。しかし、原油高が出直りかけている世界経済に冷水を浴びせるとして、株価が下落、それにつれて原油などの国際商品も追随安を強いられた。最近の国際商品高の背景は、株価が落ち着きを取り戻すなかで原油価格が高騰、それに主要通貨に対するドル安が加わり、リスクマネーが入るようになってきたからだ。しかし、上昇ピッチが速すぎて、ミニバブル相場の反動を危惧する声も出ている点に注意が必要だ。
●シカゴ大豆期近は13ドルに接近して、一時的に12ドル台を割り込んだ。15日の下げは前日比50セント近くの下げを演じ、上げ過ぎの反動を見せた。穀物は現在、天候相場の佳境に入ろうとしている。トウモロコシは7月4日の独立記念日が分岐点で、その頃の天候が良ければ豊作になる可能性が高く、売られやすくなる。一方、大豆は7月後半からが天候相場のクライマックスだ。特に、大豆は米国産旧穀(2008〜09年度)の在庫率が3.6%と史上最低の水準にあり、繰越在庫も1億1,000万busにとどまる見通しで、仮に、米中西部の天候が悪化するようだと、在庫が払底する恐れもある。しかし、大豆の13ドル接近は外部環境好転によるプレミアムがついた価格で、もはや、天候不順による作柄悪化を織り込んだ価格との見方もある点に注意が必要だ。大豆のファンダメンタルズの厳しさを考慮すると下値は浅そうだが、新たな強材料が出てこないと新たな上値を示現するのも困難との見方も出来よう。
(月読)

2009/6/16(火)
ロシアが自動車生産国に仲間入り
ロシアの国営貯蓄銀行が出資している企業がドイツの自動車メーカー『オペル』を買収した。これは、ロシア政府が、外国企業の技術を借りて国内産業を立て直し、世界に出ようという長期戦略であり、すでに、トヨタ、日産、フォードの工場を誘致し、技術やノウハウの導入を図っている。中国が先行して、同様の政策を軌道に乗せ、自動車産業が急成長している。自動車の生産は3万点に及ぶ部品を必要とするため、幅広い産業技術の向上が求められるので、効率的な産業育成が可能となり、新興大国が先進国に急接近するために最適な産業である。ロシアの急成長が話題になるなか、中国、インドに続いてロシアも自動車生産国として無視できない存在になるのはいつ頃なのだろうか。産業はインフラが整わないと円滑に発展しないので、そのインフラ整備に時間がかかるだろう。ただ、国際分業による短期的な産業発展は可能なうえ、民族資本だけでなく、国際的な資本マーケットの拡大から、『○○国製の自動車』という概念が希薄になる時代が到来しているのではないか。日産自動車が合理化を進めたのはルノーが派遣したゴーン社長であり、エレクトロクスの世界でもソニーの代表は米国人である。新生銀行は米国資本であり、グローバリゼーションが加速するに連れ、一段と企業間の競争が激化することになるだろう。
(ぶれとん・うっず)

2009/6/12(金・雨漏り点検の日)
今年第3四半期のアルミ対日プレミアム
 大手商社等と海外アルミ製錬会社との間で進められていた今年第3四半期(7〜9月)の対日輸出プレミアム交渉がほぼ決着した。プレミアムはトン当たり74〜76ドル(運賃・保険料込)で、前期(57〜58ドル)比約30%高、前年同期(68〜70ドル)比約9%高。引き上げは1年ぶり。市場関係者によると、交渉は5月下旬から始まり、当初は、70ドル以下での早期決着も見込まれたが、@6月に入り、ロシアのアルミ大手ルサールが第3四半期の出荷を停止するとの報が伝わり、供給タイト感が強まった、A中国を中心に東アジアの需給が引き締まっている、B在庫調整が進み、国内主要港湾在庫が減少、C自動車産業が徐々に生産を戻しつつあり、今後、需要の回復が見込まれる…といった要因から交渉が長引き、結局、大幅に引き上げられる結果となったようだ。
(HΔTI)

2009/6/11(木・バザー記念日)
“プロジェクト ナタル”
“某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから今回は“プロジェクト ナタル”。米国で先頃、開催されたゲームの見本市“E3”で、マイクロソフト社が発表した、同社発売の既存ゲーム機“X box360”用の新しいゲームコントローラー。プレイステーションにしろ、Wiiにしろ、従来の家庭用ゲーム機はコントローラーを手にしてゲームを行う。しかし、このプロジェクト ナタルは手に持つコントローラーではなく、テレビなどモニター画面下側に装着させて使用。カメラ、マイクなどを搭載したプロジェクト ナタルに向かって体を動かしたり、声で指示を出したりしてゲームをするそうだ。 この“コントローラー要らず”という新しいゲーム構想に、映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏も大絶賛。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金の買い、銀の売り。東京金1枚買い4月限3,006円⇒3,016円(9日清算値)=10円×1,000倍×1枚=1万円−5,000円(手数料、消費税)=5,000円。東京銀1枚売り4月限473円70銭⇒470円70銭(9日清算値)=3円×5,000円×1枚=1万5,000円−5,000円(手数料、消費税)=1万円。2銘柄通算で1万5,000円のプラス。どうにかプラス…。残高は107万1,500円。
 今回は修正安狙いでガソリンと灯油の売り。基準値は11日清算値。東京ガソリン1枚売り12月限5万2,820円、東京灯油1枚売り12月限5万4,750円。
(CAN)

2009/6/10(水・路面電車の日)
穀物は天候リスクを織り込んだ高値水準にあるか!?
●シカゴ穀物は利食売りに反落する場面があったものの、強基調が継続、大豆期近は12ドル半ば、トウモロコシ期近も4ドル半ばで推移している。穀物が高値を継続している背景は、大豆を中心に需給がひっ迫しているなかで天候相場に入ったことに加え、株高・原油高・ドル安など外部環境が良好だからだ。まだ、不安感は残っているものの、米国を中心にした世界経済に底入れ感が出ているため、リスクマネーが商品市場に入りやすくなっている。商品の動きを総合したCRB指数は260ポイント台まで上昇、300ポイントに迫る勢いを見せていることも追い風だ。
●天候相場のクライマックスは、トウモロコシが7月後半の受粉期、大豆は8月半ばにかけて。作付作業が遅れただけに、その分を挽回できるような天候にならないと、単収が落ち込むことが十分に想定される。また、ここまで相場が高くなれば、すでに天候リスクを織り込んだ水準まで高くなったとの声もある。これまでの相場習性を見ると、受粉期や開花期の前に天井を打つケースが多く、何かのきっかけで反落することも想定しておく必要があろう。ただし、これまでの相場習性通りいくかどうかは読みにくい状況にあることも確か。天候や経済状況次第で想定外の高値を示現する可能性もある。
(月読)

2009/6/9(火)
解散総選挙まで苦吟を強いられる
麻生首相は総理大臣という椅子に未練があり、ぬるま湯から出られない状態と、ぬるま湯に浸かっていたいという独善的国民無視の態度を変えていない。イタリアで開かれるサミットに出たいという見栄、都議選の遊説も同じ。そのため、会期を延長し、解散総選挙は9月になりそうである。その間、国民はイライラを抱え、生活に追われている。弱者は更に苦境へ立たされ不満と怒りが爆発寸前の人達が増えている。どこかで逆転したいという希望的観測は儚い望みであろう。このまま放置しておけば、ゼロ金利、為替の円高、所得減少、失業増加、倒産加速と国民の痛みは極限に達するはずだ。毎朝を無事に迎えるという安心感を持てない人達が増えている一方で、役人や天下りはぬくぬくと暮らしている。産業に対しても不要な規制を強化しているため、商業、金融、市場関係企業の生き残りが厳しくなっている。解散総選挙で政治に変化を起こし、経済構造が変化しなければ危機は避けられない。
(ぶれとん・うっず)

2009/6/5(金・世界環境デー)
ブラジルの09〜10年度コーヒー需給予測
 米農務省は今月12日(現地時間)に世界コーヒー需給統計を発表予定。それに先立ち、目下、主要国駐在の米農務官からのレポートが随時、発表されている(※各農務官レポートを基に世界需給が取りまとめられる)。先週1日には、ブラジル駐在の米農務官レポートが公表された。
 レポートによると、2009〜10年度のブラジルのコーヒー生産量予測は4,350万袋。2008〜09年度の生産量を昨年12月発表の5,110万袋から5,145万袋に上方修正していることから、対前年度比で15.5%の減産になる見通し。
 また、同国内コーヒー需給については、2007〜08年度以降、3年度分の統計が示されているが、各年度の在庫率(=期末在庫量÷総需要量×100、総需要量=輸出量+国内消費量)は、裏作年度の2007〜08年度が6.2%(昨年12月発表時は2.7%)、表作年度の2008〜09年度が12.5%(同13.7%)、そして、裏作年度の2009〜10年度が6.3%。2008〜09年度に表作による豊作で回復した在庫率も、結局は2009〜10年度の裏作減産の影響で再度低下、過去最低(2007〜08年度の6.2%)水準に落ち込む見通しにある。
(HΔTI)

2009/6/4(木・虫歯予防デー)
“忍者居酒屋”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”の中から、今回は“DNA”や“足利事件”などのニュースワードが並ぶ中、何気なく紛れていた“忍者居酒屋”。どうやらテレビ番組で紹介されたらしく、注目ワードとして急上昇した模様。ネットで検索すると、六本木にある店舗の紹介が多数ヒット。忍者(の格好をした男性店員さん)、くの一(の格好をした女性店員さん)がお出迎えしてくれる居酒屋さんで、“忍術料理”なるものもあるそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と銀の買い。東京金1枚買い4月限2,951円⇒3,053円(3日清算値)=102円×1,000倍×1枚=10万2,000円−5,000円(手数料、消費税)=9万7,000円。東京銀1枚買い4月限455円70銭⇒492万60銭(3日清算値)=36円90銭×5,000倍×1枚=18万4,500円−5,000円(手数料、消費税)=17万9,500円。2銘柄通算で27万6,500円のプラスで、残高は105万6,500円。翌4日の高値まで粘ったら更にプラスだった…。
 今回は金の買い、銀の売り。基準値は4日清算値。東京金1枚買い4月限3,006円。東京銀1枚売り4月限473円70銭。
(CAN)

2009/6/3(水・ムーミンの日)
悲観的なシナリオになれミニバブル化した市場
●シカゴ大豆期近は、6月1日に12.27ドルまで上昇、リーマンショック後の高値を更新した。2日は利食売りに反落したものの12ドル台を維持、基調の強さを維持している。大豆が強調を維持しているのは、米国大豆旧穀の在庫払底懸念があること、米中西部の悪天候が続き新穀の作付遅れが顕著なことだ。これに加えて、原油価格が70ドルを目指す動きを見せ、非鉄など資源価格が高騰して、国際商品全面高ムードになっていることにも大きく支援されているのはいうまでもない。。
●また、マーケットのセンチメントが変わってきたことも大豆を含めた国際商品高につながっている。象徴的だったのは、GMが経営破たんし国有化されても、マーケットが混乱を見せなかったことだ。昨年、秋以降、『市場で何が起こるか』を警戒、しかも、悲観的なシナリオを描く向きが少なくなかった。そのうちに、マーケットは出てくるかどうか分からない亡霊(悲観的なシナリオ)になれてきたということだろう。ともかく、GMの経営破たん程度ではびくともしない体質が出来つつあるといえるが、注意したいのは経済が本格的に回復したとは判断し難いことだ。現在の国際商品はミニバブル化していると判断することが出来るだけに、油断は禁物だ。
(月読)

2009/6/2(火)
米国は最悪期を脱出しつつある
米GMはスーパー11条(米破産法=日本の会社更生法)申請を決め、実質的に破綻したが、ニューヨークダウ工業株30種平均は急上昇した。これは最大の懸念材料であったGM問題に決着がついたとの判断で、悪材料の消化が一巡し、米政府の経済政策により、米景気が回復する可能性が高いとの受け止め方である。米金融機関については国有化を避けたが、さすがにGMの与える影響は大きいと判断してか、再生を目指す新会社は95%の株を米政府が取得することになった。一部はカナダ政府が参加するといわれ、これでGM問題にケリがついた。日本が組んだ15兆円という大型補正予算は、米国の8,000億ドル、中国の4兆元に上る景気対策に並ぶ規模であるが、日本の政治家には緊張感がない。欧米では追い詰められている状態での巨額公的資金注入であるが、日本にはリスクに対する意識が希薄である。米国や欧州が行政のロスを削減しているのに対し、日本は特殊法人などへ無造作といって良いほど官僚の意のままに予算を計上している。これでは危機は乗り切れない。米国ではかなり深刻な事態に対する連邦職員の危機感は強い。しかし、日本の役人は依然として他人事でしかないようだ。国民の苦痛を緩和しようと必至なオバマ大統領に対し、麻生首相の姿勢にはまるで国民が視野に入っていないかのような危機意識の希薄さを感じるのはなぜか。
(ぶれとん・うっず)

2009/5/29(金・こんにゃくの日)
LMEアルミ在庫の増加続く
 LME(ロンドン金属取引所)のアルミ在庫の増加が依然として続いている。5月18日(以下、全て現地時間)に406万0,600トンと史上初の400万トン大台に乗せ、その後も漸増、5月27日時点で422万8,525トンと過去最多記録を更新した。この背景には、GM(ゼネラル・モーターズ)の破産法適用を視野に入れて換金売りが活発化していることがある。『GMが破産法適用となれば、自動車部品メーカー等の連鎖倒産につながり、需要も大きく落ち込むだろう。それを先取りして早めに手持ちの地金を現金化している』(市場関係者)ということだ。この在庫増加=需給緩和を映して、LMEアルミ価格は軟調に推移。こうなると、在庫増加に歯止めがかかるのがいつになるのかが気懸りだが、市場からは、『少なくとも今年第3四半期まで増加する見通し』(アルミニウム世界最大手、ロシアのUCルスアル=ユナイテッド・カンパニー・ルスアルの幹部)と悲観的な声も聞かれる。
(HΔTI)

2009/5/28(木・花火の日)
“心気症”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”の中から、今回は“心気症”。悪い病気にかかっていると思い込んでしまう心の病気のこと。体調不良で病院へ行き、異常は見つからなかった…にも関わらず、納得出来ずに病気に対する不安が募り、日常生活や仕事、学校などの社会活動に支障が出るようであれば、それは心気症と診断される可能性があるそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。今回はトウモロコシと大豆の買い。東京トウモロコシ1枚買い5月限2万2,760円⇒2万3,460円(5月27日後場2節)=700円×50倍×1枚=3万5,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万円。東京一般大豆1枚買い4月限4万2,290円⇒4万4,330円(5月27日後場2節)=2,040円×10枚×1枚=2万0,400円−5,000円(手数料、消費税)=1万5,400円。2銘柄通算で4万5,400円のプラス。残高89万3,400円で5月は終了。
 6月も手持ち78万円でスタート。5月28日の清算値基準で金と銀の買い。東京金1枚買い4月限2,951円、東京銀1枚買い4月限455円70銭。
(CAN)

2009/5/27(水・小松菜の日)
新穀を収穫する前に米国の大豆在庫が底を尽く
●シカゴ大豆期近の12ドル乗せが目前に迫ってきた。インフォーマから先週、2008〜09年度の米国の大豆期末在庫が7,700万busと米農務省5月予想1億3,000万busを下回ると見通しにあることを明らかにしたが、油実専門誌・オイルワールドは、26日の週報で、『米国は、今秋の新穀収穫よりも前に大豆供給が不足する恐れがある』と指摘した。その背景には、中国を中心にした海外からの需要とアルゼンチンなど南米の大減産がある。南米が減産になれば、消費国は米国産に依存しなければならないが、それを表わすように米国の大豆輸出は前年度14%も増加している。米国がいかに安定した供給国といえども、在庫が歴史的な低水準のなかでの輸出増加は新穀が収穫される前に深刻な品薄に見舞われる恐れもある。
●南米の大豆が大減産になった分、大豊作にならないと深刻な事態は解決出来ないのは明らかで、例年以上に米中西部の天候と作柄が気になる。今年は、米中西部東側を中心に雨気味の天候が続き、作付作業が昨年に続き遅れている。米農務省が発表した5月24日現在のトウモロコシの作付進展率は全米18州平均で82%と前年同週の86%をやや下回り、過去5年間平均の93%を下回り、大豆も全米平均が48%と前年同州の49%とほぼ同水準ながら過去5年間平均の65%を大きく下回った。州別ではアイオワが80%と好調な一方で、イリノイが12%、インディアナが25%と低く、これからの天候がパーフェクトに近く推移しないと新年度前半の大豆需給はかなり厳しくなりそうだ。大豆価格が高騰して、来年度は南米の大豆作付面積が急増する可能性は高いが、それらが出回るのは来年春以降で、それまでは米国産で供給を賄う必要があり、高原相場が長期化することを想定しておく必要があろう。
(月読)

2009/5/26(火)
中国の金保有高はまだ増えるか
中国が金準備高を増やしている。2003年(1929万オンス=600トン)比75.6%増の1,054トンに達し、世界第5位の水準であると発表した。金準備を増やすことはドル離れを意味するというのがアナリストの見方である。中国は米国債を投げ売りする事態を回避するために金準備高を増やしてきたとの解釈もあるようだ。中国としてはドル安、米国債の下落を懸念しているため、金の比率を高めているようだが、当初の600トンはかなり前から増やされていたとエコノミストは判断している。各国の公的保有金数量は申告によるものだけに、実際の保有金は謎といえよう。なかには米国の保有量を疑う向きもあり、今後、公的な金売却や購入に関するニュースをチェックする必要がある。少なくとも、世界一の外貨準備高に躍り出た中国が金準備比率を更に高めるようであれば、世界経済に対する影響力が一段と強くなるだろう。日本の765トンが果たして少ないのかどうか、世界的な経済危機を迎えて日本の公的な資産を維持するため、金保有高を増やす必要がありそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2009/5/22(金・ガールスカウトの日)
今年第1四半期の世界金需給
 現地時間20日、WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が今年第1四半期(1〜3月)の世界金需給推計を発表した。それによると、供給合計は1,144トン(対前年同期比34%増)、需要合計は1,028トン(同35%増)で、差し引き115トンの供給過剰(前年同期は90トンの供給過剰)。
 今回の統計で注目したいのが、需要分野。世界的な景気後退、主要な金消費国の通貨が対ドルで下落したことによる自国通貨建て金価格の高騰などを背景に、宝飾品用需要を中心に加工用需要は対前年同期比27%減。つけ加えると、中古スクラップ供給は対前年比で55%も急増、『主な金消費国では、国内宝飾品需要が減少したこともあって、スクラップ供給で十分に賄える状況にある』といったこれまでの市場の見方を裏付ける内容となった。
 しかし、その一方で投資需要が急増、小口投資(主に金口座)は対前年同期比804%増、金ETFを中心とした買いは同540%増という驚異的な増加率を記録した。このため、投資需要急増が加工用需要の減少分を完全に打ち消し、需要合計では対前年同期比でプラスになる結果となった。
 なお、国・地域別の投資需要を見ると、米国が対前年同期比216%増、CISを除く欧州地域が同615%増、うちスイスが同437%増、ドイツが同400%増…といった具合に、欧米で激増、金融危機を背景に金への分散投資が加速したことを示した。
(HΔTI)

2009/5/21(木・小学校開校の日)
“GENOウィルス”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、今回は“GENOウィルス”。新型インフルエンザに次いでまた何か新しい病原菌か?と思いきや、こちらは新種のインターネットウィルスのことだった。最初に感染が確認された通販サイト“GENO”に由来して、“GENOウィルス”との名称がついたそうだ。細かいことはインターネット上に多数、情報が掲載されているので割愛するとして、とりあえず、Windows UpdateやAdobe社のReaderやFlash Playerを最新にするといった対策を速やかに行っておくのが無難だそう。

 では、建玉を清算しよう。今回は金と銀の買い。東京金1枚買い4月限2,857円⇒2,885円(21日清算値)=28円×1,000倍×1枚=2万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=2万3,000円。東京銀1枚買い4月限425円50銭⇒435円50銭(21日清算値)=10円×5,000倍×1枚=5万円−5,000円(手数料、消費税)=4万5,000円。2銘柄通算で6万8,000円のプラス、残高は84万8,000円。次はトウモロコシと大豆を買ってみる。基準値は21日終値、東京トウモロコシ1枚買い5月限2万2,760円、東京一般大豆1枚買い4月限4万2,290円。
(CAN)

2009/5/20(水・ローマ字の日)
新型インフルエンザは狼狽売りと似たようなものだが…
●新型インフルエンザの世界の感染者が、20日午前1時現在で遂に1万人を超えた。日本は193人で、米国(5,469人)、メキシコ(3,646人)、カナダ(496人)に次ぐ第4の感染国になって入る。新型インフルエンザとは、誰も免疫を持っていないウィルスから引き起こされるもので、まだワクチンがないので感染しやすいのが特徴で、各国が警戒している。救いは今回の新型インフルエンザは弱毒性で、従来の治療薬(タミフル)で治療出来ることだ。しかし、新型インフルエンザ用ワクチンの量産は7月中旬になり、一般に流通するのがかなり遅れるため、個人的には感染拡大に歯止めがかかるかどうか不安だ。
●感染拡大の影響が出てきた。神戸祭りが中止になり、多くのスポーツイベントの開催も自粛されている。修学旅行の見直しもされ、企業は海外だけでなく関西への出張を自粛、個人的な旅行もキャンセルが相次いでいる。また、マスクも飛ぶように売れ、まだ感染者の出ていない地区までマスクの品切れが相次ぎ、倉庫の片隅に追いやられていた消毒薬が飛ぶように売れている。また、ネット上ではタミフルが高値で販売されており、まるで石油危機時のトイレットペーパー騒ぎを髣髴させるような騒ぎだ。相場の世界にも狼狽売りなどがあるが、いずれ反動で戻ることもある。しかし、新型インフルエンザ騒動は、ハッキリと目に見えて終息するまでは油断が出来ず、この影響が経済活動に悪影響を及ぼしかねない。
(月読)

2009/5/19(火)
民主党政権奪取なら民生活力出るか?
民主党党首選は鳩山氏が党首に選出された。世論支持が高かった岡田氏が敗退したことに対し、小沢色が濃い民主党であるとの批判が多い。テレビなどメディアが自民の選挙資金がらみの疑問に触れず、自民寄りと思えるような内容に靡いているのも一抹の危うさを感じる。そして、忘れてならないのは官僚中心の政策を許している自民党への批判の声(世論)が多いことだ。最近の道路建設に関わる特殊法人が幾つも増えているという事実のほか、地方交付金と官僚天下り、全国知事会の箱物建設費用負担を各県に配分しているなど、不要不急の資金がムダに使われることを放置している現政権の実情は無視出来ない。野党に政権移行すれば、政治に変化が出ると有権者が判断するはずだ。7月の都議選前後が最短、遅くとも9月に総選挙が行われる。衆院定数480議席、うち民主112議席と非力である。衆院における民主党の過去最高獲得議席は177であるので、今回の選挙結果として200議席を確保すれば大躍進だが、政権を奪取するにはまだ議席が不足する。全ての政策を確実にリードするためには、地すべり的な勝利を必要とする。現在の自民党政権下では財務省ほか各省庁の権限が強大であり、政治が関与する余地が乏しいのが現状。補正予算の内容を見ても大量に天下りできる構造へと改悪されている。営業体を中心とする企業への規制強化は官僚が中心としているが、『経済再建で民生活力を高めるとする民主党のほうが、柔軟な対応となるのでサービス業は前向きな営業展開が可能になる』(某経済評論家)との声に耳を傾けたい。
(ぶれとん・うっず)

2009/5/15(金・ヨーグルトの日)
米農務省コロンビア駐在農務官レポート
 米農務省では毎年6月と12月に『世界コーヒー需給統計』を発表している。なかでも6月の発表は新年度(今年の場合は2009〜10年度)の予測が初めて示されることから、毎年、市場関係者の注目を集めている。今年は現地時間6月12日に発表予定だが、それに先立ち、現在、各主要国に駐在する農務官からのレポートが発表され始めている(※この各農務官のレポートを基に世界需給が取りまとめられているのだ)。そのなかで、注目したいのが、先頃発表された、コロンビアのレポート。ポイントは、@2008〜09年度の同国コーヒー生産量を従来予測の1,225万袋から1,126万3,000袋へ8%下方修正(※激しい雨と2年にわたり約20万ヘクタールの農地修復=老木の植え替えが影響)、A同年度の期末在庫予測は82万4,000袋(従来予測97万袋)で、在庫率は6.7%、B2009〜10年度の生産量予測は1,220万袋、C同年度の期末在庫予測は804万袋で、在庫率は6.4%…など。つまり、2008〜09年度、2009〜10年度と在庫率が低下する見通しで、コロンビアのコーヒー需給ひっ迫感を裏付ける内容といえよう。
(HΔTI)

2009/5/14(木・温度計の日)
“辞任”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”だが、今週は民主党がらみで“辞任”という言葉が上位に。ついでに、“辞職”という言葉も合わせて検索されていた模様。議員さんの場合、議員職を辞めるのが“辞職”、今回の小沢さんのように役(任務)を辞めるのが“辞任”ということらしい。

 ゴールデンウィークの合間で7日に更新出来なかったので、今日から再開。まずは金と銀の買いで。基準値は14日清算値。東京金1枚買い4月限2,857円、東京銀1枚買い4月限425円50銭。これまで同様、手持ち78万円でスタート。
(CAN)

2009/5/13(水)
WトップとWボトムが目立つ
●ケイ線(先限日足)を見るとダブルトップあるいはダブルボトムの商品が目立つ。最初にWトップを形成したのは東京ゴムで、4月13日の179円70銭と5月7日の179円がそれだ。ただ、5月12日の165円を切っても160円を維持出来、しかも、円相場が95円をキープ出来れば、次の円安で輸入コストプッシュが材料になる。ニューヨーク原油が60ドル台に乗せて、夏場のドライブシーズンに向けて60ドルを固められると、ゴムも反転上昇、前述のWトップを抜くことになろう。まだ、天井は打っておらず、再上昇のエネルギーは残っている。
 次に東京一般大豆期先は4月16日の4万3,120円、5月7日の4万3,010円もWトップになっている。シカゴ大豆は強調だが、円高が買い気を後退させ、利食急ぎの手仕舞に反落している。ただ、米農務省の米国における2009〜10年度の大豆需給内容を見ると期末在庫は2億3,000万bus、農家平均手取り価格は8.45〜10.45ドルと推定、今年度の同9.85ドルから引き上げられている。東京市場は円高が一巡すると4万5,000円がターゲットになる。
 東京小豆先限は4月27日の8,510円、5月11日の8,510円でWボトム、東京金期先も4月20日の2,762円、4月28日の2,767円で、やはりWボトムをつけている。双方ともWボトムを割り込むと急落の危険があるものの、金は円高の一方でドル安が材料になる。2,900円の攻防後、下値を固めてから2,900円突破に向かう足取りだ。
 シカゴトウモロコシ期近が1月6日の4.29ドル、5月12日の4.23 1/4ドルでWトップを形成、新高値挑戦に手間取ると一時的に修正安へ突入。強弱の人気を表す相対力指数は70ポイントに接近しているので要注意。
(ばぁどまん)

2009/5/13(水・愛犬の日
旧穀の大豆需給ひっ迫が一段と進む
●米農務省は、現地時間12日、穀物の需給予想を発表、旧穀の大豆需給ひっ迫が深刻化していることを改めて認識させた。まず、2008〜09年度の米国の大豆需給予想だが、輸出向けが前月比3,000万bus、搾油向けが同500万bus上方修正された結果、期末在庫が1億3,000万busと同3,500万bus減少、在庫率は4.3%と2003〜04年度の4.4%と同水準まで落ち込む見通しだ。また、この日、初めて発表された2009〜10年度の需給予想は、生産量31億9,500万bus(前年度29億5,900万bus)、消費量31億0,700万bus(同30億4,600万bus)、期末在庫2億3,000万busの見通しで、前年度に比べ在庫が1億bus積み上がる見通しにあるが、在庫率は7.4%と依然低い水準にある。
●2009〜10年度の大豆生産量は単収42.6busを前提に策定されたものだが、これは2005年の43.0bus、2006年の42.9busに次ぐ史上3位の高単収を前提にしており、米中西部東側で降雨気味の天候が続いている状況では、果して32億bus近い生産量を確保出来るかどうか疑問だ。仮に、単収が40busにとどまると、生産量は30億busちょうどになる計算だが、これだと消費を賄うことが出来ない。本来、米国の大豆需給がひっ迫したケースでは、南米が増産してカバーしてきた経緯があったが、2008〜09年度はアルゼンチンを中心に大減産を強いられており、目先の需給ひっ迫が緩和する可能性は乏しい。2009〜10年度は、米国の大豆が豊作となったうえで、南米で作付面積が増え世界的な増産とならないと大豆の需給ひっ迫は解消しそうにない。
(月読)

2009/5/12(火)
無残な日本経済を市場活性化で乗り切れ!!
2009年度の補正予算は14兆円。一般会計予算の合計は102兆4,000億円にも上る。44兆1,000億円の赤字国債発行を決め、埋蔵金を財源に流用して国民の内部留保を食い潰し、やがて消費税引き上げを実施するはずだから、国民にツケが回ってくることは歴然としている。現在でも国民1人当たり(赤ちゃんから高齢者まで全人口)の借金負担は730万円を超す。箱物をつくり、新たに特殊法人を48も作り、基金を積み上げるという予算編成である。多くの国民は、この巧妙な官僚天下り組織の再編が良く見えない。2万6,000人の官僚天下りは4,700の法人に広がっている。その法人へ税金がT2兆6,000億円も流れている。倒産、首切り、ワークシェアによる賃金減少など、民間が苦しんでいる時に、公務員は合理化のリスクや減俸のリスク(ボーナスカット10%は除外する…民間ではボーナスゼロの企業はゴマンとある)がまるでない。そして、各産業に対する規制強化と高齢者や年金の扱いはいい加減である。年金支払いの事実が明らかになったものの、給付を受けていない人が46万人もいる。過去の支払いが社会保険事務所の職員による着服や記載漏れで年金給付を受けられない人がいる。『弱り目に祟り(たたり)目』とはこのことである。世界的な金融危機の影響と為替の変動や、政策の遅れなどにより、日本経済は危機に瀕している。  
市場経済の活性化や国際化が叫ばれ、ビッグバン政策も過去に実施されたが、とても英国のビッグバン政策には及びもつかない。むしろ、不自由になってしまった。国民金融資産1,400兆円は、このままだと、どんどん目減りしてしまうだろう。人材、技術という日本の誇る無形資産でさえ、確保、育成することが出来ない現状にある。少子高齢化が進み、産業が疲弊しているだけに、『おカネがおカネを稼ぐ』ことを考えるべきだ。まず、ゼロ金利の現在、市場を個人投資家が自由に活用出来る状態を速く整備しなければならない。日本の投資市場は個人投資家が主体である。その多くが市場のことを良く知らない。専門業者が投資教育と啓蒙を行わなければ、市場は育たない。日本の証券、商品、為替市場は個人投資・投機家の資金が受け皿になっていることを忘れてはなるまい。
(ぶれとん・うっず)

2009/5/1(金・スズランの日)
銀価格は上値余地大!?
 4月の新年度入りとともに、GFMS(ゴールドフィールズ・ミネラル・サービシズ)の『Gold Survey 2009』をはじめ、次々と貴金属市況関連の年報が発表されている。今後の主な予定は、5月13日(以下、全て現地時間)のGFMS『Silver Survey 2009』、18日のJM(ジョンソン・マッセイ)『Platinum 2009』など。
 さて、今回は、米商品調査会社のCPMグループが金に次いで発表した『Silver Yearbook 2009』の概要に触れてみたい。今年の銀需給に関しては、@総供給量は前年比1,990万オンス(≒619トン)増の8億2,310万オンス(≒2万5,601トン)、A投資需要量は同8,000万オンス(≒2,488トン)増の1億8,200万オンス(5,661トン)、B宝飾品や電子機器用などの総加工需要は同6,020万オンス(≒1,872トン)減の6億4,100万オンス(≒1万9,937トン)、C総加工需要のうち宝飾品用需要は同1,110万オンス(≒345トン)減の2億4,990万オンス(≒7,773トン)、D総加工需要のうち産業用需要は同4,660万オンス(≒1,449トン)減の3億8,370万オンス(≒1万1,934トン)…と予測。年末まで投資需要の好調は続く見通しで、投資需要の動向が銀価格を左右する最大の要因とした。そのうえで、今年の銀価格のレンジを10〜18ドルと予想。現在までのところ、ニューヨーク銀期近で年初来の最安値は1月14日の10.37ドル、年初来の最高値は2月20日の14.488ドル。現在の値位置12ドル台から予想レンジ下限まではざっと2ドル、同上限まではざっと6ドル。銀価格は上値余地大といえそうだ。
(HΔTI)

2009/4/30(木・図書館記念日)
“メキシコ”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は、新型インフルエンザ絡みで急上昇ワードの1つとなった“メキシコ”(正式国名は“メキシコ合衆国”)。新型インフルエンザの影響で“豚”のイメージが強いが、実際に現地の人々は鶏肉系の料理、もしくは魚介系の料理が主体だそう。また、主食は“トルティーヤ”というパンのようなもの。北部は小麦粉、中・南部はトウモロコシ粉を練って薄く延ばして焼いて作っている。主食だけあって、その価格暴騰は死活問題。昨年、トウモロコシ価格が暴騰した際、当然、トルティーヤの値段も暴騰、これに対し同国では数万人の抗議デモが起こった。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と白金の買い。すぐさま白金損切り、同時に金も手仕舞。東京金1枚買い2月限2,836円⇒2,851円(24日終値)=15円×1,000倍×1枚=1万5,000円−5,000円(手数料、消費税)=1万円。東京白金1枚買い2月限3,725円⇒3,693円(24日終値)=32円×500倍×1枚=1万6,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲2万1,000円。2銘柄通算で1万1,000円のマイナス。残高は84万3,500円。月初の78万円から辛うじて6万3,500円のプラス。
次回はゴールデンウィークをはさみ5月7日(木)終値からスタート。
(CAN)

2009/4/28(火)
ゴムも豚インフルエンザの圧迫
●東京ゴム先限は4月13日の179円70銭から4月23日の152円40銭まで、27円30銭下げた。今回の下げ幅は3月3日の127円80銭から4月13日の179円70銭までの上げ幅約52円の半値押し以上に相当する。目先的には20日の164円50銭と22日の161円90銭に窓が開いており、これを埋める反発があるのか、それとも、4月23日の152円40銭を下回り3月31日の149円50銭を切って145円見当まで下げるのか。目下のところ、豚インフルエンザの影響が国際商品全般の弱含みにつながっており、ゴムもこれに足を引っ張られるかもしれない。また、ゴールデンウィークを控えての手仕舞売りのリスクを考えると、目先的には頭重い展開が予想される。ただ、それでも、150円以下は行き過ぎと思われ、悪目は買い拾って見たい。
(ばぁどまん)

2009/4/28(火)
先物市場、チャンスがピンチになることも
日本の失われた10年といわれる土地と株の損失という膨大なダメージ。総額で1,200兆円になろうという損失は、不良債権の山を築いた。これが景気の長期低迷をもたらしたのだが、1990年代でも貿易黒字が続いていたことを考えると、生産システムは崩壊していなかったと判断出来る。しかし、28年振りに貿易赤字になった現在、金融システムに続いて生産システムまで危機に陥ったことを示している。経営者のヴィジョンが生きていた頃は生産の現場には活気があった。ところが、米国式に株主優先主義となってから、モノ作りの現場は大きく変化した。資本市場から資金調達を行うのは自然の姿であり、国際過剰流動性が高まるなかで大きなビジネスチャンスであった。しかし、昔から膨張を抑え、ユーザーの満足を最大テーマとする企業は業績が安定し、1人のクビ切りもなく発展を続けている。常に新技術を開発し、人材に先行投資をしてきた企業である。日本の財産といわれる。『ヒト、ワザ、カネ』(人材、技術、資金)を大切にしている企業は時代の変化に慌てずに前進しているということだ。そして、デリバティブといわれる金融工学をヘッジとして高度に利用した企業も健全として生き残っている。リスクヘッジのツールを高いレバレッジの投機商品として資金を集中化した個人投機家や企業は、その崩れで一気に資産を失うという結果を招いた。先物市場の利用は『両刃の剣』であることを知るべきであろう。
(ぶれとん・うっず)

2009/4/24(金・日本ダービー記念日)
コロンビアのコーヒー輸出停止懸念
 コロンビアや中米産のコーヒー減産、輸出量減少を背景に、足元の品薄感が強まっていることは、本誌で再三、述べてきた。そうしたなか、コロンビアについては更に供給不安が高まっている。これは、4月22日(現地時間)、コロンビアのトラック運転手がストライキに突入、コーヒー輸出が“減少”するどころか、“停止”する可能性が浮上したため。トラック運転手の要求は燃料価格の引き下げで、政府は21日、ガソリンとディーゼルの価格をガロン当たり17セント引き下げるとしたが、主要労組は値下げ幅が不十分だとして、ストライキに突入した格好だ。ASOEXPORT(コロンビアコーヒー輸出者協会)のロサノ会長は、スト入りしたことで、同国コーヒー輸出が1週間以内に停止ないし大幅に鈍化するとの見方を示している。こうなると、コロンビア産の代替品である中米産の引き合いが増加することが予想されるが、そもそも中米産も供給がタイトな状況にある。つまり、コロンビアの輸出減少、ストによる輸出停止懸念によって、コロンビアはじめ中米産の供給不安が市場で強く意識されるわけで、これはコーヒー相場にとってプラスに作用しよう。
(HΔTI)

2009/4/23(木・サン・ジョルディの日)
“草●●”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”。本日、某国民的アイドルグループで逮捕されてしまったメンバーの名前が一気に急上昇。グループ結成からCDデビューまでの下積みが長く、デビューしてもなかなか売れず、途中、メンバーが1人減って5人になり…と苦労に苦労を重ねて辿りついた(らしい)トップアイドルの地位。某メンバーが逮捕されてその地位が一時危ぶまれたものの何とか立ち直った…のに、またもやこんな事件とは…。

 さて、建玉を清算しよう…とはいったものの、前回、勝手ながら“休むも相場”で小休止。再開は金と白金の買い。基準値は23日終値、東京金1枚買2月限2,836円、東京白金1枚買い2月限3,725円。残高85万4,500円がどうなるか…。
(CAN)

2009/4/22(水・よい夫婦の日)
輸入国としての米国の地位が高まる
●シカゴ大豆期近は、20日に前日比30セント以上の下げを演じたが、21日は同20%の上昇を演じ、買い人気の強さを示した格好だ。20日の急落は17日に10.73ドルまで上昇、高値警戒感が出ているなかで、ニューヨークダウ急落、原油価格下落、ドル全面高のトリプルショックに見舞われたからだ。つまり、テクニカル面と外部環境の悪化が20日の大豆急落の要因だった。しかし、21日は20日の急落が何でもなかったかのように上昇、10.4275ドルまで買われた。その背景は、中国が18万トンの大豆を買い付けるなど、積極的な手当が続いていること、更に、アルゼンチンの大豆生産見通しが悪くなってきたことだ。世界的な油実専門誌オイルワールドは同国の大豆生産見通しを3,700万トン前後に下方修正、収穫期の天候次第では3,400万〜3,600万前後まで落ち込む可能性があるとしている。
●米農務省は2008〜09年度の中国の大豆輸入量を3,600万トンと予想したが、うち米国からは1,670万トン輸入し、前年度の1,372万6,000トンから297万4,000トン増加する見通しだ。中国の大豆輸入における米国大豆のシェアは2008〜09年度が46.4%で、2007〜08年度の36.3%に比べ10%強増える見通しだが、これは明らかにアルゼンチンの減産分を補うことを意図している。米国の旧穀大豆の在庫ひっ迫は深刻で、当限と新穀11月限とのサヤは21日現在107千とも開いており、『逆ザヤに売りなし』を地で行った格好だ。これで、作付に不安が台頭したら旧穀は宝物になる。
(月読)

2009/4/21(火)
21世紀型のブレトンウッズ体制を再考
基軸通貨はドルと決まっているが、超国家的準備通貨の提案が中国から出た。その概要は、『準備通貨を供給する国は国内の金融政策と国外での準備通貨の需要との間でジレンマに直面する。その弊害が出てきた現在の国際金融システムは改革が必要で、国際的準備通貨を創出するのが望ましい』というもので、中国人民銀行の周小川総裁が発表したため、"周論文"と呼ばれている。ドルの威信が低下し、昨年のような世界的な金融危機を招いたことへの反省と警告でもある。とくに、中国は米国債を保有する最大の国家となっただけに、ドル資産の危険性をまともに受ける立場にある。ドルを補完するのはSDR(IMFの特別引出権)であり、現在はバスケット方式で米ドル44%、ユーロ34%、英ポンド11%、円11%という組合せとなっている。しかし、元々通貨でないSDRではドルを補完するのは難しいとされ、SDRに替わる通貨の登場を待つという考え方は少なくない。ブレトンウッズ体制発足時に米国が提唱した『バンコール』は銀行を意味する英語のバンクとフランス語の金を組み合わせたもので、金で裏打ちされたドル体制としてスタートした経緯がある。対抗して英国が主張した『ユニタス』は現在のユーロと同じ発想であったといえよう。金と交換可能なドルの信頼性は高かったが、今後、その信頼性を失ったドルを補完する通貨はどうあるべきか。再び、金の価値が見直されるキッカケになりそうだが…。
(ぶれとん・うっず)

2009/4/17(金・恐竜の日)
ICOが世界コーヒー生産予測を下方修正
 ICO(国際コーヒー機関)が月例レポート3月号を発表。そのなかで、2008〜09年度の世界コーヒー生産量予測を従来予測から下方修正した。実は、ICOは、2008〜09年度の世界コーヒー生産量予測を昨年11月号の月例レポート(発表は12月中旬)から公表している。そのレポートごとに予測がどう変化していったかを見ると、昨年11月号:1億3,249万袋⇒昨年12月号:1億3,416万袋(前号比167万袋の上方修正)⇒今年1月号:1億3,339万袋(同77万袋の下方修正)⇒今年2月号:1億2,780万袋(同559万袋の下方修正)⇒今年3月号:1億2,700万袋(同80万袋の下方修正)。昨年12月号時点の予測から下方修正が続き、今回、1億2,700万袋という予測に至った。
 2008〜09年度の生産量予測自体は決して目新しい材料ではない。市場の関心はすでに2009〜10年度の需給に向いている。ただ、前述のように生産量予測が下方修正されたということは、『2009〜10年度の需給がよりタイト化する可能性がある』との見方につながるわけで、その点を頭の中に入れておきたい。
(HΔTI)

2009/4/16(木・チャップリンデー)
“アンドナンド”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”の中から、今回は何故か週後半、ずっと上位にあった“アンドナンド”。何のことから思ったら、ドーナツチェーン“ミスタードーナッツ”が展開している、『大人のミスド』をコンセプトにしたドーナッツ店のこと。現在、東京23区内に3店舗しかない(渋谷、汐留、神田神保町)。そういえば、以前、ライブ帰りに旧渋公近くの店に寄ったことがあったが、そこか…とふと思い出した。ちなみにドーナッツはすこぶる美味だった。

 さて、建玉を清算しよう。今回は久々に農産物で粗糖とトウモロコシの買い。粗糖に合わせてトウモロコシも一緒に決済したのでギリギリプラスに。東京粗糖1枚買い5月限3万4,570円⇒3万5,560円(13日終値)=990円×50倍×1枚=4万9,500円−5,000円(手数料、消費税)=4万4,500円。東京トウモロコシ1枚買い3月限2万2,040円⇒2万2,200円(13日終値)=160円×50倍×1枚=8,000円−5,000円(手数料、消費税)=3,000円。2銘柄通算で4万7,500円のプラス。残高は85万4,500円。
(CAN)

2009/4/8(水・ヘリコプターの日)
期近と新穀限月の逆ザヤは約97セント
●14日のシカゴ大豆期近は10.435ドルまで上昇した。特筆すべきは、新穀11月限と期近とのサヤが終値ベースで約97セントの逆ザヤになっていることだ。ちなみにシカゴトウモロコシ期近と新穀12月限は30.5セントの順ザヤで対照的な様相を見せている。
●大豆が大幅な逆ザヤになっているのは、2008〜09年度の在庫率が5.5%と危機的な水準にあることだ。新穀の生産動向が定まっていないため、農家は旧穀を売り手控えており、なかなか現物を売ってこない。また、消費国は金融危機の影響もあって買い手控えてきたが、頼みの南米が不作とあって、輸入先は必然的に依存せざるを得ない状況が形成されている。
●2009年の大豆供給にメドが立てば、新穀限月が下落、旧穀も追随安を演じてもおかしくないのだが、米中西部は低温多雨、なかには洪水に見舞われた地区もあり、逆ザヤ幅は縮小出来ない。天候回復が遅れれば、新穀限月が持ち上がってくることも十分に考えられる。という意味では、天候が大きくクローズアップされれば、期近の高値が維持されよう。
(月読)

2009/4/14(火
富豪が一夜にして貧乏になる時代
金融危機で世界の富豪が軒並み吹き飛んだ。資産として所有しているのは株、債券、不動産などで、いずれも大暴落しているため、巨万の富も急減するという現象が起きている。今回のサブプライムローンの破綻を契機に金融機関のトップが法外なボーナスを取得していたことが、表面化した。"泡銭(あぶくぜに)"を掴めば、たちまちのうちに消え去る危険性がある。一夜にして金持ちが貧乏になる世の中である。誰でも大金持ちになりたいという願望がある。豊かになりたいという気持ちがある。いかにして自分のやりたいことをやるための資金を作るかというのがカネを欲しがる第一の理由と思うが、いつの間にか、カネを増やすことが目的化して銭ゲバといわれる守銭奴になる。そうなると、いくら増えても満足しないのでエスカレートする。そして、最後はカネに使われることになる。2008年は世界中でバブルが弾けて大きな損失が発生した。そのツケを貧しい人が払うのでは社会が荒れてしまう。世界的に暴動が増えているのは貧富の差が一気に開いたことが一因となっている。貧富の差を埋めるのは至難のワザだが、景気が安定し、ゆとりを持って投資・投機を楽しめる社会が望まれる。
(ぶれとん・うっず)

2009/4/10(金・駅弁の日)
LMEアルミ在庫が再び増加…
 先週3日の本項で、『LMEアルミ在庫に頭打ち感!?』としたが、その矢先、翌営業日6日に急増、350万トン台に乗せてしまった。しかも、その後もジワジワと増加、8日時点での在庫量は355万1,175袋で、もちろんこれは過去最多記録。ニューヨークダウ工業株30種平均が8,000ドル台を回復するなど株価続伸を受けて景気底打ち期待感が強まっていることや銅価格の堅調が支援して、LMEアルミ3ヵ月物価格も1,500ドル台へと反発。その価格上昇で、逆に入庫が増えていると推察される。非鉄金属価格について、『中国の安定した需要に加え、最近の生産削減の動きからみて、昨年につけた安値が相場の底となる公算が大きい』(英ETF大手・ETFセキュリティーズのアナリスト、ニコラス・ブルック氏)など、底打ちしたとの見方は少なくない模様。かといって、アルミに関しては、これほどまでに在庫が積み上がり供給過剰感が強い以上、本格的な上昇を期待することは難しいだろう。まだまだ低迷相場を余儀なくされるのではないか。
(HΔTI)

2009/4/9(木・大仏の日)
“マスターズ”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”の中から、今回は“マスターズ”。連日、注目ワードの上位にランクインしていた。世界ゴルフ4大メジャートーナメント大会の1つだが、今年は、石川遼選手が主催者特別枠推薦で招待されたことで一層注目が集まったようだ。ちなみに、石川選手、17歳6ヵ月での出場で、歴代で2番目に若い出場選手とのこと。歴代最年少選手はトミー・ジェイコブスさんで、1952年の当時、アマチュア選手で、17歳1ヵ月だったそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金とゴムの買い。金は雲行きが怪しくなって損切り。東京金1枚買い2月限2,949円⇒2,902円(6日高値)=47円×1,000倍×1枚=4万7,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲5万2,000円。東京ゴム1枚買い158円10銭⇒174円90銭(7日高値)=16円80銭×5,000倍×1枚=8万4,000円−5,000円(手数料、消費税)=7万9,000円。2銘柄通算で2万7,000円のプラス。残高は80万7,000円。
 次は農産物にしてみる。粗糖とトウモロコシの買い。基準値は9日終値、東京粗糖1枚買い5月限3万4,570円、東京トウモロコシ1枚買い3月限2万2,040円。
(CAN)

2009/4/8(水)
中期的には200円目標
●東京ゴム先限が7日に174円90銭まで上昇した。翌8日は172円80銭まで買われたが、新値を取れずに急反落した。しかし、相場の流れは完全な上向きに変わっており、押目買いで対処すべきだ。つまり、修正安は絶好の買い場といえる。その理由は、@3月3日の安値から反発したが、日柄はまだ1ヵ月少々と若い、A市場は安値覚えが抜けないため、一般大衆の利食が早く、このような人気の時はなかなか天井を打たない、Bタイ産地はこれから本格的な減産期に突入、しかも、主要生産国が輸出を削減しているため、これから需給ひっ迫が表面化する、C過去、3月、4月、6月に天井を打つケースが目立っているが、今年は2006年、2008年と同様に"6月天井"の公算が大きい…などから、中期的な高値目標を昨年11月5日の208円80銭と見ておきたい。
 目先的には7日の東京先限174円90銭から10円以上、15円ほど下げたところで買ってみたい。
(ばぁどまん)

2009/4/8(水・タイヤの日・忠犬ハチ公の日)
需給予想でエタノール需要が上方修正されると面白い
●目先の注目材料は、現地時間9日に米農務省が発表する2008〜09年度の需給予想だ。以下はロイター通信が集計した期末在庫の事前予想だ(単位=100万bus)。
            トウモロコシ   大豆    小麦
・ 予想平均     1,717    167  696 
・ 予想最大値    1,765    185  727
・ 予想最小値    1,675    101  666
・ 同省3月予測   1,740    185  712
・ 前年度      1,624    205  306
 トウモロコシの期末在庫は3月予想を上回り、大豆は3月の1億8,500万busを更に下回る見通しだ。トウモロコシは需給がやや緩和するとの見方が出来ようが、問題はエタノール需要がどう評価されるか。ビルザック米農務長官はエタノールのガソリン混入率を現行の10%から12ないしは13%に引き上げる意向を表明しているが、米政府の代替燃料拡大政策を今回の予想でどう織り込むかが注目される。3月の需給予想ではエタノール向け需要が37億bus(2月予想=36億bus)に上方修正されたが、4月にエタノール拡大政策を映して上方修正されると、天候プレミアムを取り込む動きが出ているだけに面白そうだ。
(月読)

2009/4/7(火)
中国が北朝鮮制裁に賛成するか?
国連安保理のミサイル発射に関する北朝鮮制裁決議で中国が拒否権を発動せず、同意する姿勢を示しているとの見方(メキシコとコスタリカの国連大使の話)がある。これは、北朝鮮が、あくまでも衛星打ち上げと言い張り、これを拒否するなら6カ国協議に参加しないと言明したことに対し、中国が苛立ちを見せている。中国は経済成長が鈍化し、インフレが進行すると同時に人民元の上昇で輸出収益の低下、海外からの直接投資の減少という壁にぶつかっている。しかも、オバマ米大統領の調和外交、世界多極化の動きは中国にとって、政治、軍事、経済的にも歓迎するべき方針であり、すでに中国は巨額の米国のドル資産を抱えている。ここで、北朝鮮を擁護して欧米、日本に反感を買われるとプラスとなる要素は一つも無い。北朝鮮からの見返りはゼロどころかマイナスになるからである。北朝鮮の狙いが米国との直接対話と譲歩、援助を求めているほか、中東へのミサイル商談を仄めかし、イスラエルを巻き込んだ中東情勢へのカードを切っているとすれば、北朝鮮は国内経済の破綻、リーダーの統率力に不安が台頭していることが窺える。そうした不安定な北朝鮮を中国が他国の意向を無視して擁護するようであれば、中国に対する国際的な批判は高まり、経済面での困難が増すということになる。北朝鮮への態度を硬化させている中国の計算と思惑が見えてくる。安保理で中国が北朝鮮の制裁決議に賛成する状況を迎えると、世界経済にとってはプラス要因として作用する可能性が高い。
(ぶれとん・うっず)

2009/4/3(金・インゲン豆の日)
LMEアルミ在庫に頭打ち感!?
 増加の一途を辿っていたLME(ロンドン金属取引所)のアルミ在庫に頭打ち感が出てきた。過去最多記録を更新したのが今年の1月21日(267万5,700トン)。その3営業日後の1月23日に270万トン台乗せ、その4営業日後の1月29日に280万トン台乗せ、その7営業日後の2月9日に290万トン台乗せ…とハイペースで増加を続け、3月27日に347万7,600トンと過去最多記録を更新。ところが、この3月27日をピークに目下、微増減を繰り返している状況だ。とはいえ、在庫が過去最多水準にあることに変わりはなく、『実需が比較的堅調なのは、備蓄買い上げを行っている中国ぐらい。欧米や日本のアルミ需要は低調なまま』(市場関係者)とあって、足元の需給緩和感は一向に解消されていない。これでは、内外のアルミ価格の戻りも限定されよう。
(HΔTI)

2009/4/2(木・図書館開設記念日)
“睡眠時無呼吸症候群”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”から今回は“睡眠時無呼吸症候群”(SAS=Sleep Apnea Syndrome)。症状は、いびき、昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などで、生活習慣病と密接に関係していることから、放置すると生命の危険に及ぶことも。もし、睡眠時のいびき、無呼吸を指摘されたら、SASを疑って、まずは専門医療機関の受診を。なお、問診等でSASの疑いがあると判断された場合は、夜間の入院検査(診断装置を使用)を行うそうだ。

 では、4月も手持ち資金を78万円と仮定してスタート。まずは、金とゴムの買い。基準値は4月2日終値、東京金1枚買い2月限2,949円、東京ゴム1枚買い9月限158円10銭。
(CAN)

2009/4/1(水・エイプリルフール・トレーニングの日)
独自の材料が評価され始めた
●米農務省が発表した2009年の米国産穀物の作付意向面積は以下の通りだ(単位=1,000エーカー)。
            2009年   2008年実績   前年比   
 ・ トウモロコシ  84,986    85,982    − 996
 ・ 大豆      76,024    75,718    + 306
 ・ 全小麦     58,638    63,147    −4,509
 事前予想平均はトウモロコシが8,440万エーカー、大豆が7,960万エーカー、小麦が5,860万エーカーだったが、大豆の作付面積が市場の予想以上に伸びなかった。3月1日現在の全米大豆在庫は13億0,200万busで、前年同期の14億3,400万busを下回っており、需給ひっ迫に拍車がかかるとして、31日のシカゴ大豆期近は前日比50セント前後の上昇を演じ、トウモロコシや小麦も追随する格好になった。トウモロコシは需給に余裕があるものの、主産地は全般に低温多雨気味で作付作業が遅延気味で、天候プレミアムリスクを取る動きが本格化しそうな地合になっている。外部環境の動きは気になるが、独自の材料が評価されるようになっており、天候相場に突入した穀物の注目度は強くなっている。
(月読)

2009/3/31(火)
市場の取引環境を魅力あるものに
商品、株、為替、不動産などあらゆる投資対象に個人が資金を投ずる行為は射幸心から来る。それが投機行動である。資産を増やすのは自然の欲求であるが、豊かな未来を自らのリスクを覚悟してチャンスを生かすのは、日本の福祉と税制が個人にとって報われないからだともいえる。源泉課税方式は昭和16年に制定された戦時税制であり、それがそのまま維持されているのは世界でも極めて稀である。自分の才覚とリスクを負って稼いだ金を不労所得で不謹慎とばかりに高率な税金を課すのはどうだろうか。米国ではアメリカンドリームといわれ、大きく稼ぐ機会が多く、税制も日本ほど厳しくないので、稼いでも残すことができる。日本は本当の資産家が生れにくい。固定資産税にしても時価評価をはるかに上回る税金を課せられる。江戸時代の四公六民が逆転していた頃と何ら変わりがない。投機とは悪だと決めつける役人の発想は資本主義の本義を裏切るものである。税金を無駄使いし、市場での投機行為は徹底的に個人を排除するようでは、リスクテイクする投機家が離散し、ヘッジャーや実需の参加を拒むことにもなるだろう。世の中の悪い人間を根絶やしに出来ないという現実はあるが、自由な投資で個人にチャンスを与えている市場を、もっと豊かに魅力あるものとするのが、本来の筋道ではないか。現在、世界であらゆる市場が激動している。まさにチャンスである。日本にはまだ個人金融資産が1400兆円以上あり、ゼロ金利なのに800兆円を超すカネが預貯金に眠ったままである。市場に対する過剰な規制と相続税や固定資産税、市場での取引税など、資産の流動化を妨げるものが多すぎるのだ。もっと自由に市場での取引や参加ができるように環境を整備すれば、日本の持つ3大資源(人材、技術、資金)を最大限に生かせると思うのだが如何?
(ぶれとん・うっず)

2009/3/26(木・楽聖忌)
祝・世界一
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”。今週は“WBC”、“イチロー”さん、“藤原紀香”さん(元夫は見かけなかった…)がやたらと目立っていた。当然といえば当然。WBC決勝延長10回表のヒットには画面の前で鳥肌が立った。祝・世界一。そして今週末は世界フィギュア。女子シングルはWBC同様、日韓戦の様相。舞台はWBC二連覇で縁起の良いロス。こちらの二連覇も祈願。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と銀の買い。粘って結局、今日の終値で清算したところ、東京金1枚買い2月限2,898円⇒2,957円(26日終値)=59円×1,000倍×1枚=5万9,000円−5,000円(手数料、消費税)=5万4,000円。東京銀1枚買い2月限395円50銭⇒423円30銭(26日終値)=27円80銭×3,000倍×1枚=8万3,400円−5,000円(手数料、消費税)=7万8,400円。2銘柄通算で13万2,400円のプラス。ほっとした。ただ、粘り過ぎずに、24日高値で清算していたら、2銘柄通算で18万7,500円のプラスだった。残高は130万8,578円。78万円から通算で52万8,578円のプラスで3月は終了。
 次回は4月2日(木)終値を基準値にスタート。4月は3月以上のプラスが出るか…。
(CAN)

2009/3/25(水)(電気の日)
不透明な材料多い穀物、春相場の主役に
●シカゴトウモロコシ期近が1ブッシェルあたり4ドルを突破、同大豆期近も10ドル台が視野に入ってきた。その背景は、米国政府の不良債権処理対策が評価され、世界の株式市場が全面高の様相を見せたからだ。株価が全面高となると、米中西部の洪水懸念(トウモロコシの作付遅れ懸念)、アルゼンチン政府と農家の対立(大豆輸出の停滞不安)などの強材料が見直されてくる。世界的な金融危機はそう簡単に解決出来るものではないが、「来年までに解決する」(OECD=経済協力開発機構)と予想するなど、一頃の超悲観論は後退した格好で、天候相場入りする穀物にとっては追い風になる公算大だ。
●目先、注目されるのは米農務省が3月31日に発表する2009年の米国穀物作付意向面積だ。主な機関の事前予想は、大豆が7,500万〜8,150万エーカー、トウモロコシは8,100万〜8,600万エーカー前後だが、まだ、エタノールのガソリンの混入率引き上げ期待が織り込まれていない段階での予想で、実情に即したものとはいえない。米農務省の作付意向面積も3月半ばにかけての調査で、やはりエタノール増産計画が農家に浸透していない。また、米中西部の洪水の影響も考慮すると、月末の米農務省の作付意向面積はまだまだ実態に程遠い数字といえよう。まずます不透明要因の多くなったシカゴ穀物、取組もジワジワ増え続けており、春相場の主役に躍り出よう。
(月読)

2009/3/24(火)
今こそ先を読むことが大切
日本の省エネ技術は世界トップ水準である。エアコン、車、家電、住宅などあらゆる分野で新商品として開発されている。三種の神器がなくなり、売れる商品を開発する時に、節電やエコロジーの特性を付与した商品として付加価値を見出している。欧州では政策主導の省エネや環境問題への取組が税制面で実施されている。ベルギーでは自分の車のナンバープレートを返却すると公共交通機関を無料で使用できるパスをもらえる。エコカーの購入に政府補助がつくのは常識となっており、エコなエアコンの買い替えに補助金が出されるなど、国策として準備期間を設けて検討し、財政問題も協議して実施へ移行する。日本は有識者から意見を聞いて、あたかも前向きな姿勢を示しながらも、官僚機構が拒否することは出来ないのが現実。ETC高速料金の減額はETC関連の特殊機構へお金が集まり、そこに官僚が天下りするという受け皿が先に作られた。これでは市民の発想や意識を反映する政治の場が無くなってしまう。そろそろ、商業、市場、製造業など現場からの声を反映して活性化を図らなければ、意欲的で向上心の強い企業も利権優先の行政と政治に押しつぶされる。省エネと環境関連がニュービジネスとして新しい市場を開拓することは間違いなく、オバマ米大統領の目指す政策は即効性こそないが、先を見据えた政策である。日本も先を見て政策を立てなければ世界の潮流から遅れをとるだろう。先物市場は常に将来の可能性を推測、分析している市場である。株式市場に携わる人を『株屋』と蔑む言い方しか出来ない首相とは情けない。
(ぶれとん・うっず)

2009/3/19(木・アカデミー賞設立記念日)
“野焼き”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、今回は“野焼き”。個人的には、毎年見ている渡良瀬遊水地のヨシ焼きが馴染み深い。ヨシ焼きが終われば春本番。野焼きは、害虫を駆除したり、焼いたあとの灰が春に新芽を出す草木の肥料になったりするので、広い草地を長く維持するには欠かせない作業と聞かされてきた。今年は3月21日に実施予定(前日夕方から遊水地全域が立ち入り禁止になり、厳戒態勢で行われる)。延焼事故などなく無事に終わるよう…。

 さて、建玉を清算しよう。今回は金と白金の買い。少し我慢して粘ってみた。東京金1枚買い2月限2,827円⇒2,936円(17日高値)=109円×1,000倍×1枚=10万9,000円−5,000円(手数料、消費税)=10万4,000円。東京白金1枚買い2月限3,217円⇒3,372円(17日高値)=155円×500倍×1枚=7万7,500円−5,000円(手数料、消費税)=7万2,500円。2銘柄通算で18万1,500円のプラス。これが、前日16日高値で清算していれば、18万5,500円のプラスだった…。残高は117万6,178円。
 3月ラストは…金と銀の買い。基準値は18日終値、東京金1枚買い2月限2,898円、東京銀1枚買い2月限395円50銭。
(CAN)

2009/3/18(水)(精霊の日)
外部環境の好転で穀物を見直す
●昨年秋から始まった金融危機以降、市場のコメントで頻繁に出てくるのが外部環境だ。株価や原油価格の下落が国際商品の頭を押さえつけた場面が何度も見られたが、ここにきてニューヨークダウが3月6日の安値6,469.95ドルから7,400ドル前後までで急浮上、原油価格も50ドルにトライする動きを見せている。今回の株高の背景は、単に下げ過ぎ感の修正だけではなく、政府の積極的な公的資金の注入により、大手金融機関が息を吹き返すなど、暗いながらも明るさが戻ってきたからだ。ニューヨークダウの堅調がアジア、欧州の株式市場の連鎖高を招き、大底を確認するような動きになれば、国際商品も独自の材料に回帰するのではないか。
●株価が底打ちするという前提で見れば、穀物は魅力的な商品といえる。例年、4月にかけて作付面積の動向が材料になり、天候リスクプレミアムを取りに行く動きが出てくるからだ。ビルザック米農務長官はエタノールの混入率を現行の10%から12〜13%に引き上げる意向を表明、混入率が12%まで引き上げられると、原料用トウモロコシは10億bus、そのための必要な農地は450万エーカーにものぼる。大豆も南米が減産となり、それをカバーする必要があり、作付面積が増えないと需給は緩和しない。今年も大豆とトウモロコシの農地の争奪戦は熾烈になる模様だ。外部環境が好転の兆しを見せているだけに、目に見える材料のある穀物が輝きを放とう。
(月読)

2009/3/17(火)
保護主義と欧州経済危機で不安拭えず
米国、欧州、アジア各国ともに自国経済を守ることが優先され、保護主義が急速に台頭しそうである。米国は鉄鋼関係への景気対策で公共投資の政府調達部門では米国産品使用を義務付けるバイアメリカン条項が実施される予定で、海外からは批判の声が上がっている。中国やインドにしても自国経済防衛が先行することから、主要な輸入先からの買い付けを絞り、国内調達を増やす方向にある。それだけ世界の貿易額が減少する可能性があるので、世界市場を自由に動き回っていたマネーが広がりを見せなくなるとの懸念が強くなっている。欧州ではフランスやドイツが自国自動車メーカーを保護する政策を打ち出していることから、ハンガリーやチェコのように独仏の自動車メーカーの部品を大規模に生産する工場を多く抱えている場合、受注量が激減し、工場のラインが止まり、閉鎖や倒産に追い込まれる危険性が高いと警戒する動きが出ている。欧州では国境を越えてヒトとモノが自由に行き来出来るユーロ経済圏を形成しているが、これが逆に英仏の周辺国を苦境に追いやるという皮肉なことになっている。目先は米経済が最悪の状態を抜け出せそうだとの希望的観測が出ているため、世界的な株安に歯止めがかかっているが、次には欧州の危機が世界へ広がる恐れがある。まだ、安心できない。日本の場合は米国の動きを反映するしかなく、市場(株、為替、商品)は国内事情をほとんど反映していないので、やはり、各市場ともにニューヨーク主導の展開となりそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2009/3/13(金・サンドイッチデー)
5年以内に金価格は2,500ドル!?
 金融危機下、世界的に金の投資人気が高まっているのは周知の通り。先頃、金価格が900ドルを一時割り込んだことをキッカケに、再び金ETF(上場投資信託)の保有残高が増加に転じる、つまり、再び金ETFの買いが増えたことからも、人気の高さが窺える。
 そうしたなか、もちろん、金価格の長期上昇期待も変わりない。先頃も、UBSが、『ドル安、インフレ圧力の増大が今後、継続すると、5年以内に金価格は1オンス=2,500ドルをつける可能性がある』との長期見通しを示したばかりだ。しかし、“2,500ドル”となりと、現行の900ドル水準と比して2倍以上、3倍近い水準で、正直、『そこまで上がるのか…!?』と訝しく思ったりもする。ただ、昨年年初頃、国際商品全面高のなか、『金価格は過去最高値更新へ』といった見通しに対して、『いくらなんでも難しいのでは…??』と思っていたら、実際には3月、アッサリと過去最高値を更新したにだから、この先も何が起こるか判らないし、予想通りに2,500ドルへ向かう可能性もゼロではないわけで、果たしてどうなるのか、とても興味深いところだ。ちなみに、金価格2,500ドルは輸入採算上、国内換算するといくらになるか…。為替が1ドル80円ならば6,432円、90円ならば7,237円、100円ならば8,041円になる計算だ。
(HΔTI)

2009/3/12(木・サイフの日)
“カーネル人形”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、今回は“カーネル人形”。阪神タイガースのセ・リーグ優勝時に、興奮したファンによって道頓堀川へ投げ込まれたのが1985年。それから20年以上の時を経て偶然、発見されたというから本当に驚き。ちなみに、このカーネル・サンダース像。カーネルさんが60歳の時の等身大モデルで、身長は173センチだそう。

 さて、建玉を清算しよう。2月の二の舞は踏みたくないと、利が多少でも乗ったらすぐに手仕舞いたい気持ちになってまたもやすぐさま決済。東京ガソリン1枚売り9月限3万9,020円⇒3万7,530円(6日安値)=1,490円×50倍×1枚=7万4,500円−5,000円(手数料、消費税)=6万9,500円。東京灯油1枚売り9月限3万4,360円⇒3万3,000円(6日安値)=1,360円×50倍×1枚=6万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=6万3,000円。2銘柄通算で13万2,500円のプラス。残高は99万4,678円。週明け月曜に急騰したので、その前に手仕舞っていて良かった…。ちなみに本日終値(ガソリン3万7,300円、灯油3万3,740円)ならば…2銘柄通算で10万7,000円のプラス。
 次は…金と白金の買い。基準値は12日終値、東京金1枚買い12月限2,827円、東京白金1枚買い12月限3,217円。
(CAN)

2009/3/11(水・コラムの日)
3月は決算月、株安で資金の流動性が希薄
●ニューヨーク砂糖は、先高期待が強いながらも、株価下落による手仕舞売りに高値から下押す展開になっている。CFTC(米商品先物取引委員会)が発表した建玉報告を見ると、ファンド筋のネットロング(買い越し)が減少、ポジション調整が進んでいることを示している。インドの減産に伴い、2008〜09年度の世界の砂糖供給不足が1,000万トン以上に達するとの見方は下支え材料だが、ブラジルではサトウキビを圧搾する季節に差しかかっている点は心理的な弱材料になっていることも確かだ。
●現在の国際商品市場は独自の要因より、株価や為替、原油市場などの外部環境に左右される展開が続いている。特に、3月は決算月であるため、株価や為替が想定外の動きをすることは少なく、砂糖だけでなく穀物も方向感が掴みにくくなっている。株価が下落しているうちはマネーの流動性が鈍くなり、商品市場に資金が回りにくくなっていることは確か。前述したように3月は決算月であるため、機関投資家はどうしても守りの姿勢に入ってしまう。本来、天候相場の前哨戦的な動きを見せる穀物も沈黙、国際商品が本格的に動き出すのは4月以降になる可能性は高い。
(月読)

2009/3/10(火)
粗糖相場はこう見る
●ニューヨーク砂糖は3月4日にポンド当たり13.34セントまで上昇したが、3月2日の13.77セントを突破出来なかった。しかも、9日には12.42セントまで下げて3日の安値12.58セントを下回って足取りを悪くした。これで2月5日の12.39セントを下回ると、12セント台維持も難しくなってくる。
 昨年12月5日の10.51セントから、今年3月2日の13.77セントまで上げ幅は3.26セント、その半値押しは1.63セント安の12.14セント、上げ幅の3分の2押しは2.17セント安の11.60セントとなる。まさか、11.60セントまで下げることはなかろうが、これまでに大幅高を演じたこと、高値買い付き玉を整理する意味では、12セントそこそこまで下げてもおかしくない。
 ただ、これで天井を打ったとも思えず、逆に12セント台で落ち着きを取り戻せばインドを始め、消費国の買付けが入るものと思われる。
 一方の東京粗糖期先は2月27日の3万4,880円から10日の3万2,600円まで2,280円下げた。もう一段水準を下げて2月23日の3万0,620円を意識した動きも想定されるが、これは行き過ぎになるはず。過去、1月7日の2万9,000円から1月15日の2万5,360円まで3,640円下げたことがあるが、このときはニューヨーク砂糖期近が1月6日の12.46セントから14日の11.32セントまで1.14セント下げたこと、円相場直物が1月7日の94円15銭から15日の88円75銭まで5円40銭も円高になったからだ。現在は円安のタイミングにあることを考えると、仮に期先が3万1,000円まで下げれば買いチャンスと見たい。
(ばぁどまん)

2009/3/10(火)
食糧問題と穀物輸入
日本の食料自給率が40%を切っている。日本農業の再生が叫ばれるなか、新しい農業の担い手が現れている。農地法の改正を待たず、現行法のなかで新しい農業の展開が進んでいる。農協や既存の流通が生産者の利益を圧縮し、農民の離散を招いていることに着目し、農家の利益が5割アップするというケースも増えているが、生産者の負担は増えていない。かつて食管会計の赤字から食糧管理法の廃止されながら、その後も米の減反政策が実施され、日本の農地の多くが失われてきた。他の地目に転換されてしまえば、農地へ戻すには膨大な時間を必要とする。そうした現状に危機意識が高まると同時にビジネスチャンスと判断した新しい企業の参入で少しずつ農業が変わりつつある。また、どうしても輸入しなければならない農作物もある。それがトウモロコシや大豆、小麦である。トウモロコシや大豆の安定供給を維持しするために、日本の商社は努力を重ね、南米や北米で熾烈な戦いを展開している。自給率の上昇努力と同時に、海外からの安定的な調達を維持しなければ、我々の食料は確保出来ない。そして、需要者が穀物価格の変動リスクを回避することも安定的な消費を維持するのに必要な要素となる。商品先物市場はヘッジ機能を持っているので、供給、流通、消費の各段階が活用することで市場に活気が出て、市場の魅力が増して投機家も集まることになる。逆に見れば、市場の魅力が増せば、投機家の参入が増え、実需の市場利用度もアップするというシナリオを描ける。
(ぶれとん・うっず)

2009/3/6(金・スポーツ新聞の日)
2月のインドやトルコの金輸入量がゼロに
 金の投資需要が増加、金価格上昇を支援していることは本誌で度々指摘している。そうしたなか、需要に関してマイナスの要因も浮上してきた。金の主要消費国であるインドやトルコの2月の金輸入がゼロだったと伝えられたのだ。これは、インドのボンベイ・ブリオン協会、トルコのイスタンブ−ル金取引所の発表によるもの。インドでは、ドル高・ルピー安とドル建て金価格の上昇によって、自国通貨“ルピー”建ての金価格が高騰。その結果、金の換金売りが増加し、そのスクラップ供給で国内需要が賄うことが出来ている状況で、輸入が激減したという。そして、トルコも同様の状況とされる。また、国内市場で売却された宝飾品が一部、精錬所で金地金となって輸出されているとも伝えられ、インドやトルコでの宝飾品需要の減退が窺い知れる。
(HΔTI)

2009/3/5(木・珊瑚の日)
“ドバイDF”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、過去1週間で目についたものを一つ紹介するこのコーナー、今回は“ドバイDF”。『DF…デューティー・フリー??』と思ったら、確かにその通り。ただし、今回話題になっているのは“免税店”ではなくて“競馬”の話。UAEのドバイにあるナド・アルシバ競馬場で、毎年3月に行われるG1レース(芝1,777m)。1着賞金は300万ドル(約3億円!)。今年は3月28日開催。日本からは昨年の年度代表馬ウオッカ(5歳牝馬、角居勝彦厩舎、武豊騎乗)が出走予定。なお、同日は、ドバイDFのほかにも、UAEダービーなど複数の国際招待レースが次々開催され、最後、夜に世界最高総額賞金(600万ドル=約6億円!!)の“ドバイワールドカップ”が開催されて締めとなる。

 さて、建玉を清算しよう。金と銀を売ったはいいが、翌日に急落したのですぐさま両方とも決済。長く持つのは怖かった。東京金1枚売り12月限3,019円⇒2,977円(2月27日終値)=42円×1,000倍×1枚=4万2,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万7,000円。東京銀1枚売り12月限425円90銭⇒409円20銭(2月27日終値)=16円70銭×3,000倍×1枚=5万0,100円−5,000円(手数料、消費税)=4万5,100円。2銘柄通算で8万2,100円のプラス。残高は86万2,178円。ちなみに本日終値(東京金2,924円、銀409円80銭)ならば…2銘柄通算で13万3,300円のプラス(-_-;)
 今回は東京ガソリンと灯油の売り。基準値は5日終値、東京ガソリン1枚売り9月限3万9,020円、東京灯油1枚売り9月限3万4,360円。
(CAN)

2009/3/4(水)(ミシンの日)
株安とドル高に圧迫されても農産物にチャンスあり
●株式下落の影響が依然として国際商品に暗い影を落としている。オバマ新大統領の経済政策の神通力は完全に消え失せた格好で、金融システムや先行きの景気に対する不安が台頭して、穀物はもちろん、高値圏で推移していた砂糖までが下落した。悲観的な表現をすれば、株価が下げ止まらなければ商品も低迷が続く可能性が高いということだ。また、経済リスクを回避するために基軸通貨のドルに資金が流入していることも国際商品安に拍車をかけている。AIGの公的追加支援により金融関連企業に対する不安が浮上、昨年秋に起こったリーマンショックのミニ版のような格好になったが、今後も同様の現象が起こることが予想される。このような状況下では投資資金が萎縮するばかりで、国際商品全般も下落傾向が続くと見るべきだろう。
●今回の金融危機再燃による影響を受けて農産物相場も大きく売られたが、いくら経済環境が悪化しても、食関連の需要を減らすことは出来ない。また、生産量は天候に大きく左右されるので、意図的に減少させることもしにくい。米国で4月からトウモロコシ、5月から大豆の作付作業が始まるが、生産量はあくまでも天候に左右される。景気の悪化で、仮に需要量が低迷しても、作柄が不作レベルまで低下すれば需給がひっ迫するのは当然のことで、先行き株価が低迷しても穀物の価格が株価のように大きく下げる心配は不要だ。投機マネーの勢いは鈍っているが、材料を手掛かりに買われる相場の息は長いと見ることも出来る。また、経済環境が好転した時に買われやすいのも農産物という観点からすれば、安値はうまく買い拾いたいところだ。
(月読)

2009/3/3(月)
ゴムは下値切り下げ続く
●東京ゴム先限は3日、ついに130円台を割って127円80銭まで下げた。ケイ線(日足)で見ると、2月3日の130円90銭、2月19日の130円40銭の支持線を割っただけに、戻り売りの相場になったと思われる。それでなくとも、今年に入って3ヵ月目を迎えるが、1月7日の156円30銭からケイ線は右肩下がりになっている。そこに、ニューヨークダウが一気に7,000ドル大台を割り込んだうえ、ニューヨーク原油が急落したことが響いた。
 米政府が経営難のシティグループに続いてAIGに追加資本注入を決定したことから"金融不安"が再燃し始めた。もうひとつ、オバマ米大統領への失望売りも加わったものと思われ、次のニューヨークダウのターゲットは1997年4月14日の6,356.78ドル、これをも割り込むと1996年7月16日の5,182.68ドルとなってしまう。
 また、日本自動車販売協会が2日発表した2月の新車販売台数は38万0,582台と前年同月比24.3%減、軽自動車を除く2月の登録車は21万8,212台と前年同月比32.4%減で、2月としては1974年以来、35年ぶりの低水準となったことも人気を悪くした。
 こうなると、欧米の新車販売も大幅な落ち込み必至で、ゴムにとっては、そのたびに重圧がかかりそうだ。『先限の140円はカサで、130円もカサになるだろう』(市場関係者)との見方が正解だ。
(ばぁどまん)

2009/3/3(火)
揺れる為替相場、円安へ向かうか?
米政府による迅速な金融緩和措置と公的資金の注入による金融安定化策が効果を発揮すればドルが戻る。米保険最大手のAIGが6兆円を超す負債を抱え、米政府による2兆円を超す支援を得たが、株式市場は先行き金融不安が払拭出来ないとしてダウが11年10ヵ月ぶりの安値まで下げた。それでも、これで市場はAIG問題を織り込んだとすれば、今後、ゼロ金利政策の見直し、CP(コマーシャルペーパー)、MBS(不動産担保証券)、エージェンシー債、更に米国債の購入により、米債券市場の需給が改善すると、海外勢が米国債を買いやすくなるので、米経済の立ち直りが早くなるとの期待感が台頭するだろう。米国政府によるドル買い支え介入の可能性もあるのでドルが上昇する確率は高いといえそうだ。同時に、麻生政権は混乱のなかにあり、首相の失言、中川大臣の酩酊記者会見、首相が定額給付を受け取ると前言を翻すなど、国民の支持は更に落ちる可能性が高い。日本の将来への望みが薄れて円売りが嵩む動きとなる恐れがあるので、日本売りというムードが漂っている。当面の予定では国際会議などに麻生首相が出席するスケジュールとなっており、7〜9月の解散総選挙で失脚することは目に見えているだけに、国際社会が日本に対しどのような評価を下すのか心配だ。円安となれば、輸出産業が息を吹き返す可能性があるというメリットもあるので、円安をプラスとして考えることはできる。
(ぶれとん・うっず)

2009/2/27(金・新撰組の日)
アルミ相場は引き続き需給緩和が重石
 LME(ロンドン金属取引所)のアルミニウム3ヵ月物価格は軟調が続いている。2月20日に、約6年3ヵ月ぶりに1,300ドル台割れ。その後、下値警戒感から1,300ドル台半ばへ切り返しているものの、自律反発の域を出ず。世界的な需要減退、LMEアルミ在庫の増加(先週25日時点で320万1,125トンと過去最多記録更新)による需給緩和が、依然、重くのしかかっている格好だ。アルコア、リオティントなど主要アルミ生産会社は相次いで減産を拡大、中国では政府による在庫買い上げも実施されているが、『LME在庫が積み上がり続けている以上、減産効果が感じられない』(市場関係者)というのが現状。アルミ価格の基調、流れが変わるには、まず、LMEアルミ在庫の増加に歯止めがかかること、減産効果の表面化が最重要課題といえそうだ。
(HΔTI)

2009/2/26(木・脱出の日)
“おくりびと”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、過去1週間で目についたものを一つご紹介…が、先週の“中川”に続き、今週はとにかく、“アカデミー賞”、“おくりびと”関連が日々、上位に。これまた今更、説明する必要もないので省略。ちなみに、Googleの“急上昇ワード”を見ると、「龍が如く3」(ゲーム)、「スーパーセンター」(イオンがらみ!?)、「まめのおもい」(豆乳ロールケーキ)…など。

 さて、建玉を清算しよう。2月最終木曜なのでこれで一旦リセット。東京金1枚買い12月限2,933円⇒3,019円(26日終値)=86円×1,000倍×1枚=8万6,000円−5,000円(手数料、消費税)=8万1,000円。東京銀1枚12月限売り423円⇒425円90銭(26日終値)=2円90銭×3,000倍×1枚=8,700円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万3,700円。2銘柄通算で6万7,300円のプラス。残高は46万3,500円。78万円スタートなので、31万6,500円の損失…。
 次回からは方法を変更。@これまで通り2銘柄を1枚ずつ、買いか売りでスタート、A基準値は木曜終値、B次週木曜までの間に、ここで清算しようと思った日に一旦清算。結果はこれまで通り木曜更新の予定。Bの清算結果と、木曜終値まで建玉を持っていた場合の仮の清算結果、Bの清算後から木曜終値までの間でB以上に損益が出た場合の仮の清算結果も掲載出来れば…。
 ということで、再度、手持ち資金を78万円と仮定してスタート。3月26日に78万円はいくらになっているのか…。今回は東京金と銀の売り。基準値は2月26日終値、東京金1枚売り12月限3,019円、東京銀1枚売り12月限425円90銭。
(CAN)

2009/2/25(水)(夕刊紙の日
国際商品の復活の条件は外部環境が本格的に好転することだ
●10ドル台を維持してきたシカゴ大豆が一時8ドル台半ばまで売り込まれた。発端は世界的な株式下落、ニューヨークダウは12年ぶりの安値まで売られ、日経平均株価もバブル崩壊後の安値まで下落、米金融不安の再燃で世界的な景気後退が長期化するとの見方が出て、穀物市場の資金がドルと金に資金逃避する動きが出て、予想外の動きになった。
●気になるのが為替相場の動きだ。昨年来、ドル暴落、超円高とマネーマーケットでお題目のように唱え続けられていたが、為替相場は1ドル=96円台、1ユーロ=124円台の円安に見舞われている。背景は、日本の予想外のGDP落ち込みと麻生政権の不安定さで、日本の政治経済の脆弱性が目立っているからだ。これまで、バブル不況を乗り越えてきた日本経済に対する信頼感から円が買われた経緯があったが、その巻き戻しが出て、あっという間の円安となっている。米国やEU諸国が金融危機対策を必死で行なっているのに対して、日本は経済の先行き懸念を和らげる努力が感じられず、失望感だけが積み上がっていく。景気が後退したままで所得が低下、企業業績の悪化で株価も下落、しかも、悪い状態の進行に歯止めがかからないと、投資に回せる資金が限られてくる。国際商品の復活は、投資環境が本格的に好転し、これが続くことだが・・・。
(月読)

2009/2/24(火)
日本の対米・アジア・資源の課題は急務
フィナンシャル・タイムズ紙は、『短期的に、米国のシティやバンカメといった大手銀行が国有化されるような、金融システムが崩壊する事態が起きる』と予測する記事を掲載した。現実に主要銀行のいくつかは債務超過が明らかだ。米国はそのため、巨額の公的資金を注入する計画だが、財源として考えているのが米国連邦債券の発行であり、その買い手として日本と中国にターゲットを絞り、クリントン国務長官の訪問順序も、その国債購入額予定が背景にあるとの見方がある。これを警戒するわけではないだろうが、アジア開発銀行とASEAN+3(日中韓)は、2002年に構想され、棚上げされていた「アジア共通通貨」につながるアジア共通の外貨備蓄を倍増することにした。ドルの代わりにアジア共通通貨を使う体制へと結びつく「チェンマイ・イニシアチブ」が始まる。これはいいアイデアであり、中国と韓国との協力体制を強化する好機であろう。
クリントン国務長官のアジア歴訪は、これとは別に、日本に対するアジアプレゼンスを強化するべき、つまり、日本の軍事力強化と強い経済力でアジアをカバーする日米同盟のウエイトを日本へ重心をすこしでも移したいとの意向と受け取る政治アナリストもいる。米国は単独覇権から多極化へと政治の方向を変化させているわけで、世界戦略の大きなシフトを日本の政治も感知しなければならないようだ。
加えて、いつまで日本が経済大国であり続けるかが問題である。それと、資源のない日本が資源確保に積極的でないことの危うさも感じられる。これから再び資源価格は高騰することは間違いないだけに、現在、資源価格が低水準の間に供給ルートを握る必要がある。これに対し中国は貪欲である。1世紀先を見据えての国策であり、目先の党利党略、国民無視の政争に明け暮れる日本政治のスケールの小ささとは対照的だ。中国の政府系非鉄金属会社(中国アルミニウム)は資金難に陥った豪州・英国合弁の鉱物資源会社リオティント(世界各地にボーキサイト、銅、鉄などの鉱山を所有。元ロスチャイルド系)へ資本参加し、他の中国企業は豪州の亜鉛鉱山を買収した。中国の政府系銀行は、欧米が投資を引き揚げたブラジル、ロシア、ベネズエラの国有石油会社に対し、石油輸出との交換で、月間総額410億ドルの巨額投資を決めている。胡錦涛主席はアフリカへ、習近平副主席は中南米へ、温家宝首相はロシアへと、中国首脳は世界を飛び回って資源確保に奔走している。いま、日本は日米関係だけでなく、@国内福祉・失業政策、A行政改革、Bアジア政策、C資源確保…も同時進行で短・長期政策を明示して国民の理解を得て、信を問う時であろう。
(ぶれとん・うっず)

2009/2/23(月)
IRCoの出方に注目する
●東京ゴムの2月限納会は123円60銭と、前週末比保合で幕を閉じた。これはSグループと見られる向きが、納会前の19日に当限を新規買い、納会で118枚を現受けしたからだ。渡方は大手商社と中堅商社で占められた。
 これにより同筋は昨年12月限納会から3ヵ月連続で現受け、その枚数は700枚を上回り、3,700トン以上に達した計算になる。これが先物市場に還流されたら、その圧迫を強く現受ける恐れがあり、目が離せない。また、3月限の取組を見ると、岡地、岡藤、カネツの買い玉もさることながら、丸紅が一手売りのポジションになっている。これらの玉がどのように解かれるかも注目したい。
 ところで、先限は19日に130円40銭と2月3日の130円90銭をわずかとはいえ下回った。その後は20日に131円60銭、23日に131円10銭と何とか130円を維持しているが、ニューヨークダウの7,000ドル割れが予想されるなかでは、いつまでも130円台を支えるのは難しい。台割れすると、すぐに120円前後まで値崩れ、その時、IRCo(国際ゴム公社)が市場へ介入、現物を買い上げるかどうかの"正念場"を迎えることになりそうだ。
(ばぁどまん)

2009/2/20(金・歌舞伎の日)
投資需要増加が金価格上昇の主因
 WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)がGFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ)と共同でまとめた2008年第4四半期(10〜12月)までの世界金需給統計を発表した。そこで最も興味深いのが需要分野の統計。2008年第4四半期の世界金需給統計表を見ると、総供給量は980トン(前年同期比5%増)に対し、総需要量は973トン(同32%増)。需要の内訳を見ると、宝飾品向け需要が475トン(同3%減)、それに産業需要を加えた加工需要合計が574トン(同4%減)とマイナスだったのに対し、バー・コイン需要が212トン(同247%増)、金ETFなどの購入95トン(同18%増)など投資需要が急増。この統計から、金現物投資需要の増加が昨年10月安値から12月にかけての金価格上昇を支援したことは明らかといえよう。なお、国別の2008年第4四半期の金投資需要を見ると、CISを除く欧州地域が113.トン(同1,170%増)と超急増。そのほか、米国は34.8トン(同377%増)、サウジアラビアが6.8トン(同300%増)、中国が18トン(同157%増)、エジプトが0.4トン(同67%増)、インドが45.1トン(同47%増)…など多くの国で増加率が高い。
(HΔTI)

2009/2/19(木・プロレスの日)
“中川”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、過去1週間で目についたものを一つご紹介…としたいが、今週はとにかく、“中川”、この単語が日々1位になっていて、見たくなくても目に入る状況だった。今更、説明する必要もないから省略したいと思う。

 さて、建玉を清算しよう…といってもすでに気が重い…。マイナスは明白。 
東京金1枚売り12月限2,747円⇒2,933円(19日終値)=186円×1,000倍×1枚=18万6,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲19万1,000円。東京白金1枚売り12月限3,108円⇒3,229円(19日終値)=121円×500倍×1枚=6万5,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲6万5,500円。2銘柄通算で25万6,500円のマイナス(-_-;) 残高は39万6,200円…って当初資金がほぼ半減…(ToT) 先週木曜以降、毎日、「清算したい…」と思っていたが、木曜終値まで清算しないのがルールだから泣く泣く我慢。もう1回我慢して、3月からは方法を変えよう。2月のラスト2銘柄は…金の買いと銀の売り。基準値は19日終値、東京金1枚買い12月限2,933円、東京銀1枚売り12月限423円。
(CAN)

2009/2/18(水)(嫌煙の日)
周囲環境の悪化を見てシカゴ大豆が一時9ドル割れ
●シカゴ大豆期近が一時9ドルを割り込む暴落を見せた。その背景は、ニューヨークダウが金融危機直後の安値に並び、景気後退不安が蒸し返され、金以外の商品が軒並み下落を強いられたことだ。金以外の商品が軒並み下落を強いられたことだ。また、アルゼンチンで週末から月曜にかけて、予想以上の雨が降ったことも手仕舞売りを誘ったことや、シカゴ大豆は10日の米農務省需給予想で強材料が織り込まれ、調整期入りで下げやすい地合にあったことも急落の背景といえる。CRB指数も2002年7月以来の安値まで下落、周囲環境の悪さが再び目立ち始めた。
●ただし、この下げは穀物相場特有のフェブラリー・ブレークと割り切ることも出来よう。3月31日に米農務省から作付意向面積が発表され、4月からトウモロコシ、5月から大豆が作付される。これから4月にかけて農家は作付準備期に入る。3月はいわば天候相場の前哨戦の時期で、作付動向が話題になってくる。問題の作付だが、肥料価格が高騰し、比価が大豆に比べて割安なトウモロコシが減反、大豆が増反との予想が大勢になっている。しかし、実際の作付面積が決定するのは今後の大豆とトウモロコシとの比価と4月以降の天候、米国の農業政策…などである点に注意が必要だ。
(月読)

2009/2/17(火)
今こそ国民金融資産の有効活用を
円高・ドル安で輸出企業の業績が最悪の状態となった。トヨタ、ソニー、東芝と相次いで予想外の損失を計上する有様である。マネーサプライが不足しているという状況がひとつの原因であると指摘する向きがある。昭和60年(1985年)の300兆円が平成2年(1990年)500兆円まで増えたが、バブル崩壊により、不動産で740兆円の損失、株で420兆円の損失、合わせて1160兆円の資産喪失となったが、その後、18年間でマネーサプライは230兆円(46%)しか増えていない。一方、米国は130%増、ユーロは200%増、中国は2000年から2007年までで3倍へと増えている。日本はマネーサプライの増加率が低いことで、給与が上がらず、個人消費が不振となり、それだけ輸出依存度が上昇する。その後にマネーサプライ不足もあって円高が高進することになり、円高ダメージが急拡大したという経緯がある。この間、政府や日銀の介入もなく、いわば無策のまま放置している。日本を代表する大手企業には巨額の内部留保があるが、それを放出することは考えず、リストラを優先する。為替差損の計算にしても、ヘッジしていることを隠して、一方的に1円の円高でトヨタが400億円損するとテレビや新聞が報道するが、これは偏った報道と言わざるを得ない。読者が気付かないことを指摘してわかりやすく解説するのが報道の役割であるが、その辺りが欠落している。小学生の段階から経済教育をするべきであり、お金の大切さを教えるべきではないか。そうすれば超低金利で預貯金に多くのお金を寝かせることがなくなり、日本の景気は回復するはずだ。1500兆円の国民金融資産を今こそ生かすべき時であろう。
(ぶれとん・うっず)

2009/2/13(金・銀行強盗の日)
今月中に300万トン大台乗せも!?
 LME(ロンドン金属取引所)アルミ在庫の増加に全く歯止めがかかっていない。過去最多記録を更新したのが今年1月21日。その後も在庫は増加をし続け、1月23日に270万トン台乗せ、その4営業日後の1月29日に280万トン台乗せ、そして、その7営業日後の2月9日、ついに290万トン台に乗せた。2月11日時点では292万4,000トン(過去最多記録)。生産者サイドでは減産を進めている。しかし、世界的な景気悪化に伴って自動車産業、建設産業を中心に需要が減退しているため、減産効果は現在のところ全く出ておらず、在庫も増えるばかり。現在の増加ペースが続けば、月内の300万トン大台乗せもあり得る状況だ。なお、この足元の需給緩和を映してLMEアルミ価格は現物と3ヵ月物のサヤは順ザヤのまま。東工取に至っては、価格が低迷しているのはもちろんのこと、日々の出来高が10〜20枚と超低迷、時には一ケタの時も…。
(HΔTI)

2009/2/12(木・リンカーン誕生日)
“釧路川”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、過去1週間で目についたものを一つご紹介。今回は“釧路川”。“山火事”や“小泉発言”や“ドラクエ9”や“景気対策法案”などに紛れて、何故“釧路川”??…と思ったら、11日、野生のラッコが北海道釧路市の中心部を流れる釧路川の河口近くに突如出現、好物のツブ貝を食べたり、流れに身を任せたり、見物客(13日朝は何と約150人!!)の集まる岸壁に近づいたりと、愛らしい姿を見せているそう。これが “釧路川”が注目ワードに急浮上した理由。ちなみに、このラッコ、性別は不明らしく、誰からともなく“くぅちゃん”(←某歌姫と同じ)の愛称がついてしまったそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。東京粗糖1枚買い3月限2万8,660円⇒2万8,900円(12日終値)=240円×50倍×1枚=1万2,000円−5,000円(手数料、消費税)=7,000円。東京アラビカ1枚買い1月限1万8,090円⇒1万8,200円(12日終値)=110円×50倍×1枚=5,500円−5,000円(手数料、消費税)=500円。2銘柄通算で7,500円のプラス。むむむ…。残高は65万2,700円。
 今度は…もう一回修正安狙いで金と白金の売り。基準値は12日終値、東京金1枚売り12月限2,747円、東京白金1枚売り12月限3,108円。
(CAN)

2009/2/10(火)
米国は新ニューディール政策を、そして日本は?
フランクリン・ルーズベルトが大恐慌脱出のために実施したニューディール政策の発想の元となった『第2の権利章典』は、国民は雇用と所得、住宅、教育、医療、経済変動からの保護などの権利に対して国家はそれを充足する必要があるとした。規制緩和と自由市場が今回のバブル崩壊を招いたため、規制を強化しているが、ルーズベルト大統領も当時、商業銀行が投資銀行業務を兼業する事を禁止するグラス・スティーガル法など金融業界の暴走を規制する法律を成立させた。オバマ大統領も景気対策にとどまらず、社会構造や国家の基本理念を根本から変える決意で臨んでいると思われる。米国民がオバマ大統領を選んだ背景には、"チェンジ"という米国が再生する新しい道を作るのはオバマ大統領であるとの思いがあったと考えられる。そして、オバマ大統領は、過去と同じ過ちを繰り返さないために、民主、共和両党の対立や大きな政府と小さな政府という考え方の対立を避け、機能する政府を超党派の運営で国家を統治するという方針を貫くと推察される。赤字を恐れず、大規模な景気対策により、現在進行中の危機を排除したうえで、次の政策を打ち出すというパターンを想定出来る。優先順位を決めてスピーディーに対策を講じ、その効果を調べながら次の施策を検討するのではないか。すでに先行きの経済再建策は青写真が出来ているように感じられる。走りながら考える部分もあろうが、オバマ大統領の発言と行動を見る限り、強固な信念を感じ取れる。
 さて、それに比べて、麻生首相の発言、態度は何も発信せず、説得力も無い。信念が感じられないのである。国内の景気対策、雇用、年金、高齢者対策、医療など山積する課題に対応する姿勢が見られない。国民を見ず、首相の座と自民党の選挙だけを考えている。国民の苦痛と困窮は捨て置いて党利党略に専念し、官僚は既得権益を守ることに汲汲としている。これでは社会の何も変わらない。また米国から要求されたことを政策として掲げる自民党政治が続くとすれば、日本独自の存在感は喪失するばかりである。例えば、証券、為替、商品といった市場に対しても、官僚は日本の風土で育った優れた要素や固有の形態を無視して、欧米型の市場ルールをそのまま取り入れることがグローバルスタンダードと考えているフシがある。現場を無視した政策は米国でも破綻し、海外資本、産業の進出を許したという経緯がある。机上の空論、大儀名分は必要としない。そこにいる人達とマネーの力を生かすことを優先しなければ、市場は弱体化し、空洞化してしまう。
(ぶれとん・うっず)

2009/2/9(月)
トウモロコシや粗糖に妙味大
●東京ゴム先限は3日に130円90銭まで売られたあと、9日には146円まで反発した。安値から15円ほど反発したわけだが、問題は1月16日の154円、更には1月7日の156円30銭を果たして抜けるのかどうか。現状の世界的な経済悪化、自動車の販売不振を考えると、新値抜きは無理といえる。従って、130円から150円台での逆張りと見るのが正解だろうが、ただ、昔からの相場格言に『相場は放れた方につけ』があり、仮に155円前後を抜いて160円に上昇する展開になるようであれば、その流れに乗ることも一法だろう。
 当面はゴムよりも、トウモロコシ、粗糖が面白くなる。トウモロコシは作付減による供給不足人気が3月に強まり上昇、粗糖も世界的な供給不足でニューヨーク粗糖期近は昨年10月1日の14.07セント、東京粗糖期先も昨年11月5日の3万1,960円を抜くと、次は10月1日の3万7,260円が目標になる。
(ばぁどまん)

2009/2/6(金・海苔の日)
金価格見通しを上方修正
 GFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ)が『Gold Survey 2008 Update 2』のなかで、『金価格が今年上半期に過去最高値を更新する可能性は十分にある』と予測して以降、金価格予測の上方修正が相次いでいる。先頃も、@米金融大手のゴールドマン・サックスが、今後3ヵ月の金価格見通しについて、従来の700ドルから1,000ドルへと上方修正、A、スイスの金融大手UBSが、今年の金価格の平均予想も従来の700ドルから1,000ドルへと上方修正し、2010年の金価格予想を従来の700ドルから900ドルに上方修正…といった報が伝えられ、市場にも刺激を与えた格好だ。
 なお、両社とも、『金融危機などを背景に投資家は安全な投資先を物色、金のあらゆる商品(現物や先物、ETF)への需要拡大を受けて相場が押し上げられる』(ゴールドマン・サックス)、『安全資産を求める需要が強い』(UBS)と、金投資拡大を価格上昇の主因として挙げている。
(HΔTI)

2008/2/5(木・プロ野球の日)
“ピクトさん”
“某携帯サイトの日々の注目ワード”のなかから、過去1週間で目についたものを一つご紹介。今回は“ピクトさん”。『どちら様??』と思い調べてみたところ、例えば公共施設等にある“非常口”を案内する緑と白の表示、その表示に描かれている“非常口から駈け出そうとしている人型”。ああいった“記号化された人物”のことを、親しみを込めて“ピクトさん”と呼んでいるらしい。語源は“ピクトグラム”(絵文字)。なお、“ピクトさん”で検索すると、『日本ピクトさん学会』なるものを発見。なかなか奥深い世界…。

 さて、建玉を清算しよう。東京金1枚売り12月限2,549円⇒2,615円(5日終値)=66円×1,000倍×1枚=6万6,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲7万1,000円。東京銀1枚売り12月限335円90銭⇒355円50銭(5日終値)=19円60銭×3,000倍×1枚=5万8,800円+5,000円(手数料、消費税)=▲6万3,800円。2銘柄通算で13万4,800円のマイナス……(/ヘ ̄、)幸先悪い。残高は64万5,200円。
 今度は…農産物!?ということで、マイナーな東京粗糖と東京アラビカを買ってみる。基準値は5日終値、東京粗糖1枚買い3月限2万8,660円、東京アラビカ1枚買い1月限1万8,090円。
(CAN)

2009/2/4(水)
ケイ線は戻り売りの足取り
●東京ゴム先限は2月3日に130円90銭まで崩れた。4日にはさすがに反発したが、その反発力はひと頃と違って鈍い。ケイ線(日足)を見ると、昨年12月5日の99円80銭から今年1月7日の156円30銭まで56円50銭反発した。しかし、その後は1月16日に154円まで反発したが、戻り新値を取れずに右肩下がりの足取りに変わっている。1月中は安値135円、高値156円と約20円幅の動きだったが、1ヵ月の揉合を下放れてきただけに、足取りは"戻り売り"を示している。1月の新車販売は前年同月比40〜50%も低下、日本車も同30〜40%低下していること、タイ政府の20万トンのゴム買い上げが2月末から3月初めに延期されるなど弱材料が目立っており、2月3日の130円90銭で安値出尽しとはなるまい。強弱のバロメーターである相対力指数は1月末から50ポイントを下回って、これも売りを示唆している。1月7日の156円30銭、16日の154円を上抜くには強力な材料が必要だ。
(ばぁどまん)

2009/2/4(水)(立春)
こんな時代だから商品先物取引を見直したい
●今日は立春。暦の上では、1年の始まりの日になる。しかし、商品先物業界はなかなか冬から抜けきれない状態が続いている。2009年1月の日本の商品先物取引所で総出来高は306万0,731枚。過去最高だった2004年3月の1,571万7,664枚に比べると80%強の落ち込みを見せている。2009年2月2日現在の銘柄別取組枚数トップ10は、@東京金=7万0,373枚、A東京金ミニ=6万7,933枚、B東京トウモロコシ=4万4,203枚、C東京一般大豆=3万3,825枚、D東京白金=3万3,197枚、E東京ゴムRSS3号=2万8,435枚、F東京ガソリン=1万6,761枚、G東京Non−GMO大豆=1万4,694枚、H東京灯油=1万3,536枚、I東京原油=1万3,348枚で、東京粗糖は4,589枚、東京アラビカコーヒーは3,031枚に過ぎない。
●なお、過去最高の1億5,407万0,971枚の年間出来高を達成した2004年大納会(12月28日)の銘柄別取組枚数トップ10は@東京金=34万4,086枚、A東京Non−GMO大豆=24万9,460枚、B中部灯油=21万3,852枚、C東京トウモロコシ=18万5,169枚、D中部ガソリン=17万8,440枚、E東京白金=16万9,390枚、F東京アラビカコーヒー=9万4,398枚、G東京ガソリン=7万8,782枚、H東京灯油=6万8,606枚、I東京一般大豆6万3,146枚…の順で、東京粗糖も1万2,205枚と大台に乗せていた。2009年の経済環境は、2004年より不透明さを増し、資産運用も様々な品揃えが必要な状況に置かれているのはいうまでもない。商品不況の突破口を見つけることが、一般投資家の資産運用の選択肢を広げることになるが…。
(月読)

2009/2/3(火)
中国の農民工失業者が激増中!!
欧米の金融危機が中国に影響を及ぼしている。『世界の工場』といわれるほどの工場群が沿海部から内陸へと広がり、工業製品から食料品に至るまで、幅広い商品が増産に次ぐ増産を続けてきたが、多くの製品が北米向け輸出であることから、輸出実績が激減し、工場が相次いで閉鎖された。その結果、大量の失業者が発生した。中国共産党幹部によると、約1億3,000万人(民間調査機関のなかには2億2,000万人とするところもある)の農民工(出稼ぎ労働者)のうち、春節(旧正月)で帰郷し、休日が明けても仕事のない人は2,000万人以上になったとしている。農民工は毎年600〜700万人増えているので、年を追って失業者が増えるという状況を想定する必要がある。中国の統計は依然として信頼性が低い。農業生産についても、中央が把握している数値と、現場の責任者が明示する数値と大きく食い違うことは日常茶飯事である。北京にある政府機関のスタッフと浙江省や広東省の工場や、業界団体の首脳と情報交換を行いつつ、杭州、青島、上海へと移動したが。同じ地域の同じ商品の生産量についていずれも責任者の示す数値が異なっていたので面食らったことがある。現在では精度が高くなったというが、人口統計や暴動の発生件数についてはかなりいい加減である。貧富の差が大きく開き、ネット社会の広がりで情報が末端まで流れることになったことから、不満は以前にも増して過激になり、各地で爆発するというパターンが定着化した。中国政府は、こうした反体制活動を強権発動で収拾しようとするだろう。しかし、貧富の差から発生する不満は更に高まり、政治的な不安要因が経済成長を抑えることにでもなれば、その影響は日本経済にもダイレクトに響くので、この暗闇はなかなか明けそうにない。
(ぶれとん・うっず)

2009/1/30(金・3分間電話の日)
ニューヨークコーヒーの先高見通し
 ロイター社がアナリスト19人を対象に調査したところによると、ニューヨークコーヒー期近の年末の中央値は135セントで、昨年末の112.05セントを20%上回る見通し。2009〜10年度の減産・消費増による需給タイト化を背景に上昇を見込んでいる格好だ。
 さて、その肝心の需給だが、具体的には、世界コーヒー消費は2008〜09年度の1億2,800万袋から2009〜10年度は1億3,050万袋に増加する一方、生産は2008〜09年度の1億3,766万袋から2009〜10年度は1億2,725袋に減少する見通しとしている。単純に生産と消費を差し引くと、2008〜09年度が966万袋の供給過剰に対し、2009〜10年度は325万袋の供給不足。ただ、ここで気懸りなのは、世界的に景気が悪化しているなか、見通しのように消費が増加するのかということ。ICO(国際コーヒー機関)は1月に発表した月例レポートのなかで、『経済危機にも関わらず、コーヒーの需要は堅調。食品の小売売上といったデータには、衣類や耐久財のような減少は見られない。需要は年率2.5%を上回るペースで増加している』と、コーヒー消費の先行きを悲観していないが、果たしてその通りとなるか…。ブラジルの裏作減産必至のなか、世界需給を左右する今後の消費動向が注目される。
(HΔTI)

2009/1/29(木・人口調査記念日)
“どぶ汁”
 “某携帯サイトの日々の注目ワード”(←検索が多い事象)のなかから、過去1週間で目についたものを一つご紹介。今回は“どぶ汁”(どぶしる)。茨城県の郷土料理の一つで、あんこうを使った漁師鍋のこと。そう聞くと、「あんこう鍋」と違いはないように思うのだが、「あんこう鍋はスープに味付けしてその中にあんこうや野菜を入れる。どぶ汁は水を一切使わず、あんこうと野菜をあんこうから出る水分でじっくり煮て、最後に軽く味付けする程度。厳密にいえば、あんこう鍋とどぶ汁は全く違う。どぶ汁の方が遥かに美味」(茨城県民・北茨城市在住)なのだそう。寒い今こそ食べたい…。

 さて、昨年12月4日で建玉を完全清算したが、再び今週からトライ。個人的に今年カギになる数字が“7”と“8”といわれたので、資金78万円でスタート(超小市民の自分にとっては10万円すら超々大金なのに…(- -;))。毎週木曜に清算して月末(今回は2月末)にどうなるか…。まずは調整安を見込んで金と銀の売り。基準値は29日終値、東京金1枚売り12月限2,549円、東京銀1枚売り12月限335円90銭。
(CAN)

2009/1/28(水)(衣類乾燥機の日)
アルゼンチンで降雨も予断は許されない
●オバマ新大統領が誕生して1週間余り、様々な政策を打ち出しているが、まだ薬を処方したばかり。その効果を確認するには時間がかかりそうで、マーケットもオバマ大統領の動静をクールに捉えている。そのようななか、現地時間1月27日のシカゴ大豆期近が前日比33セント安の9.76ドル、トウモロコシ期近も16.25セント安の3.775ドルで大引けた。背景は、ドルが主要通貨に対して強含んだことや原油価格の下落など外部要因の弱さに加えて、『アルゼンチンで、来週は降雨が活発化する』との予報が伝えられ、天候プレミアムを外す動きが出てきたからだ。また、旧正月を迎えた中国からの引合が出ていないことも嫌気された。
●しかし、アルゼンチンの降雨はそれほど多くないとの観測がある。昨年12月から2ヵ月続いており、これから作柄が回復する可能性は低いと見るべきだろう。なお、オイルワールドは南米の大豆生産量を、ブラジル5,760万トン(同社前回予想5,900万トン、前年6,000万トン)、アルゼンチン4,400万トン(同4,880万トン、同4,670万トン)と予想したが、南米全体では約1,000万トンの生産が失われ、今後の降雨状況によっては更に200万〜300万トン減産する可能性があるという。特に、アルゼンチンでは、フェルナンデス大統領が農業緊急事態宣言が発令され、過去40年間で最悪の干ばつに見舞われた農家に対して税金の支払いを1年間猶予するとしており、いかに事態が深刻かが窺い知れる。
(月読)

2009/1/27(火)
中東に新・統一通貨"ハリージ"誕生か?
2008年12月30日に中東の湾岸6ヵ国で構成される湾岸協力会議(GCC)で通貨統合(共通通貨名称ハリージ)に関する協定書が合意された。中央銀行を何処に置くのかについては調整が難航している。立候補したのはサウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタールなど。中東の経済力は原油が根幹となっているので、原油価格が高めで安定的に推移してくれれば良いという程度では湾岸協力会議の成果とならない。今後ともOPEC(石油輸出国機構)との連携で減産体制を維持しつつ、6ヵ国ともドルペッグ制導入という共通項から、最終的には統一通貨の実現という経済体制と通貨体制の確立へと向かう計画である。通貨名称で支持が強い『ハリージ』とはアラビア語で湾岸というそのままの意味である。実現すればユーロに続く統一通貨となる。各国政府系ファンドの潤沢な資金が背景にある間は通貨の力も強い。当初は2010年に設定されていたが、現在は時期が明らかにされていない。
(ぶれとん・うっず)

2009/1/23(金・電子メールの日)
LMEアルミ在庫が過去最多を更新
 LMEアルミ在庫がついに過去最多を更新した。振り返れば、昨年9月15日時点で124万1,150トンだった在庫が、同日のリーマン破綻を経て翌16日に132万9,325トンへと急増。そこから、140万トン台乗せは19営業日後の10月13日。そこから、7営業日後の10月22日には早くも150万トン台乗せ…とハイペースで在庫は積み上がり、12月16日には200万トン大台乗せ。そして、年末12月31日時点では、233万8,300トンにまで増加。年が変わっても増加ペースは衰えず、ついに1月21日、267万5,700トンまで増加して過去最多記録を更新したわけだ。
 こうなると、果たしてどこまで在庫が積み上がるのかが気懸りだが、現状ではそのメドが全くたたない模様。世界的な景気悪化によるアルミ需要減退が著しいなか、精錬所の稼働停止や減産の効果が表面化して在庫調整が進まない限り、アルミ価格は引き続き軟調を強いられることになりそうだ。ちなみに、東工取アルミ期先(12月限)は、22日に安値132円30銭をつけ、3営業日連続で上場(1997年4月7日)来最安値を更新している。
(HΔTI)

2009/1/20(水)
東京ゴム先限は予想通りWトップ
●東京ゴム先限は1月7日に156円30銭をつけたあと、16日に切り返して154円に達したが、戻り新値を取れずに反落した。ケイ線的にはWトップの線型になり、さらに20日のオバマ米新大統領誕生のニューヨークダウは330ドル下げて8,000ドルを割り込んで、新たな対策を催促している格好。1月15日の7,995.13ドルを割り込んでいるだけに、昨年11月21日の安値7,449.38ドルを目指す流れにある。それでも、ニューヨーク原油期近が38.74ドルと前日比2.23ドルの高値で終わったのが救いだが…。
 こうなると、東京ゴム先限は1月13日の137円60銭を下回る恐れもあり、再び下値を探る展開も予想される。とりあえずは、昨年12月5日の99円80銭から今年1月7日の156円30銭までの上げ幅56円50銭に対する半値押しにあたる28円安の128円が目標になる。当面のポイントは26日(月)の1月限納会がどうなるか、目下のところ大手商社渡しに対してシンガポール系が現受けする取組内容になっている。1月の検品申請は東京が128枚(1枚5トンで256枚=1,280トン)、中部大阪は72枚(1枚5トンで360トン)となった。
(ばぁどまん)

2009/1/21(水)(料理の日)
オバマ新大統領に早めの結果求める市場
●米国の第44代大統領にバラク・オバマ氏が就任した。就任式見たさに、ワシントンに200万人が大集合するほどの期待が集まり、リンカーンとケネディ氏を両方合わせたかのような大人気で、株価や国際商品への影響が注目されたが、ニューヨークダウ工業株30種平均は前日比300ドル以上も下落、為替相場では経済の先行き不安が広がって、リスク回避のための円と金買いが広がった。オバマ新大統領への期待感は大きいが、厳しい現実をすぐにでも緩和させるような対策が打ち出されないと失望感が広がっていく。
●従来からいわれているのが、就任して100日間が新大統領の賞味期限。つまり、4月いっぱいまでに何かしらの成果が出てこないと、市場に大きな失望を呼び込む。しかし、100年に1度といわれる経済危機のなかでは、賞味期限の期間は50日、せいぜい60日といってよいだろう。長期間病んでいる世界経済は、時間をかけて直す漢方薬を処方することが望ましいが、現状では少しでも早く効く抗生物質が必要になってくる。オバマ新大統領は、基本的に出来る限りの財政出動をして、景気浮揚を図るつもりだが、これはドルのタレ流し政策ともいえるもので、ドル大幅安という副作用をもたらす。ドル安=通貨安は商品全般を上昇させる要因。金融危機の影響を受けて暴落を強いられたが、通貨安は実物商品の価格を上昇させる要因となる。商品のなかでも、景気に左右され難く、供給(生産量)が天候に大きく左右される穀物に人気が集まろう。
(月読)

2009/1/20(火)
市場の透明性とは何か、そして自由とは?
商品先物市場の持つ価格指標、ヘッジ機能、価格平準化作用、物流円滑化の拠点、格差指標などはいずれも投機参加者がいなければ果たせない。取組(未決済約定残高)の多寡が市場のリクイディティ(弾力性)のポイントになる。個人投機家がリスクテイカーとして参加しない市場では、ファンドも敬遠する。ファンドと商社と実需だけで市場は成り立たない。それこそ魅力のない市場となり、人気は離散し、市場機能は失われる。米国での先物市場規制はプロに対する規制であり、プロ化と一口にいうが、商品取引を70歳代まで継続している資産家が自由に取引出来ない。例えば、数千万円の損失を出し場合、それを取り返すために新たな資金を注入しようとしても、同じ取引員では建玉出来ないというケースが頻発している。これでは自由な市場ではない。米国が市場原理主義を抑制するとはいえ、どうも受け取り方がおかしい。それで何もかも規制するのでは市場は活性化しないだろう。市場取引は思惑による売買の場であり、トラブルになりやすい状況であることは誰にでも判ることだ。契約の世界では自己責任は常識だが、業者が悪で、個人投資家は無知で非力であるという既成概念を当局、裁判官などが固定的に持っていることは、長い時間の中で明らかである。責任を取りたくないから規制を強化するという、任期中は自分の管内でトラブルは不要とするような意識もあると聞く。悪いものは悪い。それは判っているが、虐め的な管理は市場を死なせてしまうというリスクを抱えている。
(ぶれとん・うっず)

2009/1/16(金)
ゴムはWトップ型のケイ線も
●東京ゴム先限は1月7日の156円30銭から13日の137円60銭まで18円70銭下げた。これは、それ以前の上げ幅56円50銭に対してほぼ3分の1押しに相当、そして、16日には154円まで反発している。こうした一連の動きはゴム独自の材料というよりも株価の切り返し、ニューヨーク原油のW底形成(昨年12月19日の32.40ドル、1月15日の33.20ドル)を好感、円安もプラスに働いたものと思われる。
 また、20日(火)のオバマ米新大統領への期待感が再燃したことも影響しているようだ。ただ、不安なのは、東京ゴムが160円を抜いてくればIRCO(国際ゴム公社)は70万トンの輸出削減をする必要がなくなる一方で、市場での現物買い上げの可能性が薄れることになる。つまり、現在の環境のなかで、自然体で相場が上昇力を強めることが出来るかどうかだ。もし、東京先限で16日の154円を抜けないと7日の156円30銭とでWトップの線型になってしまう。そう考えると、当面は135円から155円、行き過ぎでも160円前後で上値が抑えられる可能性がある。
(ばぁどまん)

2009/1/16(金・禁酒の日)
台湾やタイでも寒波被害が…
 連日、厳しい寒さが続く日本。不景気で節約・倹約を意識していても、これほど寒いと暖房のために灯油を使わないわけにもいかない。一方、灯油を販売する側は、昨年後半の原油価格暴落⇒灯油価格の先安不安で、手持ちの灯油在庫を圧縮。更に、灯油を精製する元売各社も減産姿勢を強化。そうした矢先の、寒波到来・灯油需要増加で、足元の灯油需給はひっ迫感が強まっているというのが現状だ(※石油連盟が15日発表した週報によると、10日現在の国内灯油在庫は前年同期比32.8%減の水準)。
 そうした状況を映して、目下、東工取の灯油価格は当限が高く、期央、期先へと安くなる“逆ザヤ相場”を形成。しかも、当限と先限とのサヤが1万円前後も開く“大逆ザヤ”となっている。今後、多少なりともサヤ修正はあると思われるが、現状では、@引き続き寒波が警戒される(灯油需要の堅調が見込まれる)、A元売の減産姿勢が変わらない、B春の定期修理が長引くとの観測も浮上している(その分、石油製品供給が絞られる可能性がある)、C期先限月(6月限、7月限)は灯油の不需要期限月で、期近限月より上ザヤになることが考えにくい…などから、逆ザヤ相場は変わりないと考えられる。『逆ザヤに売りなし』で、灯油は期近主導で地合が引き締まった状態が続きそうだ。
 ところで、厳しい寒さは日本だけではない。欧米やロシア、中国などもそうだし、インドでも首都デリーの13日朝の気温が例年より2度低い5度と、観測史上3番目の寒さを記録。北部では寒波で100人以上の犠牲者が出ているという。
 また、26日から旧正月入りするベトナムも、北部に寒波が到来、霜が下りた地域もあったそう。1月の平均気温が14度と温暖な台湾・台北市では、最低気温が7度を記録、この急激な寒さによって、12〜13日朝までだけで26人の死亡を確認。更に、タイまでもが、過去10年で最も厳しい寒さに見舞われ、15日までに数人が凍死。なかには、暖を取るために屋内でたき火をしたところ、火が家に燃え移って焼死した人もいたという。
(HΔTI)

2009/1/13(火)
日本の逼塞状態はアジア外交強化で解決可能
米国の経済見通しが不鮮明で、先行き不安心理が根強い。世界情勢ではイスラエルのパレスチナ自治区のガザ攻撃で白リン弾を使用しているとの疑いが国連で取り沙汰されている。朝鮮半島問題では6ヵ国協議が棚上げの状態で、キムジョンイル総書記の死亡説が根強く残るなか、米ブッシュ政権が対北朝鮮で軟弱化し、中国を軸とする6ヵ国協議で日本が拉致問題を抱えて孤立する状態である。安倍、福田、麻生と目まぐるしく変わる日本の首相交代と世界的な金融危機により、重要問題の焦点が暈けてしまい、そこに北朝鮮の外交戦略が切り込んできた格好である。韓国との度重なる首脳会談でも、歴史問題と領土問題が経済協力体制での共同歩調を可能とさせる状態になる寸前に浮上してスタートラインへ戻るという状況が繰り返され、日韓がスクラムを組めないことで、日韓ともに6ヵ国協議での発言権が後退するという状況が繰り返されている。政治経済ともに消化不良を起こしている日韓であり、抱える問題点は共通しているので、今こそ緊密な協力体制を確立するべきである。"小異を捨てて大同につく"という政策を選択するべきである。そうなれば、アジア経済の再生は日韓がリーダーとなれるはずである。これが対中国、対米国の日本の存在感をアピールするキッカケとなる。アジアにおける歴史問題は第二次世界大戦を考えれば、どの国とも問題を抱えているだけに、戦後64年が経過する今年は、日本の新しい政治リーダーを選出してアジア外交を強化する方向を選択すると、国内問題も含めて課題の多くを解決することが出来るのではないか。1500兆円の国民金融資産を対アジアと国内対策に有効に活用することが出来れば、国内の景気、失業、年金、社会保険、小学校校舎の耐震化、福祉の予算と人材確保など幅広い問題を解決することが出来るはずだ。財源捻出は行政改革が不可欠であり、これを断行すれば、予算と税金の無駄使いは解消が可能である。米オバマ新大統領による変化と同時に、日本も変化が必要である。
(ぶれとん・うっず)

2009/1/9(金・風邪の日)
ブラジルの2009〜10年度コーヒー生産量予測
 現地時間8日、ブラジル農業省・食糧供給公社(CONAB)が、2009〜10年度の同国コーヒー生産量予測の第1回発表を行った。例年、12月初旬に発表されるが、今回も前回同様、越年して1月にずれ込んでの発表となった。調査は昨年11月16〜29日。調査対象はミナス・ジェライス、エスピリト・サント、サンパウロ、バイア、パラナ、ロンドニア、リオ・デ・ジャネイロといった同国主要生産州。
 発表によると、生産量予測は3,690万〜3,880万袋で、前年度の4,600万袋から15.6〜19.8%減少する見通し。内訳はアラビカが約2,680万〜2,830万袋、コニロン(ロブスタ)が1,000万〜1,050万袋。
 減産の主因としては、@生産サイクルが裏作年度に当たる、A高温や不規則な降雨、B投資抑制(※肥料の投与を減らすなど手当に対するコスト抑制)、C剪定強化…を挙げている。なお、コーヒーが植樹されている面積は約235万ヘクタールで、前年度の236万ヘクタールから約0.5%(1万1,900ヘクタール)減少。
 市場予測(4,000万〜4,200万袋、一部では4,500万袋との見方も)に比べると大幅減産との印象だが、『生産国サイドの生産予測は過少見積りが通例』(市場関係者)と、市場の反応は冷静。ただ、裏作減産は間違いなく、世界在庫の低水準と併せて、徐々に需給タイトを意識されそうだ。
(HΔTI)

2009/1/7(水)(爪きりの日)
大豆10ドル乗せ、分かりやすい穀物に人気
●2008年末には弱気風が吹いていた穀物だが、しかご大豆期近は引け値ベースで10ドル台を突破、2ドル台転落の予想すら出ていた同トウモロコシ期近も4.30ドル近くまで上昇を見せている。その背景は南米の天候不安と中国の大豆買い付けで大豆が高騰、トウモロコシが追随高を演じたためだ。南米の天候不安が大豆の単収を低下させ、供給不安を呼び込んでいることが穀物全般高につながっている。
●ニューヨークダウが9,000ドル台を回復、原油価格も50ドルを超えたことも追い風になっているが、見逃せないのはファンドの買いが散見されていることだ。ファンドが穀物に照準を定めているように見えるが、その理由は大豆、トウモロコシは食糧及び食品として消費されるため、景気が今後悪化しても大きな落ち込みはないのと、供給は天候に左右される特徴があり、極めて分かりやすい動きをするためだ。需給も毎月米農務省が予想するなど、他の商品に比べて透明性が高いことも、穀物にスポットライトが当たっている理由といえよう。また、オバマ氏の経済政策への期待感が強いことも弱気の売りが出難い理由と判断してよいだろう。ただし、南米の天候不安が織り込まれ、オバマ効果が薄れた時。季節習性的にはフェブラリーブレークの売りが入りやすい時期になるだけに、スタートダッシュの反動が気懸りだ。
(紅蓮)

2009/1/6(火)
今年は穀物相場が主役に?
米国の商品市場は昨年の"金融危機が峠を越した"といわんばかりの反応で一服商状となっているが、米政府による金融安定化や企業救済など一連の対策を反映し、米国の株価が戻したことを反映している小康状態に過ぎない。実体経済の落ち込みが顕著であり、日米とも景気低迷は長期化する恐れが強い。なお、金相場は850ドル前後で安定し、原油相場はバレル40ドル台後半で推移しており、この水準は大きく下がる可能性は低いと思われる。これは、金価格の場合、金融商品への不安が根強いことが背景にあり、安全資産としての評価で買われていることが理由のひとつである。また、原油価格は高値からの大幅な下げにより、OPEC(石油輸出国機構)やロシアなど大手産油国経済へのダメージが大きく、価格維持のための協調減産体制が継続されるうえ、50ドル前後の原油価格であれば、消費国、とりわけ新興国経済の負担も大きくないからである。引き続き中国の需要増加が商品市況を下支えしている構図に変わりないが、投機マネーが萎縮しているだけに、上昇しても穏かなカーブしか描けないだろう。今年は人口増加と新興国経済の成長を背景とした食料危機を話題にトウモロコシや大豆など穀物市場が活況を呈する可能性が高い。
(ぶれとん・うっず)

2008/12/25(木)
底打ちはしていない
●東京ゴム先限は12月5日の99円80銭から22日の138円50銭まで40円弱反発した。これによって、「99円80銭を大底」と見る向きと、『再度急落して100円大台を割って新安値へ突入』とする弱気の見方に分かれている。強気、弱気、どちらの主張が当たるか見所だが、世界的な自動車販売減少はこれから本格化する恐れ大で、そのシビアな経済環境を見ると、少なくとも、このまま上昇へと転じるのは難しいだろう。
 日本自動車工業会が25日に発表した11月の国内自動車生産実績は前年同月比20.4%減の85万4,171台と、1967年1月以来の最大の下げ幅となっている。ブリジストン、横浜タイヤなどタイヤ各社も国内外での増産を先送りした。今後、こうした状況は世界に拡大、天然ゴムの消費減退が相場にハネ返るものと思われる。再度、100円を割るかどうか、それはともかくとして、140円を取れずに反落した足取りは悪く、戻り売りと見たい。
(ばぁどまん)

2008/12/25(木)
有馬記念…メイショウサムソン
 28日は有馬記念(芝2500、中山)。◎メイショウサムソン(牡5、武豊)JC6着、○ダイワスカーレット(牝4、安藤勝)天皇賞2着、▲マツリダゴッホ(牡5、蛯名)JC4着、△カワカミプリンセス(牝5、横山典)女王杯2着。昨年はマツリダゴッホ〜ダイワスカーレットで決着したが、今年はどうなるか。最近は地方出身騎手や外国人騎手の活躍が目立つが、最後はJRA勢で決めてもらいたいものだ。当日の降水確率は20%(A)。

 商品市場が落ち着きを取り戻し、なかでもシカゴ穀物が堅調な動きとなっている。ロンドンではカカオが新高値という状況。
 オバマ次期大統領の支持率が82%に達し、超人気ぶりだ。就任まで1ヵ月弱となり、ますます人気が高まるのではないか。
(WAN)

2008/12/24(水)(クリスマスイブ)
大統領就任式前後まで堅調な場面があってもおかしくない
●今日はクリスマスイブ。海外はクリスマス、国内は年末年始を意識した取引で、整理商いが多く見られる展開になっている。このようななかで、シカゴ大豆期近が9ドルの大台を回復した。その背景はアルゼンチンとブラジルの一部で雨不足による作柄悪化が懸念されるなかで、南米の民間調査会社が2008〜09年度のブラジル大豆生産予想を5,800万トントン、アルゼンチンを4,950万トン、パラグアイを550万トンに下方修正したためだ。ちなみに、米農務省予想はブラジル5,900万トン(前年度6,100万トン)、アルゼンチン5,050万トン(同4,620万トン)、パラグアイ650万トン(同680万トン)で、調査会社予報は米農務省12月予想を下回った。ただし、現時点で南米の大豆減産予想を材料として織り込むには時期尚早の段階で、クリスマスと年末の調整かたがたのポジション調整の買い戻しがシカゴ大豆期近の9ドル回復につながったといえよう。
●ただし、南米の天候が年明けも悪いままだと、大豆に供給不安が台頭してもおかしくあるまい。2008〜09年度は金融危機に伴う農家の資金不足の影響で、肥料の投下量は例年より少ない。従って、大雨や干ばつなどに遭った場合はダメージの回復が遅れて、単収低下につながりかねない。また、年明けはオバマ米大統領の登場に沸き、株式が政策期待で買われるなど外部環境の好転が顕著になれば、国際商品全面高ムードになり、大豆もその流れに乗ることが十分に考えられる。金融危機の影響は常に見え隠れして、上値にブレーキをかける要因になろうが、米大統領就任式前後までは比較的堅調な動きになってもおかしくない。
(黒孔雀)

2008/12/19(金・日本初飛行の日)
LMEアルミ在庫が200万トン大台乗せ
 先週12日の本稿で、LME(ロンドン金属取引所)アルミ在庫の190万トン台乗せを伝え、『年内に200万トン大台乗せも!?』としたが、アッサリとその通りになってしまった。16日に204万1,825トンまで増加して、大台乗せを達成。190万トン台乗せを達成した12月10日からたったの4営業日しか経っていないのだから、驚くと同時に、『まだ在庫が隠れていたのか…』と唖然とするばかり。果たして、年内中にどこまで在庫が積み上がるのか…。目下の在庫水準は1994年以来、14年ぶりの高水準。同年は夏に、過去最多となる270万トン弱を記録しているが、このまま増加し続けて過去最多更新となるのか、その成り行きが注目される。
 しかし、こうも在庫が積み上がると需給緩和感が強まる一方で、実体経済悪化による需要減退と相俟って、アルミのファンダメンタルズは悪いとしかいいようがない。LMEアルミ3ヵ月物価格は1,500ドル台割れと、今年7月につけた史上最高値(7月10日の3,356ドル)の半値以下へ転落。東工取アルミは、期近が1997年4月7日の上場以来、最安値を更新(12月17日時点で安値123円70銭)、今年7月に記録した高値358円から、約5ヵ月で60%以上の暴落となったが、ファンダメンタルズに少しでも改善の兆しが見られない限り、底値探りの展開が続きそうだ。
(HΔTI)

2008/12/18(木)
朝日杯FS…フィフスペトル
 21日は朝日杯FS(2歳、芝1600、中山)。◎フィフスペトル(ルメール)、○シェーンヴァルト(北村友)、▲セイウンワンダー(岩田)、△ミッキーパンプキン(ペリエ)。2歳馬はキャリアが浅く、それが波乱の要因になりやすい。ここから皐月賞馬が出現するのかどうか。当日の降水確率は20%(A)、気温17度の予報。かなり暖かい。当日は指定席で観戦。メインレースの頃には酔いが回っているかも。

 円高が進み、ついに87円台。海外旅行のチャンス到来だ。輸入原材料・製品価格も下落するため、輸入企業、国民には追い風だ。年明けから物価下落が鮮明になりそうだ。
 ニューヨーク原油が一時40ドル割れ。しかし、他商品には影響せず、むしろ原油の"一人負け"の格好となっている。商品のなかで一番最後に天井を打っただけに、その反動も大きい。金・白金の価格差逆転は久しぶりのこと。長期的には白金の買いが面白いが、米国の自動車問題が落ち着くまでは下値不安が残る。
(WAN)

2008/12/17(水)(飛行機の日)
穀物の堅調は一時的で再び売られる
●2008年も余すところ2週間。例年なら、マネーマーケットはポジションを調整する動きが本格化するのだが、今年に限ってはどうやって損失を減らして年を越すかに腐心しているように見える。今年の国際商品市場は上昇するのも一緒、下落するのも一緒で、ファンダメンタルズにお構いなしの展開になった。材料は相場上昇ないしは下落の言い訳で、基本的に投機資金の大きな流れがどこへ向かうかが今でも一番重要になっている。
●シカゴ穀物相場は、大豆期近が8ドル台半ば、トウモロコシ期近が4ドルに手の届く値位置で推移している。トウモロコシは2009年の米国の作付面積が減少するとの予想、サイズはアルゼンチンの高温乾燥が強材料ということになっているが、現実には原油反発、ドル安を受けて買い戻す動きが出てきたためで、材料自体は後付けということが出来る。また、シカゴ穀物下落とドル安の相乗効果が存分に発揮されれば、穀物需要が増加するとの楽観論も出ている。毎年、世界の人口が8,000万人増えることを前提にすれば、穀物需要は減らないとの楽観論もある。そうはいっても、経済基盤がある程度しっかりしていないと、穀物はコンスタントに輸入出来ない。穀物を大量に輸入しているのは比較的人口も多く、経済がある程度豊かになってきたアジア諸国だが、米国発の金融危機は『マネー崩壊』の煽りを受けた不況で、穀物の買いつけ資金は決して潤沢ではない点に注意が必要だ。現在の穀物相場は実態を反映しているとは思えず、オバマ新大統領就任以降は再び売られる公算が大きい。
(黒孔雀)

2008/12/16(火)
米経済の見通しに光明射せば好転へ
 基軸通貨がドル一極の状態から、ユーロ、円、人民元などを含む多極的な状態に拡大する方向でブレトンウッズ体制が大変革されれば、ドルが信用を失墜しても、国際通貨体制はソフトランディングしうるとの考え方がある。しかし、国際通貨体制は軟着陸しそうもない。世界有数の富を蓄積している中国人民元の切り上げや国際化が必要だが、中国政府の方針はドルに対する人民元の上昇を止める「切り下げ」の方向だ。人民元の対ドル相場は一定の変動幅の範囲内で動くように中国政府が市場介入しており、以前は変動幅の上限に貼りつくことが多かったが、最近は下限に貼り付く事態となっている。9月のリーマン倒産以来、米欧市場を突き上げていたカネ余り現象を支えたレバレッジ金融の崩壊が急に進み、10月から米欧市場の需要は急減して不況に突入した。中国から米欧への輸出も大幅減となり、広東省などでは工場閉鎖が相次ぎ、失業が急に増えて中国社会は不安定さを増している。それでも13億人のパワーは大きく、経済成長は鈍化しても9%前後を維持するとすれば資源需要は減少しないだろう。そして、見通しが真っ暗といわれる米経済に少しでも光明が射せば、基軸通貨ドルの見直しやワールドパワーとしての米経済の実力を評価され、金融市場、商品市場とも底を固めて反発へ転じる可能性が高い。
(ぶれとん・うっず)

2008/12/12(金・漢字の日)
年内に200万トン大台乗せも!?
 12月10日(現地時間)、LME(ロンドン金属取引所)のアルミ在庫が、1994年以来、実に14年ぶりに190万トン台に乗せた。180万トン台乗せが11月27日。そこからたった9営業日しか経っていないのに190万トン台に乗せてしまったのだから驚きだ。さて、11日から年末まで、LMEは残り13営業日。160万トン台から170万トン台乗せまでが4営業日、170万トン台から180万トン台乗せまでが7営業日、そして、今回9営業日という日数を考えると、年内の200万トン大台乗せも十分にあり得る状況といえよう。そして、この強烈な在庫積み増しによる重みに、世界的な需給緩和見通しも加わって、LMEアルミ価格、等工取アルミ価格ともに足取りの重い展開が続きそうだ。ちなみに、先頃、英ブルック・ハントが発表した『世界アルミ新地金需給予測』によると、今年の世界需給は消費が3,909万トン(前年比2.6%増)、生産が4,001万トン(同4.9%増)で、差し引き92万トンの供給過剰となる見通し。また、2009年は消費が3,977万トン(同1.7%増)、生産が4,140万トン(同3.5%増)で、差し引き163万トンの供給過剰予測、2010年は消費が4,170万トン(同4.8%増)、生産が4,400万トン(同6.3%増)で、差し引き230万トンの供給過剰予測となっている。
(HΔTI)

2008/12/11(木)
阪神JF…ジェルミナル
 14日は阪神ジュベナイルF(牝2、芝1600、阪神)。◎ジェルミナル(福永)、○アディアフォーン(小牧太)、▲ワンカラット(岩田)、△カツヨトワイニング(江田照)。女子中学生の運動会といったところだが、このなかから来春の桜花賞馬が出るかもしれない。注目の一戦である。当日の降水確率は50%(C)、気温12度の予報。雨が心配。

 金融市場が落ち着きを取り戻し、商品市場も荒波から小波に変わった。今年は歴史に残る1年となったが、買いから売りに転換した投資家は大成功のはず。
 山高ければ谷深し、天井三日底値百日、買いはゆっくり売りはすばやく…こうした相場格言通りの展開といえるだろう。
 原油が底入れすれば商品全体の流れも変わるが、果たしてどうなるか。
(WAN)

2008/12/10(水)
売りチャンスが続く
●東京ゴム先限は12月5日に99円80銭まで下落、全限2ケタ台に値を決めた。8日には121円40銭まで反発、安値から21円60銭戻した。ただ、9日には一転して急落しており、相場がきわめて不安定なことを裏付けている。同時にこうした動きのなかでも出来高が少なく、総取組も何とか3万枚を維持している格好だ。これでは底打ちに時間がかかる。
 12月5日に全限100円台を割り込んだことから目先的には反発してもおかしくないが、しかし、底入れと見るのはリスクが大きい。
 今一度、下値を探って80円台に突入する可能性があり、引き続き売りチャンスが続くと見たい。
(ばぁどまん)

2008/12/10(水)(世界人権デー)
需要後退の影響大きく上値は期待しにくい状況
●シカゴ大豆期近は8ドルの攻防、同トウモロコシ期近は3ドルの攻防戦が継続しそうだ。ニューヨークダウと原油価格が反発するとシカゴ穀物は上昇を見せるが、逆に両者が下落すると上げ幅以上の下げを演じることが多く、シカゴ大豆期近が8ドル台、同トウモロコシ期近が3ドル台に復活しても上伸力は鈍い。オバマ次期米大統領は景気浮揚策を打ち出し、期待感から株式が堅調となったが、具体性に乏しいため、先行き期待が失望に変わると反動が出て再度穀物価格が下落というシナリオを描く向きが少なくない。株式の上下動に反応しやすいこと自体、マーケットが金融危機の穀物市場への影響を恐れている表れで、需給やテクニカル面よりマネーマーケットに明るさが戻ってくるような環境にならないと、先高を見込んだ買いは出てこない。
●穀物は、衣食住の分野で人間が活動するうえで絶対に欠かせないもので、しかも、年間8,000万人ペースで地球の人口が増えていること、これまでの経済危機では穀物の世界消費は減少していないという楽観論があるが、今回の経済危機は100年に1回、しかもグローバル化が進んで世界の隅々まで影響が及んでいる。信用収縮、景気後退に伴う失業者の増加で、個人の財布の中身が乏しくなっている現状もある。極端な言い方をすれば、今回の金融危機で先進国も頼みの綱である新興国も工業品だけでなく、農産物も安いものを購入する動きが出てきた。具体的には、トウモロコシより安い飼料小麦、大豆油より安いパーム油などを買う動きが本格化しており、上値は期待しにくい環境にある。
(

2008/12/9(火)
政治迷走で景気低迷続く
麻生首相は外貨準備からIMFに10兆円拠出することを決めた。現在までのIMFへの主要国出資比率は米国18%、日本6.3%、ドイツ6%、英国5%、フランス5%である。IMFの資金規模が32兆円であるので、10兆円出すと28.6%へと比率はダントツになるが、金融危機の責任を負うべき米国、外貨準備1位の中国もIMFへ資金を拠出する動きがない。日本がIMFの資金配分審査や管理に関与できる可能性がないので、仮にIMFが新興国への支援を行ったとしても、日本による貢献はアピールできない。国際機関への資金拠出で何を狙うのか。欧米や中国の金融関係者がクビをかしげているのは、麻生首相が意図するものが見えてこないからである。いま、日本国内で問題となっている非正規雇用労働者の処遇、障害者への補償不足、高齢者の年金と医療問題、母子家庭の生活不安、中小企業の倒産懸念などへの対応が遅れ、定額給付金2兆円のバラマキも年を越すことが明らかである。中小企業の資金繰りを援助するとしている信用保証の枠を広げる第二次補正予算も来年提出されるかどうかわからないという有様である。10月時点で第二次補正予算を成立させていれば、年末の資金繰りに苦しむ多くの中小企業を救うことが可能になったはずである。KY(漢字が読めない)とか、バラク・オバマになぞらえて"バラマキ・オバカ"と呼ばれる始末である。日本の景気が悪くなっている現状をどう打開するのか、国民の多くは自民・公明政権に期待していないようだ。解散総選挙の先送りが諸悪の根源と指摘する向きもあり、日本の政治は迷走したままだ。最近、官僚の不祥事が増えているが、官僚機構の腐食が見えてきた。天下りや特殊法人、認可団体など役に立たない組織をつくり、そこへ天下りし、補助金を配分するという無駄を重ねている。これを一掃すると、5年ほどで政府赤字の大半が解消する。日本の株価に対し楽観論が台頭しているが、国内情勢を見る限り、先行きへの期待は持てないと思うのだが。
(ぶれとん・うっず)

2008/12/5(金・バミューダ・トライアングルの日)
ブラジルのコーヒー生産コスト
 現地時間12月5日に米農務省が世界コーヒー需給統計(6月発表に改定版)を発表。それに先駆け、秋口から各主要生産国駐在の米農務官による需給レポートが随時、公表されてきたが、今回はブラジル駐在農務官レポートから、同国のコーヒー生産コストについての記述があったので紹介しておく。コーヒーの生産コストは各生産国まちまちで、統計データ等が示されることは極めて稀。それだけに、世界最大のコーヒー生産国であるブラジルの生産コストの具体的なデータが示されたことは注目すべきところ。なお、今回のコストは、同国最大のコーヒー生産州であるミナス・ジェライス州、ゴーシュぺ(※1ヘクタール当たり平均25袋=1,500kgを生産)でのアラビカコーヒー1袋(60kg)の生産にかかるコスト。
 生産コスト合計は、2006年(5月31日時点)に84.01ドルだったのが、今年(4月18日時点)は147.43ドルへ75.5%アップ。全体のコストのなかで、臨時雇用や固定雇用のコスト、いわゆる“人件費”が46.6%を占めており、2006年から今年までの上昇率は72.9%。次いで、肥料と農薬代が合わせてコスト全体の25.5%を占め、それぞれ2006年から今年までに120.6%、68.5%上昇。また、収穫後の輸送コストは2006年から今年までに72.5%もアップした。人件費は同国の経済成長に伴う賃金高、肥料・農薬代と輸送コストは原油価格高騰が主因と考えられる。
(HΔTI)

2008/12/4(木)
JCD…ヴァーミリアン
 7日はジャパンカップダート(ダ1800、阪神)。◎ヴァーミリアン(牡6、岩田)JBCク1着。○フリオーソ(船橋、牡4、戸崎)JBCク4着、▲ブルーコンコルド(牡8、幸)JBCス4着、△ワイルドワンダー(牡6、蛯名)南部杯3着。ヴァーミリアンはこの後、東京大賞典(12月29日、大井)に向かう模様。当日の降水確率は20%(A)、気温9度の予報。かなり寒い。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り6月限4万0,330円⇒3万4,570円(4日前引)=5,760円×50倍×1枚=28万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=28万3,000円。東京灯油1枚売り6月限4万6,650円⇒3万8,660円(4日前引)=7,990円×50倍×1枚=39万9,500円−5,000円(手数料、消費税)=39万4,500円。2銘柄通算で67万7,500円のプラス。残高は11万1,100円。このコーナーは2001年4月26日、資金100万円でスタート、一時▲400万円超となったが、原油安により負債が消えた。このため、今回で終了します。
(WAN)

2008/12/3(水・奇術の日、妻の日)
需要低迷を米農務省はどう評価するか
●5営業日連続で上伸していたニューヨークダウが急落、原油価格も50ドルを割り込むと、シカゴ穀物も大きく売られ、大豆期近は8ドル前半、トウモロコシ期近も3.30ドル台に売られた。一時懸念されていたアルゼンチンの高温乾燥も雨が降ったことや、需要後退懸念が表面化して弱気ムードが再燃した格好だ。株式や原油価格はアヤ戻りはあっても、本格的な反騰を見せるのは、まだ先との見方が多く、穀物相場の早期の出直りも期待しにくい状況にある。
●米国産穀物の輸出低迷が目立っているが、それに輪をかけるように米国内の需要が鈍っている。肥育牛の飼養頭数、ブロイラーの米国最大業者・ピルグリムズ・プライド社が再建を前提とした破産法11条を申請するなどの情報が伝わり、米国国内の飼料用需要が落ち込む恐れが出てきたことを示している。来週12月11日に米農務省から需給予想が発表されるが、ここで米国発金融危機の影響をどう織り込むかが注目される。ただし、米農務省が消費量を思い切って下方修正するかどうかは疑問で、仮に需要の下方修正幅が小さい時には一時的に相場が反発しても、需要低迷が長期化すると結果的に穀物相場の頭を抑えかねない。
(黒孔雀)

2008/12/2(火)
期近から2ケタ相場へ
●東京ゴム先限は113円50銭まで下げて、2004年11月25日の116円80銭を下回った。4年ぶりの安値に突っ込んでも、まだ、底入れ感が出ないのは世界的な景気悪化が続いているからだ。それだけではなく、ニューヨーク原油が再び50ドルを割り込んで11月21日の48.25ドルを下回り、47ドル台へ突入したこと、金相場の急落も嫌気されている。
 6月30日の高値356円90銭から12月2日の113円50銭まで243円40銭下げ、日柄も5ヵ月を上回っている。2004年11月25日の116円80銭を下回っていただけに、ボツボツ反発してもおかしくない。それでも、『初戻り売るべし』の相場格言があり、その戻りを買うのは嫌だ。
 今後、待ち受けている"円高騰"を考慮すると修正高があれば売る。期近から2ケタ相場示現も。
(ばぁどまん)
2008/12/2(火)
米国は変化を求め、日本は変化の機会失う
バラク・フセイン・オバマ米次期大統領はハワイ生れ。1991年ハーバード大学法科大学院終了。1992年結婚。1996年イリノイ州から米国史上3人目のアフリカ系連邦上院議員としてデビユー。「イエース、ウィーキャン!(我々にはできる)」の大合唱に送られて米国史上初の黒人大統領、JFK(ジョン・F・ケネディ)以来50年振りの東部リベラル派の大統領誕生となった。年齢47歳という若さで黒人という多民族国家を象徴するオバマ氏に「チェンジ」(変化)を求めた米国民の意志の体現化である。また、ブッシュ政権への失望の裏返しともいわれる。10月上旬の世論調査では、ブッシュ大統領の支持率は25%と歴代3位の低さ(トルーマン22%、ニクソン24%に次ぐ)であった。イラク攻撃の失敗(米兵4,000人死亡、大量破壊兵器なく、テロ激化)、ハリケーン対策が遅れて大災害へ、サブプライムローン問題に有効策なし、国内貧富差拡大…などの不満が溜まっていた。そして、経済対策を重視し、中低所得層の減税、雇用問題の改善などを訴えたオバマ氏への期待が高まった。米国民にはリンカーンとケネディの姿がオバマ氏にダブルのではないか。リンカーンは米合衆国独立を実現し、ケネディは米国の威信を取り戻し、米国民の良識と勤勉さを思い出させた大統領である。世界24ヵ国で米大統領選挙への関心度が最も高かったのは日本で、83%と米国の80%を上回った。しかも、オバマ氏を信頼する人が77%、マケイン氏は40%であった。日本の国民が変化を求めながらも、自国の代表者がコロコロ変わることに嫌気がさしていることを示している。かたや、日本の首相は解散総選挙を延期して変化のチャンスを潰し、発言すれば間違いだらけ、景気問題も今国会での審議を拒むなど国民を無視しているといわれかねない有様である。米国が底から這い上がり、日本がどん底へ落ちていく構図が見えてくる。リーダー不在の国は船長のいない船と同じで行き先もわからず、荒波に翻弄され不安と危険がいっぱいである。
(ぶれとん・うっず)

2008/11/28(金・太平洋記念日)
世界アルミ需給に緩和感
 先週、『LME(ロンドン金属取引所)アルミ在庫が170万トン台乗せ』と指摘したが、そこから1週間足らずで早くも180万トン台乗せが目前に迫っている。11月26日時点の在庫量は179万5,975トン。先週指摘した『11月中に180万トン台乗せもあり得る』はほぼ確定的、このペースが続けば年内に200万トン大台乗せもあり得る、そんな勢いだ。このように在庫積み上げで需給緩和感が増しているなか、先頃、 国内大手商社・丸紅の軽金属地金部が発表した“世界のアルミ新地金需給バランス予想”も需給緩和を裏付ける内容となった。具体的に、今年は世界的な景気減速による需要急減が影響して、125万7,000トンの供給過剰となる見通し。また、2009年も、減産等の生産調整が進むとはいえ、53万4,000トンの供給過剰と予想している。ちなみに、2010年は、景気回復で需要の伸びが加速、新規製錬プロジェクトが予定通り始まってもタイト感が増すとして、供給過剰量が34万6,000トンに減少することを見込んでいる。
 なお、アルミ新地金の国際価格(LME3ヵ月物ベース)については、2008年10〜12月期が1,700〜2,450ドルの見通し。2009年通年では1,700〜2,500ドル、2010年通年では2,000〜2,800ドルのレンジを予想。
(HΔTI)

2008/11/27(木)
JC…メイショウサムソン
 30日はジャパンカップ(芝2400、東京)。◎メイショウサムソン(牡5、石橋守)凱旋門賞10着。マツリダゴッホは右回り向き、ウオッカは天皇賞の激走が心配、3歳馬は荷が重そう…などで、軸にしにくい。相手は人気薄の外国馬・外国人騎手が狙い。当日の降水確率は20%(A)、気温16度の予報。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り5月限3万8,980円⇒4万0,180円(27日前引)=1,200円×50倍×1枚=6万円+5,000円(手数料、消費税)=▲6万5,000円。東京灯油1枚売り5月限4万4,750円⇒4万6,840円(27日前引)=2,090円×50倍×1枚=10万4,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲10万9,500円。2銘柄通算で17万4,500円のマイナス。残高は▲56万6,400円。ニューヨーク原油は48ドル台から戻したが、これで底入れしたのかどうか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は27日前引、東京ガソリン1枚売り6月限4万0,330円、東京灯油1枚売り6月限4万6,650円。
(WAN)

2008/11/26(水)
ゴムは当限が100円割れも
●タイのテーラチャイ副農相が26日に、『天然ゴム価格が1キロ当たり1ドルを割込めば、同国政府が農家から買い上げを実施する』と述べた。これは国際天然ゴム価格が4年来の安値に達しているためだが、ただ、この声明は暗に、ゴム価格がそこまで下げる可能性があることを危惧しているように受け取れる。
 仮にタイ政府が100セントで農民からゴムを買い上げても、その輸入採算は100セント×95円(為替)=キロ当たり95円、それに輸入諸掛り(9円)を加えても104円ほどにしかならない。
 現在でもタイRSS3号の輸入採算158円に対して当限が120円前後、先限でも130円前後と、大きな下ザヤ(割安)を走っている、とすれば、タイ政府が買い上げを実施するまで相場は下落、当限の100円割れ不安もあることになる。
(ばぁどまん)

2008/11/26(水)(いい風呂の日)
気になる米農家の動き
●シカゴ穀物は、大豆、トウモロコシとも揉合が続いたままだ。株価の動きに連動した展開が相変わらず続いており、しかも、感謝祭を控えていることからシカゴ市場では積極的に動こうとする向きは少ない。アルゼンチンでは高温乾燥型の天候が続いているという報があっても反応薄、国内も為替相場が揉合っているため、どうしてもテクニカルな売買が中心になってしまう。
●いよいよ来週から12月を迎えるが、焦点になるのは金融危機不安がどの程度まで緩和するのか。経済指標は実体経済を測るモノサシになっているが、今後、どのような数字になるかが目を離せなくなってくる。もちろん、株式市場の動きが穀物を含めた国際商品の流れを決める役割を持っており、当分、ニューヨークダウの推移に一喜一憂する場面が出てこよう。また、気になるのは、農家の動向だ。秋口に穀物相場は急落したが、史上最高値の更新で農家経済は大きなダメージを受けておらず、ホールドの姿勢を見せている。しかし、種子、肥料、農機具の手当を考える時期に入っており、どこかで換金売りをせざるを得ない状況で、その影響が相場にどう出るか注目したい。
(黒孔雀)

2008/11/25(火)
政治の混乱が招く株安で商品も下落する恐れ
麻生首相がAPEC会議に出席し、ブッシュと会談するなど、国内人気の低下を挽回するパフォーマンスを演じたが、人気が回復したとは思えない。国会運営について野党を批判。総選挙を延期し、景気対策を年明けまでズラすなど、責任を民主党の小沢氏に転嫁する発言となった。ブッシュとの会談内容を記者会見で話した時、言葉に詰まり、言い直すなど正確に話せなかった。ブッシュ会談もさることながら、中国と接触しなかったことが参加した他諸国へのアピールを弱くしているとの指摘がある。メドベージェフ・ロシア大統領との会談はサハリンの天然ガス問題が話題となった程度で、6ヵ国協議での拉致問題と核問題についての日本の立場を理解させるまで踏み込んでいない。ブッシュ氏は任期を終え、オバマ氏にバトンタッチするわけで、日米関係の歴史から考えてブッシュとの会談は必要であっただろう。しかし、折角の機会だけに、日本の存在を強調することは可能であったはずだ。真っ先に日本が金融危機対策で支援資金を拠出すると発表したが、マスコミも、『相変わらず、金持ちだから金を出すという構図に止まっている。いうべきことをいうべきだ。もっと外交力を強化する必要がある』と失望するコメントが目立つ。また、国内の景気対策や政治の行方が混沌としている。そうしたなか、小沢との党首会談で言うべきセリフをAPEC会議という海外における記者会見で一方的に話すのも場違いだ。"首相の座に出来るだけ長い時間座っていたい"という欲だけが見えてくる。景気対策も越年することが確実になり、来春まで解散総選挙はなさそうだ。年末は国会での議論がまとまらず、金融機関の融資制限により中小企業の倒産が続出するという現象が見込まれ、不景気ムードが強くなる可能性が高い。そうなると、一層、株価は低迷し、国内商品市場は株安による充価目減りで個人投機家は証拠金不足で手仕舞売りを余儀なくされるパターンとなる可能性がある。
(ぶれとん・うっず)

2008/11/21(金・フライドチキンの日)
LMEアルミ在庫が早くも170万トン突破
 先週金曜に、『LMEアルミ在庫が160万トン台乗せ』、『(現状の増加ぺースでいけば)11月中の170万トン台乗せもあり得る』とした、その矢先、LMEアルミ在庫が170万トン台に
乗せてしまった。
 その推移を見ると、11月12日に160万0,575トンと160万トン台乗せ、17日が161万9,550トン、そして、翌18日に突如170万1,525トンへ急増して台乗せ…といった具合。
 また、年初1月2日の在庫92万9,500トンから100万トン大台に乗せたのは3月13日の100万6,600トンまでで、その間53営業日。その後、110万トン台乗せは7月25日の111万5,400トンまで83営業日、120万トン台乗せは9月15日の124万1,150トンまで44営業日。この日は、ちょうどリーマン・ブラザーズが破綻した日だ。そして、その翌16日、一気に130万トン台乗せ(132万9,325トン)へと急増。そこから、140万トン台乗せは10月13日の140万5,350トンまで19営業日、150万トン台乗せは10月22日の150万0,150トンまで7営業日、160万トン台乗せは11月12日の160万0,575トンまで15営業日、そして、170万トン台乗せが11月18日の170万1,525トンまで4営業日…と、リーマン破綻を契機に、在庫の増加ペースがグンと加速したことが判る。
 しかも、11月19日時点で在庫は172万2,375トンへと漸増。『どこに地金を隠していたのか…』と思わずにはいられないほどに、売り物が続出している。こうなると、11月中の180万トン台乗せの可能性もゼロではない。また、在庫増加に歩調を合わせて続落しているLMEアルミ3ヵ月物価格(※20日についに1,800ドル台割れ!)の底入れ確認も難しくなる。
(HΔTI)

2008/11/20(木)
マイルCS…スーパーホーネット
 23日はマイルCS(芝1600、京都)。◎スーパーホーネット(牡5、藤岡佑)安田記念8着、○マイネルレーニア(牡4、佐藤哲)、▲ローレルゲレイロ(牡4、四位)高松宮記念4着、△ジョリーダンス(牝7、秋山)スプリンターズ13着。G1戦は今週も平穏の見込み。荒れるのはJCあたりか。それにしても、武豊騎手の落馬は多くのファンに衝撃を与えた。当日の降水確率は30%(B)、気温16度の予報。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り5月限4万1,310円⇒3万8,980円(20日前引)=2,330円×50倍×1枚=11万6,500円−5,000円(手数料、消費税)=11万1,500円。東京灯油1枚売り5月限4万5,070円⇒4万4,750円(20日前引)=320円×50倍×1枚=1万6,000円−5,000円(手数料、消費税)=1万1,000円。2銘柄通算で12万2,500円のプラス。残高は▲39万1,900円。ニューヨーク原油が下げ止まらない。山高ければ谷深し…の典型だろう。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は20日前引、東京ガソリン1枚売り5月限3万8,980円、東京灯油1枚売り5月限4万4,750円。
(WAN)

2008/11/19(水)(鉄道電化の日、農協記念日)
一進一退の相場展開が続く
●穀物は一進一退の相場展開が続いている。株式や原油価格の動向に左右される展開に変わりはないが、市場を震撼させるような材料は出ておらず、穀物相場に対するインパクトは弱まっている。ただし、嵐の前の静けさ的なムードもあり、なかなか金融不安の呪縛から解かれないのが実情だ。そのようななかで、話題になってきたのはアルゼンチンで高温乾燥気味の天候が続いていること。同国中部ではトウモロコシや大豆の作付に雨が必要とされており、今後もドライ気味な天候が続くと、先行き単収低下の要因になりかねない。
●目下は、米国の大豆は需給相場、一方、南米大豆は天候相場。市場がこれから気にするのは、ブラジル、アルゼンチンなど南米の大豆生産動向だ。世界的な油実専門誌・オイルワールドは、作付が進行中の2008〜09年度のブラジル大豆生産量を5,900万トン(前回予想6,000万トン、前年6,000万トン)と予想した。ブラジルは毎年農地が開墾され、大豆も年々作付面積が増加、生産量は拡大傾向にあるが、2008〜09年度は金融危機による信用収縮の影響を受けて増産の可能性は低くなった。不透明なのは肥料価格の高騰、農家は資金不足で肥料投下量が減少すれば単収は低下、天候が悪化すればダブルパンチで不作になる危険もある。材料難の状況がどこで変化し、独自の材料がいつ見直されるのかがカギとなろう。
(黒孔雀)

2008/11/18(火)
商品市況の上昇は長期的に続く見解根強い
ジム・ロジャーズ氏は金価格が長期的に3500ドルへ上昇するとし、まだ、今後10年間は商品市況全体が上昇するとの見解を変えていない。しかし、中国では熱狂的な強気投機家は"うそつき"と決めつけている。最近のアンケートで明らかになったものだが、専門家はロジャーズ氏が運用方法について慎重さを求め、大きな変動があるとして、警告もしているので、中国の投機家は身勝手であり、もう少し勉強する必要があると指摘している。ロジャーズ氏は最近、IMFの金売却で600ドル台もあるとしているが、これに対して『3500ドルを予測した人が600ドルの可能性を指摘していることは矛盾』と批難する声が、中国の投機家の声である。どこの国でも、自分の責任を棚に置いて、他人のせいにする投機家が圧倒的に多い。ひどいのは、裁判所の裁判官はどんなに客観的な証拠があっても、業者は悪者と決め付けているケースが100%であると、傍聴して確信した。まず、告訴されたら、投機家のサイン、約諾書、危険開示告知書、取引の指示など録音テープが揃っていても業者は勝てない。何しろ、相手には裁判官という味方がいるのだから。かなり身勝手で、悪質極まりない、熟練弁護士を同道した投機家の例を見ても結果は同じである。投機家、弁護士ともいずれも札付きの面々であるのにである。
まだ強引な営業をしている業者もあると聞くが、最近は殆どそうした事例は海外先物業者で見られる程度であるのだが…。
(ぶれとん・うっず)

2008/11/18(火)
揉合相場だが戻り売り
●ゴムは出来高が減少、東京は17日が1万2,825枚、18日も午後3時現在で8,000枚以下と少ない。これは、14、15日に行われた金融サミットで何の特効薬も出なかったものの、『金融危機の大きなヤマ場は通り過ぎたのかも知れない』(市場関係者)の声もあって、弱気筋も売り攻勢をかけにくくなったのだろう。もっとも、『これから発表される欧米経済や日本の景気指標は実体経済の悪化を映して悪い結果が出る』(同)も確かで、先限で180円も抜きにくい。当面は160円から170円の揉合相場が予想されるが、戻り売り方針を変える必要はないだろう。
(ばぁどまん)

2008/11/14(金・埼玉県民と大分県民の日)
LMEアルミ在庫が160万トン乗せ
 LME(ロンドン金属取引所)のアルミ在庫の増加が続いている。先週12日時点で160万0,575トンと、ついに160万トン大台に乗せた。年初(1月2日)時点の92万9,500トンから何と72.2%も増加。各月の月初在庫から月末在庫までの増減率を見ると、1月が+2.9%、2月が−0.8%、3月が+8.8%、4月が+0.7%、5月が+3.7%、6月が+1.7%、7月が+3.0%、8月が+4.0%…と1ケタ台の増減率にとどまっていたが、9月が+17.7%、10月が11.6%と急増。ちなみに、11月3日から12日までの増加率はすでに4.4%に達している。特に急増したのは9月の中頃以降。これは、リーマン・ブラザーズが破綻した9月15日(現地時間)とほぼ重なる。リーマン破綻をキッカケにサブプライムローン問題が金融危機へと発展、『手持ちのアルミを早めに現金化してしまおうと売りが多発、アルミ在庫が急増した』(商社)。ただ、『正直、これほどは約160万トンに乗せるとは10月頃には思いもよらなかった。なので、連日の増加を見るにつけ、“まだ売り物があったのか…”と驚くばかりで、どこでピークを迎えるのか想像がつかない』(同)で、現状のペースでいけば、11月中の170万トン乗せも考えられる。しかも、この在庫増加によって、供給サイドの新規製錬所建設計画の見直しなど投資再検討といった強材料は相殺され、実体経済悪化によるアルミ需要減退が依然、重く圧し掛かっている。引き続きアルミ価格は上値の重い展開を強いられそうだ。
(HΔTI)

2008/11/13(木)
エリザベス女王杯…カワカミプリンセス
 16日はエリザベス女王杯(牝、芝2200、京都)。◎カワカミプリンセス(5歳、横山典)、○ムードインディゴ(3歳、福永)秋華賞2着、▲エフティマイア(3歳、蛯名)秋華賞5着、△レジネッタ(3歳、小牧太)秋華賞8着。2年前のこのレース、カワカミプリンセスは1位入線も12着に降着処分。その後は最悪の状態が続いたが、ようやく復調模様。当日の降水確率は50%(C)、気温19度の予報。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り5月限4万7,000円⇒4万1,310円(13日前引)=5,690円×50倍×1枚=28万4,500円−5,000円(手数料、消費税)=27万9,500円。東京灯油1枚売り5月限5万1,380円⇒4万5,070円(13日前引)=6,310円×50倍×1枚=31万5,500円−5,000円(手数料、消費税)=31万0,500円。2銘柄通算で59万円のプラス。残高は▲51万4,400円。負債が一気に100万円割れ。ニューヨーク原油は55ドル台に転落。どこまで下げるか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は13日前引、東京ガソリン1枚売り5月限4万1,310円、東京灯油1枚売り5月限4万5,070円。
(WAN)

2008/11/12(水)(洋服記念日、皮膚の日)
中長期的にはトウモロコシ4ドル割れは下げ過ぎ
●シカゴ穀物は、依然として株価や原油価格に連動した展開が続いている。シカゴ大豆期近は9ドルをどうにかキープしているが、トウモロコシ期近は3.6025ドルまで下落、底入れは先との見方が出ているようだ。トウモロコシが下げ止まらないのは、小麦が世界的に豊作となり、トウモロコシに比べて割安な飼料用小麦が出回るためだ。これまで買い手になることが多かったヘッジファンドが売り手で登場してきたことも下げ足を速めている。
●また、気になるのがインデックスファンドの動向だ。11月4日現在のインデックスファンドの買い越しは24万0,236枚、9月30日の30万5,839枚から20%以上減ったが、実体経済が落ち込みを見せるようだと、ジワジワ減少することが考えられ、これが今後、相場の足を引っ張りかねない。とはいうものの、長期的に見れば、南米は資金不足を背景にトウモロコシの作付面積が減少する可能性があり、このまま相場が低迷を続けると、2009年のトウモロコシの作付面積が減少することが十分に考えられる。株価に振り回されている限り、シカゴトウモロコシは頭重い展開が続こうが、中長期的には期近の4ドル以下は売られ過ぎか。
(黒孔雀)

2008/11/11(火)
株高・円安が売りの好機
●東京ゴム先限は10月後半から上下波乱の揉合となっているが、その揉合も今週でほぼ1ヵ月になる。この1ヵ月間の安値は10月28日の153円40銭、高値は11月5日の208円80銭で変動幅は55円40銭だ。そして、10日には193円20銭まで反発、安値から40円弱まで上昇したが、しかし、200円を取れずに11日には180円台を割っている。ここからの下げ幅は13円ほどだが、これで、7日の168円を下回ってしまうと、足取りが悪化する。
 果たして、200円を抜くことが出来るか、それとも、168円を下回るかによって、目先の市場人気が大きく変化する可能性があるものの、現在も金融不安が尾を引いて実体経済の悪さが伝えられているなかで、200円を抜くことは難しい。であれば、168円を下回っての玉整理先行と見るべきだろう。株高・円安でゴムが戻したところを売りたい。
(ばぁどまん)

2008/11/11(火)
世界中で金ブーム
世界では現在、金貨や金地金の需要が急増しているという。金貨の鋳造が停止されるケースや品切れ状態が伝えられている。例えば、ドイツでは10月前半に、個人の金地金購入希望が殺到し、金の需要は平常時の10倍に急増した。金貨や金地金の購入を申し込んでも、1ヵ月以上待たされるのが当たり前の状態というから、ちょっとした金ブームである。米国でも、金貨や銀、プラチナの需要が旺盛で、米造幣局は金地金の調達が間に合わず、10月中旬に何種類かの金貨の鋳造を停止したほどだ。そして、南アフリカのクルーガーランド金貨も、8月に品切れ状態に陥り、カナダでも鋳造が停止された。もちろん、日本でも田中貴金属の金地金の売れ行きは好調であるという。これはドルやユーロなど主要通貨に対する投資家の信頼が低下し、株や債券市場も不安定なことから、分散投資先として金は外せないとの心理が広がっているためで、安全資産として注目されているのだが、一部アナリストによれば、『先物市場におけるファンド資金は金のリースレートが1%台の時に連銀などから金地金を借り入れ、これを先物市場で売り、その資金で利回りの高い債券へ資金を投入するという動きが出てニューヨーク金先物価格が下げた』と分析している。しかし、こうした動きも下火になってきたようであり、ドルへの信用が下落し、金への関心が高まっているだけに、そろそろ、底を固めて上昇へ転じる可能性が高い。

(ぶれとん・うっず)

2008/11/7(金・鍋の日)
本来は需要最盛期なのだが…
 内外の日足を見ると、ニューヨーク金期近は10月10日の高値925.7ドルから24日の安値681.0ドルまで約245ドル安、東工取金期先は10月10日の高値2,939円から27日の2,104円まで835円安と急落。その後、ニューヨーク期近は774ドル、東工取期先は2,472円(ともに30日高値)まで切り返したものの、その戻り幅は前述の下げ幅に対して3分の1強にとどまり、その後も低迷相場が続いている。
 金価格の上昇力が乏しい背景には、金融不安による信用収縮、リスク投資回避の動きによる資金流出や、原油価格の先安不安(※ニューヨーク期近はついに60ドル大台割れ)、為替や株価の先行き不透明感など様々な要因があろうが、そのなかには、“金宝飾品需要の減退”もあるようだ。
 金融不安、実体経済の悪化から、欧米のクリスマス商戦が不振を強いられているのは、テレビ、新聞等で既報の通り。従って欧米での金宝飾品需要の減退は推して知るべしといったところだろう。しかし、それだけではなく、世界的な金消費国であるインドやトルコも金消費減退懸念が強まっている。具体的には、『インドの10月の金輸入量は44トンで、前年同期比27%も減少』(インド・ボンベイブリオン協会幹部)、『トルコの10月の金輸入量は1トンで、前月の29.7トン、前年同月の13.9トンから大きく落ち込んだ。また、1〜10月累計は165.1トン、前年同月比で約20%減』(イスタンブールのディーラー筋)との報が伝えられたのだ。
 本来、インドではヒンドゥー教の祝祭や婚礼シーズンに絡んで、10月は金輸入量が増加するが、今年は前述したように金の輸入量が急減。これは、同協会によると、ドル高・インド通貨“ルピー”安の影響で国内の金価格が急騰したためということだ。また、トルコでも、金融不安を背景にした金現物の現金化に加え、インドと同様に、ドル高・トルコ通貨“リラ”安による国内金価格高騰で宝飾品需要が減退、金輸入の減少につながったという。例年、秋から冬は金の需要最盛期となり、実需の買いが金価格の下支え要因、押し上げ要因になるものだが、残念ながら今年は例年通りにはいかないようだ。
(HΔTI)

2008/11/6(木)
米大統領選の投票率64%
 米大統領選の投票率が64%に達し、ケネディ大統領(1960年)以来の高投票率となり、国民の注目・期待の大きさを物語っている。オバマ氏は47歳。ルーズベルト大統領(42歳)、ケネディ大統領(43歳)、クリントン大統領(46歳)に次ぐ若さだが、この4氏はいずれも民主党。世界経済が最悪のなかで政権がスタートするが、後に歴史に名を残す大統領になるかもしれない。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り5月限5万1,960円⇒4万7,000円(6日前引)=4,960円×50倍×1枚=24万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=24万3,000円。東京灯油1枚売り5月限5万2,200円⇒5万1,380円(6日前引)=820円×50倍×1枚=4万1,000円−5,000円(手数料、消費税)=3万6,000円。2銘柄通算で27万9,000円のプラス。残高は▲110万4,400円。ニューヨーク原油の直近安値は10月27日の61ドル台。まだ底入れは確認出来ない。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は6日前引、東京ガソリン1枚売り5月限4万7,000円、東京灯油1枚売り5月限5万1,380円。
(WAN)

2008/11/5(水)
しばらくは流れに乗る
●東京ゴム先限は7月3日の353円60銭から10月28日の153円40銭まで200円強下げた。その4分の1戻りは50円、つまり、203円40銭が目標値になるが、5日にこれを突破して209円弱まで上昇した。相場とは面白いもので上昇へと転じると、日米欧での自動車販売急減速(日本の10月度新車販売は40年ぶりの低水準、米国の同月新車販売も前年同月比32%減の25年ぶり低水準)なども材料にならない。
 もちろん、金融不安による実体経済の悪さはこれから表面化するし、自動車業界の不振もまだ続く。だから、このまま1本調子に上昇するとは思えず、時にして急反落のケースも十分に考えられる。
 当面はまだ戻り一杯といった人気ではなく、下げ幅200円に対する3分の1戻りに当たる220円が目標となろう。株価も上げ余地を残しており、しばらくは、この流れに乗るのが正解だろう。
(ばぁどまん)

2008/11/5(水)(いい5世代の日)
金融危機が収まった後の楽しみは南米の天候相場
●シカゴ大豆期近は9ドル台後半に定着しそうな動き、シカゴトウモロコシ期近は4ドルを固める動きになった。ニューヨーク株価は不透明感が完全に払拭されないものの大底を打ったとのムードで、金融危機は最悪の事態を脱したの安堵感が出て、下値不安が徐々に薄れつつある。ただし、米大統領選というイベントが終わり、新大統領が経済政策を打ち出すまでは、外部環境に関して油断することは出来ない。
●これから注意したいのは、穀物相場の下落が需要にどう影響するか。米農務省が発表した週間輸出検証高は、トウモロコシが低調だったものの、大豆が予想を上回る伸びを見せており、輸出需要に関しては悲観的な見方は後退してきた。もちろん、景気後退が進めば、工業品を中心に需要が後退する恐れがあるが、穀物はどんなに価格が高くなっても、消費国が手当する必要がある点が強みで、しかも、大豆もトウモロコシも毎年作られる一年草で、生産量はその年の天候によって大きく左右される。折りしも、これからは南米で大豆とトウモロコシの作付が活発になる時期、天候次第で南米の生産量が決まり、世界の穀物需給を支配するだけに、金融危機の嵐が収まった後の穀物相場の動きから目を離せない。
(黒孔雀)

2008/11/4(火)
日本は選挙なく変化なし米は大統領選で大変化
日本の政治を見ると解散総選挙を見送り、選挙管理内閣として発足したはずの麻生内閣が、経済政策の優先を主張して、短期的な対策を発表した。いずれも民主党のアイデアを巧みに織り込んで国会を通過しやすいように配慮した形跡が見られるが、自民党独自の政策となっておらず、公明党との摩擦が強くなっている。しかも、党内最大派閥の町村派を無視しての首相発言となり、自民党内でも不協和音が広がっている。何を考えているのかが判らない。つまり、目的を持たない内閣であり、解散総選挙を前提としていた各党の議員たちは選挙事務所や運動員、チラシの手配まで済んでいたが、それらの費用は全て無駄となった。一例を挙げると自民党若手議員で500万円、民主党のベテラン議員で1,000万円など、かなりの資金がロスとなり、それが不満となっている。ばら撒き政策を発表したものの、党内でも調整がつかない。本当に困っている世帯だけでなく、富裕層にも配分される。富裕層にとっては食事代程度であり、多くの場合、口座のなかで眠ってしまうはずだ。米国へ向けての対策は海上自衛隊による米艦艇などへの洋上補給を可能にするなど、いろいろと気配りしているようだが、国民を見ての政治となっていない。しかも、選挙対策すら出来ていないとあっては景気の回復メドはつくまい。一方、変化を求める米国では圧倒的にオバマ候補が有利な展開の大統領選挙であり、日本時間5日の正午には結果が出ている。オバマ効果で経済状況は好転するはすだ。日本の政治は変化を求めても変化が起きない。心理的に糞詰まりの状態で年を越しそうである。行政改革は必要だが、役人の反対が強く、政治家にとっては地雷を踏むような態度になってしまい、すぐに実現出来る政策が必要だとの論議(過去40年間、いつもかわらず、行政改革は先送りになっている。猫の首に鈴をつける議員がいない)へとすり替えられている。財源の確保と、赤字解消を同時に実現するには行政改革は不可欠。これに手をつけなければ、日本という国は沈没が速まるのではないか。官僚の天下り先人件費が12兆円とは呆れる。しかも、団体への補助金の多くが無駄使いで、必要な企業支援や救済に使われていない。これは、団体のボスが大手企業で、困っている企業を助けるつもりがないからだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/10/31(金・ハロウィン)
住宅市場の底打ちは…!?
 LME(ロンドン金属取引所)アルミ3ヵ月物価格、東工取アルミ先限価格のチャートを見ると、今年7月からの急落の様は“強烈”の一言に尽きる。LME3ヵ月物は7月10日の高値3,356ドル(※史上最高値)から10月24日の安値1,930ドルまで1,426ドル幅、約42%急落。一方の東工取先限は、7月8日の高値367円40銭(※史上最高値)から10月27日の安値185円80銭まで181円60銭幅、約49%も急落している。LMEアルミ3ヵ月が2,000ドル大台を割り込んだのは2005年10月以来、実に3年ぶり。また、東工取先限が200円大台を割り込んだのは、2005年9月12日の安値199円90銭以来、3年1ヵ月ぶりだ。
 さて、今後の展開だが、これほどの急落を経て、さすがに目先は修正高場面が予想される。しかし、修正高とはいえ、下げ幅の3分の1戻り(LMEが2,400ドル近辺、東工取が240円台後半)に達するかどうかも微妙だ。というのも、依然として、@実体経済の悪化⇒消費減退⇒産業金属全般の需要も減退⇒アルミ需給緩和との連想、A生産者が地金の売却、現金化を継続、LMEアルミ在庫が150万トン大台を突破、B対日プレミアムをはじめ、各国・地域のプレミアムが下落傾向にある、C株価や為替の波乱…といった懸念要因が重石となっているため。なかでも、@の需要に関しては、やはり、住宅分野での需要が回復するかどうかが重要視されるところ。しかし、その住宅市場に関しては、『住宅在庫の削減が最優先課題。在庫調整が進み、住宅着工件数が増加に転じれば、(米サブプライムローン問題の)底打ちの一つの判断材料になるのではないかと思いますが、現在のところ、底打ちは2009年、増加に転じるのは2010年と見られています』(10月24日の東穀協会・東京穀物市況調査会共催市況講演会にて、丸紅経済研究所・柴田所長)で、住宅分野でのアルミ需要不振はもうしばらくアルミ価格の足枷となりそうだ。
(HΔTI)

2008/10/30(木)
嵐は去った
 米国が政策金利を1.00%に引き下げ、2004年5月以来の低金利となった。更なる利下げとなると0%台に突入する。今回の政策対応は世界的規模、しかも超スピードだ。11月4日の米大統領選が終われば新しい政策が見え、市場のムードも変わる。猛烈な嵐は去った。

天皇賞…ダイワスカーレット
 2日は天皇賞(芝2000、東京)。◎ダイワスカーレット(牝4、安藤勝)有馬記念2着、○アサクサキングス(牡4、藤岡佑)宝塚記念5着、▲エアシェイディ(牡7、後藤)宝塚記念7着、△タスカータソルテ(牡4、ルメール)菊花賞9着。今秋のG1は大荒れ。今回は牝馬を狙う。当日の降水確率は20%(A)、気温21度の予報。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り4月限5万0,380円⇒5万1,600円(30日前引)=1,220円×50倍×1枚=6万1,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲6万6,000円。東京灯油1枚売り4月限5万2,370円⇒5万3,070円(30日前引)=700円×50倍×1枚=3万5,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲4万円。2銘柄通算で10万6,000円のマイナス。残高は▲138万3,400円。金融危機のヤマは越えたようだが、まだ乱高下の様相。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は30日前引、東京ガソリン1枚売り5月限5万1,960円、東京灯油1枚売り5月限5万2,200円。
(WAN)

2008/10/29(水)(お手拭の日)
外部環境離れは大豆底打ちのサインか?
●シカゴ大豆期近は9.43ドルまで高騰したが、引けにかけて大きく売られ、8.70ドル台で大引けた。ニューヨーク株価が高騰、ドル指数も安値となり、しかも、米農務省が、2008年の米国大豆生産量を10月予想から4,500万bus下回る29億3,800万busに下方修正するという強材料があったにもかかわらず、市場は反応しなかった。むしろ、シカゴ大豆期近が9ドルを超えたことで、利食売りを誘ったようだ。この動きを見る限り、マーケットに参入しているトレーダーは戻り売りスタンスにあるように思える。
●現地時間28日のシカゴ大豆は上下に大きくブレたが、外部環境の動向に大きく左右されず、テクニカルな動きで下げた点に注目したい。28日の取引では利食売り先行の格好になったが、チャートの線形が良くなるか、テクニカル指標が買いを示唆すれば、買われやすくなることも十分に考えられる。金融恐慌の影響はまだ解消したいえないが、株高が続き、『負のスパイラル』が織り込まれば、今度は大豆独自の材料に市場の目が行くはずだ。どんなに長く暗いトンネルでも必ず出口がある。そろそろ、底値を模索しながら、どこで買うかを模索する時期にやってきたといえよう。
(パンドラの匣)

2008/10/28(火)
目先は反発の時期
●東京ゴム4月限新甫は162円50銭と3月限に比べて5円90銭も下ザヤで発会した。それだけ市場人気の弱さを映し出している。とにかく、10月21日の201円20銭から10月28日の153円40銭まで、あっという間に48円弱下げただけに、ここで戻してもおかしくない。
 とにもかくにも、6月30日の356円90銭からの下げ幅が実に200円を突破しており、目先、30円や40円戻しても当然だ。ゴムだけではなく、穀物も貴金属も石油も、更に株や為替も売りあきムードになっている。
 また、ゴムはタイ農業省が70万トンの減産をぶち上げている。恐らく、掛け声だけにとどまろうが、タイ、インドネシア、マレーシアが市況対策に取組もうという姿勢にある。下値警戒に加えて、売方の利食が先行するものと思われるが、大底を打ったかどうかはもう少し様子を見る必要がある。
(ばぁどまん)

2008/10/28(火)
恐怖のスパイラルはいつ終る
世界同時株安は金融不安が根源にある。カネ余りでデリバティブが膨張し、サブプライムローンという引き金で一気に崩れたのも、世界金融市場が自らが作り出した信用創造が虚構であったことを証明した。グリーンスパンが過去の政策を過ちであったと認めることも異例であり、同氏が100年に一度の事件と表現したことは大げさではない。ドミノ現象という表現があったが、ただ単に損失が世界に伝播するだけではない、一国の存亡がかかるところ(アイスランド)まで事態は進んでいる。アイスランドは2003〜2007年のGDP成長率25%という驚異の発展を遂げた。産物もない火山の国である。GDP160億ドル、金融セクターの資産は2007年でGDPの1000%というものであり、最も効率良く資産を増やした国家と賞賛された。それが、バブルが弾け、金融不安が拡大し、ユーロが急落し、IMF支援が決まり、ロシアが40億ユーロの支援を決めるという、異例ずくめの大事件となった。株が下落し、これをカバーするため商品を買う、ところが、株安とともに商品も急落し、この損失を埋めるために債券を売る、そして債券が下がり、通貨を売る、そして通貨が下落し、更に株が下がるという恐怖のスパイラルが始まった。しかも、取引の軸となっていたファンドが相次いで市場から離脱している。これでは商品市場も下げつづけておかしくない。ここまで下げると反省ムードも台頭し、夜明け前が一番暗いとして、今が絶好な商品買いのチャンスという理屈もあるが、ここはとても営業的に奨められるものではない。ファンドが撤退して取り残されたのが個人投機家で、逃げる間もなく、犠牲になる。海外資金やファンドが取引の主役であるべきだとする意見は、ただ紋切り型の実態を知らず、先行きを見据えた見解ではない。なにしろ、責任をとらず、命令だけ下すという現場無知の人達であるからだ。『そして、誰もいなくなった』ということになりかねない。1年経てば全く違う業界関連の部署へ移動する人達に責任感があるはずも無い。その業界でひたすら生き続けてきた人達の心情や、現場の状態は知りたくないのである。こうした意識の人ばかりでは業界の改善も前進もない。そろそろ、売りの洗礼も終りに近そうであるが…。
(ぶれとん・うっず)

2008/10/24(金・暗黒の木曜日)
アルミ価格に先安不安残る
 アルミ価格の下げが続いている。金融不安と実体経済の悪化を背景にした株安、産業金属全般の需要減退懸念、ドル高・ユーロ安などを背景に、LME(ロンドン金属取引所)のアルミニウム3ヵ月物価格は2,000ドル大台割れ。そこに、円高・ドル安が加わり、東工取のアルミニウム先限価格は200円大台割れ寸前まで急落した。ともに2005年9月以来の水準へと逆戻りした格好だ。
 では、肝心の今後の展開は…。アルミ市場を取り巻く環境を見ると、@実体経済の悪化⇒消費減退⇒アルミ需要減退懸念、A金融危機によって信用収縮、リスク投資回避の動きが続き、アルミ市場からも資金流出が続く可能性がある、B原油価格暴落によってアルミ新地金製錬コストが低下するとの見方、C手持ちのアルミ新地金を早々に現金化しようと供給サイドで地金を売却、その結果、LME指定在庫が漸増(※22日に150万トンを突破)、足元の需給緩和感が増している、D対日プレミアムの下落傾向、Eドル高・ユーロ安、円高・ドル安が進行する可能性…といった具合に弱材料が目を引く。『皮肉なもので、市場が弱気に傾斜した途端、次々と弱材料が顔を出す』(市場関係者)といった状況で、残念ながら、基調好転は困難といえそうだ。そうなると、ケイ線上、LME3ヵ月物価格で、2005年9月19日の安値1,786ドルも視野に入ってくる。これを、為替1ドル=95円、今年第4四半期の対日プレミアム中心値76ドルで換算すると、輸入採算上、東京アルミは176円89銭になる計算だ。
(HΔTI)

2008/10/23(水)(津軽弁の日)
自動車販売低迷すれば穀物含めた国際商品も不調
●シカゴ大豆期近は、16日に8.25ドルまで下落、9ドル台に反発したが下落、シカゴトウモロコシ期近も16日の安値3.71ドルから4ドル台に復活したあと、3ドル台に逆戻りした。各国が協調して金融政策を打ち出し、とりあえず最悪の事態から脱したと思ったら、再び株価が急落、円高のおまけつきで、独自の材料に反応出来ない状況にあり、底値が見えなくなっている。
●株価が目先の底打ちを演じても、まずは金融危機のショックを吸収しただけで、これからは実体経済にどう影響するかが大きなカギになる。実体経済が良いか悪いかの判断材料になるのが自動車販売台数だ。自動車の車体には鉄鋼とアルミなど非鉄金属、内装にはクーラー、オーディオ、ナビゲーションなどが設置されている。また、車が走るには天然ゴムを原料にしたタイヤが必要だ。更に、公害物質を除去する装置の触媒に白金が使われている。自動車1台を生産するのに多くの産業がかかわり、商品を消費するわけで、自動車の販売台数が多ければ国際商品価格は高くなり、逆に、減少すれば安くなるといった構図になって当然だろう。目下、金融不安の影響を受けて、先進国も新興国も自動車販売台数が落ち込んでいる。特に、米国の落ち込みは顕著だという。その理由は、金融危機の煽りを食ってローン審査が厳格になったためで、信用履歴が良好な顧客でも60%ほどしか、自動車ローンが組めないという。信用収縮による銀行の貸し渋りは、米国だけでなく世界的な現象とすれば、自動車販売は不振が続き、穀物を含めた国際商品価格も低迷するとのシナリオを描くことが出来よう。
(黒孔雀)

2008/10/23(木)
まだ嵐のなか
 猛烈な嵐が続き、小さな船は沈没。大きな船でさえ危うい状況だ。まさにバブル崩壊。世界のマネーはこの1年で30兆ドルが吹っ飛んだ(杉村氏)というから、凄まじい。早く落ち着いてもらいたいものだが、事態は深刻だ。

菊花賞…スマイルジャック
26日は菊花賞(3歳、芝3000、京都)。◎スマイルジャック(小牧太)ダービー2着、○マイネルチャールズ(松岡)ダービー4着、▲オウケンブルースリ(内田博)、△ノットアローン(横山典)皐月賞7着。先週の秋華賞は大荒れ。今回は◎○のどちらかが勝つとみたが…。当日の降水確率は20%(A)、気温22度の予報。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り4月限5万4,850円⇒5万0,380円(23日前引)=4,470円×50倍×1枚=22万3,500円−5,000円(手数料、消費税)=21万8,500円。東京灯油1枚売り4月限5万6,340円⇒5万2,370円(23日前引)=3,970円×50倍×1枚=19万8,500円−5,000円(手数料、消費税)=19万3,500円。2銘柄通算で41万2,000円のプラス。残高は▲127万7,400円。ニューヨーク原油が底抜け状態にあり、チャート上の節目は49.90ドル(2007年1月18日)。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は23日前引、東京ガソリン1枚売り4月限5万0,380円、東京灯油1枚売り4月限5万2,370円。
(WAN)

2008/10/23(木)
再び下値を模索
●東京ゴム先限は10月17日に159円30銭まで下落したあと、突っ込み警戒から一転して反発した。それが21日の201円20銭で安値から41円90銭の反騰は大きい。ただ、翌日にはすぐに急反落して176円とストップ安、更に23日も165円80銭まで値崩れしており、本格的な上昇は無理であること、同時に200円が完全にカサであることを訴えているようだ。
 株価が再び急反落、原油も新安値へ突入する足取りで、円高のオマケまでついている。その円相場直物も100円を突破して10日の97円91銭を上回って3月17日の95円77銭を目標にした展開になっている。株、原油が下値を模索するなかで金も急落、それに円高が加わると、東京ゴムも17日の159円30銭が底値とはいいがたい。引き続き売り方針に変わりない。
(ばぁどまん)

2008/10/21(火
日本の都銀が米大手投資銀行に投資
サブプライムローン問題で日本の大手都市銀行の名前がいくつか挙がった。損失が拡大して危ないという話題である。その後、三菱UFJフィナンシャル・グループが米大手投資銀行モルガン・スタンレーに対する90億ドルの出資を全額優先株に切替えて払い込むという出資攻勢とも思える行動に出た。しかし、まだ、日本の銀行だけが安全とする金融関係者の評価は信用しかねる。しかも、名うての米投資銀行に振り回されないという保証もない。みずほフィナンシャル・グループによるメリルリンチへの出資、三井住友フィナンシャル・グループによる英バークレイズへの出資も確かな戦略のもとに推進されているとは信じがたい。むしろ、リスクに巻き込まれる恐れのほうが強いと考える。相手はいずれも国際金融社会の最前線で、中東やアジアのSWF(ソブリン・ウエルス・ファンド=国富ファンド=政府系ファンド)とシノギを削ってきたしたたかな投資銀行である。単なる投資で終っていることはない。英米金融機関を活用して積極的に利益を追求すると同時に、日本の金融機関のグローバル化を実現する絶好のチャンスである。相場でいえば、底値圏での下ヒゲを買えるという状況といえるのではないか。日本の都銀に期待したい。
(ぶれとん・うっず)

2008/10/17(金・カラオケの日)
日米株価が連日の記録更新
 株価の乱高下が続いている。今週の動きだけを見ても、ニューヨークダウ工業株30種平均が、13日(以下、全て現地時間)に前日比936ドル42セント高と史上最大の上げ幅、15日に同733ドル08セント安と史上2番目の下げ幅を記録。日経平均株価は14日に同14.15%高と史上最大の上昇率、16日に同11.41%安と史上2番目の下落率を記録。今週だけでもこれだけの記録を残したわけで、株式市場が極めて不安定な状態にあるかが窺い知れよう。しかも、マーケットは依然として金融不安に苛まれている状況。今後、株価の更なる記録更新も十分に予想される。
 ところで、過去、株価はどういった時に、史上最大の上昇・下落を演じたのか…。ニューヨークダウの史上最大の上昇率 は1933年3月15日の同15.34%高。これは、世界大恐慌下、フランクリン・ルーズベルト米大統領が炉辺談話(ラジオ演説)を初めて発表、ニューディール政策が始動した直後だった。一方、史上最大の下げ幅は今年9月30日の同777.68ドル安。米下院で金融安定化法案が否決されたことを嫌気されて売られたのは記憶に新しい。また、史上最大の下落率は1987年10月19日“ブラックマンデー”の同22.61%安。では、日経平均株価はどうか。史上最大の上げ幅は1990年10月2日の同2,676円55銭高。これは、バブル崩壊後のことで、前日に2万円大台を割った反動と、橋本龍太郎大蔵大臣(当時)の株価対策発表を好感したことが背景にあった。史上最大の下落率は1987年10月20日の同14.90%安、史上最大の下げ幅も1987年10月20日で同3,836円48銭安。ブラックマンデーのことだった。ちなみに、1929年10月24日から始まった世界大恐慌時のニューヨークダウだが、同年10月28日に前日比で約13%安、翌29日に同約12%安と大暴落したという。なお、当時はまだ日経平均株価は算出されていなかった(算出は1950年から)。
(HΔTI)

2008/10/16(木)
どこで落ち着くか
 米国の株式市場が乱高下しているが、まだ下値が見えない状況。つれて商品市場も大荒れ。こんな相場は初めてだ。まずは金融不安が和らぐことだが、いつのことか。政策総動員といっても、問題の根本は住宅市場。住宅価格の下落が続けば不良債権が膨らむ。すでに、大恐慌を超えたのかもしれない。

秋華賞…レジネッタ
 19日は秋華賞(牝3、芝2000、京都)。◎レジネッタ(小牧太)オークス3着、○リトルアマポーラ(武幸)オークス7着、▲トールポピー(池添)オークス1着、△レッドアゲート(内田博)オークス6着。女子大生の戦いといったところ。当日の降水確率は20%(A)、気温25度と秋晴れの予報。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り4月限6万2,520円⇒5万4,850円(16日前引)=7,670円×50倍×1枚=38万3,500円−5,000円(手数料、消費税)=37万8,500円。東京灯油1枚売り4月限6万3,630円⇒5万6,340円(16日前引)=7,290円×50倍×1枚=36万4,500円−5,000円(手数料、消費税)=35万9,500円。2銘柄通算で73万8,000円のプラス。残高は▲168万9,400円。良く下げるものだ。山高ければ谷深し…というが。原油はついに半値を割り込んだ。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は16日前引、東京ガソリン1枚売り4月限5万4,850円、東京灯油1枚売り4月限5万6,340円。
(WAN)

2008/10/15(水)
高値から半値になって反騰するか!?
●東京ゴム先限は15日、またもストップ安の177円10銭まで値を下げた。
 これを末期的な下げと見るかどうかだが、仮にそうであっても、これまでの大暴落で買方は大きな痛手を受けている。従って、相場が反発しても本格上昇につながるまでには時間が必要だ。つい、3ヵ月前まで国際商品はドル安・インフレを背景に史上最高値を更新、それが100日余りで天底がひっくり返ったのだから、その打撃は大きい。それなりの日柄をかけて底を固めなければならず、この間に実体経済の悪さ、消費の減少などを織り込まないと出直れない。
 東京先限は2006年11月24日の185円50銭を大きく下回って約177円まで下げたが、次の下値目標は2004年11月25日の116円80銭となる。恐らく、そこまでは下げないだろうが、底入れには時間が必要であり、戻り売りで対処すべきと思われる。
(ばぁどまん)

2008/10/15(水)(きのこの日)
底値近そうだが金融不安あるうちは買えない
●シカゴ大豆期近は現地時間13日の夜間取引で8.81ドル、同トウモロコシ期近も3.9825ドル割れまで売られた。現地時間10日の米農務省予想で大豆は生産量、期末在庫とも市場予想を上回り、トウモロコシも生産量が市場予想を上回ったことに加えて、実体経済の悪さが見込まれ、穀物需要の足を引っ張るとの見方もあって、両者ともストップ安まで売られた。週明けの13日はニューヨーク株式が一転して史上最高の上昇を演じたため、株式や原油が大きく買い戻され、大豆、トウモロコシとも反発を見せた。しかし、上げ幅は株式のそれに比べて小さく、株式市場の上昇も一過性とクールな見方をすれば、株高に手放しで飛びつくことは出来ない。
●10月の米農務省レポートが終われば、本格的に需給相場に入るが、2008年の大豆生産量は29億8,300万bus(アナリスト事前予想平均29億2,200万bus、米農務省9月予想29億3,400万bus)、トウモロコシは122億bus(同120億6,500万bus、同120億7,200万bus)と両者ともに9月に比べて上方修正され、2008〜09年度の期末在庫は大豆が2億2,000万bus(同1億8,700万bus、同1億3,500万bus)、トウモロコシが11億5,400万bus(同11億3,200万bus、同10億1,800万bus)と上方修正され、需給にやや余裕が出てきたことを窺わせる内容になった。特に、気になるのはトウモロコシのエタノール向け需要が40億busと9月予想の41億busから下方修正されたことで、『エタノール需要は市場が思っているほど伸びていない』との見方を裏付けた格好だ。外部環境の悪さを穀物は織り込んだといえず、ここで需給が緩和したとの見方が台頭してくれば頭が抑えられる公算は一層高まる。底値に近い、そういう見方があっても、金融不安が緩和されないうちは思い切って買いにくい。
(黒孔雀)

2008/10/14(火)
金融危機は峠を越したが…
米CNBCテレビはモルガン・スタンレーやシティグループなど9社が公的資金の注入対象になると報じた。この2社のほかに、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、メリルリンチ、ステート・ストリート、バンク・オブニューヨーク・メロンである。つまり、米国の主な銀行殆どが巨額の負債を抱えていることになる。地方銀行は約200行あるが、その半数が倒産の懸念ありとされている。当面は各国の金融危機対策実施で、最悪のシナリオは避けられたとの見方があるので金融機関への不信感は薄れている。それでも、リーマン・ブラザーズの米国以外の損失が3,000億ドルに達しているとされ、欧州では関連企業がその対応に追われている。週明けで各国の株価が急反騰しているものの、下げ過ぎの反動と各国金融当局の危機対応への評価から上昇しているわけで、足元には厳しい現実が横たわっている。先行き不安の緩和で、将来を先取りする市場が『知ったら終い』としてリスク緩和と判断した以上、再び株価が下げても、先の安値は切るまいとする楽観論が台頭するだろう。しかし、サブプライムローン問題は根が深く、世界中に広がっており、その実態はまだ見えないとする意見は多い。氷山の一角であるとすれば、まだ金融危機は去っていないとの認識が再燃する可能性が高い。こうした状況下で当面、商品市場は乱高下を続けると推測される。
(ぶれとん・うっず)

2008/10/10(金・銭湯の日)
東京アルミの出来高が急減
 金融危機で信用収縮が加速、国際商品市場からの資金引き揚げが続いている。しかも、今回の株価暴落、商品価格暴落などによって、投資家、投機家の多くは資金面でも精神面でも甚大なダメージを被り、『もう、“投資”は怖くて手が出せない』との声も少なくない。結果、金融市場全体が委縮する格好となっているといえる。そうしたなか、東京アルミの商いも低迷が続き、市場規模が急速に縮小している。東工取がまとめた9月度取引概要によると、9月のアルミの出来高は1,022枚、一日平均51枚。前年同月の4,456枚、一日平均248枚に比べて77.1%も急減。しかも、前月の2,476枚、一日平均118枚と比べても58.7%も減少した。これは、1997年4月の上場以来、最低記録となる。また、取組高だが、10月3日に過去最低となる1,154枚まで減少、その後も過去最低水準で低迷している。市場規模の縮小は価格の乱高下を招きやすく、その乱高下が投資家に倦厭されて、更に資金が流出、商いが低迷する…という悪循環に陥ることも考えられ、先行きがとても心配だ。
(HΔTI)

2008/10/9(木)
米国商品市場の主要12商品の取組高438万枚台に減少
 米国商品市場の主要12商品の取組高合計は8月19日に500万枚を割り込み、その後も減少して10月7日時点では438万台に水準を下げた。この1ヵ月では41万枚、8.6%の減少。取組高上位は、@原油120万枚台⇒108万枚台(9.9%減)、Aトウモロコシ104万枚台⇒101万枚台(3.2%減)、B砂糖82万枚台⇒67万枚台(17.9%減)など。取組高の減少はファンド資金の流出を示す。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り4月限7万5,820円⇒6万2,520円(9日前引)=1万3,300円×50倍×1枚=66万5,000円−5,000円(手数料、消費税)=66万円。東京灯油1枚売り4月限7万9,460円⇒6万3,630円(9日前引)=1万5,830円×50倍×1枚=79万1,500円−5,000円(手数料、消費税)=78万6,500円。2銘柄通算で144万6,500円のプラス。残高は▲242万7,400円。1週間で100万円超の利益は初めて。負債の多くは過去に石油の売りでやられたもの。原油が底入れするまで売りか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は9日前引、東京ガソリン1枚売り4月限6万2,520円、東京灯油1枚売り4月限6万3,630円。
(WAN)

200810/08(水)(入れ歯の日・シカゴ大火=1871年)
需給より金融危機の動向を優先する展開
●現地時間7日のシカゴ穀物はどうにか下げ止まった格好だ。最近の穀物相場の動きを見ると、独自の材料より金融危機に振り回されており、理屈通りにことが進まないのが実情だ。シカゴ穀物の取組減少に歯止めがかからず、まだファンドの撤退が終わっていないことを示している。米国発の金融不安ということで、米系のファンドの動きが注目されているが、レバレッジ比率は米国より欧州系の方が高いという。従って、欧州系ファンドがどう動くかでも、穀物相場の出直りが早まるのか遅くなるのか左右されそうだ。
●マネー環境が悪いなかで注目されるのは、週末、現地時間10日に米農務省が発表する生産及び需給予想だ。9月1日現在の在庫は大豆・トウモロコシともに弱材料視されたが、問題は金融危機の影響が需要面にどのような影響を与えるかだ。世界的に景気が後退すれば、常識的には穀物の米国内向け及び輸出向け需要は減少すると見られるが、現時点で米農務省は思い切った修正をするとは思えない。米農務省レポートが終われば、再び、株式や為替などのマネーマーケットの動きを睨みながらの展開になろう。穀物は天候相場から需給相場に移行したが、今年は需給より金融危機という嵐が止むかどうかの方がインパクトが強いことは確かで、依然、強気しにくい環境にあるといえよう。
(黒孔雀)

2008/10/7(火)
高値から半値で180円がらみ!?
●東京ゴム先限は暴落続きで、『どこが底値』と聞かれても見当がつかない。とにかく、米金融危機がパニック売りを誘発しているから、買い手不在のなかで少々の売り物でも暴落、市場機能を喪失しているのでは仕方ない。
 すでに相対力指数は10月7日には20ポイントを割って、売り警戒を暗示しているが、この指数を見て買ったら『大損した』との声が出るそうで、果たして、何を信じたらよいのか。要は、世界のマーケットが『米国の金融安定化法案は不十分』、米国に対して、『もっと大胆な対策を打ちなさい』を発信しているということ。それまでは株も商品の同時安が続くということか。国内では石油、白金、ゴム、トウモロコシ、大豆、コーヒー、粗糖など、需給にまったく関係なく軒並み下げている。このため、株価、為替がいつ落ち着くか、それによって、商品市場が冷静さを取り戻すことが先決だ。東京ゴム先限は8月22日の232円50銭を切っただけに、次の目標は11月24日の185円50銭になる。356円90銭の半値は178円強、180円前後がとりあえずのメドになるといえようか。
(ばぁどまん)

2008/10/7(火)
食糧危機が忍び寄る
世界の人口65億人は2050年には90億人へ1.8倍に増える。それだけ食料の消費も増えるわけで、世界の食糧問題が深刻になる。FAOの予測によると、2015年の世界穀物収穫面積は2002〜2004年と比べて6%増の7億1000万ヘクタールへ。単収はヘクタール当たり2.9トンから同3.3トンへ13%増加するとしているが、年率では1.1%増にとどまる。新興国の経済成長が続くと、食料消費の増加率がアップするほか、植物(穀物、砂糖、植物油種など)を原料とするバイオ燃料の生産は2030年には2007年比で6倍になると予測されている。しかも、世界穀物収穫面積の30%を占める灌漑農業においては地下水が枯渇しつつあり、地球温暖化などから異常気象が多発して生産のダメージが顕著になっていることから、予想外に早く食糧危機が訪れる可能性がある。金融不安が増大しているほか、原油価格が高値から下げたとはいえ、高い水準にあることを考えると、農業生産への投資に限界が出てくるうえ、生産コストの上昇を回避する事は至難であるとすれば、供給途絶や穀物価格暴騰の危険性と常に隣り合わせとなる。食の安全や食糧ナショナリズムの問題も無視出来ない。いつも食卓に米や魚、決まりきった食材があるとは限らない。
(ぶれとん・うっず)

2008/10/3(金・登山の日)
金融不安背景にアルミ価格続落
 LMEアルミ3ヵ月物価格が2,400ドル台を割り込み、2,300ドル台割れ目前まで急落した。10月2日の終値(安値でもある)は2,302ドル。2,300ドルそこそこの水準は、2006年1月5日の終値2,300ドル以来。過去最高値となる3,356ドルを今年7月10日に記録しているのだから、2006年1月から今年7月まで約2年半かけて上昇した分を、たった3ヵ月弱で帳消しにしたことになる。現在の世界アルミ需給、製錬コスト等の面で、この2,300ドルそこそこの価格水準が妥当なものなのかといえば、『疑問符がつく』(市場関係者)との声は少なくない。しかし、『今、金融市場全体が混乱状態にあり、国際商品市場は原油、貴金属、穀物などパニック的な売りに見舞われている。そうした状態では冷静にファンダメンタルズを映した展開は望みにくい』(同)。しかも、『金融不安⇒景気後退⇒消費減退という連想が、産業需要メインのアルミにとって大きなプレッシャーとなっている。とにかく、“金融不安”の文字が薄れない限り、アルミは上値の重い展開、場合によってはさらに下落を余儀なくされるのではないか』(同)といった懸念の声が聞かれる。
(HΔTI)

2008/10/2(木)
スプリンターズS…スリープレスナイト
 5日はスプリンターズS(芝1200、中山)。秋競馬も佳境に入る。◎スリープレカナイト(牝4、上村)、○カノヤザノラ(牝4、小牧太)、▲キンシャサノキセキ(牡5、岩田)高松宮2着、△ビービーガルダン(牡4、安藤勝)。短距離あるいは重馬塲は牝馬が優勢。当日の降水確率は30%(B)。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り3月限7万6,050円⇒7万3,880円(2日前引)=2,170円×50倍×1枚=10万8,500円−5,000円(手数料、消費税)=10万3,500円。東京灯油1枚売り3月限8万2,880円⇒8万0,850円(2日前引)=2,030円×50倍×1枚=10万1,500円−5,000円(手数料、消費税)=9万6,500円。2銘柄通算で20万円のプラス。残高は▲387万3,900円。原油が90ドルで止まるのかどうか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は2日前引、東京ガソリン1枚売り4月限7万5,820円、東京灯油1枚売り4月限7万9,460円。
(WAN)

10月1日(水)都民の日
まだ弱基調から脱せない
●シカゴ穀物は、トウモロコシ期近が5ドル割れ、大豆期近10ドル台前半までも値位置を落とす展開になった。金融不安が世界経済に影を落とし、景気減速で穀物需要が減少するとの見方が底流しているなかで、米農務省が現地時間9月30日に発表した9月1日現在の全米穀物在庫がトウモロコシと大豆の売りに加速をつけた。
●9月1日現在の在庫は、トウモロコシが16億2,400万busと事前予想平均の15億4,100万busを上回り、大豆も2億0,500万busと同平均の1億4,500万busを大きく上回った。また、米農務省が9月の需給予想で発表した2008〜09年度の期初在庫はトウモロコシが15億7,600万bus、大豆が1億4,000万busで、10日に米農務省が発表する需給予想で同年度の期末在庫が上方修正されることがほぼ決定した。現地時間9月30日のシカゴ穀物急落の背景は、これまで需給タイトを前提にしていた構図が大きく崩れたためだ。今後、金融不安が続くと景気後退→消費減退→需給緩和の図式が表面化することが考えられる。
●10月1日の東京穀物は、夜間取引の反発を見て、Non−GMO大豆期先が5万円台に回復、トウモロコシ期先も下げ渋ったものの、需給タイト感が徐々に薄れてきたことはy確かで、まだ弱基調から抜け出すことは出来そうにない。
(黒孔雀)

2008/9/30(火)
因果玉が多く理論通らず!?
●東京ゴム先限は9月限納会後に期近から連続の暴落に見舞われた。納会当日は当限が380円10銭、先限が290円10銭でその逆ザヤ幅は90円あった。しかし、30日の午後4時30分現在では双方のサヤが約10円まで修正された。このサヤが同ザヤから順ザヤへと移行するとは思えないが、タイRSS3号の輸入採算よりも大幅な割安、9月10日現在の全国営業倉庫生ゴム在庫の前旬比1,065トン減、4,855トンと史上最低の記録を更新しながらも、まったく、それを受けつけないのは、連日の急落で因果玉が増大、理論、理屈など無関係な相場へと移行しているからだ。その背景には米下院で金融安定化法案が否決されたからだが、いずれにしても、金融危機の先行きは予断出来ず、今後も景気後退による国際商品下落が続くものと思われる。もちろん、何かのキッカケでゴムも反発のチャンスはあるが、3月21日の266円10銭、昨年12月4日の261円60銭を一気に下回っているだけに、次の弱気のターゲットは昨年8月22日の232円50銭ということになる。
 ちなみに、2006年6月13日の324円50銭から11月24日の185円50銭まで139円の下落。今回は2008年6月30日の356円90銭から9月30日の250円90銭まで106円下げており、2006年の下げ相場に比べると、下げ幅が不足していることになる。
 投機筋のケガが大きいだけに、立ち直るには時間がかかる。
(ばぁどまん)

2008/9/30(火)
金融危機で商品の需要減退が懸念される
米金融不安の根は深い。米国内の金融機関が今後も倒産する懸念が払拭出来ず、欧州へも飛び火する恐れがあるため、事態の収拾には時間を要するとの見方が出ている。米金融安定化法案が下院で否決されたことから、米国では金融不安が再燃し、米景気先行き見通しが悪化するとの見方が増えている。デリバティブ市場が世界中に拡大しているため、サブプライムローンの証券化と、それを組み合わせた金融商品がどこまで広がっているのか判らないというのが現実である。金融機関の救済策が決まっても、実際に不良債権の買い取りが行われるまでには時間がかかるので、負債を解消するのは容易ではない。米国株式市場の投資家の不安心理を示す指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリィティー指数(VIX)が29日に米株価下落を受けて全週末終値比34.5%高の45.72で終了。これは1998年秋のLTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネージメント)破綻直後の危機に記録した45.74を上回る。1930年の大恐慌以来、最も深刻な金融危機になりつつあることを示しているという。グリーンスパン元FRB議長が『100年に一度の危機』と表現したことは大げさではなさそうである。先進国の経済成長を阻害する可能性が高いだけに、商品の需要が減少する懸念が増大し、商品市況が更に下落する公算が大きいと警告を発するアナリストが増えている。安値波乱を覚悟する必要がありそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/9/25(木)
米国市場12商品の取組高457万枚に減少
 米国商品市場の主要12商品の取組高合計は9月23日時点で457万枚。3ヵ月前比17.5%(97万枚)減、1ヵ月前比8.1%(40万枚)減。500万枚を割り込んで1ヵ月が経過したが、今月はファンド筋の決算月であるため、もう少し減少する可能性が高い。その代わり、10月入りとともに増加に転じれば各商品の下値不安も薄らいでこよう。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り3月限7万1,220円⇒7万6,050円(25日前引)=4,830円×50倍×1枚=24万1,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲24万6,500円。東京灯油1枚売り3月限7万7,100円⇒8万2,880円(25日前引)=5,780円×50倍×1枚=28万9,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲29万4,000円。2銘柄通算で54万0,500円のマイナス。残高は▲407万3,900円。1週間で様変わり。原油の見通しは様々だが、まだ乱高下しそうだ。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は25日前引、東京ガソリン1枚売り3月限7万6,050円、東京灯油1枚売り3月限8万2,880円。
(WAN)

2008/9/24(水)みどりの窓口記念日
そろそろ大底を模索するタイミングだが・・・
●シカゴ穀物は、大豆期近が一時10ドル台に片足を突っ込み、同トウモロコシ期近も5.10ドル台まで下落したが、現地時間22日には両銘柄とも急伸した。シカゴ大豆期近は12ドル台、同大豆期近も5.50ドル台まで反発を見せたが、同23日は再び売られた。金融不安が最悪期を脱したとの期待感が出てはいるものの、株価が下落、金融不安が根強いことを示した格好だ。金融市場で何かアクシデントが起これば、外部環境が一段と悪化することも想定され、まだ、シカゴ穀物が本格的な反騰を続けることが困難な状況にあることは否定出来ない。
●しかし、それでも金融不安の影響は徐々に小さくなっているようにも見える。まだ、下げ局面から脱するには時間がかかりそうだが、最終的には需給を優先する局面に入ると思われるからだ。2008〜09年度の米国の大豆在庫率は4.6%、トウモロコシも8.1%と需給がひっ迫状態にあることを認識すると、シカゴトウモロコシ期近の5ドル割れ、同大豆の10ドル割れがあっても一時的にとどまると見て良いだろう。東京穀物市場はシカゴに比べての下げ過ぎ感から大きく反発する場面が見られたが、シカゴの先行きがまだ不透明なため、買いにくい状況にある。しかし、徐々に下値が固められつつあることも確かだ。短期的には強気出来ないが、そろそろ、大底を模索する局面が近づいており、新規に売るなら早めに利を抜くことを勧めたい。
(黒孔雀)

2008/9/19(金・苗字の日)
LMEアルミ在庫が漸増
 アルミ価格は頭重い展開が続いている。金融不安を背景に、景気後退懸念⇒産業用アルミ需要減退懸念⇒需給緩和懸念…が上値抑制要因として働いていると推察される。また、“需給緩和”という点では、LME(ロンドン金属取引所)アルミ在庫が漸増していることも強く意識されている。在庫推移を見ると、今年初の1月2日時点が92万9,500トン、その後、3月13日に100万6,600トンと100万トン大台乗せ。そして、9月17日時点では134万0,225トンにまで増加した。130万トン台は実に4年半ぶり。しかも、9月15日に124万1,150トンだったのが、翌16日に132万9,325トンと、一気に130万トン大台乗せまで急増、17日には更に増加…といった具合に、ここ数日の急増ぶりが目を引く。この在庫増加は、『金融不安によって、生産者サイドでは、信用収縮を警戒し、一部需要家に対して販売量を削減しており、その削減して余った分の地金を早期に現金化してしまおうという動きを見せている』(市場関係者)ためと見られる。そして、この地金の換金売りは今後も継続するとの見方が少なくなく、在庫が140万トン以上、150万トンまで積み上がる可能性も指摘されている。
(HΔTI)

2008/9/18(木)
今月はファンドの四半期決算
 米国金融市場の混乱が商品市場に波及、嵐が続いている。大量の資金を運用するファンドは様々な市場で取引を行っているが、今月は四半期末であることからまだ波乱が続くのではないか。それにしても、米国政府の対応は速い。日本が各駅停車なら、米国は新幹線並みのスピードで問題を処理している。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り3月限7万7,300円⇒7万1,220円(18日前引)=6,080円×50倍×1枚=30万4,000円−5,000円(手数料、消費税)=29万9,000円。東京灯油1枚売り3月限8万3,410円⇒7万7,100円(18日前引)=6,310円×50倍×1枚=31万5,500円−5,000円(手数料、消費税)=31万0,500円。2銘柄通算で60万9,500円のプラス。残高は▲353万3,400円。やれやれ。やはり下げは早い。原油が底入れしたのか、それとも戻りか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は18日前引、東京ガソリン1枚売り3月限7万1,220円、東京灯油1枚売り3月限7万7,100円。
(WAN)

2008/9/17(水)
次の安値は260円目標
●東京ゴム先限は9月17日に282円80銭まで値を崩した。リーマンブラザーズの破綻ショックが続いており、『リーマンブラザーズの関連連鎖倒産だけではなく、大手金融機関の破綻も考えられる。先行きが不透明で株式市場だけではなく、国際商品市場からの資金撤退が続くだろう。景気後退による消費減少不安に加えて、投機筋の撤退でモノの価格は今後も下がるものと思われる』(市場関係者)という。
 上海の9月限納会は2万7,290元と平穏に幕を閉じたが、すでにゴム市場では米国の倒産劇を嫌気して大きく売られ、上海ゴムも急落し始めている。とりあえず、東京先限は3月21日の266円10銭を目指した展開が予想される。
(ばぁどまん)

2008/9/17(水)(モノレール開業記念日)
荒れるマネーマーケット、金に食指が動くか
●リーマンの破綻をきっかけにマネーマーケットは混乱の度合いを増している。米国の住宅問題は、解決の糸口が依然見えず、いくら金融当局がカンフル剤を注射しても、薬の効果が切れれば、これまで以上の痛みを伴い、かえって事態が深刻になりかねない。全米第4位のリーマンブラザーズの破綻で投資市場に激震が走ったが、これは序の口、まだまだ経営が破綻する証券会社や銀行が出てくるといった疑心暗鬼的なムードになりやすい。日本の証券会社や銀行も地雷をいつ踏むのか心配なところである。
●そのようななかで、煽りを受けているのがFX市場だ。レバレッジの高いFX取引、50倍なら米ドルや豪州ドルは2万円前後で1万ドルの取引が出来る。しかし、金融不安の影響を受けて、一日に3円も4円も変動する荒れようで、個人投資家はロスカットを強いられ、資産を目減りさせている。株式に明るさが見えず、FX取引を積極的にするにはリスクがありすぎる。そうなると資金の逃避先は金か債券に限られてくる。原油価格の100ドル割れに動じなかった金、まだ安値のうちに買い仕込みたいところだ。
(黒孔雀)

2008/9/16(火)
地球温暖化とビジネス
地球温暖化が進んでいる。異常気象の原因ともされる温暖化だが、過去100年間の地上平均気温は0.74度上昇。その結果、海面水位は20世紀中に17センチ上昇し、北極海の海水面積が急速に減少、永久凍土の溶解も進んでいる。永久凍土が溶けると内部に閉じ込められていたメタンが放出され、温暖化を促進することになる。この温暖化で生態系のバランスが崩れている。また、温暖化のGDPに対するコストは5%になるとの試算があり、今後の変化で20%に達する恐れがあるといわれる。この対策に必要なコストは対GDP比1%であるから、いま決断すれば温暖化を食い止めることが出来るとの見方がある。企業が温暖化に対応する時にネックになるのが金融機関の温暖化への低い評価であるという。環境問題には高い技術力を必要とし、新しい価値を創造できるはずだが、金融機関はそうした価値を認めようとせず、融資を渋っている。目先の利益を追いかけるあまり、破綻したリーマンブラザーズ。環境問題に詳しい金融関係者は、『同社が環境問題関連での投資を重視していれば、世界の環境問題への対応も変わったはずだ』という。環境問題に注目している米金融大手のゴールドマン・サックス社は、環境問題へ積極的に取り組んでいる企業53社を選定し、インデックス化している(このリストのなかには日本の企業が1社含まれる)。これからのニュービジネスに環境問題は欠かせないというのがゴールドマン・サックスの考え方のようだ。排出権取引も同様で、利益をもたらす取引とすることで、環境問題の解決を早めようというアイデアは歓迎されるだろう。利益のためなら、個人、企業とも一生懸命に取り組むからだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/9/12(金・宇宙の日)
アルミも景気減速懸念に押される
 原油や貴金属などと同様に、アルミ価格も続落を強いられた。アルミは、『景気動向に敏感な商品』(商社)。それだけに、世界景気減速に伴う産業向け一次産品の需要減退懸念、欧州景気減速を背景にしたドル高・ユーロ安が、指標であるLME(ロンドン金属取引所)アルミに大きく影響したと考えられる。LMEアルミ3ヵ月物は10日、ついに2,600ドル台を割り込み、こうなると、ケイ線的には、それ以前の上昇の基点となった昨年秋冬のWボトム水準である2,400台割れ(9月18日の2,376ドル、12月13日の2,375ドル)も意識されるところ。これに対して、『2,500ドル、2,400ドルとなれば生産コスト割れになるのでは…』と疑問視する向きもあるようだが、ただ、『原油価格の暴落でエネルギーコストも低下している。また、LMEアルミ価格が下げ続けているなかでも、LMEアルミ在庫は積み上がっている。こうした点から推して、まだ生産コスト割れといった厳しい状況にはなっていないようだ』(市場関係者)。そう考えると、アルミにはまた下値不安が残るといわざるを得ないようだ。また、現在、交渉が進む、今年第4四半期(10〜12月)の対日プレミアムが前期比で14%近く引き下げられる見通しとの指摘も。第3四半期の87ドルに対し、第4四半期は75〜77ドルになる見通しで、これは過去5年で最大の下落率だそう。この対日プレミアム下落がアルミ価格の先安要因になるとの見方も出来そうだ。
(HΔTI)

2008/9/11(木)
商品全面安…原油がポイント
 商品全面安が続いているが、代表格の原油がどこで下げ止まるかがポイント。米国市場の今年の高値は、2月小麦、コーヒー、3月砂糖、白金、金、銀、6月トウモロコシ、7月大豆、原油。先行組から最後の原油まで4ヵ月半のタイムラグがある。原油の高値は147.27ドル。30%安で103.09ドル、40%安で88.36ドル、50%安で73.64ドル…となるが。10日の安値は101.36ドル、すでに31%下げた。

 さて、建玉を清算しよう。東京金1枚買い8月限2,804円⇒2,633円(11日前引)=171円×1,000倍×1枚=17万1,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲17万6,000円。東京白金1枚買い8月限4,578円⇒4,004円(11日前引)=574円×500倍×1枚=28万7,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲29万2,000円。2銘柄通算で46万8,000円のマイナス。残高は▲414万2,900円。一気に400万円突破。これはきついね〜。
 今度はガソリンと灯油の売り。基準値は11日前引、東京ガソリン1枚売り3月限7万7,300円、東京灯油1枚売り3月限8万3,410円。
(WAN)

2008/9/10(水)(牛タンの日)
見方が分かれる米農務省の生産予想
●シカゴ大豆期近が8日に11ドル台に下落、同トウモロコシ期近も9日に5.10ドル台まで売られる展開が続いている。取組の減少に歯止めがかからず、大豆は7月末の39万4,000枚から9月8日には36万9,000枚、トウモロコシに至っては7月末の122万9,000枚から104万4,000枚に減少している。この背景は、原油安とドル高により、投機資金が債券市場などにシフトする動きが出てきたからだ。特に、ドルに対するユーロの下げが凄まじく、他の通貨も追随、ドル全面高の様相を呈している。ドルが全面高になると気になるのが、輸出市場への影響。特に、ドル安の影響で国際競争力を持っていた大豆への影響が大きくなる恐れがある。
●目先の注目材料は現地時間12日に米農務省が発表する2008年の穀物生産予想。アレンデールはトウモロコシの生産量を120億9,000万bus(単収152.5bus)、大豆を28億1,800万bus(同38.4bus)、インフォーマはトウモロコシの生産量を124億0,600万bus(同156.5bus)、大豆を30億3,500万busと予想した。ちなみに、米農務省の8月予想はトウモロコシが122億8,800万bus(同155bus)、大豆が29億7,300万bus(同40.5bus)だった。ここで注意したいのは、アレンデールの予想が悲観的なのと対照的に、インフォーマが楽観的なことだ。8月下旬から9月にかけて米中西部に雨が降り作柄が好転、単収が向上するとの見方が楽観論の背景だが、一方の悲観論の背景には、春先の低温多雨と6月の降雨、8月中旬から下旬の乾燥気候が穀物にダメージを与えたという対照的な見方をしており、米農務省が発表する生産予想からやはり目を離すことが出来ない。もちろん、インフォーマに近い数字が発表されたらシカゴ穀物には弱材料、アレンデールに近い数字が発表された場合は強材料となろう。米農務省予想が終われば、需給動向、需要を左右する経済動向に市場が注目しよう。
(黒孔雀)

2008/9/9(火)
中国労働者の質が向上
中国へ進出した企業にとって共通する悩みは現地雇用労働者の質であるという。ある繊維関連企業が内陸部に近い場所に工場を設置したが、高い技術を必要とするため、労働者の技術訓練に時間を要し、用地買収後、1年経たないと工場が稼動できなかったという。その後も不良品の発生率が1割に達し、赤字となる年が続き、3年後に漸く不良品の発生率が3%になったという。技術訓練に対応出来るのは女子で23歳ぐらいまでが最適といわれるが、そうした労働力は他の企業が集めているので、人材確保の競争が激化しているらしい。賃金上昇と不動産価格の上昇で、以前より条件に合った工場立地を入手することが困難になりつつある。自動車メーカーは北部へと進出しつつあり、低賃金と技術力の向上という採算と品質条件確保の戦いが続いている。しかし、このように日米欧の企業進出で労働者の質が向上し、中国の生産力は更に高まると、高いGDP成長率の維持は可能になるとの見方は多い。賃金が上昇すると、購買力が増え、中国国内の消費も増えるので、沿海部ばかりでなく、内陸部の発展により、一大消費市場が出現する。中国が世界の経済を牽引する構図は長期的に維持されそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/9/8(月)
再度、320円台に挑戦へ
 東京ゴム先限は9月1日の324円90銭から急反落、4日には306円40銭まで売られた。高値からの下げ幅は18円50銭だが、ただ、8月19日の安値295円70銭よりも10円以上高値にあり、しかも、4日の先限日足線には長い下げヒゲをつけている。過去の足取りを振り返ると、日足、週間足、月間足で長い上ヒゲをつけた時はとりあえず頭打ち、逆に長い下ヒゲをつけた時には、同じように底打ちして反転するケースが少なくない。
 国際商品が暴落するなかでゴムは比較的冷静な足取りにあること、仕手戦の上海で9月限が底固く、目を離せない展開になっていること、米政府系住宅金融会社(ファニーメイ、フレディマック)2社への公的資金注入などによる株高、円安(ドル高)、がプラスに働くものと見られ、再度、320円台に挑戦する公算が強い。
(ばぁどまん)

2008/9/5(金・国民栄誉賞の日)
やはりコーヒーの下げは限定的に
 9月に入ったばかりだというのに、原油価格の暴落、ドル高・ユーロ安、円高・ドル安といった弱材料が重なり、国際商品の多くが売られた。ただ、そうしたなかでも、コーヒーは比較的限定され、相変わらず日足の姿は底固い。
 例えば、2日(現地時間)、ハリケーン“グスタフ”リスクの後退でニューヨーク原油期近が110ドル台を割り込み、一時105ドル台の安値まで暴落したが、その際の主要国際商品の下落率を見ると(※前営業日8月29日の終値から2日の終値を比較)、ニューヨーク原油期近が5.0%安(115.46ドル⇒109.71ドル)、同白金期近が5.8%安(1,489.8ドル⇒1,403.5ドル)、同金期近が2.9%安(829.3ドル⇒805.0ドル)、シカゴトウモロコシ期近が2.7%安(5.68 1/2ドル⇒5.53ドル)、同大豆期近が2.3%安(13.32ドル⇒13.01 1/2ドル)に対し、ニューヨークコーヒー期近は1.0%安(141.90セント⇒140.55セント)にとどまった。
 8月初め、ニューヨーク原油価格の暴落による国際商品全面安の時もコーヒーの下げ幅が限定され、今回もそれと同様となったわけだが、やはり、以前から指摘している長期的な需給の引き締まり(世界の期末在庫率の低下)といった需給要因が下支えとなっているためと推察される。
(Ф)

2008/9/4(木)
円相場…110円はカベか
 円相場は2006年が10円強のレンジ相場、2007年は前半円安、後半円高で変動幅は16円を超えた。今年は3月の95円台から8月の110円台まで15円弱の変動。過去10年の年間変動幅平均は18円34銭。うち、米大統領選挙年の2000年、2004年の平均は13円25銭。今年はおおむね年間変動幅をクリアしており、あとは110円のカベを突破するかどうかが見どころとなりそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。東京金1枚買い8月限2,949円⇒2,804円(4日前引)=145円×1,000倍×1枚=14万5,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲15万円。東京白金1枚買い8月限5,037円⇒4,578円(4日前引)=459円×500倍×1枚=22万9,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲23万4,500円。2銘柄通算で38万4,500円のマイナス。残高は▲367万4,900円。うむ、買うのが早すぎたかな。
 今度も金と白金の買い。基準値は4日前引、東京金(標準)1枚買い8月限2,804円、東京白金1枚買い8月限4,578円。
(WAN)

2008/9/3(水)(ホームラン記念日)
米農務省終われば需要と原油の動きに左右される
●連休明け、現地時間2日のシカゴ穀物は、トウモロコシ期近が5ドル台半ば、大豆期近も13ドルギリギリまで下落した。その背景はハリケーングスタフの石油施設への被害が警備で原油価格が急落、更に、ドルが主要通貨に対して高騰、CRB指数も6ヵ月半ぶりの安値を示現したためで、穀物価格が下げる条件が整っていた。
●しかし、3日のシカゴトウモロコシ期近は一時5.39ドルまで下げて引けでは5.53ドルまで盛り返し、大豆期近も12.65ドルまで下げて13.015ドルまで反発しての引けで、下値余地が限られていることを窺わせる展開になった。その背景は、やはり、大豆とトウモロコシの作柄が悪く、単収が落ち込むとの見方が底流しているからだろう。8月の米コーンベルトの降水量は平年の半分以下で、単収が米農務省8月予想の数字より小さくなるとの観測が出ている。米農務省が発表した8月31日現在の作柄状況で、優と良を合計した数字はトウモロコシが前週比3%低下の61%、大豆は同4%低下の57%と発表され、作柄に対する不安はなかなか解消されない。9月の米農務省予想が終わると、市場の関心は需給面に移る。目先は、現地時間12日の米農務省レポートで、トウモロコシと大豆の単収がどの程度下方修正されるか。その後は、需要と原油価格の動向を睨みながらの揉合となる公算が大きい。
(黒孔雀)

2008/9/2(火)
原油投機に価格抑制効果あり
 原油価格が暴落している。2日の時間外取引では前日比バレル4ドル安である。原油は投機的な商品であるため、他商品に比べて急騰しやすい。これは、価格が上昇しても消費が減少しにくいという特徴があるからだ。在庫投資しても世界各国が継続消費するので在庫は目減りするうえ、産油国が偏在しているため、供給面の不安を解消出来ない。高値で増産することが可能な農産物とは異なることも影響している。そして、投機で高騰すれば反落も急である。現在、その調整安が起こっていると推察される。投機による価格上昇は短期間の急騰現象で異常かつ危機的な状況を事前に織り込み、その後、時間の経過と共に、価格が抑制されるとの見方が可能だ。これが、『投機には価格高騰を抑制する効果がある』と言われる理由であろう。それでも、逆に価格が下げ過ぎることを警戒する声もある。専門家によれば、『バレル100ドル以上でなければ、代替燃料の開発が困難になるので、価格が下落しても行き過ぎと判断する必要がある』という。代替燃料としてはオイルサンド、オイルシェール、メタンハドレートなどがある。
(ぶれとん・うっず)

2008/9/1(月)
ゴムは単なる修正安と見る
 9月1日の東京ゴム先限は324円90銭まで買われたあと期先から反落した。6月30日の356円90銭から8月19日の295円70銭まで61円下げたあと、その半値戻りにあたる30円弱反発しただけに、ここでの修正安は当然かも知れない。
 それでなくとも、最近の反発でタイRSS3号に比べての"超割安"は解消されつつあり、このため、再び弱気筋が期先に売り攻勢をかけているフシもうかがえる。
 ただ、期近の浮動玉薄は明白で、一時、東京当限は350円近くまで上昇した。期近に荷を呼び出すようだと、今度は期近が下げて逆ザヤを修正する動きになるはずだが、まだ、そうした兆候は見当たらない。押目買い基調はそう簡単に変わりそうにない。
(ばぁどまん)

2008/8/29(金・焼肉の日)
コーヒーは全値戻りへ向かう!?
 コーヒーが安値から大きく切り返してきた。ニューヨークコーヒー期近は27日に高値147.85セントまで上昇、それ以前の下げ幅に対して3分の2戻り以上の水準に達し、東京アラビカ期先も同日に高値2万5,440円まで、こちらは半値戻り以上の上昇を演じた。ケイ線的には目先の底値を確認、基調が好転したと見て差し支えないのではないか。来週にかけては、3分の2戻りないしは半値戻りという一つの目標を達成したことで上昇一服、修正安も予想される。とはいえ、先々、天候相場、更には2009〜10年度のブラジル裏作減産を材料にした需給相場を控えており、修正安後は再上昇が見込まれる。そして、最終的には全値戻りへ、場合によってはそれ以上の上昇も期待されるところだ。
 ひとまず、9月以降の材料としては、ハリケーンの動向とブラジルの降雨動向が要注目。ハリケーンといえば、2005年に複数のハリケーン被害が中米のコーヒー産地やニューヨーク市場認証在庫倉庫で発生して、コーヒー価格が大幅上昇した経緯がある(詳細は9月1日付号本誌にて、なお、同様にニューヨーク原油などもハリケーン被害をハヤして急騰した)。そのことを考えると、ハリケーンの発生動向や進路、中米のコーヒー産地などへの影響を軽視することは出来ない。
(Ф)

2008/8/28(木)
米国商品市場の取組が減少
 米国商品市場の取組高上位(8月26日)は、@原油118万7,623枚(1ヵ月前122万0,067枚)、Aトウモロコシ112万7,982枚(123万0,901枚)、B天然ガス91万0,513枚(97万0,588枚)、C砂糖82万1,181枚(79万1,045枚)、D大豆38万2,381枚(41万0,568枚)…この5商品で442万9,680枚、1ヵ月前に比べて19万3,489枚、4.2%減少した。唯一増えたのは砂糖。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り2月限8万5,180円⇒8万7,590円(28日前引)=2,410円×50倍×1枚=12万0,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲12万5,500円。東京灯油1枚売り2月限9万5,930円⇒9万7,400円(28日前引)=1,470円×50倍×1枚=7万3,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲7万8,500円。2銘柄通算で20万4,000円のマイナス。残高は▲329万0,400円。ふ〜む、売っても下がらなくなった。
 今度は金と白金の買い。基準値は28日前引、東京金(標準)1枚買い8月限2,949円、東京白金1枚買い8月限5,037円。
(WAN)

2008/8/27(水)
東京ゴム先限も半値戻りに向かう
●ゴムRSS3号の8月限納会は東京が344円で前日比15円30銭高(受け渡し212枚)、中部大阪は330円で前日比10円安(同28枚)と明暗を分けた。東京は産地筋の渡しに対して大手商社がほぼ一手受けとなり、踏み上げての納会となった。一方、中部大阪市場では大手商社が28枚渡したのに対して中堅商社や問屋筋が現受けしたが、受け腰が消極的で急落納会となった。
 こうした高納会をキッカケに期近主導の反発相場を展開、期先もつれて切り返す足取りに変化している。期近高は8月10日現在の全国営業倉庫在庫が6,361トンで前旬比459トン減少し、きわめて浮動玉が減少しているからだ。このうち、東京と横浜の在庫はあわせて3,478トンで、2月20日の同8,229トンに比べると60%弱も減少している。これに対して期先も追随高を示しているが、タイRSS3号の輸入採算に比べて10円以上も割安なためだ。
 東京先限は8月19日の295円70銭から27日の315円90銭まで20円ほど上昇している。これは、6月30日の356円の356円90銭から8月19日の295円70銭まで61円20銭下げており、その3分の1戻りは約20円で315円70銭。半値戻りは30円強の326円が目標になり、すでに3分の1戻りを演じているだけに、半値戻りの320円台へ向かうと見たい。
(ばぁどまん)

2008/8/27(水)(男はつらいよの日/第一作の公開日)
作柄悪化はある程度織り込まれる
●米中西部の天候不安を背景に、シカゴ穀物は安値から大きく値位置を上げたが、ここにきて、上昇一服という格好になっている。ある程度の作柄悪化が織り込まれたことと相応の反発を見せたことが揉合の背景になっているようだ。
●今後の問題は、2008年の米国の穀物単収が最終的にどうなるか。8月中旬に、現地調査を行なった農業専門誌プロファーマーの予想は、トウモロコシが単収153.3bus(米農務省8月予想155.0bus)、生産量121億5,200万bus(同122億8,800万bus)、大豆が単収39.95bus(同40.5bus)、生産量29億3,000万bus(同29億7,300万bus)というもので、いずれも米農務省8月予想を下回った。トウモロコシについては、視察を行なった7州全ての単収が、同視察団が実地調査した過去3年間の平均値を上回ったものの、洪水や生育遅れの影響で肥料の流出や根が確り張っていない状況が見受けられたという。また、生育遅れの影響を受けて、平年並の降霜でも影響の度合が大きく、今後の天候次第ではトウモロコシの単収は1%、大豆の単収は2%上下するという。
●プロファーマーが視察した畑の数は極めて限られていて、過剰評価するのは危険だが、それでも、9月の米農務省レポートでは、トウモロコシ、大豆とも生産量が下方修正される可能性が高まってきたことは否定出来ない。ただし、9月の米農務省レポートの発表が終われば、米国の農家が現物を売ってくる習性がある点に注意、また、五輪終了後の中国の動きにも目が離せない。
(黒孔雀)

2008/8/26(火)
米当局は市場への過度な投機を警戒
 米政府はニューヨーク原油先物市場における暴騰の原因について、過度な投機による恐れがあるとして、調査を進めている。この投機動向に関する米ワシントンポストの報道がショッキングである。同紙はCFTC(米商品先物取引委員会)の調査によって、スイスのエネルギーコングロマリットVITOLの建玉が全取引数量の11%に達したことが判明したと伝えている。上院エネルギー・天然資源委員会の民主党議員4名がCFTCの監察官に対し、『商品市場における投機行動の影響に関する報告書』の精査を求めていたことへの取材記事である。CFTCは議会が再開される9月に同報告書を再提出することになっているので、その内容を見てからでなくては、原油市場の投機玉の実態はわからないだろう。ただ、インデックスファンドの建玉は非投機玉として扱われていたことは確かであり、長期投資を目的とするインデックスファンドの買い注文を投機ではないと判定していたことへの評価が分かれるとの意見もあり、投機玉であると断定することの難しさがある。こうした市場への監視強化は規制強化に結びつくので、市況の抑制要因となる可能性がある。これまで、"市場は自由である"というのが、米国政府の一貫した姿勢であったが、ここまで激動し、海外から桁違いの資金が流れ込む状況となっては、市場管理の強化が必要であることを認めざるを得ないというのが、米国政府の考え方のようである。原油価格暴落説はあながち否定出来ない。
(ぶれとん・うっず)

2008/8/22(金・みのもんたさんとタモリさんの誕生日)
NYコーヒーは130セントが下値抵抗線
 今年に入ってから現在まで、ニューヨークコーヒー期近は3月20日の125.85セントを年初来最安値に、4月1日の126.20セント、5月2日の128セント、1月22日の129.70セント…と、130セント以下の下値が限定されている。そして、7月から8月にかけての国際商品全面安のなかでも131.20セント(8月15日)を安値に底固く推移、130セント台割れを回避した。
 これは、『年々、肥料などの生産コストが上昇しており、現在のところ、130セント以下では生産者サイドに売り渋る動きが見られる。一方で、今年2月の160セント超の高値に比べて130セント近辺は実需にとって割安で買いやすい水準。そのため、サマーバカンスで市場参加が少ない時期だが、実需の安値買いが見られる』(市場関係者)ため。130セント近辺が売り手、買い手、双方にある程度見合った、つまり、需給に見合った価格水準と解釈出来る。『相場は需給の鏡』という相場格言があるが、仮に相場がテクニカル要因で波乱しても、最終的には需給に基づく価格へと帰着する、その需給を映した下値水準がNYコーヒー期近にとっては130セントといえよう。
(Ф)

2008/8/21(木)
オリンピックも大詰め
 北京オリンピックは24(日)に終了する。通常より睡眠時間が短くなっている人が多いのではなかろうか。女子ソフトボールは壮絶な戦いを行っているが、今夜の米国戦が最大の見どころ。野球は金〜土曜に決着するが、こちらも頑張ってもらいたいものだ。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り2月限8万4,460円⇒8万5,180円(21日前引)=720円×50倍×1枚=3万6,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲4万1,000円。東京灯油1枚売り2月限9万3,250円⇒9万5,930円(21日前引)=2,680円×50倍×1枚=13万4,000円−5,000円(手数料、消費税)=▲13万9,000円。2銘柄通算で18万円のマイナス。残高は▲308万6,400円。再び300万円突破。ニューヨーク原油は110ドル台で踏みとどまっているが、まだ下値不安を残しているのではないか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は21日前引、東京ガソリン1枚売り2月限8万5,180円、東京灯油1枚売り2月限9万5,930円。
(WAN)

2008/8/20(水)
戻り売り基調不変
●東京ゴム期先がついに300円大台を割り込んだ。20日には296円80銭まで下げており、足取りの悪さが目立つ。
 特に20日には原油、石油、金、白金、トウモロコシ、大豆が軒並み急騰しているにもかかわらず、ゴムは『我関せず』といった格好である。こうなると、次のターゲットは4月22日の284円10銭、更には4月14日の277円60銭になり、ここまで水準を下げると、今度は300円がカサになる恐れが大きくなる。国際商品が天井を構成したとなると、ゴムが反発してもその幅は大きく望めない。強気ファンド筋の買い玉(玉尻)が6,600枚から残って玉尻全体の76%を占め、一方で一部ファンドがドテン売りしており、強気ファンド筋が投げない限り、アク抜けは難しい。
(ばぁどまん)


2008/8/20(水)(交通信号の日/三色信号設置の日)
ファンド売り一服し、天候リスクを取り込む動き増加
●シカゴ穀物は乱高下。現地時間15日にシカゴ大豆期近は前営業日比53.75セント、同トウモロコシ期近も28セント安の5.2975ドルまで下落したと思ったら、同18日は大豆が同67.50セント高の12.79ドル、トウモロコシは同23.25セント高の5.53ドルで引ける展開を見せた。同19日はシカゴ大豆期近が13.26ドルまで上昇したあと、買われ過ぎ感から12.67ドルまで下落した。しかし、20日の夜間取引では急騰しており、反発機運が強いことを示した格好だ。一方、トウモロコシ期近は5.73ドルまで上昇した後、利食売りに5.425ドルまで下落したものの、大引では5.6475ドルまで盛り返す動きを見せた。現地時間19日のシカゴ穀物の動きを見る限り、大豆期近は13ドル半ばが上値抵抗線、トウモロコシ期近は6ドル回復のチャンスありとの見ることが出来るが、相場のカギは米中西部の天候が握っていることは誰もが認めるところといえる。
●シカゴ穀物が安値から大きく切り返す場面を見せたのは、ファンドの手仕舞売りが一服するなかで、米中西部の天候が全般に乾燥気味なことと、春先の低温多雨、6月の洪水などの影響で生育が遅れているため、霜に遭う恐れがあるとして、一度剥がした天候リスクプレミアムをとる動きが出てきたからだ。また、米中西部の穀物産地視察を行なっているプロファーマも作付遅延と土壌水分不足の影響を受けて、作柄が万全でない旨の発表を行なったことも穀物反発の背景になっている。
(黒孔雀)

2008/8/19(火)
石油会社の設備増設を心配する声が
 ガソリン販売が不振である。原油高を理由に大幅に値上げされ、マイカードライバーが電車通勤へ切替えていることや、乗車回数を減らすなど節約しているからだ。従って、今年に入ってからの需要は昨年を大幅に下回る可能性が高い。2007年の石油製品全体の需要は5年連続減少し、石油会社の主な収入源とされるガソリンの需要も3年連続して減少している。その一方で、某大手石油メーカーが製油所設備に多額な投資を行っている。この設備は重油をガソリンやナフサ、ジェット燃料、軽油などに改質する高度な装置で同社の投資額は1,000億円を超えるといわれている。国内の石油販売量が減少傾向を続け、なかでも主力のガソリン販売の落ち込みは、原油高による値上げで購入を手控える個人の防衛行動が反映されるほか、人口構成の高齢化による自動車販売台数落ち込み懸念が強いなか、過大な設備投資は石油会社の経営を悪化させる恐れがある。他の石油会社が過剰設備を売却、整理する方向とは逆の動きであり、アジア向け製品輸出を考慮した動きであるとの分析もあるが、高いコストで生産した製品を輸出する先があるかどうかなど、今回の設備投資に首をかしげる関係者は多い。今後、再び原油相場が上昇トレンドを描き、ガソリンや軽油価格の値上げが可能なら同設備の建設は成功となるのだが…。
(ぶれとん・うっず)

2008/8/15(金・終戦記念日)
コロンビアでトラック運転手ストが継続中
 国際商品全面安の波がおさまる気配がない。原油、白金、穀物に続き、ついに金や銀までもが崩落、下値の見えない不安が売りを呼び、更に深みに嵌っていく…そんな印象を受ける。こう書いているそばから、海外の時間外取引は値を崩す一方。どこまで堕ちれば気が済むのか…。
 ところで、現在までのところ、コーヒーは辛うじて底固く推移している。その下支え要因の一つである“コロンビアのスト”について少し触れておきたい。
 現地時間7月30日深夜、世界第3位のコーヒー生産国・コロンビアで、トラック輸送協会が燃料価格高騰と安価な運送料に抗議するストライキに突入、14日時点でストは継続している。6月に一度、ストに突入、政府は運送料の問題や新しいトラックを購入する際の融資について配慮するとの約束していた。しかし、一切、進展が見られず、今回、再度、ストに踏み切ったわけだ。
 コロンビアのコーヒー生産者連盟の幹部によると、2週間近くにおよぶトラック運転手のストで、同国港湾のコーヒー豆在庫が底をつき始めているとのこと。仮にストが長期化するようであれば、在庫が完全に底をつく可能性、更には輸出が停止する可能性も出てくる。そうなった場合、供給不安をハヤして価格が上昇する場面も想定されよう。いずれにせよ、引き続きコロンビアのトラック運転手によるストの動向、コーヒー輸出や在庫への影響を注視したい。
(Ф)

2008/8/14(木)
高校野球、オリンピック、ナイター競馬
 今年はガソリン代が高く、外出に車を使用しないケースが多いという。旧盆の真っ只中だが、夏休み中の方にとってはテレビ観戦で十分楽しめる。高校野球、オリンピック、それにナイター競馬もある。星野ジャパンは第一戦を落としたが、パワーの違いを見せ付けられた。今夜は台湾戦。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り2月限8万6,410円⇒8万4,460円(14日前引)=1,950円×50倍×1枚=9万7,500円−5,000円(手数料、消費税)=9万2,500円。東京灯油1枚売り2月限9万6,400円⇒9万3,250円(14日前引)=3,150円×50倍×1枚=15万7,500円−5,000円(手数料、消費税)=15万2,500円。2銘柄通算で24万5,000円のプラス。残高は▲290万6,400円。待望の300万円割れ。さて、相場はどうなる。自律反騰か、それとも出直りか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は14日前引、東京ガソリン1枚売り2月限8万4,460円、東京灯油1枚売り2月限9万3,250円。
(WAN)

2008/08/13(水)
ここは反発する時期
●東京ゴム先限はついに300円トビ台に突入し、いつ200円台に移行してもおかしくない。ただ、先限は6月30日の356円90銭から8月12日の303円10銭まで53円ほど下落、しかも、日柄を1カ月以上かけている。東京の当限と先限の逆ザヤ幅が20円ほどに拡大、産地タイに比べての超割安相場を考えると、ここはいつ反発してもおかしくない。
 すでに、13日から反発へと転じているが、高値から50円下げているので、その戻り幅は10円や15円はあるだろう。それでも、320円はカサになるものと見られ、そこから、再度下げに転じて下値を模索、300円が支持線になるか、それとも、簡単に300円を割込むか見極めたいところだ。
(ばぁどまん)

2008/8/13(水)(夜景の日)
大豆需給は一段とひっ迫、トウモロコシは需要増加
●12日の米農務省予想は大豆とトウモロコシとで対照的な内容となった。まず、大豆を見ると、2008年の米国大豆生産量は29億7,300万busと7月予想の30億bus、アナリストの事前予想平均30億0,100万busより少なく、2008〜09年度の期末在庫は1億3,500万busで、7月予想1億4,000万bus、アナリストの事前予想平均1億4,100万busを下回った。一方、2008年の米国のトウモロコシ生産量は122億8,800万busと7月予想117億1,500万bus、事前予想平均119億8,600万busを上回り、2008〜09年度の期末在庫は11億3,000万busで7月予想8億3,300万bus、事前予想平均10億0,400万busを上回った。
●これを受けて、シカゴ穀物の動きはどうだったか。シカゴ大豆は生産量と期末在庫の下方修正を見て全般に強含み、同トウモロコシは発表自体が弱気な内容だったにもかかわらず10セント以上の上昇を演じた。特に、トウモロコシは6月の洪水被害があったにもかかわらず、生産量は史上第2位となったものの、売られ過ぎ感、ファンドの手仕舞一服感があって反発した。また、生産量が下方修正される一方で、2008〜09年度の米国トウモロコシ消費量は127億4,500万busと7月予想の124億9,500万busから上方修正されたことが好感された。特に、エタノール向け需要が41億bus(7月予想39億5,000万bus)に上方修正されたことがトウモロコシ相場の追い風になったようだ。トウモロコシは供給面で問題はないように見えるが、単年度ベースでの需給バランスは4億5,700万busの供給不足。この点を考慮するとシカゴトウモロコシ期近の5ドルは安いとの見方が出てきてもおかしくない。
(黒孔雀)

2008/8/12(火)
日本はアジアへの対応が遅れている
 アジア市場を改めて見直す必要がありそうだ。日本からの観光客は多いが、産業、経済ともなれば、アジア諸国にとって日本は諸外国の一つに過ぎない。日本はアジアに対し第二次世界大戦で侵略したという事実がトラウマとなり、アジア諸国に対してストレートにものを言えないという事情があるとの指摘はあるが、日本の資本や商品がアジアで溢れている状況がいつまで続くのか、中国の急速な台頭を見ると、アジア戦略に力を入れている同国の支配力が強くなることは想像に難くない。アジア全体の人口は20数億人(中国13億、インド10億)、GDPは約1,300兆円と市場として巨大である。しかも、発展途上にあるため、先行き、更に大幅な規模拡大が見込める。中国の株式時価総額は日本を抜いて世界第2位に躍進、1人当たりGDPでは、2007年末にシンガポールが日本を抜いた。アジアにおける日本の存在感や発言権が希薄なことが気にかかる。日本の自動車や家電業界のアジア進出は古い歴史があるが、商品と共に日本文化が輸出されるというイメージがない。当地の習慣、文化を尊重し、長期的な視野で海外進出を図るというスタンスが定着していないようだ。短期間でビジネスを成功させようとする企業が多く、日本政府も人、文化、企業という総合的なアジアへの関わり方が下手である。日本の官僚機構がタテ割であり、横断的に一つの目的に向かうことが困難であるという事情が外交面にも現れていると言って良いだろう。アジアがかつての侵略国日本より、中国や欧米へ顔を向ける傾向が強いことを認識しつつアジア経済戦略を考えないと、日本企業の活躍するフィールドは一段と狭くなる。アジアにおける先物市場を見ても、日本を除くと中国、シンガポール、マレーシア、台湾、インドと発展の速度を速めている。日本がアジアをリード出来るジャンルがドンドン狭くなっている。北京オリンピックは、世界のアジア市場に対する認識を新にするキッカケとなりそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/8/8(金・そろばんの日)
コーヒーは“山低ければ谷浅し”!?
 原油価格暴落をキッカケにした国際商品全面安の流れが今週も続いた。が、コーヒーに関しては上昇力が乏しいながらも底固く推移、ニューヨークコーヒー期近は130セント、東京アラビカコーヒー期先は2万4,000円がらみの下値を維持した。内外主要商品の日足を見ると、足取りを崩した商品が多く見受けられるなかで、コーヒーは下値切り上げの線型。これは、『需給要因(世界のコーヒー期末在庫率低下など)が下支えしているため』(市場関係者)と推察されるほか、『原油や白金、穀物などは、それ以前の上げが強烈だった。それだけに反動での下げもきつくなる。“山高ければ谷深し”だ。一方、コーヒーはさほど上昇していなかったので、さほど下げもきつくならなかった』(同)とも考えられる。
 具体的に、シカゴトウモロコシ期近は、5月29日の5.72 3/4ドルから6月27日の7.65ドルまで33.6%高で、その後、8月5日の5.02 3/4ドルまで34.3%安。東京トウモロコシ期先は、5月30日の4万0,140円から6月27日の5万0,320円まで25.4%高で、その後、8月8日の3万6,200円まで28.1%安。シカゴ大豆期近は、5月29日の13.07 3/4ドルから7月3日の16.63ドルまで27.3%高で、その後、8月6日の11.96 3/4ドルまで28.0%安。東京Non−GMO大豆期先は、6月3日の8万6,720円から7月11日の10万9,510円まで26.3%高で、その後、8月6日の7万2,680円まで33.6%安。
 これに対して、ニューヨークコーヒー期近は6月9日の130.50セントから6月30日の154.05セントまで18.0%高で、その後、7月24日の133.95ドルまで13.0%安。東京アラビカコーヒー期先は、5月28日の2万3,280円から6月27日の2万7,200円まで16.8%高で、その後、7月16日の2万3,840円まで12.4%安。
 穀物が“山高ければ谷深し”ならば、コーヒーは“山低ければ谷浅し”ということか。何せよ、コーヒーの底固い動きを好感して、今後、資金が流入することを期待したい。
(Ф)

2008/8/7(木)
円相場は110円に挑戦か
 円相場は109円台に軟化、今年1月以来の水準となった。チャートの節目は昨年12月の114円台。米国はドル高による原油価格抑制を目指しており、今のところ狙い通りの展開といえるだろう。ただ、ドル高(円安)は輸入原材料価格を押し上げるため、日本経済にとっては悩みの種。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り2月限9万0,480円⇒8万6,410円(7日前引)=4,070円×50倍×1枚=20万3,500円−5,000円(手数料、消費税)=19万8,500円。東京灯油1枚売り2月限10万4,780円⇒9万6,400円(7日前引)=8,380円×50倍×1枚=41万9,000円−5,000円(手数料、消費税)=41万4,000円。2銘柄通算で61万2,500円のプラス。残高は▲315万1,400円。どんどん負債が減っていく。まだ売りで良さそうだ。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は7日前引、東京ガソリン1枚売り2月限8万6,410円、東京灯油1枚売り2月限9万6,400円。
(WAN)

2008/8/6(水)(ハムの日)
大きく下げたが、まだ、買い仕込む場面ではない
●シカゴ大豆期近は一時14ドル台を割り込んで、売られ過ぎ感から反発するかに見えたが、8月1日は前営業日比38セント、5日は同70.75セント弱、6日は同24.50セント、合計133.25セントもの急落を演じ、12ドル台に沈んだ。また、下げ渋りを見せていたシカゴトウモロコシ期近も4日はほぼストップ安を強いられ、5日には5.165ドルまで下落、5ドル割れもありうる状況になってきた。
●特に、5日はFRBが政策金利を据え置いたにもかかわらず、国際商品はニューヨーク原油期近が120ドルを割り込み、同金期近も890ドルを割り込んだのと対照的に、ダウ工業株30種平均は前日比331ドルも急上昇、頭打ちとなった商品市場から株式市場に資金がシフトする姿が感じ取れる。確かに、大豆、トウモロコシともに需給は危機的な水準にあるが、シカゴ大豆期近が16.63ドル、同トウモロコシ期近が7.65ドルと過去の最高値を大きく上抜いたのは、原油高騰の波にファンド筋が乗って穀物を買い続けたからに他ならない。
●米国の民間調査会社インフォーマ・エコノミクスは2008年の穀物生産予想を発表したが、トウモロコシ123億3,000万bus(同社前月予想120億0,200万bus、7月米農務省予想117億1,500万bus)、大豆を30億5,400万bus(同30億1,900万bus、同30億bus)で、7月から8月にかけて作柄が目に見えて回復してきた。春先の低温多雨、6月の洪水による供給不安による天候リスクプレミアムは解消された格好になり、需給ひっ迫感を心理的に緩和している。まだ、ファンドの手仕舞売りは続くとの見方が多く、穀物は、まだ、値頃で買い仕込む場面といえる。
(黒孔雀)

2008/8/5(火)
3段下げ進行中!?
 東京ゴム先限は5日、ついに320円台を割り込んだ。6月2日の313円40銭にあとわずかに迫っており、線型は悪化した。ただ、ケイ線(日足)を見ると、6月30日の356円90銭から7月9日の332円70銭まで下げ幅24円20銭が一段下げ、次いで7月14日の348円50銭から7月24日まで下げ幅25円40銭が二段下げで、3段下げが7月28日337円10銭から始まり、そこから25円下げれば312円が目標となる。
 今回はゴム独自の材料というよりも、原油を中心に穀物が暴落、そして、白金までも暴落して、他商品安がゴムの足を引っ張っていること、このような時は"投げ相場"で論外の安値が示現しやすく、そうなると、一時的に300円を割り込む場面もないとはいえない。仮に6月30日の356円90銭から60円安は297円見当になる。ここから一度反発に転じるものと思われるが、その戻りは20円ほどか。
(ばぁどまん)

2008/8/5(火)
オバマ人気は世界的
米民主党大統領候補オバマ氏は7月下旬に中東と欧州を歴訪した。その歓迎振りは米国内の比ではない。サルコジ仏大統領は共和党マケイン氏には応じなかった共同記者会見を積極的に開いた。ドイツではベルリンでの演説に集まった聴衆は何と20万人と破格である。ドイツの報道機関は第44代米大統領という紹介である。ただ、米国内でのオバマ政策に対する不安感が増大しているので、米国内経済という最大テーマでの失点を外遊の得点でカバー出来るかどうかが焦点とするのが米ジャーナリストの分析である。経済問題ではマケイン氏がオバマ氏を上回っているとする声が多いものの、一部ジャーナリストは、『大統領よりブレーンが問題だ。民主党にも経済と外交の専門家は多数いるので問題はない。海外での人気が高ければ、外交問題ではプラスになる』と微妙な分析であり、米国経済と軍事政策をオバマ新大統領(?)が、どれほどの手腕で捌くのか、生活がかかっている米国民の不安にどう答えるのか、オバマ氏、マケイン氏いずれも難題をブッシュ大統領から引き継ぐことに変わりないとすれば、国民が真の変化を新大統領に求め、オバマ氏優勢ということになろう。マケイン氏が原油高騰を見て、ガソリン税の撤廃を訴えたが、財源が少ない米財政にあって、人気取りの思いつき政策として、命取りになると分析する政治評論家もいるようだ。これに対してオバマ氏は低燃費のハイブリッド車を2015年までに100万台普及させる目標値を盛り込む包括的エネルギー政策を発表し、マケイン氏が提唱する米沿岸大陸棚原油採掘への反対を条件付で容認するなど、大統領選を意識した行動に出た。いずれにしても舵取りが難しい米経済と世界との関わり合いのなか、新大統領の課題は多く、エネルギー問題についても大統領の人選次第で米国の行く先が変わる。
ぶれとん・うっず

2008/8/1(金・洗濯機の日)
今のLMEアルミ価格は居心地良い水準!?
 LME(ロンドン金属取引所)アルミ3ヵ月物価格が3,000ドル大台を割り込んだ。これは、@金融不安、原油価格高騰、米国経済指標の悪化などを背景に米国景気の先行き不安⇒住宅向けや自動車向けを中心にしたアルミ需要減退不安、A原油価格暴落⇒国際商品市場からの投機資金引き揚げ、B原油価格暴落⇒エネルギーコストの低下見通し…などが嫌気されたためと推察される。ただ、3,000ドル大台を割ってからは、2,900ドル台を底固く推移。どうやら、『6月から7月前半にかけて3,000ドル大台を大きく抜き去って値を飛ばした際、手も足も出なかった実需の安値買いが入っているため』(市場関係者)のようだ。
 アルミの生産コストに関しては、『地域間の格差もあって“いくら”と断定は出来ないが、おおよそ2,400〜2,500ドルといわれている』(同)。これを踏まえると、売り手にとっては高く売れるに越したことはないが、目下、LMRアルミ3ヵ月物の3,000ドル以下は採算的に問題なさそうなレベルといえそう。一方、買い手にとっては7月の高値3,300ドル台に比べれば3,000ドル以下は割安な値段で買いやすいともいえそう。つまり、現在のLMEアルミ価格は、売り手・買い手双方にとって居心地の良い水準と捉えることが出来るのではないか。あとは、前述した@〜Bも含めた材料がどう変化するかで、2,900ドル台から新たな展開を見せることになるはずで、その材料変化を注意深く見守りたい。
(HΔTI)

2008/7/31(木)
NYダウは12月が底値…杉村氏
 米国では住宅公社支援法が成立し、大きなヤマを越えた。しかし、最近の景気指標は悪いものが多い。経済評論家の杉村富生氏によると、@金融危機の後遺症はまだ続く、Aニューヨークダウは12月にかけて軟調に推移、1万ドル割れで底入れ、B北京オリンピック後の景気減速はない、C日本企業は海外で稼ぐ、D日経平均株価は天神底(7月15日)から上昇基調…などとしている。詳細は本誌8月4日号をご覧下さい。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り1月限8万9,050円⇒8万9,670円(31日前引)=620円×50倍×1枚=3万1,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲3万6,000円。東京灯油1枚売り1月限10万4,120円⇒10万5,150円(31日前引)=1,030円×50倍×1枚=5万1,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲5万6,500円。2銘柄通算で9万2,500円のマイナス。残高は▲376万3,900円。本日の切り返しは大きい。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は31日前引、東京ガソリン1枚売り2月限9万0,480円、東京灯油1枚売り2月限10万4,780円。
(WAN)

2008/7/30(水)(プロレスの日)
当面、下げ余地は小さいが生産にメドつけば売られる公算
●シカゴトウモロコシ期近は6月27日の高値7.65ドルから23日の安値5.4375ドルまで2.2125ドル、同大豆期近は7月3日の高値16.63ドルから30日の安値13.5425ドルまで3.0875ドルの下げを演じた。下げ過ぎ感と突っ込み警戒感から反発する場面もあったが、トウモロコシは6ドル、大豆も14ドルを突破する力はなかった。相場は反発しても買い戻しが中心で、新規の買いを誘うだけの材料が不足している。急落前のシカゴ穀物7月16日の取組はトウモロコシ130万7,762枚、大豆45万9,968枚、それが28日にはトウモロコシが122万9,797枚、大豆も40万3,284枚まで減少、投機マネーの穀物離れが進んでいることを示している。
●シカゴトウモロコシ及び大豆は大きく下げたが、下げ幅に比べて戻りは小さい。シカゴトウモロコシ期近の3分の1戻しは6.20ドル前後、大豆期近は14.60〜14.70ドル前後だが、一気にこの水準まで戻せずに、揉合が続くようだと、再び下値トライの動きになる可能性が高い。トウモロコシは受粉期の最中、大豆は8月から本格的な開花期入りで、本来なら、買い気が強い時期なのだが、一度大きく膨れてはじけた『穀物バブル』相場。今は、行き過ぎ感があって、目先の下げ余地は小さいが、新穀の収穫量にある程度のメドがついてきた時に、まだ、価格が歴史的な高値圏にあるうちに積極的に打ってくることを想定しておきたい。トレンドとしては、シカゴトウモロコシ期近は5ドル、大豆は12ドルに向けて下げていくと判断したい。
(黒孔雀)

2008/7/29(火)
目先は揉合を強いられる
●東京ゴム先限は上値が重い。7月23日に324円10銭まで下げたあと28日に336円90銭と13円弱反発したが、340円台に乗せることが出来なかった。出来高も少なくなり、揉合相場を余儀なくされそうだが、ただ、嫌味なのは8月11日から盆休で超閑散になる時期だ。つまり、来週は盆休控えで玉整理が活発化する可能性がある点だ。
 逆に見ると、盆休の期間中に先限で320円台を維持出来れば、18日以降に反発する公算も強まってくる。ファンド筋が新甫1月限にどう対応するか注目されていたが、強気ファンド筋の機関店3社は売方に回っている。相場が下げれば1月限の売りポジションを増やすのか、それとも、1月限の売り玉を手仕舞って引き続き買いポジションを維持するのか目が離せない。恐らく、ファンド筋のハラは後者と見るが…。
 ここは320円から340円の揉合相場が予想される。
(ばぁどまん)
2008/7/29(火)
アジア新興国経済の伸び鈍化は弱材料
アジアの新興諸国は海外資本の流入で生産基地が急速に伸びたが、最近では1人当たりGDP伸び率が大きく、需要の増加で消費市場として注目されている一方では、インフレが進行しているため、インフレ抑制の政策を実施する必要に迫られている。各国内の物価上昇は消費の減退に結びつき、新興国市場の需要増加を背景とする欧米企業の業績上昇期待が削がれる可能性が高くなってきた。中国の北京オリンピックを契機とするインフラ整備が一巡していることや、インド経済の成長率が鈍化する恐れがあることなど、アジアの消費市場が急拡大を続けるとの前提で進出した欧米日の企業が、先行き不安の増大から撤退する動きが認められる。しかも、政治的な不安定さも不安心理を招く恐れがある。インドネシアでは反政府デモが発生、2009年には大統領選挙と総選挙を控えているので、貧富の格差拡大による国民の不満が噴出すると、一段と社会的な混乱が拡大し、経済に悪影響を及ぼす。マレーシアでは政局の不安定さが顕著になり、タイでも課税率引き上げなどインフレ対策の実施により、国民の反発が強くなっている。そうなると、新興国の各産業の工場稼動率が低下すれば、一次産品の需要が減少し、アジア地域全体での個人消費も減退という事態を迎えかねない状況となれば、商品市況への影響力は無視出来ない。アジア経済の成長が世界経済を支えている間は先行き見通しは明るいが、急成長による歪や政治的な混乱による経済の停滞となれば、商品市況全体が上値を抑えられることになろう。
(ぶれとん・うっず)

2008/7/25(金・かき氷の日)
コーヒーは今年も秋冬高!?
 先頃、ロイター社がコーヒー価格予測の調査結果を発表した。アナリストやトレーダー21人を対象に調査したもので、ニューヨークコーヒー期近の予想中央値は、今年第3四半期末(10月末)が140セント、第4四半期末(12月末)が147.50セントとなっている。
 さて、ここ数年のニューヨークコーヒー価格推移を振り返ると、2004年、2005年、2006年、そして昨年2007年と、第3四半期末の価格を第4四半期末の価格が上回っていることが判る。そう、年後半から年末にかけて価格は上昇傾向にあるということだ。そして、最初に述べたロイター社の調査結果は、今年もまたコーヒーは“秋冬高”相場が予想されるということを示しているといえよう。
 材料としては、サマーバカンスシーズンが終わり、ブラジルの開花期の天候が意識され始めるのが概ね9月中頃ぐらい。その頃から天候相場ムードを強めて市場の基調がグンと引き締まっていく。そして、開花期の天候がどうあれ、年末に向けては新年度のブラジルの生産量予測や世界需給見通しを意識する需給相場期へと移行する。今年の場合は、2009〜10年度の需給が材料となるわけだが、同年度はブラジルの裏作年度で減産必至。その減産度合を巡って、引き続き市場の基調は引き締まった状態となろう。こう考えると、秋冬高への期待が一層高まる。
(Ф)

2008/7/24(木)
米国商品市場の取組高減少
 米国の主要10商品の取組高は1ヵ月前の約542万枚から約518万枚へ約24万枚、4%も減少した。原油は130万枚⇒122万枚(7%減)、トウモロコシは137万枚⇒130万枚(6%減)、砂糖は85万枚⇒80万枚(6%減)、大豆は48万枚⇒43万枚(11%減)、金は41万枚⇒48万枚(16%増)…といった具合で、大豆の減少と金の増加が目立つ。これからサマーバカンスが本格化するため、ファンド資金が流出しやすい。これは下げ要因。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り1月限9万6,200円⇒8万9,050円(24日前引)=7,150円×50倍×1枚=35万7,500円−5,000円(手数料、消費税)=35万2,500円。東京灯油1枚売り1月限11万0,450円⇒10万4,120円(24日前引)=6,330円×50倍×1枚=31万6,500円−5,000円(手数料、消費税)=31万1,500円。2銘柄通算で66万4,000円のプラス。残高は▲367万1,400円。1週間で66万円超のプラスはこのコーナー始まって以来初めて。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は24日前引、東京ガソリン1枚売り1月限8万9,050円、東京灯油1枚売り1月限10万4,120円。
(WAN)

2008/7/23(水)
ゴムはボツボツ下値警戒水域
●東京ゴム先限は6月30日の356円90銭から売られ、一時的に切り返したが、7月18日には325円50銭と31円40銭下げた。まだ、コツンとした感じはなく、戻れば売られそうだ。ニューヨーク原油期近が7月11日の147.27ドルから22日の125.63ドルまで、ざっと22ドルの下げに見舞われ、シカゴトウモロコシや大豆も暴落しており、これに足を引っ張られた格好だ。
 もっとも、原油や穀物が大天井を打ったかどうか別にしても、今回の下げで内外ともに市場人気がかなり弱まった。これからの安値は行き過ぎムードもあって、少々の強材料でも敏感に反応するものと見られ、安値を追って売るわけにいかない。東京ゴム先限も6月2日の313円40銭を目標とする弱人気となっているが、ここは急反発する展開と見る。その戻りを売るか、それとも流れに乗って買うか、戻りに入った段階での反発力を見てから判断したいところ。
(ばぁどまん)
20087/23(水)
商品は波乱の夏を迎えた
国際商品市況の高騰はカネ余りと低金利に原因がありそうだ。単純な理屈で、有り余る資金をどこで運用したら儲かるか、あるいは、現在、運用している資金を守るために、ヘッジや分散投資の対象をどこに求めるかとした発想であり、貯蓄型商品が低金利で魅力がなくなっている時、長短期ともに有利なモノが商品であったという流れである。しかも、インフレの進行が資金流入を促し、中国やインドなど新興大国の経済成長が著しく、モノが次から次へと捌ける状態となっている。原油や金の上昇を支える要因は多様であるが、各商品に共通している上昇要因は低金利とカネ余りであると考えて良いだろう。今後、高値からの調整安が加速する場面では利上げの話題や、実際に利上げされるという要素が加わる可能性が高い。カネは水の流とは逆に低いほうから高いほうへ流れるので、利上げすることにより、金融商品(株、債券)へと資金の流れが変化し、その結果として商品市況が調整安を演じるというパターンを想定出来る。そうした変化は年末に現れる可能性が高い。というのも、夏はガソリンの需要期であり、穀物にとっては豊凶が決まる季節でもあるので、上下に大きく振れる相場が見込まれ、ファンダメンタルズの強弱材料を消化したのちに金利変動を反映した相場展開へと変化するとの見方がある。否定出来ないのは中国、インド、ブラジル、ロシアのBRICsのほか、中小新興国経済の伸びも著しいので、需要の増加に対し、多くの商品が十分な供給量を確保出来ない事態を迎える可能性があるので、強弱方針を安易に決められまい。とうやら波乱の夏となりそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/7/23(水)(ふみの日)
天候リスクあるが下げを一気に取り戻すのは困難
●日本市場の三連休明けの穀物相場は、まさに大荒れの状態。7月16日のシカゴ穀物期近の終値は、トウモロコシが6.585ドル、大豆が15.73ドル、そして、小麦が8.34ドル。17、18、21日の3営業日連続の急落で、トウモロコシは5.8925ドル、大豆は14.095ドル、小麦は7.91ドルまで逆V字型の急落を強いられた。3日間の下げ幅は、トウモロコシが0.6925ドル(10.5%)、大豆は1.635ドル(10.4%)、小麦が0.43ドル(5.4%)と大きく、22日の東京市場もトウモロコシ期先が4万1,900円、Non−GMO大豆期先も8万9,400円のストップ安まで売られ、トウモロコシの5万円台、大豆の10万円台が一気に遠ざかったような印象を受ける。22日のシカゴ大豆期近は、夜間取引で13.8475ドルまで売られたが、下げ過ぎ感と中国の大豆買い付けの報に14ドル台に戻した。
●シカゴ穀物が、想定外の急落を演じた理由は、@米中西部の好天予報、A作柄が回復、B原油相場が沈静、Cアルゼンチンが輸出新税撤回…などの弱材料が重なったためと判断出来よう。米中西部の気温は平年並で、7月末から8月初旬も高温ながらも多雨型とされ、トウモロコシの受粉には最適とされている。6月に洪水騒動があったものの、7月20日現在の全米18州平均の作柄状況を見ると、優と良を合計した数字はトウモロコシが65%(前週64%、前年同週62%)と、昨年や平年に比べて良好というデータが示された。一方、大豆も61%で前週の59%を上回り、前年の62%にほぼ並び、数字上では問題を感じさせない。ただし、トウモロコシのシルク段階は34%と前年の70%、過去5年平均の60%を下回っており、生育が1週間から10日ほど遅れており、作柄状況の楽観的な数字に比べ、今後の天候にまだ油断が出来ないことを示している。
●大豆は、アルゼンチンで輸出新税の導入が議会で否決され、米国大豆の輸出にブレーキがかかるとの見方が弱材料になった。原油の上げ止まり、米中西部の好天などで、市場が弱気ムードになっているなかでのニュースだっただけにインパクトは大きい。大豆は開花期が8月、まだ、天候リスクプレミアムを剥がす時期ではないが、この急落のショックは大きく、下げた分を一気に取り戻すのは困難といってよいだろう。ただし、天候相場が終わるまで、シカゴ大豆期近が12〜13ドル台まで急落することは考えにくい。
(黒孔雀)

2008/7/18(金・光化学スモッグの日)
東京アラビカが一時2万4,000円台割れ
 16日に円相場が一時、1ドル=103円91銭まで上昇、この円高による輸入コスト低下と、同日入電のニューヨークコーヒー価格下落が重なって、東京アラビカコーヒー期先は一時、2万4,000円台を割り込んだ。また、17日のニューヨークコーヒー期近は、ニューヨーク原油価格の暴落(期近が130ドル台割れ)に足を引っ張られて134.90セントまで下落。この結果、ニューヨークコーヒー、東京アラビカともに、6月の安値水準へと接近し、仮に続落となれば、それ以前の上昇の基点(ニューヨーク期近で6月9日の130.50セント、東京アラビカ期先で5月28日の2万3,280円)へとUターンする格好となってしまう。
 果して、Uターンしてしまうのか、それは判断が難しい。ただ、ニューヨーク原油価格の先行き不透明感、円安に対する警戒感、コーヒー独自の新規材料難といった懸念材料がある以上、ニューヨーク期近で130セント近辺、東京アラビカ期先で2万3,000円近辺へとUターンする可能性はないとはいい切れない。また、東京アラビカは残念なことに、取組高が減少し、9,000枚台を割り込んでしまった。資金流出によるエネルギー不足で上値重く推移しても仕方ない状況といえる。そう考えると、短期的にはUターンの可能性を想定しておく必要がありそうだ。
 ただし、仮にUターンしても、長期的な下値切り上げのトレンドが崩れるわけではなく、長期需給タイト化見通しなどを下支えに、そこから更に下押すことは考えにくい。ブラジルや中米の天候リスク、需給要因等を材料に、下値を固めて再上昇に転じると見たい。
(Ф)

2008/7/17(木)
次回FOMC8月5日
 円相場は6月16日の108円台からジリジリ上昇、7月16日には103円台を示現した。米国の景気指標が悪く、株安・ドル安が進んだためだ。米国はドル高を目指しているものの、利上げは難しい状況。しかし、6月の消費者物価が前月比1.1%、前年比5.0%それぞれ上昇、許容限度をはるかに超えている。次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)は8月5日、ここでは利上げの可能性が出てきた。

 さて、建玉を清算しよう。東京ガソリン1枚売り1月限9万8,860円⇒9万6,200円(17日前引)=2,660円×50倍×1枚=13万3,000円−5,000円(手数料、消費税)=12万8,000円。東京灯油1枚売り1月限11万4,580円⇒11万0,450円(17日前引)=4,130円×50倍×1枚=20万6,500円−5,000円(手数料、消費税)=20万1,500円。2銘柄通算で32万9,500円のプラス。残高は▲433万5,400円。原油の流れが変わったのではないか。
 今度もガソリンと灯油の売り。基準値は17日前引、東京ガソリン1枚売り1月限9万6,200円、東京灯油1枚売り1月限11万0,450円。
(WAN)

2008/7/16(水)(駅弁記念日、外国人力士の日)
目先は経済環境に大きく左右される展開を予想
●シカゴ穀物は、米農務省の需給予想後に大きく売られている。米中西部の天候が穀物の生育に適した天候になっていることに加えて、原油安・ニューヨーク株安から窺えるように、マネーの動きが萎縮してきたからだ。本来、米国の経済が悪化し、ドル安不安が起こると、商品市場にマネーが流入する姿が見えてくるが、米国経済が深刻な事態に直面したと市場が認識した時には、マネーは臆病になって債券などの安全資産に逃避する。経済不安が行き過ぎると、株式、商品などのマネーマーケットにも悪影響が出てくるということだろう。
●穀物相場は、トウモロコシ、大豆ともに需給がひっ迫していて、しかも天候相場の真っ只中にある。にもかかわらず、今週に入って、大きく下落したのは、投資マーケットの基盤にある世界経済、とりわけ米国経済の経済システムへの信頼感が薄れてきているからだ。穀物は、日常生活に欠かせない物資だが、価格そのものは生産コストを大きく上回っている。物価との比較、原油価格との比較からすれば、値位置が上がってしかるべきという見方も出来るが、一般市民のレベルとしては、『原油高、穀物高は生活に支障をもたらすレベルにあり、下げて欲しい』という実感がある。とはいっても、農産物である穀物の供給量は、今後の天候に大きく左右される宿命にある。当面は経済環境と米中西部の天候が最優先材料となろう。
(黒孔雀)

2008/7/15(火)
当面は買い玉の整理が先決
●東京ゴム先限の350円がカサになっている。6月30日に356円90銭の高値に達したあと7月9日の332円70銭まで24円20銭下げてから切り返したが、その反発も14日の348円50銭で止まり、再び売られている。ゴムはあくまでも原油の動向がカギを握っており、その原油は150ドルを目指す展開を示している。その限りでは、ゴムも反発のチャンスはあるが、前述したように新値取りに余りに手間取って再び修正安に突入しているだけに、ここは買い玉の整理が先決といえる。とりあえず、6月12日の331円を下回って320円台に水準を下げるものと思われる。高値から30円下げた327円見当で止まるかどうか見定めたいところだ。
(ばぁどまん)

2008/7/15(火)
中国はオリンピック後も高い成長率が続く
中国の経済成長に対する期待が強い一方では、北京オリンピック後に経済成長率が低下する懸念も強くなっている。その中国の外貨準備高が6月末現在、1兆8,000億ドルを突破、前年同期比35.7%増と増えている。自動車生産台数も増え続けており、現段階ではデータは高度成長(2007年の成長率11.9%、今年1〜3月の成長率10.6%)を示している。着手していないインフラプロジェクトが北京オリンピック終了後から相次いでスタートする予定であるため、当面は中国経済の高い成長率は維持されるとの見方が多い。改めて、中国の2007年基本データを見ると、国土面積960万平方キロ、人口13億2,129万人、名目GDP24兆9,530億元(386兆7,700億円)食糧生産量4億9,748万トン(前年比2.8%増)、自動車生産台数889万台(同161万台増)、粗鋼生産量4億8,966万トン(同16.8%増)となっている。しかし、人口増加率5.2%であるから、経済成長率12%として、単純に差し引きすると6.8%が実際の成長率であると見るアナリストもいる。
国土面積は日本の25倍、人口は世界一、GDPは米、日、独、に次ぎ第4位、5年連続で2ケタ成長を続けている。今後の懸念材料はインフレと国有企業の不良債権問題など、課題は多い。それでも、世界で最も勢いが強く元気な市場である。
(ぶれとん・うっず)

2008/7/11(金・真珠記念日)
LMEアルミは年内3,700ドルも!?
 先頃、住友商事軽金属部が『世界アルミ新地金需給・価格動向予想』の見直し予測を発表した。それによると、今年の世界アルミ需給は、供給が4,169万5,000トン(年初予測は4,217万トン)、需要が4,131万トン(同4,098万5,000トン)で、差し引き38万5,000トンの供給過剰(同118万5,000トンの供給過剰)。サブプライムローン問題が欧米やアジアの実体経済に影を落としているものの、中国やインドなど新興国の内需が堅調に推移している一方で、供給面ではエネルギー問題を背景とした南ア、中国、ニュージーランド等での減産が影響、需給はやや供給過剰ながら概ね均衡しているとした。
 また、四半期別のLMEアルミ3ヵ月物価格の予想レンジを、2008年第3四半期が2,800〜3,300ドル、同年第4四半期が2,800〜3,700ドル、2009年第1四半期及び第2四半期が2,800〜3,700ドル、同年第3四半期及び第4四半期が2,800〜3,300ドル…と予測。エネルギー価格の急激な下落が予想しにくいこと、アルミの製錬コストが今後も上昇すると予想されることから、予定されている製錬所の新設・増設計画の一部は見直しを余儀なくされ、稼働中の製錬所も採算悪化から減産や閉鎖となるケースも考えられる。こうした供給不安を背景に、価格の上ブレリスクが大きい状態が続くと見ている。
(HΔTI)

2008/7/10(木)
サミットの成果は?
 洞爺湖サミットが終わった。無事終了したことが最大の成果か。文書をまとめた事務方はさぞ大変だったと思う。今回は原油高騰、食糧、ドル安などが最重要テーマだったが、ほとんど議論されず、温暖化に終始した。原油高騰を抑えようとすれば様々な規制が必要になり、政府系ファンドに波及するのは避けられない。そのファンドは産油国が多く、今や米国の金融機関を救済する存在になっている。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い6月限7万9,510円⇒7万7,980円(10日前引)=1,530円×50倍×1枚=7万6,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲8万1,500円。東京トウモロコシ1枚買い7月限4万9,860円⇒4万6,560円(10日前引)=3,300円×50倍×1枚=16万5,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲17万円。2銘柄通算で25万1,500円のマイナス。残高は▲466万4,900円。穀物は終わったかもね。
 今度はガソリンと灯油の売り。基準値は10日前引、東京ガソリン1枚売り1月限9万8,860円、東京灯油1枚売り1月限11万4,580円。
(WAN)

2008/7/9(水)(ジェットコースターの日)
天候相場という強み持つ穀物に投機資金が狙い
●7月9日はジェットコースターの日。1955年7月9日に開園した東京の後楽園遊園地に日本初の本格的なジェットコースターが設置されたことに由来している。それに合わせたせいでないだろうが、穀物価格は急騰から急落に向かった。シカゴトウモロコシ期近は一気に7ドル割れ、大豆も15ドル台に下落という具合だが、その背景には天候が回復を見せるなかで、ドル高、原油安、貴金属安という外部要因の悪化があった。しかし、現地時間9日のシカゴトウモロコシ期近は、いったん6.735ドルまで下げて6.9275ドルと安値から20セント近く戻したし、同大豆も15.20ドルまで下げて15.61ドルと安値から40セント以上も反発、高値から大きく下げたものの、"崩落"を避けることが出来た。
●これまで、米国の独立記念日の前後に波乱を見せることが多かったが、例年なら天候絡みが多かったが、今回は、これまで国際商品市場をけん引してきた原油が投機抑制の動きから急落、シカゴ穀物は上げ過ぎ感もあり、利食売りが殺到、大きく下げたわけだ。しかし、天候がやや回復しても、これから8月にかけての米中西部の天候がトウモロコシと大豆の作柄を決定する。まして、今年は6月の洪水被害で収穫面積が減少するものと見られ、単収低下を連想させるような天候パターンになった場合は、供給不安からの買いが入りやすい。まして、国際商品の先頭を走ってきた原油は規制強化の影響を受けて、上値余地が小さくなってきた模様で、投機資金が穀物に向きやすくなってきた。穀物のジェットコースター相場、まだ当面続きそうだ。
(黒孔雀)

2008/07/08(火)
一度330円前後まで下げる
●ゴムの足取りが悪くなった。ニューヨーク原油の急落、シカゴ穀物の下落が嫌気されているようだ。国際商品の全般的な下落は米議会で年金基金などの商品投資を制限するなどの投機抑制の法案化の動きを警戒してのものだ。
 もっとも、国際商品がこれで天井を打ったかどうかは疑問であり、修正安して玉整理が進めば、再び上昇に転じるはずでゴムも追随高を示そう。
 東京先限は8日に340円を割ったことで次の支持線は6月20日の334円、次に6月12日の331円、更には6月2日の313円40銭がある。目先的には高値因果玉の整理で一時的に330円前後まで水準を下げるかも知れないが、そこで玉整理が済めば出直りへ。
(ばぁどまん)

2008/7/8(火)
米ハリケーン第1号発生に敏感な反応
NOAA(米海洋大気局)のハリケーンセンターによると、大西洋区域で今季1号となるハリケーン『バーサ』が発生、米東部時間7日午前5時現在、リーワード諸島北部の東1,365キロにあり、時速27キロで西北西に進んでいる。ハリケーンの勢力としてはカテゴリー5(風速34メートル前後)だが、9日までには勢力を強めると予想されている。同センターは上陸の可能性を判断するのは時期尚早とし、5日間の予想天気図ではバミューダ付近を通過する予定だが、針路は頻繁に変わるので注意が必要であると呼びかけている。『バーサ』はアフリカ大陸西岸沖カボベルデ南部に近い大西洋東海域で形成され、今後も、同地域付近からハリケーンとなる熱帯性低気圧が発生すると見込まれている。このハリケーンはメキシコ湾を直撃しないと判断されてニューヨークガソリン相場が売られ、これに原油が連動したが、その反応ぶりを見ると、市場がハリケーンを強く意識し始めていることが判る。これから、本格的なハリケーンシーズンに突入するので、ハリケーンの発生状況が市場に反映され、上下のブレが大きくなると予想される。原油需給タイト化懸念や、イランの核開発を巡る動向、中東やアフリカにおけるテロに加え、ハリケーンが強材料として加わると、ハリケーン接近情報が原油急騰の引き金になる可能性が高い。
(ぶれとん・うっず)

2008/7/4(金・梨の日)
製錬コスト高がアルミ価格の底上げに
 東工取のアルミニウム価格(期先)が350円台を突破、上場来最高値を更新した。指標となるLME(ロンドン金属取引所)アルミ3ヵ月物価格が3,000ドル大台超の高値圏を堅調に推移、これに追随して東工取市場も基調を強めた格好だ。
 ところで、そのLMEアルミ価格だが、市場からは、『原油価格同様に、投機資金の影響が大きいのではないか』、『需要が鈍いなかで堅調なのはテクニカル要因』といった指摘もある。確かに、需要に関しては、『もともとサブプライムローン問題で住宅分野でのアルミ需要が減退していたなか、追討ちをかけるように、原油価格高騰による景気悪化懸念も需要減退の一因になっている。ロシアやブラジルなどの新興国でも、インフレ懸念の高まりで、金融機関の貸し渋りが発生したり、インフラ投資が手控えられたりして、大型設備投資が行なわれにくい状況と聞く。これもアルミ需要にはマイナス』(市場関係者)だ。
 ただ、その一方で、供給に目を向けると、北米の減産、南アフリカやニュージーランドの電力不足問題、豪州アルコア社が西豪のアルミナ精製工場の出荷に関して不可抗力宣言、中国での製錬用電力価格高騰(※7月1日から産業用電力料金の価格規制策を撤廃)…などの問題を背景に、供給不安が強い。また、製錬コストに関して、今までは地域間で差はあるものの一般的に2,000ドル前後とされてきたが、現在は原油価格高騰などの影響から2,400〜2,500ドルにアップしたとの指摘もある。『製錬コストの上昇は明白で、アルミ価格の底上げ要因にもなっている』(同)とあれば、仮に、投機資金が引き揚げられてアルミ価格が下落したとしても、2,500ドルを割り込み、更に下落するといった事態は想定しにくいといえそうだ。
(HΔTI)

2008/7/3(木)
7日から洞爺湖サミット
 日本でのサミットは2000年の九州・沖縄以来。今回は原油高騰、食糧、ドル安などが最重要テーマだ。原油高騰については、投機か、需給かで議論が分かれているが、買い手が多いのだからジリジリ上昇する。市場監視や規制強化の動きがあるが、サミットで"名案"が出るのかどうか。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い6月限7万6,800円⇒7万9,510円(3日前引)=2,710円×50倍×1枚=13万5,500円−5,000円(手数料、消費税)=13万0,500円。東京トウモロコシ1枚買い7月限4万9,330円⇒4万9,860円(3日前引)=530円×50倍×1枚=2万6,500円−5,000円(手数料、消費税)=2万1,500円。2銘柄通算で15万2,000円のプラス。残高は▲441万3,400円。11日に米農務省から穀物需給が発表される。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は3日前引、東京一般大豆1枚買い6月限7万9,510円、東京トウモロコシ1枚買い7月限4万9,860円。
(WAN)

2008/7/2(水)(たわしの日)
極端な高値を示現しないと消費は減少しない
●米農務省が発表した2008年の米国の大豆作付面積は7,453万4,000エーカー、3月に発表された作付意向面積7,479万3,000エーカーを25万9,000エーカー下回った。ポイントは、収穫面積が7,212万1,000エーカーだったことだ。ちなみに、収穫率は96.43%にとどまり、2007年の98.67%を下回り、大雨や洪水の影響を受けて、放棄される畑が少なからずあったことを示している。なお、洪水被害に見舞われた6州の作付面積はアイオワ9,400万エーカー(作付意向面積9,800万エーカー)、イリノイ9,100万エーカー(同8,800万エーカー)、ミネソタ7,100万エーカー(同7,200万エーカー)、インディアナ5,500万エーカー(同5,500万エーカー)、ミズーリ5,200万エーカー(同5,300万エーカー)、ウィスコンシン1,650万エーカー(同1,650万エーカー)で、6州の合計作付面積は3,805万エーカーで作付意向面積と同じだったが、収穫面積は3,626万エーカーで収穫率は95.30%に低下、全米全体の96.43%にとどまり、洪水被害を受けて収穫不能な大豆畑が少なからずあることを示している。
●米農務省が発表した作付面積7,453万3,000エーカー、収穫面積7,212万1,000エーカーをベースにして生産量を試算すると、昨年と同単収の42.1busで約30億3,600万bus、41busで同29億5,700万bus、40busで同28億8,500万busになる計算だが、2008〜09年度の総需要は30億6,300万bus(米農務省6月予想)で、前年並の生産量が確保出来たとしても、単年度ベースで2,700万busの供給不足を生じる計算で、単収が40busなら期末在庫を食い潰す計算だ。現状では、2008年の大豆生産に希望は持てず、そうなるとどうやって消費量を減らすかがカギになってこよう。7月に米農務省は、広範囲な洪水被害地区の調査を実施、その結果を8月の需給予想に反映することになっているが、現状では、シカゴ大豆期近の16ドル示現でもレイショニングが起こりにくい環境にあり、一気に消費を減らすには極端な高値が必要といえる。
(黒孔雀)
2008/7/1(火)
通勤渋滞が緩和している理由
ハッキリとした統計はないが、近県から都内へマイカー通勤している3人に、最近、気付いた変化について質問すると、3人が3人とも幹線道路における朝の渋滞回数が大幅に減ったという話である。その原因は簡単である。原油高騰に伴いガソリン小売価格が急上昇し、マイカー通勤を自粛している人が増えているからだ。レギュラーガソリンの小売価格がリットル当たり180円を超え(7月の値上げで)るようでは家計の負担が大き過ぎると判断するのが自然である。ガソリンの需要期ピークである8月の販売量が増加しないと見る石油関係者が多いようだ。盆休の帰省を隔年にする家庭の話が週刊誌のコラムに載っていた。『バブルの時は家族4人で新幹線を利用して博多へ帰った。その後は自動車を利用し観光を兼ねて関西に一泊してから帰省したが、今年は帰省を見送り、来年に繰り延べ。隔年で帰省することを家族会議で決めた』という。来年にはガソリン価格が下がっているとの期待もあるようだ。米国でもガソリンが高過ぎるとして需要が減少しているように、世界中で原油価格高騰による需要減という現象が出てくるようであれば、ニューヨーク原油高にも歯止めがかかりそうだ。来週開かれる予定の洞爺湖サミットで原油に関する議論が行われそうで、各国首脳の発言に注目したい。
(ぶれとん・うっず)

2008/6/27(金・日照権の日)
2009〜10年度の世界コーヒー需給は…!?
 現地時間13日に米農務省が発表した世界コーヒー需給統計で、2008〜09年度の世界期末在庫量が1,716万袋にとどまり、在庫率が12.2%で過去2番目の低水準になる見通し(※過去最低は2007〜08年度の9.3%)であることは、先週述べた通り。今回は、この“期末在庫1,716万袋”を次年度の期初在庫に繰り越して、2009〜10年度の世界コーヒー需給をシミュレートしてみる。
 米農務省の統計では、ブラジルが未曾有の大豊作(5,360万袋)を記録した2002〜03年度をピークに、ブラジルの表作年度、裏作年度ともに在庫率が低下し続けている。この流れを2009〜10年度に断ち切るには、前回のブラジル裏作年度である2007〜08年度の在庫率9.3%を上回る必要があるということ。そこで、2009〜10年度の在庫率が10%になるには、世界のコーヒー生産量がどれだけ必要といえるかを試算してみる。
 『在庫率=総需要量÷期末在庫量×100』で算出される。そこで、まずは総需要量をどう仮定するか。輸出量はブラジルの表作・裏作に合わせて増減を繰り返している。そこで、輸出量は2007〜08年度並みの9,900万袋に据え置くことにする。生産国国内消費量は、2008〜09年度が前年度比3%増だったことから、同様の増加率にして3,700万袋とする。つまり、総需要量は9,900万袋+3,700万袋=1億3,600万袋。『在庫率10%=総需要量1億3,600万袋÷期末在庫量×100』で、期末在庫量は1,360万袋と仮定出来る。
 そうなると、『総供給量−総需要量=期末在庫量』だから、『総供給量−1億3,600万袋=1,360万袋』で、総供給量は1億4,960万袋。ざっと1億5,000万袋として、次にこの内訳を考えていく。
 期初在庫量は前年度の繰り越しで1,716万袋。輸入量は前年度から据え置きで430万袋と仮定。つまり、『総供給量=期初在庫量+輸入量+世界生産量合計』だから、『1億3,600万袋=1,716万袋+430万袋+世界生産量合計』で、世界生産量合計は1億2,854万袋。各生産国の生産量を見ると、ブラジル、ベトナムの増減が激しい一方、それ以外の生産国の生産量合計は概ね6,700万袋前後で頭打ちの状態。そこで、1億2,854万袋から6,700万袋を差し引いた6,154万袋が、ブラジルとベトナムの生産量合計と仮定出来る。
 では、6,154万袋の内訳は…。仮に、ベトナムが前年度並みの生産量(2,150万袋)を確保出来れば、ブラジルは差し引き4,000万袋前後の生産量で済む。ただし、過去、裏作年度で4,000万袋台の生産量は記録されていない。また、ベトナムが前年度比減産となれば、その分、ブラジルは増産が求められるが…。このように試算していくと、2009〜10年度の世界コーヒー需給は2008〜09年度同様に厳しい状況になることが予想される。
(Ф)

2008/6/26(木)
宝塚記念…アサクサキングス
 29日は宝塚記念(3歳上、芝2200、阪神)。◎アサクサキングス(牡4、四位)、天皇賞3着、○アルナスライン(牡4、和田竜)菊花賞2着、▲ロックドゥカンプ(牡4、岩田)有馬記念4着、△メイショウサムソン(牡5、武豊)天皇賞2着。春競馬のフィナーレ。4歳勢が優勢。当日の降水確率は70%(C)。

7月は円安模様
 FRB(米連邦準備制度理事会)は政策金利を据え置いたが、7月3日の欧州中銀理事会では利上げされる可能性が高い。そうなると、ドル安・ユーロ高となるが、ドル・円はどうなるか。過去10年、7月の円相場は円高2回、円安8回となっており、110円に挑戦か。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い6月限7万9,640円⇒7万6,800円(26日前引)=2,840円×50倍×1枚=14万2,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲14万7,000円。東京トウモロコシ1枚買い7月限4万9,610円⇒4万9,330円(26日前引)=280円×50倍×1枚=1万4,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万9,000円。2銘柄通算で16万6,000円のマイナス。残高は▲456万5,400円。今回は一服。30日に米農務省から作付面積が発表される。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は26日前引、東京一般大豆1枚買い6月限7万6,800円、東京トウモロコシ1枚買い7月限4万9,330円。
(WAN)

2008/6/25(水)(住宅デー)
ブレ大きいが下値より上値の公算が大
●シカゴ穀物相場は、さすがに一服状態。上げ過ぎ感からの利食売りでトウモロコシ、大豆とも反落した。天気予報は週末にかけて降雨が予報され、原油価格も乱高下しながらも高値を維持していることは強材料だが、さすがに上げ足が鈍ってきた。市場が意識しているのは、来週現地時間30日に米農務省が発表する作付発表、今回は緊急にアイオワ、イリノイ、ミズーリ、ミネソタ、インディアナ、ウィスコンシンの6州を再調査し、30日の発表に反映させるという。また、米農務省は7月にも大規模な実態調査を行なう予定で、7月、8月の需給予想においてトウモロコシと大豆の作付面積がどう変化していくのか気になるところだ。
●米農務省に先駆けて、インフォーマ社は2008年の米国の穀物作付面積予想を発表した。それによると、トウモロコシは作付意向面積比138万5,000エーカー増の8,739万9,000エーカー、大豆は同152万5,000エーカー減の7,326万8,000エーカーだった。トウモロコシの作付面積が意向面積より多かったことが意外と市場は受け止めたが、この発表は5月末から6月前半に行なわれたもので、調査後に発生した豪雨と洪水などの影響は加味されていない。現状を見ると、トウモロコシ、大豆とも作付面積が作付意向面積より少なめになると見るのが自然で、7月、8月と小さくなっていくのではないか。シカゴ穀物は値頃が値頃だけに、ブレの大きな値動きを演じようが、まだ、供給量にメドが立っていない状況下では下値より上値の可能性が高いと判断している。
(黒孔雀)

2008/6/24(火)
ゴムは再度切り返すチャンス大
●東京ゴム先限は6月12日に354円をつけたが、その後、なかなか新値が取れない。具体的には17日に350円、19日に344円20銭、そして、24日に349円60銭まで買われながらも350円突破を果たせなかった。こうなると、目先的には上値の重さが嫌気され、再度、下値を見届けることになるかも知れない。その場合、6月23日の335円50銭、22日の334円を割り込んで327円がらみまで値を下げる恐れもある。
 とにかく、330円を割ると、6月12日の354円を天井とするムードが強まり、市場は弱人気に傾斜して売り込みを誘うはずで、そうなってからでなければ、戻り新値を取るのは難しいかも知れない。もちろん、天井は打っておらず、産地の需給は拡大しながらも水準をアップする足取りで、上海市場の仕手戦とともに強気を味方する。
(ばぁどまん)

2008/6/24(火)
資源価格高騰でも供給が増えない理由
原油、貴金属、非鉄金属が昨年から今年にかけて史上最高値をつけているのに対し、資源国の鉱業生産が増えていない。本来、価格が高騰すると、鉱山生産が増え、需給は調整されるという市場機能が働いていた。しかし、最近の動きを見ると、供給量が意外に増えない。これは、先行投資を含め、生産設備を増設するなどの負担を避けたほうが価格は上がり、最大のポイントである採算が更によくなるので企業収益が伸びる。しかも、限られた埋蔵量をより長く保持出来る。そして、先行きの価格下落による設備投資のリスクも回避出来るという企業経営メリットが働いている。過去にも増産競争、コスト競争が激化し、結果的に大きな負債を残すというケースが認められ、そうした過去の経験則が増産シフトをためらわせている。その結果、インフレは進行するが、これを金利引上げで抑えようとすれば、企業の投資意欲が大幅に低下し、供給量は増えず、資源価格が更に上昇するというケースとなる可能性は高い。そうなると、今後もインフレが加速を続けるという状況を想定する必要がある。
原油の場合、米国は世界石油需給がひっ迫しているとして、供給量の不足が原油価格を押し上げていると主張、OPEC(石油輸出国機構)に増産を迫っている。これに対して、OPECは投機による価格上昇であるとし、供給は潤沢であるとの見解を示し、増産を拒否している。世界需給がバランスし、価格上昇は投機が原因であるとするOPECのスタンスは資源ナショナリズムを露骨に表したものと考えることが出来る。一方、米国でもCFTC(米商品先物取引委員会)に対し、原油先物市場の監視強化、規制強化を政府が指示している。これは原油高騰の原因が投機であるとする見解で、OPECへの増産要請理由と矛盾する。これはどちらの原因が本当かという二者択一の問題ではなく、二つとも原油高騰の理由であるということだ。さらに、忘れてならないのが新興国における資源、エネルギー需要の増加という上昇理由である。今後、供給量の伸び悩みによる商品価格高騰という側面が話題となるだろう。
(ぶれとん・うっず)

2008/6/19(木)
米国の金融政策は?
 米国のガソリン小売価格が4ドルを超えたあたりからドル高を目指す動きが鮮明になった。しかし、利上げ出来る状況ではないだけに、金融当局は苦しい立場に置かれている。では、どうするか。米国の狙いは原油高騰を封じ込むことだろう。利下げによるドル安政策が原油高の要因とされているだけに、市場の予想に反して利上げに踏み切る可能性がある。次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)は24〜25日。

ユキチャン優勝
 オークスで抽選除外となったユキチャン(牝3、武豊)が18日夜の関東オークス(ダ2100、川崎)で優勝。早くも素質が開花したようだ。秋のレースが楽しみだ。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限7万7,650円⇒7万8,650円(19日前引)=1,000円×50倍×1枚=5万円−5,000円(手数料、消費税)=4万5,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限4万6,750円⇒4万8,690円(19日前引)=1,940円×50倍×1枚=9万7,000円−5,000円(手数料、消費税)=9万2,000円。2銘柄通算で13万7,000円のプラス。残高は▲439万9,400円。どんどん負債が減っていく。米中西部は大変なことになっている。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は19日前引、東京一般大豆1枚買い6月限7万9,640円、東京トウモロコシ1枚買い7月限4万9,610円。
(WAN)

2008/6/18(水)(おにぎりの日)
米国の穀物供給不安は歴然としている
●1993年は米国の穀物が作付遅れと長雨による洪水を背景に、トウモロコシの生産量は前年の94億7,700万busを前年比33%強下回る63億3,800万bus、大豆は前年の21億9,000万busを15%弱下回る18億7,000万busに落ち込んだ。4月の低温多雨でトウモロコシの作付が遅れ、5月前半に挽回するかに見えたが、同後半からまとまった雨が降り、一部の農家は作付を断念、更に、再播種を迫られる事態に陥った。米農務省は6月の需給予想で、トウモロコシの単収予想を148.9busと5月予想の153.9busから下方修正したが、あくまでもこれは6月1日現在のデータ。その後の大雨で、トウモロコシだけでなく大豆の生育遅れや作柄悪化が顕著になっているようだ。
●米農務省が発表した6月15日現在の全米18州の作柄状況で、優と良を合計した数値は56%で前年の65%を大きく下回った。特に、全米の2大生産州にイリノイは45%、アイオワは49%と低く、初期生育のコンディションがかなり悪いことが判る。米穀物専門誌ファーム・フューチャーズ・マガジンによると、大雨による冠水被害が330万エーカーに達したと発表した。そのうち、アイオワ州のトウモロコシ畑の冠水被害は120万エーカー、大豆は73万4,000エーカーに達したという。6月30日に、確定作付面積が発表されるが、まだ、大豆の作付進展率(15日現在)は84%と前年の95%、平年の95%を下回っている。単純計算すれば作付意向面積7,480万エーカーのうち約1,200万エーカーが残っており、悪天候が続けば作付を断念する農家も出てこよう。従って、トウモロコシから大豆に作付シフトされる農地は限定的といわざるを得ない。いずれにしても、2009年は米国の穀物供給不安は歴然としていることは確かだ。
(黒孔雀)

2008/6/17(火)
修正安あれば買場
●東京ゴム先限は6月12日に354円の高値をつけたあと、17日に再び350円まで戻したが、なかなか戻り新値が取れない。ニューヨーク原油が乱高下して不安定な動きを続けており、このため、『原油が暴落したら高値圏にあるゴムも急落するのでは…』といった不安が潜在し、『高値を追って買うのもリスクが大きい』とのムードになり、反発力を弱める原因になったようだ。もっとも、一部で『すでに天井打ちしている』との見方もあるが果たしてどうか。海外では原油、金、白金、トウモロコシ、大豆など人気商品がいずれも史上最高値を更新しているが、ゴムはまだ、それを達成していない。タイでは生産が増えているものの、それでも、例年に比べて供給が少ない。タイの農民や輸出業者は国際商品が軒並み史上最高値に達しているため、強気姿勢を崩さない。一方で上海市場の在庫が1万8,000トンそこそこまで減少しており、中国のタイ産シート手当も予想される。目先的には先限が350円台カサムードで売られて330円前後まで下げれば、絶好の買場と見たい。
(ばぁどまん)

2008/6/17(火)
脱藩官僚の会に変革を期待
日本の財政赤字が増え続け、年金が破綻する恐れがあり、保険制度が危機を迎えるなか、財源不足を懸念する与野党の論議が盛んである。テレビ番組で政治的問題を意欲的に取り挙げている"みのもんた"氏は、行政改革で税金の無駄使いを止めれば解決出来るのではないかと盛んに提言している。これは、国民の声でもあろう。官僚が規制、規制と叫んであらゆる産業を縛り、企業活動が停滞しているとの指摘があるように、コンプライアンス不況という言葉も飛び出した。市場に対する規制も厳しすぎる。そうしたなか、元官僚が動きだした。これは、官僚出身者たちが、『官僚が支配する世の中を改革しよう』と集まった。そこで、官僚出身者8人を発起人とする『官僚国家日本を変える元官僚の会』("脱藩官僚の会")が設立される運びとなったのである。設立総会は8月下旬から9月上旬の予定。ところで、『脱藩官僚』とは、維新の頃、地方大名支配の領地を抜け出して浪人となった『脱藩武士』に自分たちをなぞらえた言葉で、『脱藩した武士が領地の垣根を超えて明治維新を起こしたように、日本を改革しよう』という意味を込めている。維新の主役だった坂本竜馬も脱藩武士の出身。現在の日本では、かつて将軍と大名がそうであったように、官僚が『族議員』と呼ばれる国会内の利権集団と手を結び改革を妨害している、との批判が強くなっている。官僚出身者たちは、"天下りの禁止"と"税金の無駄遣い根絶"を大きな目標に設定、官僚の抵抗が強い公務員制度改革の強力な推進、道州制(地方自治拡大のための行政区域改変)の実施、消費者庁の設立を主張する方針だ。『脱藩官僚の会』には、通産省(現経済産業省)出身の江田憲司衆院議員(無所属)、文部科学省出身の寺脇研京都造形芸術大教授、財務省出身の高橋洋一東洋大教授などが参加している。明治維新は革命ではなく、改革のためのクーデターであったが、変化するためには手段を選べない状況であるだけに、その手腕に期待したい。本当の自由な市場が実現すれば、市場の機能は日本経済活性化に大きな役割を発揮する。

(ぶれとん・うっず)

2008/6/13(金・小さな親切の日)
東工取の金ミニがブレイク中!!
 今年に入り、弊社宛に『××(上場商品)の先限価格が上場来の最高値を更新』といった東工取広報部からのリリースが相次いで届いているのだが、ここ最近、目につくリリースがある。それは、『金先物ミニ取引の取組高が過去最高となる』というもの。ほぼ連日、届けられているので、目につくのは当然というわけだ。
 金先物ミニ取引(以下、金ミニ)の取組高は、12日時点で4万9,975枚と過去最多を記録。これは同日の東工取上場商品の取組高で見ると、@金標準取引(17万4,780枚)、A白金(6万2,875枚)に次ぐ第3位。国内の全商品取引所の上場商品別で見ると、@東工取金標準取引(17万4,780枚)、A東穀取トウモロコシ(8万6,144枚)、B東穀取Non−GMO大豆(6万3,019枚、C東工取白金(6万2,875枚)に次ぐ第5位。
また、今年6月2〜12日の一日平均出来高は2万0,247枚で、昨年の一日平均3,993枚から大幅に増加。先週12日の出来高は2万3,872枚だったが、これは東工取上場商品のなかで、@ゴムRSS3号(5万0,928枚)、A金標準取引(4万3,742枚)、B白金(3万3,949枚)に次いで第4位(※国内の全商品取引所の上場商品別で見ても同様)。
こう見ると、明らかに金ミニは目下、ブレイク中といったところ。この背景には、やはり証拠金の安さが大きく影響しているようだ。各取引所の資料から6月の期先限月の取引本証拠金基準額を見ると、東工取では金標準取引が13万5,000円、白金が15万円、ゴムRSS3号が7万5,000円。東穀取では、トウモロコシが6万円、Non−GMO大豆が4万円。これらに対して、金ミニはたったの1万8,000円で、特に他の東工取上場商品と比べると、“超割安”(※灯油は何と21万円…)。
 しかも、『ここ数年、金投資に対する関心が高まっている。純金積立、金地金のスポット売買、ちょっとしたところでは個人が持っていた金のアクセサリーを換金してみたり…といったように、一般の人達に金投資が随分と広がってきた。そうなると、“金投資の幅を広げてみよう”と、先物取引に興味を持つ人が出てくる。で、東工取には標準取引に比べて遥かに証拠金の安い金ミニがある。“倍率は低いけれど、証拠金が安い分、手を出しやすい。金ミニなら試してみても良いかも…”ということになって、金ミニにチャレンジする向きが増えているのではないか』(市場関係者)と推察される。
 なお、現在、3限月制の金ミニは、7月7日からは他商品同様、6限月制へ移行することが決定済み。取引出来る限月の増加で投資機会が増えて、より一層、金ミニ人気が高まることが期待される。
(HΔTI)

2008/6/12(木)
円相場は110円へ
 米国の金融政策が景気重視型からインフレ警戒へ変わりつつある。ガソリン小売価格4ドル突破が家計を直撃しており、戻し減税効果が薄れているのが実情。このため、早期利上げ観測が浮上している。インフレ警戒はユーロ圏の方が強く、7月3日の欧州中銀理事会では利上げが優勢。円相場は105円のカベを突破して105〜110円のレンジに入っている。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限7万1,390円⇒7万7,650円(12日前引)=6,260円×50倍×1枚=31万3,000円−5,000円(手数料、消費税)=30万8,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限4万2,400円⇒4万6,750円(12日前引)=4,350円×50倍×1枚=21万7,500円−5,000円(手数料、消費税)=21万2,500円。2銘柄通算で52万0,500円のプラス。残高は▲453万6,400円。ようやく負債が500万円を割り込んだ。ちなみに、このコーナーは2001年4月に100万円でスタートしたもの。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は12日前引、東京一般大豆1枚買い4月限7万7,650円、東京トウモロコシ1枚買い5月限4万6,750円。
(WAN)

2008/6/11(水)(雨漏りの点検の日)
米トウモロコシの生産量が下方修正
●シカゴトウモロコシは連日史上最高値を更新、同期近は10日に6.74ドルまで高騰した。米農務省が発表した2008〜09年度における需給予測の最大のポイントは、トウモロコシの単収が148.9busと5月予想の153.9busから下方修正され、生産量が117億3,500万busに大きく後退したことだ。ちなみに2007年の米国トウモロコシ生産量は130億7,400万busだから一気に約13億4,000万busも減少した計算だ。一方、2008〜09年度の需要面は、エタノール向けが5月予想と同じ40億bus、飼料用は51億5,000万busと5月予想の53億busから下方修正され、その結果、総需要は前月の127億6,000万busから125億1,000万busに減少する見通しにあるものの、供給低下が響いて期末在庫は6億7,300万busと5月予想の7億6,300万busから9,000万bus減少する見通しだ。
●ちなみに、2008〜09年度の米国トウモロコシ在庫率は5.4%で、前月の6.0%、前年度の11.1%から低下、需給ひっ迫感が強まっている。トウモロコシの作付については、5月後半からの大雨でまだ作付が完了していない畑があり、更に、折角作付しても冠水して播種をやりなおした畑があるという。作付意向面積は8,600万エーカーだったが、作付放棄や大豆へのシフトで、今後どれだけ減少するか目を離すことは出来ない。
●大豆の需給予想は、2007〜08年度の輸出需要がアルゼンチンの輸出混乱で2,000万bus上方修正された結果、旧穀(2007〜08年度)の期末在庫が1億2,500万busに低下(5月予想1億4,500万bus)したことを受けて、新穀(2008〜09年度)の期末在庫が1億7,500万bus(5月予想1億8,500万bus)に下方修正されたが、供給面の修正はなかった。トウモロコシに比べ、生育が1ヵ月遅れているためだが、7月予想で生産量がどう修正されるか注目されるところだ。
(黒孔雀)

2008/6/10(火)
引き続き波に乗ること!?
●東京ゴム先限は5月27日に345円90銭をつけてから急落、そして、6月9日には345円40銭まで切替したが、5月27日の高値を抜けなかった。これをいつまでも抜けないと、市場は、『Wトップを形成した』として弱気に傾き、再び急落するリスクがないとはいえない。ただ、今回は5月27日のように東京の出来高が5月1,120枚に達するなど、過熱化現象は見られない。
 強気ファンド筋は無理せず買い玉を利食って、安値を買う準備、姿勢を整えているようにも見える。こうした冷静さのなかで相場が天井するとは思えず、若干の修正安後に再び新高値に挑戦すると見たい。上海市場では9月限の取組が11万5,000枚へと増加、今日(10日)は高寄りしている。先限の320円台を買ってみたいが、もし、その安値がなく上昇するようであれば、その波に乗って買うのが得策。
(ばぁどまん)

2008/6/10(火)
原油高はどこまで続く
ニューヨーク原油期近は史上最高値を更新、140ドルに迫った。オランダのペトロプラス社製油所火災やナイジェリア反政府組織が石油関連の船舶を攻撃したこともキッカケとなったが、これまで、ゴールドマン・サックス社の強気レポート発表後に高値更新しているケースが認められる。昨年には同社が100ドルを予測したが、その時点で、すでにニューヨーク原油先物オプション市場のストライクプライス100ドルコール(100ドルで買う権利の売買)が約定されていた。ゴールドマン・サックス社が注文を入れていた形跡があり、オプション市場だからこそ出来るパフォーマンスであった。しかし、同じ手は二度使わないようで、今回はあからさまな行動には出なかったが、ファンドが買い玉を手仕舞し、現物市場へとシフトした頃を見計らった150ドル説流布の効果が出た。これから夏本番となり、米国ではドライブシーズンとハリケーンシーズンという心理的なインパクトの強い材料が控えており、8月8日が北京オリンピック開催であることを考えると、夏の高値波乱は避けられそうにないが、秋から年末にかけては買われ過ぎの反動安を想定する必要がありそうだ。夏は、日本国内でもガソリン需要期であり、元売が卸値を大幅に引き上げる意向を示しているので、東工取のガソリン、灯油もニューヨーク原油連動で上値追いのパターンとなりそうだが、買い玉の利食タイミングが難しくなりそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/6/6(金・飲み水の日)
ブラジルの2008〜09年度コーヒー生産は大豊作見通しだが…
 米農務省が現地時間6月13日(金)に世界コーヒー需給統計を発表予定。それに先駆けて、随時、各国駐在の米農務官レポートが公表されているが、先頃、ブラジル駐在米農務官レポートが公表された(日付は現地時間5月27日付)。それによると、ブラジルの2008〜09年度コーヒー生産量予測は5,110万袋、前年同期比35.9%増で、2002〜03年度の過去最多生産量(5,360万袋)に次ぐ豊作見通し。これだけを見ると、ブラジル国内の需給は緩和するかに思える。しかし、今回改定された2007〜08年度の同国コーヒー需給は、@期初在庫:836万1,000袋(昨年12月発表値比15万袋増)、A生産量:3,760万袋(同変わらず)、B総供給量:4,596万1,000袋(同15万袋増)、C国内消費量:1,760万袋(同18万袋増)、D輸出量:2,687万袋(同287万袋増)で、肝心の期末在庫は149万1,000袋(同290万袋減)。結果、在庫率(=期末在庫÷総需要量×100、総需要量=国内消費量+輸出量)は3.4%(同7.2%減)と、米農務省が統計記録を開始した1960〜61年度以来、過去最低となる。
 そして、2008〜09年度の同国内需給は、@期初在庫:149万1,000袋、A生産量:5,110袋、B総供給量:5,259万1,000袋、C国内消費量:1,828万袋、D輸出量:2,800万袋で、期末在庫は631万1,000袋、在庫率は13.6%。2002〜03年度に次ぐ大豊作ながら、在庫率は過去の表作年度のなかで最低を記録する見通しだ。
(Ф)

2008/6/5(木)
安田記念…ウオッカ
 8日は安田記念(3歳上、芝1600、東京)。◎ウオッカ(岩田)ヴィクトリア2着、○スズカフェニックス(武豊)高松宮3着、▲スーパーホーネット(藤岡佑)高松宮5着、△エアシェイディ(後藤)。ウオッカは馬体が回復し、キッチリ差し切りか。外国馬は人気になると走らないし、人気薄になると激走することが多い。当日の降水確率は20%(B)。良馬塲の見込み。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限6万9,020円⇒7万1,390円(5日前引)=2,370円×50倍×1枚=11万8,500円−5,000円(手数料、消費税)=11万3,500円。東京トウモロコシ1枚買い5月限4万0,880円⇒4万2,400円(5日前引)=1,520円×50倍×1枚=7万6,000円−5,000円(手数料、消費税)=7万1,000円。2銘柄通算で18万4,500円のプラス。残高は▲505万6,900円。天候相場本番。これから作況報告がポイントになる。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は5日前引、東京一般大豆1枚買い4月限7万1,390円、東京トウモロコシ1枚買い5月限4万2,400円。
(WAN)

2008/6/4(水)(侵略による罪のない幼児犠牲者の国際デー)
軽油高が一層の世界景気減速を招く恐れ
●原油価格は、大きく下げたが歴史的な高値圏にあることに変わりない。原油高の影響は、ガソリン高、公共料金値上げ、各製品の値上げに直結、インフレという形で消費者の台所を直撃、最終的には財布の紐を堅くして、景気悪化を招くことになる。1年前に比べて、確実に物価が高くなったとの印象を受ける。
●肌身に感じてきたインフレだが、事態は益々悪化しそうだ。その理由は、物流に欠かせないトラックの燃料であるディーゼル用軽油の価格が前年に比べて7〜8割も上昇していることだ。陸運は競争が激しく、過当競争気味で、なかなか運賃を上げることができない。しかし、日本国内の軽油の卸売価格は5年前の2倍の水準、日通もヤマトも燃料高騰の影響で20億円以上の負担増になっている。もはや、燃料高騰分を輸送料金に転嫁せざるをえない状況になっているが、輸送料金転嫁は製品の転嫁になり、インフレを加速する要因になる。この構図は先進国なら、ほぼ同じ。軽油高がインフレを促進し、世界の景気減速に拍車をかけてもおかしくあるまい。
(黒孔雀)

2008/6/3(火)
調整後に反騰へ
●東京ゴム先限は5月27日に345円90銭の高値をつけ、1980年4月16日の348円70銭にあと3円弱に迫ったが、これを高値に急落、6月2日には313円40銭と高値から32円50銭下げた。3月21日の266円10銭から5月27日の345円90銭まで80円弱水準を上げたから、今回の32円50銭安はその上げ幅の3分の1押し以上を演じたことになる。
 それが上げ幅の半値押しの約40円下げとなれば305円見当まで下げる計算だが、そこまで下げるとは考えにくい。
 もう少し、先限で320円攻防を演じるかも知れないが、それでも6月2日の313円40銭を切れないと安値出尽くしムードから本格的な上昇相場に移行するだろう。上海市場の中心限月である9月限は2万4,705元まで下げたあと2万4,990元まで戻して取引を終えている。一部は9月限から11月限に乗り換えているようで、11月限の取組が1万枚台に乗せた。タイの原料供給が薄く依然として先高人気が根強い。引き続き、強気で対処したいところ。
(ばぁどまん)

2008/6/3(火)
日本経済が再生すると市場に活気出る
米国経済の行方が株、為替、商品各市場の関心事であり、日本経済の状態は日経平均株価にも反映されにくい状態が続いている。日本の政局が混沌としているうえ、景気見通しに明るさがないため、為替相場は円安となるのが本来の姿ともいえる。これは構造的な日本経済の赤字体質と指摘する向きもある。年金問題や後期高齢者の保険料天引き問題が話題であり、税金の無駄使いが取り沙汰されている。民主党の予備的調査によると、国家公務員全体で2万6,000人の役人(OB)が約4,700の法人に天下りをし、それに12兆円の税金が使われている。そのうち、特殊法人や認可法人に対する補助金を含めると、その額は10倍まで膨れ上がる。一方で、国民の10人に1人が後期高齢者として本人負担分保険料を年金から天引きされている。その額は約1兆円である。行政改革は『猫の首に鈴をつける』かの如く、議員にとってはタブー視されてきた。議員自体が官僚出身と二世議員が圧倒的に多く、改革の障害となっている。しかし、役人が各産業に課するコンプライアンス強化で不況を呼び、法人税収入を減少させているのに、公務員は合理化されない。欧米ではスモールガバメントの実現のため、公務員の合理化を大胆に行い、国家の危機を切り抜けてきた。しかし、800兆円を超える赤字を抱える国家(企業)の職員(社員)が誰1人、合理化されず、給与も自動的に上昇し、挙句の果ては天下り⇒渡り鳥で税金を使っている。これでは日本経済は立ち行かない。行政改革がすすめられると円も強くなり、海外からの投資資金流入も増える。市場を大切にすることが、日本経済再生の道である。日本固有の風土で育ってきた個人投機家の先物市場も然り、海外市場のコピーでなく、自らの市場から自らの判断で情報を発信するべきではないか。
(ぶれとん・うっず)

2008/5/30(金・ごみゼロの日)
CFTCがエネルギー先物に対する規制強化へ
 29日(現地時間)、CFTC(米商品先物取引委員会)が、エネルギー先物市場の透明性向上を狙いに、FSA(英金融サービス庁)とも協力して大手投機筋の情報収集を強化するなどの対策を発表した。今回のCFTCの動きは、原油や穀物価格の高騰が社会問題化するなか、最近、米国議会で、商品指数ファンドなどの新たな機関投資家の資金流入を問題視する動きが強まっていることに対応したものだそうだ。具体的には、WTIなどエネルギー商品がが上場されているNYMEX(ニューヨーク商業取引所)、ICE(インターコンチネンタル取引所)のエネルギー先物について、監視強化を目的とした情報交換を拡大することを、CFTC、FSA、ICEの3者が合意、@ICEはWTI先物における『大手投資家』の建玉を毎日、CFTCに報告、ACFTCはトレーダーらにエネルギー市場での指数取引の内容について月次報告を求め、相場への影響を分析、B原油の買い付け、輸送、在庫、取引、そしてその派生商品取引に関する調査を継続…などを行なうとしている。
 要するに、大口投資家、ファンド資金に対する牽制、規制強化を打ち出したわけで、その影響が原油価格、そしてその他の国際商品価格にどう影響するか…。早速、今日入電した29日のニューヨーク原油期近は高値133.12ドルから安値126.11ドル(終値は126.62ドル)まで一日で7ドル近く急落、これに連動する形で、ニューヨーク金期近は900ドル台から安値872.1ドルまで(終値は877.2ドル)まで20ドルを優に超える急落に見舞われた。市場のなかには、『あくまでも、原油価格、穀物価格の上昇はファンダメンタルズが根底にあるもの。投機マネーが一時的に撤退して価格が下落しても、そこではここぞとばかりに旺盛な買いが入るだろう』といったように、規制強化影響も一過性のものに過ぎないとする声もあるが、果して…。
(Ф)

2008/5/29(木)
ダービー…マイネルチャールズ
 1日はダービー(3歳、芝2400、東京)。◎マイネルチャールズ(松岡)皐月賞3着、○ディープスカイ(四位)NHK1着、▲ブラックシェル(武豊)皐月賞6着、NHK2着、△アドマイヤコマンド(川田)。抜けた馬が見当たらず、混戦模様。当日の降水確率は30%(C)。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限6万8,340円⇒6万9,020円(29日前引)=680円×50倍×1枚=3万4,000円−5,000円(手数料、消費税)=2万9,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限4万1,060円⇒4万0,880円(29日前引)=180円×50倍×1枚=9,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万4,000円。2銘柄通算で1万5,000円のプラス。残高は▲524万1,400円。米国ではトウモロコシの作付がかなり挽回したものの、発芽率が低い。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は29日前引、東京一般大豆1枚買い4月限6万9,020円、東京トウモロコシ1枚買い5月限4万0,880円。
(WAN)

2008/5/28(水)(ゴルフ記念日)
相変わらず天候、アルゼンチン、原油が材料〜農業政策から目を離せない
●シカゴ大豆相場は、相変わらず、米中西部の天候とアルゼンチン、そして、原油価格の動向に左右される展開が続いている。アルゼンチン政府と農家団体とで"手打ち"が行なわれ、解決に向かったかに思われたが、輸出新税についての議論はまだ決着がついておらず、しかも、両社の政府と交渉が延期されたことから、再び対立の構図が明らかになり、スト再発の恐れが出てきた。例年、これから夏にかけて、輸出市場は南米産の出回りが多くなるが、消費国サイドに立てば、輸入が契約どおりに行なわるかどうかリスクが高くなるとして、米国産に依存せざるを得ない。本来なら、輸出マーケットでの強材料は少なくなる時期に入るが、米農務省が発表した直近の週間輸出検証高は1,270万3,000busと好調で、大豆相場を後押ししている。
●問題は、米中西部の天候と作柄。米農務省が発表した25日現在の全米18州平均の作付進展率は52%で前年の74%、過去5年平均の67%を下回り、発芽率も全米18州平均が12%(前年74%、過去5年平均34%)から大きく出遅れている。問題は、トウモロコシの作付遅れの影響で大豆の作付面積が増えるかどうかといえる。そのようななかで気になるのは、やはり原油価格の動向だろう。ニューヨーク原油価格は夏場までに150ドル突破というシナリオを描く向きが少なくないが、ガソリンが生活必需品ともいえる先進国では、これ以上の高騰は生活を脅かすとの見方が出ており、政府が投機を抑える動きが出てきてもおかしくあるまい。現実問題として、ここから2〜3ドル下げても採算難に陥らないほど、米国の農家は大豆価格高騰の恩恵を受けている。原油と穀物価格の高騰が続いているうちは、米国を中心にした各国の農業政策から目を離すことはできない。
(黒孔雀)

2008/5/27(火)
高値では利食い売り
●東京ゴムは7月限以降が340円台に乗せ、全限一代の高値を更新した。キッカケは5月限が東京で安納会とはいえ、323円の高値で幕を引いたうえに、72枚の受け渡しにとどまった。更に中部大阪でも334円と前日比8円20銭高と急騰したことが好感された。
 前述の通り、東京の受け渡しは72枚、中部大阪は156枚、あわせて228枚と少なかった。しかも、渡方は海外筋、受方はほぼ大手商社が一手に受けており、これが、6月限以降を強気にさせた。納会後、強気ファンド筋は10月限から11月限に乗り換えており、大半の商いが10、11月限に限定されていた。26日に強気ファンド筋は1,400枚ほどを利食いしていたが、27日には買い玉を10月限から11月限に乗り換えて戦線を延長している。東京の出来高は23日に3万3,330枚、26日3万6,829枚、27日は4万枚を上回るなど急増しており、とりあえずは買い玉を利食って修正安を買い直す作戦で対処したい。350円を突破したあとに、やや深い下押しがあるか…。
(ばぁどまん)

2008/5/27(火)
中国の成長が止まる?
2007年の中国経済成長率は11.9%と5年連続の2ケタ成長となったが、2008年に入り、インフレが加速し、利上げや人民元切り上げを実施したが、一向に収まらない。また、サブプライム問題で株価が下落した。その後、農薬入りギョーザ事件が起こり、食の問題が注目され、食糧品貿易に影響を与えた。次いで、チベット問題が聖火リレーを介在して沸騰し、さらに追い打ちをかけるように四川大地震が発生した。死者、行方不明者の合計が10万人に達している。経済への影響も大きく、オリンピックを目前に控えて、様々な問題が噴出し、政治体制を脅かす状況となっている。8月8日の北京オリンピック開催後、新たな国際問題が発生するようであれば、中国経済は失速する可能性が高く、中国に投下している海外資本にダメージを与える事態を想定すると、世界経済全体がショックを受ける恐れがある。浮かれているとシッペ返しを食うことは歴史が証明している。壮大な中国バブルが弾けると、そのインパクトは半端ではない。
(ぶれとん・うっず)

2008/5/23(金・恋文の日)
今年第1四半期の世界金需給
 現地時間20日、WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)は今年第1四半期までの世界金需給推計を発表した。概要は別表の通りで、供給は中古スクラップ供給の増加や公的機関の売却の増加で前年同期比プラスとなった。その一方で、需要は宝飾品を中心に減少。結果、世界需給は差し引き139トンの供給過剰になった(前年同期は39トンの供給不足)。
 宝飾品需要減退の主因は、価格高騰と乱高下による買い控え。同期の金価格(※ロンドン市場午後のフィキシングプライスベース)は924.83ドルと前年同期の649.82ドルに比べて42%も高騰。この高騰に実需の買いが追いつかずに、世界全体で前年同期比21%も大幅に減少したと推察される。なお、国別では、インドが同49%減、米国と英国が同25%減、サウジアラビアが同26%減、トルコとイタリアが同13%減、日本が同4%減…など、多くの国で減少が認められた。
Q1'08 対前年同期比
供給 鉱山生産量 593 0%
ネットベースの生産者ヘッジ -128
総鉱山供給量 465 -6%
公的機関の売却量 78 8%
中古金スクラップ 314 30%
総供給量 857 6%
需要 宝飾品向け需要 462 -21%
産業及び歯科向け需要 110 -5%
加工需要合計 573 -18%
金塊退蔵* 72
機関投資家らの購入* 73 100%
総需要量 718 -15%
需給バランス 139
※需給の小数点以下は四捨五入、*…金塊退蔵はコイン等も含む、機関投資家らの購入は金塊を裏付けとした上場投資信託(ETF)などの商品購入
(HΔTI)

2008/5/22(木)
オークス…ソーマジック
 25日はオークス(3歳牝、芝2400、東京)。◎ソーマジック(後藤)桜花賞3着、○リトルアマポーラ(武幸)桜花賞5着、▲トールポピー(池添)桜花賞8着、△レッドアゲート(内田博)。今年の桜花賞は大波乱だったが、今度はどうなるか。ただ、当日の降水確率は80%(B)で重馬塲は避けられない。先行馬にチャンス。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限6万7,100円⇒6万8,340円(22日前引)=1,240円×50倍×1枚=6万2,000円−5,000円(手数料、消費税)=5万7,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限4万0,830円⇒4万1,060円(22日前引)=230円×50倍×1枚=1万1,500円−5,000円(手数料、消費税)=6,500円。2銘柄通算で6万3,500円のプラス。残高は▲525万6,400円。米国ではトウモロコシの作付が遅れており、この影響は大きい。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は22日前引、東京一般大豆1枚買い4月限6万8,340円、東京トウモロコシ1枚買い5月限4万1,060円。
(WAN)

2008/5/21(水)(小学校の日)
大豆は新規材料に乏しく目先は揉合を予想
●大豆相場の波乱要因だったアルゼンチン政府と農家の対立が収拾する見込みとなったが、シカゴ大豆期近は原油価格の高騰と作付遅れを背景にした買いに13ドル台を維持している。アルゼンチンの農家ストの中止で、今後、同国からの船積みが正常に戻り、米国の振替需要への期待は萎む可能性があるが、ドル安と海上運賃の高騰(航海距離の長いアルゼンチン産はコストがそれだけかさみ、競争力は米国産がまさっている。そのように見ると、アルゼンチン問題の解決は決定的な弱材料としてのインパクトはないと判断してよかろう。
●米農務省が発表した5月18日現在の全米18州平均大豆作付進展率は27%で、前年同期の52%、過去5年平均の47%を下回った。主要生産州のイリノイは15%(前年66%、過去5年平均53%)、アイオワは34%(同50%、同53%)で、低温多雨型が定着している米中西部東側のイリノイの作付遅れが目立っている。天候回復が遅れると単収低下懸念がハヤされることが考えられるだけに、今後の気象動向に注意が必要といえよう。
●大豆は、アルゼンチン問題が一巡したことで、天候と原油価格の動向がポイントとなるが、新鮮味のある材料に乏しいため、目先はレンジ相場が予想されるが、目を離せないのが原油価格の動向。150ドル上昇するとの見方もあるが、高値警戒感にあることも確かで、ファンドの利食い売りが活発化すると、大豆にも影響しよう。
(黒孔雀)

2008/5/20(火)
急騰前のひと息!?
●東京ゴム先限は5月19日に322円まで上昇、2月26日の324円30銭にあと2円30銭に迫った。さすがに、ここまで水準を上げると買い一服となるが、しかし、これで上げ相場が終わったわけではない。現在は3月21日の266円10銭から322円まで約56円上げたことでひと息入れているに過ぎない。
 人によっては2月26日の324円30銭、5月19日の322円で"Wトップ"を指摘する向きもある。確かに、322円が天井ならあとでケイ線を見た時に、『Wトップだった』ということになるが、こんなところで相場は終わるまい。
 26日に当限納会を迎えるが、検品申請は東京が35枚(350トン)、中部大阪はゼロ。当限が320円台に上昇しても検品申請は少なく、もし、高納会すれば、その余勢を買って強気ファンド筋は11月新甫を買い進むものと思われる。
(ばぁどまん)

2008/5/20(火)
商品から株を見る
株価を見ると、ニューヨーク、東京ともに資源株と石油株が堅調である。世界の鉱物資源ひっ迫懸念や原油高を反映している動きであり、今後、大豆、トウモロコシの上昇で植物油のメーカーや甘味原料などコスト負担となる企業にとっては業績悪化が懸念される一方で、値上げに踏み切ると採算が改善され、業績がアップする企業も出てくるだろう。これから株価を見る時、商品市況の動向と、その背景となる商品需給が株価の方向性を決める重要なポイントになりそうだ。世界の過剰流動性を高めている大型ファンドも、株や債券市場だけでなく、商品市場へ進出し、成果を上げていることを考えれば、商品を知らずして株の投資は良い結果を出せないといえるのではないか。
インフレが進行しているため、商品市場へ向かう資金の流れは途切れないと思われる。とくに、これからの季節は米国中西部を中心とするコーンベルト(穀倉地帯)の天候が話題となる。トウモロコシはエタノール燃料の原料であり、この新しい需要分野が重要かつ不可欠となり、トウモロコシ需給を分析する上で、常に供給不安に結びつく要因になるだろう。あと、無視出来ないのが中国情勢であり、海外からの資源、エネルギー輸入が増えると、原油価格は急上昇するだろう。商品全体が浮上しつつあるので、いずれの商品も突っ込んだら買いという向きが増えている。
(ぶれとん・うっず)

2008/5/16(金・旅の日)
GFMSの世界銀需給推計
 4月9日(以下、全て現地時間)の『Gold Survey 2008』、24日の『Platinum & Palladium Survey 2008』の発表に続き、GFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ)は、5月7日、『World Silver Survey 2008』を発表した。これは、同社がSilver Instituteからの委託で調査した世界銀市場の年次報告書。2007年の世界銀需給推計は以下の通り(発表数値の単位は1トロイオンス、これを1トロイオンス≒31.1035グラムでトン換算、そのため一部合計が合致しない部分あり)。
2007年(単位:トン) 前年比
供給 鉱山生産量 20,858 +3.6%
公的売却 1,316 −45.9%
中古銀スクラップ 5,648 −3.4%
供給合計 27,822
需要 産業用需要 14,161 +7.2%
写真用需要 3,991 −10.9%
宝飾品用需要 5,082 −1.7%
銀器用需要 1,829 −3.9%
コイン・メダル用需要 1,176 −5.0%
加工用需要合計 26,242 +0.9%
生産者のヘッジ外し 778 +267.6%
正味退蔵投資 802 −63.6%
需要合計 27,822
 なお、2008年の見通しは、供給合計が2%前後増加する一方で、加工用需要合計は前年比8%前後減少するとした。ただし、投資需要に関しては、ドル安、米国の低金利、金融危機、インフレリスク等を背景に堅調に推移するとし、この投資需要によって、年内に銀価格が20ドルに押し戻される可能性があるとした。
(HΔTI)

2008/5/15(木)
ヴィクトリアM…ウオッカ
 18日はヴィクトリアM(4歳上牝、芝1600、東京)。◎ウオッカ(牝4、武豊)、○ベッラレイア(牝4、秋山)、▲エイジアンウインズ(牝4、藤田)、△ブルーメンブラット(牝5、後藤)。今週は新女王決定戦。実力はウオッカが一枚上。当日の降水確率は20%(A)。

 円相場が105円台に入り、新たなレンジは105〜110円になったようだ。3月の急騰で年間変動幅をクリアしており、緩やかに110円を目指す展開だろう。年内は平穏な動きが続き、再度の100円突破は来年になるのではないか。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限6万2,540円⇒6万7,100円(15日前引)=4,560円×50倍×1枚=22万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=22万3,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限4万1,110円⇒4万0,830円(15日前引)=280円×50倍×1枚=1万4,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万9,000円。2銘柄通算で20万4,000円のプラス。残高は▲531万9,900円。
今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は15日前引、東京一般大豆1枚買い4月限6万7,100円、東京トウモロコシ1枚買い5月限4万0,830円。
(WAN)

2008/5/14(水)(クッキーの日)
最貧国は世界の4分の1〜穀物高騰で上にさらされる
●穀物価格の高騰で、飢餓にさらされているのが『最貧国』の人々。『最貧国』は『後発開発途上国』のことで、国連が定義した世界の国の社会・経済的な分類のひとつで、開発途上国のなかでも開発が遅れている国々のことで、略語はLDC(Least Development Country)。LCDと認定するための基準は様々だが、経済環境に恵まれず、1人当たりの年間総所得の3年平均推定値が750ドルを割り込んでいる国が『最貧国』ということだ。単純に言えば、一日平均の収入が2ドル以下の国々が『最貧国』ということにある。
●その最貧国の数は50ヵ国、地域別ではアジア10ヵ国(アフガニスタン、イエメン、カンボジア、ネパール、バングラデシュ、東ティモール、ブータン、ミャンマー、モルディブ、ラオス)、アフリカ34ヵ国(アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、エリトリア、カーボベルデ、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コモロ、コンゴ、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、スーダン、赤道ギニア、セネガル、ソマリア、タンザニア、チャド、中央アフリカ、トーゴ、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、マダガスカル、マラウイ、マリ、モザンビーク、モーリタニア、リベリア、ルワンダ、レソト)、オセアニア5ヵ国(キリバス、サモア、ソロモン諸島、ツバル、バヌアツ)、中央アメリカ1ヵ国(ハイチ)…で、世界全体の4分の1を占めている。一日2ドル以下の収入を持たない最貧国にとって、穀物価格の歴史的高騰はまさに死活問題、生きるか餓死するかの瀬戸際まで追い込まれている。もともと、最貧国は穀物を輸入する財政的余裕もなく、世界規模で援助をする必要が出ているわけだ。穀物価格は需給と投機人気で形成されるが、生産コストを大幅に上回っていることも確か。食糧が人間生活の基幹をなすと考えれば、政治的な見地でいえば、これ以上の上値には下げ圧力が働いて当然かもしれない。
(黒孔雀)

2008/5/13(火)
期近の流動性を増やす…法人企業の声
 先物協会(日本商品先物振興協会)の「ヘッジ等先物市場利用に係る調査結果」から要旨を紹介する。会員を通じ、法人26社から回答を得た。取引開始のキッカケ=価格の上昇による原材料コストを製品価格等への転嫁ができなかったため(26.9%)/利用目的=現物市場等と組み合わせたヘッジ取引(92.3%)/受け渡し=することがある(92.3%)/取引ポジション=売り買い双方のヘッジポジションを持つことがある(61.5%)/ヘッジ比率=一定量(11.5%)/先物市場利用の効果=業績低下を防いだ(34.6%)/取引所価格の指標価格としての利用=販売価格や購入価格の交渉の値決めのとき(76.9%)。主な意見としては、期近の流動性を増やし、売買単位・値幅制限を拡大してほしい…などとなっている。
(WAN)

2008/5/13(火)
中国の地震被害は深刻
 四川省の地下10キロメートルの浅い場所を震源とするマグニチュード7.8(阪神大震災7.3、関東大震災7.9)の大型地震が中国に与えた影響は死者1万人(5月13日時点)やビルの倒壊という現実的な被害も、今後の調査によっては拡大するだろうし、地震が少ないとの考え方から作られている高層ビルの耐震性が話題になるだろう。また、地震の影響は現実的なビルなど構造物の被害に止まらない。地震に対する行動は日本と異なり、政府最高責任者や軍隊の出動は機敏であったが、地震の性格を見る時、チベット方面の太古から続いている造山運動の圧迫が原因とすれば、今後、中国内陸部で大型地震が多発する危険性が高いことになり、四川省を中心とする地域への外資進出が抑制される可能性が高くなる。地震の研究公表や、政府の対応策が明確にならなければ、インフラ整備の基盤が揺らぐことになる。経済的な損失が大きいと判断された場合、中国株の急落を招く。8月8日にオリンピック開催を控え、北京付近で地震が発生する可能性が出てくると、更に混乱は拡大すると推察される。中国投資への評価が大きく揺れることになりそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/5/12(月)
次は期先で325円がターゲット
●ゴムは5月7日に全限300円大台に乗せたあとも続伸、12日には6月限以降が310円台に並ぶなど足取りの強さを示している。特に為替が円高にありながらも着実に値を上げる強さの背景には、やはり、タイ産地の需給ひっ迫、上海在庫が3万9,000トンそこそこまで急減した…などに加えて、強気ファンド筋の買い玉が確実に増えていることも支援材料になっている。
 そのファンド筋の買い玉(玉尻)は5月9日現在、大手3社で1万4,634枚に増えたが、一部機関店で期近2本にカラ売り玉が残されている。具体的には5月限が235枚売りの20枚買い、6月限は222枚売りの70枚買いがそれで、これらが踏んでくると期近の上げ足が早まって逆ザヤになる可能性も大きい。期先は310円台に乗せたことから、次のターゲットは2月26日の324円30銭となる。
(ばぁどまん)

2008/5/9(金・アイスクリームの日)
ブラジル農業省のコーヒー生産予測
 現地時間8日、ブラジル農業省・食糧供給公社(CONAB)が2008〜09年度の同国コーヒー生産予測を発表した。今年1月の発表に続き第2回目。
 生産量予測は4,554万袋(今年1月の第1回発表は4,130万〜4,420万袋)で、1999年以降で2番目の大豊作とした。収穫面積は約229万ヘクタール。内訳はアラビカが約3,470万袋(同3,150万〜3,370万袋)、コニロン(※ロブスタ種)が約1,080万袋(同980万〜1,050万袋)。今年1月の予測から上方修正した理由として、昨年10月後半からの降雨量回復で農地の土壌水分改善が見られたことを挙げている。もっとも、収穫が本格化するのは6月から。収穫、精製が進むなかで、実際に生豆の大きさや質がどういった状態なのかが徐々に判明、そこから更に生産量予測が改定されることになる。まだまだブラジルの2008〜09年度コーヒー生産予測から目を離せない。
 なお、発表資料のなかで、『近年、ブラジルはコーヒーを約1,700万袋消費し、約2,800万袋輸出している(※合計は4,500万袋)』と指摘。“今回、4,554万袋に上方修正したといっても、需給はほぼバランスしており、タイトな状況には変わりない”と、暗に仄めかしているとも受け取れそうだが…。
 ちなみに、この発表に対して、『上方修正があるということは織り込み済み。なおかつ、その上方修正もサプライズ的な内容ではなかった』(市場関係者)とあって、発表当日の市場の反応は限定的だった。
(Ф)

2008/5/8(木)
NHKマイル…スプリングソング
 11日はNHKマイル(3歳、芝1600、東京)。◎スプリングソング(牡3、池添)、○ファリダット(牡3、武豊)、▲エーシンフォワード(牡3、福永)、△サトノプログレス(牡3、横山典)。競馬サークルは西高東低が続いている。ここも関西勢が優勢。当日の降水確率は70%(B)。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限6万2,460円⇒6万2,540円(8日前引)=80円×50倍×1枚=4,000円−5,000円(手数料、消費税)=▲1,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限4万0,170円⇒4万1,110円(8日前引)=940円×50倍×1枚=4万7,000円−5,000円(手数料、消費税)=4万2,000円。2銘柄通算で4万1,000円のプラス。残高は▲552万3,900円。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は8日前引、東京一般大豆1枚買い4月限6万2,540円、東京トウモロコシ1枚買い5月限4万1,110円。
(WAN)

2008/5/7(水)(コナモン=粉物の日)
9日の新穀需給予想がとても気になる
●シカゴトウモロコシは、2、5日に下落したが6日に上伸する展開を見せた。その主因は、作付が依然遅れていることだ。米農務省が発表した5日の現在の米国18州平均のトウモロコシ作付進展率は27%で、前年同期の45%、平年同期(過去5年間)の59%を大きく下回ったままだ。主要生産州のアイオワは18%(前年42%、平年64%)、イリノイ28%(同62%、同76%)が大きく遅れているのが気になるところだ。ちなみに、トウモロコシの作付最盛期は、アイオワが5月2日から同16日、イリノイは4月30日から5月18日、来週一杯に作付が終わらないと、大豆にシフトされる公算が大きくなる。
●なお、大豆の作付進展率は全米18州平均で5%、前年同期の8%、平年同期の14%を下回っている。しかし、大豆の作付最盛期はアイオワが5月14日から6月2日、イリノイが5月15日から6月9日で、現時点で作付遅れをハヤすのは時期尚早といえるだろう。トウモロコシの作付が遅れれば遅れるほど、トウモロコシから大豆にシフトされる確率は高まるとの見方はあるが、5月6日現在の比価(新穀、終値ベース)は1.95と、トウモロコシが大豆に比べて割高で、しかも、トウモロコシの方が高単収を得ることができることを考慮すると、トウモロコシから大豆へのシフトは進まないと判断すべきだろう。トウモロコシの作付動向から目を離すことは出来ないが、米農務省が現地時間5月9日に発表する2008〜09年度の需給予想がとても気になるところだ。
(黒孔雀)

2008/5/2(金・えんぴつ記念日)
金価格の850ドル台割れで…
 1日、ニューヨーク金価格(期近)が850ドル台を割った。ドル高・ユーロ安、ニューヨーク原油価格の大幅続落に足を引っ張られた格好で、期近日足は三段下げの線型に。また、日足を見れば判るが、今年初の価格水準へと完全にUターンする結果となったのが興味深い。
 というのも、週間足を見れば判るが、ニューヨーク金期近は、2005年春〜夏に410ドル前後で下値固め⇒2006年春にかけて550ドル台へ上放れ⇒2006年春〜秋に550ドル台で下値固め⇒2007年春にかけて600ドル台後半へ上放れ⇒2007年春〜夏にかけて600ドル台半ばで下値固め…と、応分の調整場面・下値固めを経て一段高を演じるサイクルを演じていた。ところが、2007年春〜夏にかけて固めた600ドル台半ばから同年11月に800ドル台へと上放れたのは少々ペースが速かったとはいえ“まあ良し”としても、その後、十分な調整・下値固めもなく、そのまま今年3月の1,000ドル超へと更に上放れてしまったのは、完全にサイクルから外れた動き。今回の850ドル台割れは、その外れた動きを修正するかのような印象を受ける。行き過ぎた相場が是正されて、従来のサイクルに回帰したと考えれば、今後、800ドル台で応分の調整、下値固めを進め、再度、900ドル相場、1,000ドル相場へと向かうことになろうか。
(HΔTI)

2008/5/1(木)
天皇賞…ポップロック
 4日は天皇賞(4歳上、芝3200、京都)。◎ポップロック(牡7、内田博)、○アドマイヤモナーク(牡7、安藤勝)、▲アドマイヤジュピタ(牡5、岩田)、△アサクサキングス(牡4、四位)。今度は古馬のG1。同一馬主4頭出しというのは珍しい。当日の降水確率は20%(A)。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限6万3,000円⇒6万2,460円(1日前引)=540円×50倍×1枚=2万7,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲3万2,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限3万9,220円⇒4万0,170円(1日前引)=950円×50倍×1枚=4万7,500円−5,000円(手数料、消費税)=4万2,500円。2銘柄通算で1万0,500円のプラス。残高は▲556万4,900円。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は1日前引、東京一般大豆1枚買い4月限6万2,460円、東京トウモロコシ1枚買い5月限4万0,170円。
(WAN)

2008/4/30(水)(図書館記念日)
食を巡る政治問題が大きなテーマに・・・
●最近、話題になってきたのが、穀物価格高騰に対する不満。ここ1年を振り返ると、パン、マヨネーズ、食用油、スナック菓子など値上がりした食品類は数知れずというところだ。日本は食料自給率がカロリーベースで37%(2006年)と先進国の中では最も低い国に入る。飼料用トウモロコシの自給率0%、大豆は5%、小麦は13%、大半を輸入に頼っている。最近の傾向としては、世界的な食糧高騰のあおりを食って、穀物輸出国が自国の価格高騰を抑えるため、輸出抑制策をとり、『食糧の囲い込み』をし始めたことだ。過去、輸出禁止などの措置を講じたことがあったが、穀物を自由に輸出している国が米国。
●昨年からの小麦の世界的な供給不足では、米国が多くの国に小麦を輸出、大豆も南米に供給不安が台頭した際には、消費国は米国から輸入して、その場をしのいできた経緯がある。一方、トウモロコシも数量こそ少ないが南アやアルゼンチンなどが輸出国だが、これらの国々はトウモロコシを含めた穀物の囲い込み政策に出ており、最終的には米国の穀物輸入に頼らざるを得ない状況になりつつある。また、トウモロコシを中心に農作物がバイオエタノールやバイオディーゼルの原料になっていることも結果的に穀物価格の高騰を招いており、貧困国の深刻な食糧不足問題などを見ると、食を巡る政治問題が大きなテーマとして浮上しそうだ。
(黒孔雀)

2008/4/28(月)
300円台乗せで勢いづく
●東京ゴムRSS3号は先高人気から、当限を除いて300円大台乗せとなった。300円大台乗せは3月7日以来のことだが、材料的には、@ニューヨーク原油が再び120ドルに迫り、わずかとはいえ史上最高値を更新した、Aこれにより、合成ゴムの原料であるナフサ(粗製ガソリン)の値上げ必至、B白金や金も上げ足を早めた、C上海の天然ゴム在庫が4月18日から24日の1週間で4,920トン減、5万2,755トンまで減少した、D中国の海南島が1、2月に低温と雨天が続き、このため、海南省農墾総局(海南農墾)はウエブサイトで、今年の同省における天然ゴム生産量が前年の17万1,000トンを2万7,140トン下回ると予想した…などがプラスとなった。
 東京先限は4月14日の277円60銭から28日の301円50銭まで24円ほど上昇、次の目標は3月4日の314円、これを抜くと、いよいよ2月26日の324円30銭が目標になっている。
(ばぁどまん)

2008/4/25(金・国連記念日)
3つの争奪戦のなかで…
 4月18日(金)、22日(火)、23日(水)、東穀協会・東京穀物市況調査会が特別講演会を共催。株式、国際商品、天候、そして、東京穀物商品取引所に上場されているトウモロコシ、大豆、粗糖、コーヒーに関する講演・パネルディスカッションが行なわれた(概要は本誌4月28日付号参照)。
 そこで、18日(金)、第2部では、(株)丸紅・丸紅経済研究所・所長の柴田明夫氏が国際商品市況に関する単独講演を実施。そのなかで、“世界の食糧需給を見る上での視点”として、『市場のなかには、“過去の例から、米国のトウモロコシ在庫率が10%以上あれば、シカゴトウモロコシは2ドルか、良くて3ドル”との声もあります。しかし、国際商品を取り巻く環境が1980年代、1990年代と異なることを、ここでもやはり忘れてはいけません。今は限界コストをカバーする価格、新しい均衡点を模索している状況です。しかも、世界の食糧在庫は減少し、今や1970年代の食糧危機時を下回っている。穀物に対する需要は、中国を中心に世界的に非常に旺盛で、単純に世界的な人口の増加によっても食糧需要は増加する。また、原油価格高騰に伴い、バイオエタノールの需要も急増しているのです』とし、『そうした状況から、穀物を国家間で奪い合う、エネルギー市場と食料市場との間で奪い合う、更には農業と工業とで穀物供給に必要な水や土地を奪い合うという、3つの争奪戦が始まっています』とした。
 この3つの争奪戦の一つである “水”を巡る争奪戦について、同氏はかねてから深い関心を寄せ、『水戦争〜水資源争奪の最終戦争が始まった』(角川SSC新書)も上梓、水資源の将来について警鐘を鳴らしている。以前、話を伺った際にも、『“ヴァーチャルウォーター(仮想水)”という視点があります。これは、実際に水を輸入しているわけではないけれど、例えば食糧を輸入しているとすれば、その食糧を生産するのに必要な水資源をあたかも輸入しているのと同じだという考え方です。もちろん、それは食糧に限らず、工業品も同様です。何かモノを生産する時にはたくさんの水が必ず必要になるわけで、あらゆるモノを輸入している日本は大量の水資源を輸入しているも同然といえます』との話だった。なお、東京大学生産技術研究所・沖教授によると(※発表時は助教授)、日本が輸入している穀物5品目、畜産物4品目、工業製品の輸入量から試算したヴァーチャルウォーター量は、トウモロコシが145億立法メートル、牛が140億立法メートル、大豆が121億立法メートル、小麦が94億立法メートル…など年間で合計640億立法メートル。日本国内の年間灌漑用水使用量580億立法メートルを大きく上回り、それだけ膨大な水を輸入しているも同然といえる。
(Ф)

2008/4/24(木)
金融危機はヤマを越す…杉村富生氏
 経済アナリストの杉村富生氏は東穀取の講演会で、『米国のサブプライムローン危機と世界経済』と題し、@米国の金融危機はヤマを越えて最終章、A利下げは4月30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で打ち止め、その後はドルが反転する、B日経平均株価はすでに底入れ…などと述べた。詳細は4月28日号に掲載。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い4月限6万3,160円⇒6万3,000円(24日前引)=160円×50倍×1枚=8,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万3,000円。東京トウモロコシ1枚買い5月限3万9,020円⇒3万9,220円(24日前引)=200円×50倍×1枚=1万円−5,000円(手数料、消費税)=5,000円。2銘柄通算で8,000円のマイナス。残高は▲557万5,400円。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は24日前引、東京一般大豆1枚買い4月限6万3,000円、東京トウモロコシ1枚買い5月限3万9,220円。
(WAN)

2008/4/23(水)(地ビールの日)
受粉期に干ばつの恐れ、作付遅れが顕著
●現地時間21日に急落したシカゴ穀物が、翌22日にシカゴ大豆期近が前日比59セント強、トウモロコシ期近も同14セントの急反発を見せた。大豆はアルゼンチンの輸出新税を巡って政府と農家の交渉が進展せず、5月2日からスト再開の可能性が高まっている。この時期はアルゼンチンの港から大豆が活発に輸出される時期で、この問題がこじれると、同国からの船積みに支障が出るのは容易に想像がつき、必然的に米国の大豆輸出が増加する構図が出来上がる。また、米国のドル安が進行、原油や金、砂糖、コーヒーなど国際商品全面高のムードに乗ったことも穀物高の背景といえる。商品全般がまだ上げ潮ムードにあるなかで、買い人気を増幅させているのはやはり天候不安といってよいだろう。
●米農務省が発表した4月20日現在・米国のトウモロコシ作付進展率は全米18州平均が4%で前年同期の9%、平年(過去5年平均)の17%を大きく下回った。市場の事前予想は5〜9%だったのを見ると、想像以上に作付が遅れていることが判る。主要州で見ると、イリノイ1%(前年同期9%、平年同期29%)、アイオワ0%(同6%、同12%)、ネブラスカ2%(同3%、同8%)で、5月にかけて天候が回復しないと作付遅れが作柄不安にエスカレートする恐れがある。
●夏の米中西部の天候も気になる。米アイオワ州立大学のエルウィン・テーラー教授は、『ラニーニャ現象の影響で、今夏、70%の確率で深刻な干ばつに見舞われ、過去の2倍のリスクがある』との見通しを明らかにした。NWS(米気象庁)も『ラニーニャ現象が7月まで続き、更に長期化する恐れがある』としているだけに、無視出来ない。作付が遅れれば、米国で一番気温の高い時期がトウモロコシの受粉期にぶつかる恐れがあるだけに、テーラー教授の見解は無視出来ない。
(黒孔雀)

2008/4/22(火)
修正安一巡すれば反発へ
●東京ゴムRSS3号が22日、軒並み急落した。テクニカル面では17日につけた先限の高値296円70銭を抜けなかったことが嫌気された。具体的には21日の296円50銭、22日の296円40銭がそれであり、300円を取れないと見た向きが手仕舞を先行させた。
 もうひとつは、東工取の白金急落、金や石油安に加えてトウモロコシ、大豆がストップ安に値崩れしたことによる失望売りがかさんだため、下げ幅を大きくしたものだ。
 当面はどこまで下げるかだが、先限がもう一段水準を下げると4月17日の296円70銭から10円以上下げることになる。すでに285円を下回っており、これで整理が一巡すれば、反発に転じるものと思われる。ゴム独自の材料はタイの天然ゴム減産期、供給減少が下支えになり、次の上昇では300円にチャレンジする可能性が大きい。引き続き、押目買い作戦で対処したいところ。
(ばぁどまん)

2008/4/22(火)
NY白金は5,000ドルの可能性あり
ニューヨーク白金期近が2,000ドル水準を維持している。史上最高値2,308.8ドルからの下げ幅は大きいが、月間足を見ると、2001年10月2日の安値406.0ドルから比較すれば、1,902.8ドル高と5.7倍へ大暴騰したわけで、高値からの200ドル安は小幅な調整安にしか見えない。目先は金、原油、為替の動きを映して上下波乱の様相を呈しているが、中長期的には2,000ドル台を固めて上昇トレンドを描く可能性が高い。これは、白金需給のひっ迫懸念が強いからだ。高過ぎる白金に対して自動車メーカーの抵抗が強いとの指摘はあるが、自動車の排気ガス浄化装置に使われる触媒として白金族以外の物質は考えられない。新しい技術が導入されているために使う数量は軽減されているが、白金を全く使わない触媒方式の浄化装置は考えられない。パラジウムやロジウムでは排除できない物質を白金が除外しているので、ディーゼルやガソリンエンジンを搭載している限り、白金触媒は使わざるを得ない。白金使用量を軽減する新技術を開発したとの報道で何度か売られて急落しても、一時的である。依然として、新型エンジンを搭載したクルマの生産ラインは一度も稼動していない。現在の技術で使用する白金の量は2〜3グラムであり、コストが増えた分は他の部品で軽減することは可能だ。ちなみに、日本の乗用車はおよそ3万点の部品で作られているので、コスト負担を分散することは可能だ。従って、白金相場は上値目標の設定が難しい。強気アナリストが5,000ドルを予測しているが、その可能性はありそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/4/18(金・良い歯の日&良い刃の日)
世界の長期アルミ需給は再び緩和へ!?
 英国調査会社ブルック・ハント&アソシエーツが世界アルミ新地金需給の最新予測を発表した。それによると、2008年が生産量4,194万9,000トンに対して、消費量4,195万7,000トンで、差し引き8,000トンの供給不足。2009年が生産量4,504万6,000トンに対して、消費量4,468万1,000トンで、差し引き36万6,000トンの供給過剰。2010年が生産量4,880万3,000トンに対して、消費量が4,656万8,000トンで差し引き25万トンの供給過剰と予測。
 注目される中国のアルミ新地金需給に関しては、生産・消費ともに2010年まで10%以上の増加を予測。需給バランスは、2008年が差し引き86万トンの供給不足、2009年が差し引き103万9,000トンの供給不足、2010年が差し引き74万3,000トンの供給不足とした。
 なお、アルミ新地金価格(現物、トン当たり)は、2008年が3,000ドル、2009年が3,100ドル、2010年が2,500ドルの予測。需給緩和を背景に、長期的に価格下落を見込んでいる。
(HΔTI)

2008/4/17(木)
皐月賞…マイネルチャールズ
 先週の桜花賞は大荒れ、牝馬のレースは荒れることが多い。20日は皐月賞(3歳、芝2000、中山)。◎マイネルチャールズ(松岡)3連勝、○ブラックシェル(武豊)、▲ショウナンアルバ(蛯名)、△ノットアローン(藤岡佑)。大荒れのあとは順当に決まる。当日の降水確率は10%。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い2月限5万9,730円⇒6万2,290円(17日前引)=2,560円×50倍×1枚=12万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=12万3,000円。東京トウモロコシ1枚買い3月限3万8,680円⇒3万8,440円(17日前引)=240円×50倍×1枚=1万2,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万7,000円。2銘柄通算で10万6,000円のプラス。残高は▲556万7,400円。トウモロコシが伸びないが、これから上昇か。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は17日前引、東京一般大豆1枚買い4月限6万3,160円、東京トウモロコシ1枚買い5月限3万9,020円。
(WAN)

2008/4/16(水)(チャップリン・デー、ボーイズ・ビー・アンビシャスデー)
穀物高騰に政策的な歯止めがかかる恐れ
●米中西部は低温多雨傾向が続き、13日現在トウモロコシの作付進展率は全米18州平均で2%と前年の4%、平年(過去5年)平均の7%を下回った。米中西部でトウモロコシの作付作業が本格化するのは20日から5月初めにかけてだが、イリノイは低温多雨が続き一部で洪水が発生、アイオワは降雨と降雪に見舞われ、ミズーリも低温多雨型の天候に見舞われ、トウモロコシをまともに作付するコンディションは整っていない。天気予報では、土曜に晴れるものの、来週は降雨型の天候になるとの予報が出ており、作柄不安が台頭して、シカゴトウモロコシ期近は6ドルに復活した。シカゴ大豆期近も14ドル手前まで上伸した。その背景は、アルゼンチンを中心に南米大豆の供給不安が出ていること、更に、中国が国家備蓄を積み増す目的で、米国とブラジルから大豆30万トン、大豆油15万トンを先週末に買い付けたとの憶測が流れている。また、トウモロコシとの比価が縮小していることも、シカゴ大豆の新穀限月の上昇につながったようだ。
●米中西部の天候は目下低温多雨気味、原油価格の高騰が穀物を含めた国際商品の価格を上昇させているが、ここにきて問題が出てきた。食糧価格の高騰に関して、抵抗感が出てきたことだ。食糧価格の高騰が貧しい途上国の情勢不安などを呼び込み、米国や世銀を中心に、緊急に資金援助をする動きが見られるが、米国でも穀物のユーザーや消費国から不満の声が挙がっている。トウモロコシ価格は昨年の3倍、小麦は4倍近くの高騰を演じ、食料品の価格が毎日のように上昇している。レストランで、10ドル以下で食べることが出来たステーキが今や、それも出来ない。その矛先がエタノール、つまり、トウモロコシを代替燃料の原料に使ったために、トウモロコシ価格が異常な高騰を見せたとして、エタノールが悪役扱いし始めた。脱石油政策を推進するブッシュ米大統領としては、今後、穀物価格を抑制して、消費者の不満を抑える政策をとることが考えられる。需給がひっ迫していること、マネー環境が良いことなどを念頭に置くと、もう一段高あっておかしくないとの見方があるが、相場が下げても農家は十分に利益を享受することが出来、政策的な圧力が今後、穀物相場にかかる可能性があることを頭の片隅に入れておきたいところ。
(黒孔雀)

2008/4/15(火)
日米ともにガソリンの話題が前面に出そうだ

国内政治の世界が忙しい。ガソリン税(揮発油税)の暫定税率措置期限切れでガソリンスタンドは混乱し、小売価格の引き下げを巡り、明暗を分ける状態となり、その混乱が続いている。与党と野党の戦いは特定財源から一般財源化への論議へと政治的な対立のステージを移し、地方財政の行方も絡んで複雑化している。なお、これから、米国ではドライブシーズンを迎えるため、米国でもガソリンを巡る話題が盛り上がりそうだ。米経済の暗い見通しからG7ではドル安への懸念が声明に盛り込まれるなど、米国内の石油需要に対する懸念が米ガソリン価格の下落不安に結びつくとの見方もあるが、原油はそうした懸念をすでに織り込み、111ドル台と堅調な地合を維持している。米国内製油所の保守点検でガソリン供給が細り、前日はテネシー州でのパイプライン油漏れ事故が起こったばかりで、石油関連設備の老朽化によるトラブル多発の恐れが市場には根強いだけに、5月からのドライブシーズン入りを前にニューヨーク原油価格は再び上昇する構えを見せている。東京ガソリン期先も長期的なケイ線の形は上昇トレンドが続いているため、目先は上下に振れる不安定さを見せても、ニューヨーク原油連動で夏へ向けてもう一段高を演じそうである。ただ、国内のガソリン需要は景気が不透明なだけに、前年比で増加するという楽観的な見通しは持てない。米エネルギー情報局が懸念しているように、夏のバカンスで休暇の計画が抑えられて、ガソリン需要が減少すると予想しており、これは、日本でも同様ではないか。高いガソリン代の支出増加を敬遠し、夏休みの計画を縮小するという家計防衛の動きが出れば、日本国内のガソリン需要は夏の最盛期でも伸び悩む恐れがある。春から夏へと政治や米国の石油情勢も絡み、ガソリンが常に話題となるだろう。
(ぶれとんうっず)

2008/4/14(月)
期先が270円台を維持出来るか
●東京ゴムRSS3号は期先中心に反落した。これはG7で米国のサブプライムローン問題、ドル安に関して決定打がなく、それを現すように、今日(14日)の日経平均株価が1万3,000円を割り込んで、前週末比400円以上の下げ幅を記録したことが嫌気されたものだ。このほか、原油、ガソリン、灯油が軒並み安、金が再び3,000円割れとなったほか、白金が前週末比300円安のストップ安まで値を崩すなど、株安・商品安の連動型相場になっている。
 これで、東京ゴム先限が270円後半で下げ渋り、下値を固めるかどうかだが、それを踏み外してしまうと270円割れの可能性も強まるだけに、今週の動きから値を離せない。
(ばぁどまん)

2008/4/11(金・ガッツポーズの日)
GFMSの世界金需給推計
 現地時間9日、GFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ)が金市場年次報告書『Gold Survey 2008』を発表。2007年の世界金需給を次のように推計した(カッコ内は前年比)。供給は、鉱山生産量が2,476トン(−0.4%)、公的機関の金売却が481トン(+30.0%)、中古金スクラップ供給が956トン(−15.1%)で、合計3,912トン。鉱山生産量はほぼ横ばい。特筆すべきは、国別の生産量で、中国が280.5トンと、南アフリカの269.9トンを抜いて世界1位となったことだろう。公的機関の金売却量は前年比で増加したものの、第二次ワシントン協定の年間売却量(上限500トン)の範囲内ということで想定内。一方の需要は、宝飾品用需要が2,401トン(+5.1%)、その他加工用需要が671トン(+3.5%)、金塊退蔵が236トン(+0.4%)、ヘッジ買い戻しが446トン(+8.7%)、正味退蔵投資が158トン(−60.9%)で合計3,912トン。正味退蔵投資の急減は、年央以降の利食売りによるものだそう。宝飾品需要は前年比5%強の増加となったが、これは年前半の急増によるもので、年後半は価格高騰で減退した模様で、この流れが今年も続き、2008年は減少する可能性を指摘している。
(HΔTI)

2008/4/10(木)
桜花賞…ブラックエンブレム
 13日は桜花賞(3歳牝、芝1600、阪神)。◎ブラックエンブレム(松岡)、○リトルアマポーラ(武幸)、▲トールポピー(池添)阪神JF1着、△ソーマジック(後藤)。クラシック第1戦。新たなヒロインが誕生する。当日の降水確率は40%。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い2月限5万6,450円⇒5万9,730円(10日前引)=3,280円×50倍×1枚=16万4,000円−5,000円(手数料、消費税)=15万9,000円。東京トウモロコシ1枚買い3月限3万7,450円⇒3万8,680円(10日前引)=1,230円×50倍×1枚=6万1,500円−5,000円(手数料、消費税)=5万6,500円。2銘柄通算で21万5,500円のプラス。残高は▲567万3,400円。好調。これから米国の天候がポイント。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は10日前引、東京一般大豆1枚買い2月限5万9,730円、東京トウモロコシ1枚買い3月限3万8,680円。
(WAN)

2008/4/9(水・大仏の日、左官の日)
作付進展率の発表見送りが気になる
●目先のハイライトは、米農務省が現地時間9日に発表する2007〜08年度の米国産穀物の需給予想だ。アナリストの期末在庫の事前予想平均は、トウモロコシが13億1,500万bus(最大値15億3,800万bus、最小値11億3,800万bus、米農務省3月予想14億3,800万bus)と下方修正される公算が大きいが、大豆は平均1億5,600万bus(最大値1億8,000万bus、最小値1億2,000万bus、米農務省3月予想1億4,000万bus)、小麦は平均2億6,300万bus(最大値2億8,200万bus、最小値2億3,700万bus、米農務省3月予想2億4,200万bus)という内容から判るように、大豆と小麦は3月に米農務省が予想した期末在庫を下回った。
●トウモロコシは3月1日現在の全米在庫が市場予想より少なかったことが期末在庫下方修正の背景、一方、大豆と小麦の全米在庫が多かったことが両者の期末在庫上方修正の背景ということが出来ようが、需給予想はある程度相場に織り込まれた格好。従って、米農務省が想定外の発表をしない限りは大きな波乱はないと予想してよいだろう。そのようななかで気になるのは、今週から発表される予定だった2008年の米国トウモロコシ作付進展状況が見送られたこと。現時点でハヤすのは早すぎる嫌いがあるが、平年なら3%程度の作付が終わっているだけに、発表見送りの背景にある天候不安を無視することは出来ない。いずれにしても、5月初めにかけてトウモロコシがどこまで作付されるかがポイントになろう。
(黒孔雀)

2008/4/8(火)
中国企業の世界ランキングが急上昇
 米経済誌フォーブスが発表した2008年世界企業ランキングトップ100の中に入っているアジア企業は14社。うち、日本が6社、中国(香港含む)は7社、韓国1社であった。ランキングでは群を抜いている日本のトヨタだが、これを除いた平均では中国企業のほうが序列は上となり、中国経済の著しい成長ぶりが伝わってくる。
8位・トヨタ自動車(日本)
30位・ペトロチャイナ(中国石油天然気)(中国)
35位・三菱UFJフィナンシャル・グループ(日本)
42位・中国工商銀行(中国)
52位・シノペックコーポ(中国石油化工)(中国)
56位・中国銀行(中国)
59位・サムスン電子(韓国)
62位・中国建設銀行(中国)
66位・NTT(日本)
68位・ホンダ(日本)
71位・みずほフィナンシャルグループ(日本)
78位・チャイナモバイル(中国移動)(香港)
82位・三井住友フィナンシャルグループ(日本)
96位・日産自動車(日本)
 なお、個人資産の比較では、中国では富豪が続出しているが、日本では個人資産が急増するというケースが少なく、税制上の問題から、実質的な資産価値の大きさでは、中国の富豪に圧倒される状況となっている。日本に比べて人口が10倍、国土は25倍以上の中国だけに、経済が成長し、技術力と労働力の質が向上すれば、その力が強大になることは明らかである。今後、更に中国の資源消費は増え続けるため、商品先物市場の価格が押し上げられることになろう。
(ぶれとん・うっず)

2008/4/7(月)
登録外務員数、3年間で半減
 日商協(日本商品先物取引協会)によると、商品取引員の登録外務員数は2000年度から2004年度にかけて1万4,000人台(ピークは2003年7月1万7,132人)で推移したが、2005年度1万2,055人、2006年度9,678人、2007年度6,926人…と4年連続で減少、この3年で半減した。
(WAN)

2008/4/7(月・世界保健デー)
東京ゴム先限は300円奪回へ
 ゴム相場が底固い動きを続けている。為替や株価が落ち着きを取り戻し、他商品が足並みを揃えて上昇していることもプラス材料になっている。ニューヨーク原油にしても、需要期が遠のいていながらも足取りが強く、金、白金も米サブプライム・ショックが薄れて買われており、これも支持材料になっている。今日(7日)に東京先限は4月3日の高値292円70銭を抜いき、続いて7、8月限も290円台に乗せた。
 2月26日の324円30銭から3月21日の266円10銭まで約58円下げたから、今回の戻りはその半値戻りに相当する。これからタイでは5月に向けて天然ゴムの生産が落ちる時期にあること、上海在庫の減少、中国手当買い活発を考慮すると、期先から300円台を奪回すると見たい。
(ばぁどまん)

2008/4/7(月・農水省創立記念日)
アルミ価格は高値圏維持へ!?
 本項3月21日付にて、丸紅(株)軽金属部・地金課が発表した“アルミ新地金の需給及び価格見通し(改訂版)”に関して、対日プレミアムとLMEアルミ3ヵ月物価格の予測を紹介した。改めて紹介すると、 2008年四半期ごとの対日プレミアム予測は、第3四半期が80〜100ドル見通し(LME3ヵ月物ベースの価格予想レンジ2,700〜3,400ドル、中心値2,900ドル)、第4四半期が同80〜100ドル見通し(同2,800〜3,800ドル、同3,100ドル)、2009年通年が70〜100ドル見通し(同2,800〜4,000ドル、同3,300ドル)だった。南アフリカの電力問題。世界的な電力不足など供給リスクを背景に、高値圏推移を予測する内容だった。
 そして、先頃、三井物産(株)非鉄原料二部アルミ営業室が発表した『アルミ新地金市場〜回顧と展望』でも、同様に対日プレミアム、LMEアルミ3ヵ月物価格の高値圏維持予測が示された。具体的に、四半期ごとの対日プレミアム予測は、第3四半期が90〜100ドル(LMEアルミ3ヵ月物価格の予想レンジが2,800〜3,500ドル)、第4四半期が90〜105ドル(同2,900〜3,700ドル)、2009年第1四半期が90〜110ドル(同3,000〜3,800ドル)。『南アフリカの電力不足によるBHPビリトン社3製錬所の減産並びに世界的な電力不足と電力コスト上昇、ボーキサイト供給不安に伴う価格上昇と海上運賃、副資材等の値上がりによる製錬コスト上昇、投機資金の流入などから、価格は乱高下を繰り返しつつも高値圏を維持、史上最高値を更新する場面もある』と予測している。
(HΔTI)

2008/4/3(木)
円相場は100〜105円
 嵐のような3月相場を終えて、4月がスタート。米国の金融市場が立ち直り、商品市場にも好影響を与えるのではないか。あらゆる投資マネーは健在だが、その流れが変化するだけで相場は乱高下に見舞われる。その典型が白金だろう。

 円相場は3月17日の95円台から徐々に軟化、102円台に水準を下げた。3月の変動幅が8円を超えたように、当面のエネルギーを放出した可能性が高く、今月は100〜105円の動きが予想される。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い2月限5万8,050円⇒5万6,450円(3日前引)=1,600円×50倍×1枚=8万円+5,000円(手数料、消費税)=▲8万5,000円。東京トウモロコシ1枚買い3月限3万4,690円⇒3万7,450円(3日前引)=2,760円×50倍×1枚=13万8,000円−5,000円(手数料、消費税)=13万3,000円。2銘柄通算で4万8,000円のプラス。残高は▲588万8,900円。作付面積は明暗を分けたが、これから天候相場に入る。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は3日前引、東京一般大豆1枚買い2月限5万6,450円、東京トウモロコシ1枚買い3月限3万7,450円。
(WAN)

2008/4/2(水)
大豆が予想外の作付面積増加
【週刊誌の日】
●天候相場本番入りを前に米農務省が発表した米国産穀物の作付意向面積は、トウモロコシが8,600万エーカーで、前年の9,360万エーカーを760万エーカー(8.1%)下回る一方で、大豆は7,480万エーカーと前年の6,360万エーカーを1,120万エーカー(17.6%)、小麦は6,380万エーカーで前年の6,040万エーカーを340万エーカー(3.4%)上回った。市場予想の平均はトウモロコシが8,740万エーカー、大豆が7,480万エーカー、小麦が6,360万エーカーで、大豆の作付面積が予想以上に増加、これを受けて、シカゴ大豆期近は70セントのストップ安を演じ、一時12ドルを割り込んだ。米国の大豆年間消費量は30億bus、7,480万エーカーだと単収40bus、収穫率98.7%で29億5,300万bus、41busなら30億2,700万busなら30億2,700万busを確保出来る計算で、平年作ならどうにか需給が危険水域から脱することが出来るとの安心感が出てくる。とはいっても、大豆の作付面積は、4月にトウモロコシがどれだけ作付けされるか、また、大豆の意向面積が大き過ぎるとしてトウモロコシにシフトする可能性もある点に注意が必要だろう。
●トウモロコシの作付意向面積8,600万エーカーでは先行き供給不安が台頭してくる恐れがある。作付面積8,600万エーカー、収穫率92.4%だと、単収155busで123億1,700万bus、単収160busで127億1,400万busの生産量しか確保出来ず、年間消費量130億busを満たせない。需給を健全に機能させ、エタノールなどの消費を充足させるには、作付面積を増やす必要がある。トウモロコシの作付作業が佳境に入るのは4月20日前後、これまでに価格を引き上げて農家の意欲を刺激することが必要になる。
(黒孔雀)

2008/4/1(火)
中国の原油需要増加が続く
中国石油化学工業協会は、中国の2008年における原油の生産量は前年比0.02億トン増の1.89億トンになるとの予測を示した。原油の対外依存度は約47%になるという。また、経済通は市場関係者の話として、中国石油最大手の中国石油天然気股?有限公司(ペトロチャイナ)が、ディーゼルオイル20万トンを輸入したと伝えた。農業向けの需要が増える4月に対応するためだとみられる。中国では国内の需要拡大に伴い、石油製品の供給が停滞している状態であり、政府は大手石油メーカーの同2社に対して国内供給を確保するよう求めているが、一方で原油高の影響から輸入に係るコストが増大している。これを受け、政府は2007年11月と2008年1月の2回にわたって、ガソリン、ディーゼルオイル、航空燃料の輸入関税率を1%に引き下げ、石油製品の輸入を奨励している。中国経済の成長は続いており、北京オリンピックが終了しても、産業の発展が続くとの見方が多いことから、中国の石油需要が増加し、自国の原油生産が予想を下回るようであれば、原油の対外依存度が50%を超える事態も想定出来る。世界石油需給のタイト化が見込まれるだけに、ニューヨーク原油期近は100ドル水準を維持し、遅くとも年末にかけて史上最高値を更新する公算が大きい。
(ぶれとん・うっず)

2008/3/31(月)
東京ゴム先限の280円以下割安
●東京ゴム先限の足取りを見ると、2月26日の324円30銭から3月21日の266円10銭まで58円20銭下げた。これを安値に反発して31日に289円まで切り返したから、その上げ幅は23円弱。つまり、下げ幅58円に対して上げ幅23円で、下げ幅の3分の1戻り以上を演じたことになる。
 問題はこうした動きが出直りを意味するのか、それとも、戻り売りを意味するのか。ケイ線の形とクレディー・スイス証券がドテン売りに回ったこと、円高基調、株安など考慮すると答えは"戻り売り有利"といえるが、ただ、国際商品全体が年内の大天井を売ったとは思えないこと、米サブプライムローン問題の後遺症が続く限り、ドル安が潜在、投機資金は商品市場に流れやすい図式があると思われる。確かに、一部ファンドの撤退などにより一時のような国際商品全面高が続くことはないにしても、新年度入りの4月からは再び新たな動きが予想される。
 ゴム先限はタイの季節的減産浸透を加味すれば280円以下割安と考えたい。280円台をキープして反発出来れば、3月12日の299円20銭が目標になろう。
(ばぁどまん)

2008/3/28(金・シルクロードの日)
悩ましい日本の食料問題
 国際穀物価格の高騰や中国製ギョーザ問題をキッカケに、にわかに騒がれ始めた“食料自給率”の問題。これについて、先だって20日付の毎日新聞で興味深い記事を読んだ。どういう内容か。
 『日本の食料自給率は2006年現在で39%。作物別に見ると、穀物は27%しかなく、これが全体に影響している。自給率を上げるには国内生産量を増やすか、国内で賄える程度に食べ物の消費量を減らすしかない。では、現在、国内の遊休農地約39万ヘクタール(※これはほぼ埼玉県の面積に匹敵するそう)全てに小麦を植えた場合、どうなるか。国内の平均収量(1ヘクタール当たり約4トン)を当てはめると、約156万トンの収量が見込める。ただし、日本が輸入している小麦は年間約530万トン。全遊休農地を活用しても、小麦全体の消費量の約3割しか賄えない』というのだ。また、『日本は大豆やトウモロコシなども輸入に頼る。その全輸入量を栽培面積に換算すると、約1,200万ヘクタール。現在、日本の農地は計約467万ヘクタールで、遊休農地を加えても506万ヘクタール。国民1人当たりの農地面積が3.7アールで、英国(28.4アール)しかないため、農地を全利用しても供給不足になってしまう』。つまり、国内生産には限界があるということだ。
 では、国内消費を減らす方向で考えると…。『日本は1965年当時、英国並みの自給率73%だったが、これは、食物の消費量が少なかったことが大きい。コメやイモ類中心で、牛・豚肉は月に1〜3回程度という当時の食生活に戻れば、輸入は少なくて済み、自給率は上がる』そうだ。
 しかし、今更、“肉を月に1〜3回”とか、“コメ、イモ中心”といった食生活に変えられるのか?コンビニやファーストフード、ファミレスの食事はどうなってしまうのか?また、仮に、食生活を変えて、魚や肉の消費量を激減させることが出来たとしても、それまで魚や肉の販売に関わっていた人達の仕事、生活はどうなってしまうのか?コンビニやファーストフード業界で働いていた人達の仕事は?もちろん貿易摩擦の問題もある。考え始めると、本当にキリがないように思えるのだが…。『日本の自給率の低さは農業だけでなく、外交や労働、経済などトータルの施策の結果。“今の食生活を変えず自給率を上げるのは至難の業。将来的にも50%程度が限界ではないか”との指摘もある』そうだ。
(Ф)

2008/3/27(木)
高松宮記念…スズカフェニックス
 30日は高松宮記念(4歳上、芝1200、中京)。◎スズカフェニックス(牡6、福永)マイル3着、○スーパーホーネット(牡5、藤岡佑)マイル2着、▲ローレルゲレイロ(牡4、四位)マイル16着、△ファイングレイン(牡5、幸)。当日の降水確率は40%。今年は高齢馬の活躍が目立つが、これから4歳馬が台頭か。

米国商品市場は春の嵐が過ぎ去り、回復歩調にある。各商品の取組高が減少したように、ファンド筋のポジション調整が進んだことを示す。原油が高原相場を展開する限り、各商品とも下値余地が乏しいのではないか。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い2月限6万3,430円⇒5万8,050円(27日前引)=5,380円×50倍×1枚=26万9,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲27万4,000円。東京トウモロコシ1枚買い3月限3万7,000円⇒3万4,690円(27日前引)=2,310円×50倍×1枚=11万5,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲12万0,500円。2銘柄通算で39万4,500円のマイナス。残高は▲593万6,900円。やれやれ。もう一度、高値波乱に期待しよう。31日の米国の作付面積がカギ。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は27日前引、東京一般大豆1枚買い2月限5万8,050円、東京トウモロコシ1枚買い3月限3万4,690円。
(WAN)

2008/3/26(水)
ゴールド外務員、19名誕生
 日商協(日本商品先物取引協会)は26日、商品取引トラブル解消アクションプログラムに基づく上級外務員認定制度に伴う初年度認定は11社、19名(20代、30代が中心)と発表した。受験そのものに厳しいハードルが設定されており、要件に該当する外務員は数百名程度という。ちなみに、認定を受けた外務員が所属する取引員は次の通り。アルフィックス、岡藤商事、かざかコモディティ、新日本商品、東京コムウェル、日本ユニコム、ハーベストフューチャーズ、フジフューチャーズ、三菱商事フューチャーズ証券、明治物産、豊商事。
(WAN)

2008/3/26(水)
ファンドの手仕舞売り一巡し仕切り直し
【バングラデシュ独立記念日】
●シカゴ大豆期近は、信用収縮によるマネー離れの影響を受けて、24日の夜間取引で12.10 3/4セントまで下落したが、そこから大きく切り返して、25日には13.07ドルまで上昇した。米国の金融市場が落ち着きを取り戻し、米ドル安が再燃して金と原油価格が反騰し、再び買われたため、2日連続のストップ高を示現した。また、大豆とヒマワリの輸出新税に反対しているアルゼンチン農家のスト(大豆、牛肉、酪農製品)が過去最大の規模となり、その影響で30万〜50万トンの輸出需要が米国産にシフトしたとの見方があり、これは米国の大豆需給のひっ迫につながる。アルゼンチンのスト解決にメドが立っておらず、その動向に注意する必要があるのはいうまでもない。
●3月のシカゴ穀物相場は、サブプライム問題にからんだ為替や株式などマネーマーケットの動きに大きく翻弄され、証拠金の引き上げもあって、ファンドの手仕舞売りが出て、大きく売られた。ファンドの売りが一巡したタイミングで目を離せないのが、3月31日に米農務省が発表する2008年の米国産穀物の作付意向面積。米国の農家に、『どの作物をどれだけ作付するか』のアンケートを集計したものだが、このアンケートは2月末から3月上旬の状況が反映されている。ここで何かしらのサプライズがあると、大豆及びトウモロコシは第2弾の上昇があってもおかしくない。いずれにしても、作付意向面積が発表されるとトウモロコシが作付に入り、本格的な天候相場がスタートする。今後もシカゴ穀物は振幅の大きな展開を見せそうだ。
(黒孔雀)

2008/3/25(火)
日本の穀物自給率は異常な低さ
農水省が試算した2003年における世界主要国の食料自給率はオーストラリアの237%に対し、日本は40%(2006年は39%)と極端に低い。ちなみに、カナダ145%、米国128%、フランス122%、スペイン89%、ドイツ84%、スウェーデン84%、英国70%、イタリア62%、オランダ58%などで、耕作地面積が限られている欧州最低のスイス49%をも下回っているのである。また、1億人以上の人口を持つ11ヵ国の穀物自給率は7ヵ国が90%以上、日本以外で最低のメキシコが64%。ところが、日本は28%とこれも異常に低い。人口が多いと、まとまった数量の穀物輸入は困難であり、いざ、不足することが判明した時の混乱は想像を超える事態となりそうだ。世界主要国の政策を見ると、食糧は『戦略物資』と明確に位置付けられているが、日本政府にはその意識が希薄だ。『食料・農業・農村基本計画』を閣議決定し、食料自給率を45%へ引き上げる目標を策定して8年が経過したが、実際には低下の一途を辿っている。こうしたなか、2007〜2008年度の世界穀物需給は、期末在庫率が14.7%と予想され、2000年の30%台から急低下、食糧危機騒動のあった1970年代初めの水準を下回る見通しとなり、日本が不足分を緊急輸入できるような状況ではなくなっている。最近、中国の冷凍餃子農薬混入問題を契機として、食糧輸入依存度が話題となっているが、事はかなり深刻な状態へと進行しているようだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/3/24(月)
とりあえず売られ過ぎの修正高
●東京ゴム先限は週明け(24日)になってようやく下げ渋る動きになった。
 東工取の原油、ガソリン、灯油、白金、アルミニウムが反発、気分的に落ち着きを取り戻した格好だ。先限足をたどると2月26日の324円30銭から3月21日の266円10銭まで約58円安を演じており、一気に昨年12月4日の261円60銭に迫った。
 今回の下げは昨年11月7日の312円20銭から12月4日の261円60銭まで、下げ幅50円60銭を上回るもので、2006年6月13日の324円50銭から11月24日の185円50銭まで下げ幅139円に次ぐものだ。
 さて、問題は今後の展開をどう読むか。ケイ線(東京先限月間足)を見ると、2006年6月13日の324円50銭と2008年2月26日の324円30銭とで、きれいな"Wトップ"を形成しており、その線型からすると天井を打ったといえる。
 過去、1995年3月3日の183円10銭、1996年2月26日の181円50銭もWトップを形成して、その後、下げ相場に入った。1983年8月4日の292円40銭、1984年2月2日の288円60銭もやはり、同じ形で下落している。単に過去の足取りを比較すると324円30銭を天井とするのが妥当だろう。ただ、今回の下落は他商品の暴落によるところ大で、『ファンドが商品市場から撤退するのではないか…』との憶測が原因だった。そのキッカケを作ったのが、証券大手のベアー・スタンズ破綻であり、信用収縮の波及が恐れられたからだ。
 とはいえ、これでドルが大底を打って反転、本格的な上昇に向かうとも思えないし、基本的に原油、貴金属、穀物のファンダメンタルズは強気に味方、ファンドが再度、商品市場を買い上げることも十分に考えられる。タイの季節的減産期は国際商品暴落に影を潜めているが、再びファンダメンタルズが材料として浮上すると見る。とりあえず、266円で安値出尽くし、修正高に入ると思われる。
(ばぁどまん)

2008/3/21(金・催眠術の日)
アルミの対日プレミアムが大幅引き上げ
 海外製錬各社と国内商社によるアルミニウム新地金の対日プレミアム交渉が決着。トン当たり83〜85ドル(運賃・保険料込)で、対前期比20ドル前後高と大幅引き上げとなった。引き上げは7期ぶり。国内商社サイドは、70ドル台での決着を目指していたが、海外製錬各社の強気姿勢が一貫して変わらず、海外製錬各社が提示した額で決着せざるを得なくなった模様。
 一貫した強気姿勢の背景には、1月の記録的な大雪の影響による中国のアルミ新地金減産や、南アフリカの電力問題による減産、東南アジアの需要堅調などがあったという。
 ちなみに、この強い基調は今後も継続しそうなムード。先頃、丸紅(株)軽金属部・地金課が、昨年11月に発表したアルミ新地金の需給及び価格見通しの改訂版を発表したが、それによると、2008年四半期ごとの対日プレミアム予測は、第3四半期が80〜100ドル見通し(LME3ヵ月物ベースの価格予想レンジ2,700〜3,400ドル、中心値2,900ドル)、第4四半期が同80〜100ドル見通し(同2,800〜3,800ドル、同3,100ドル)で、2009年通年が70〜100ドル見通し(同2,800〜4,000ドル、同3,300ドル)となっている。
(HΔTI)

2008/3/19(水)
経済環境を見ると買いにくい
【ミュージックの日】
●シカゴ大豆期近は、3日の高値15.71ドルから18日の夜間取引で12ドル台に突入した。通常取引で反発したが、サブプライム問題に根差した金融混乱はまだ続く見込みで、大豆相場は今後も経済要因に大きく振り回されそうだ。信用収束問題が出ると下落する場面があったが、その下げは絶好の押目との見方も出て買われ、一段高を演じてきた。しかし、今回の下げ幅は大きく、これまでのように高値を取りに行くような動きは期待出来ない。その理由は、3月が第1四半期の期末月で、ファンドは株式急落の穴埋めをする必要に迫られ、利食売りを出さざるを得ないからだ。また、取引証拠金の増額と金融機関の貸し渋りで、ファンドは投下資金の確保がこれまで以上にむずかしくなっていることも大豆の頭を重くさせている。
●ドル安、円高の影響は実需にも出ている。これまで、相場が高い水準にある時は、高値でも競って買っていた日本や韓国の商社は、南米大豆の出回り接近という事情もあって、『シカゴ高が一服するなか、ドル安が進行すると輸入コストは下がる』との見方が出て、買い控えの姿勢を見せてきたからだ。また、相場が下がると押目を拾ってきた向きも、慎重な姿勢を見せてきた。『そもそも、穀物相場は生産コストを大きく上回っており、投機で買い上げられた分が剥げてきた』だけとの見方もある。今回のFRBの利下げでは、穀物高騰が槍玉に上がっており、実勢に比べての割高感が出てくるようだと、シカゴ穀物が一段安を演じてもおかしくあるまい。
(黒孔雀)

2008/3/18(火)
中国政府系ファンドの損失が及ぼす影響
米投資ファンド、ブラックストーン・グループの株価暴落により、中国政府系投資ファンドである中国投資有限責任公司(CIC)が保有するブラックストーン株の時価総額が、投資額の50%まで目減りしていることが明らかになった。
米ブラックストーン・グループが3月10日に発表した2007年10〜12月期決算は、米サブプライムローン問題による混乱が響き、最終損益が1億7,000万ドルの赤字。売上高も前年比73%減の3億4,500万ドルに落ち込んだ。このため同社の株価は取引時間中に13.82ドルと2007年6月の上場以来の安値を更新した。中国投資有限公司は2007年5月、海外の初の投資対象としてブラックストーン株1億100万株を1株29.605米ドル、総額30億ドルで取得している。上場来安値となった13.82ドルで計算すると、中国投資が保有するブラックストーン株の時価総額は16億ドルに急減し、約50%の損失になったことになる。アブダビ通貨庁など多くの政府系ファンドが米国の金融機関に出資しているため、今回のサブプライムローン問題による損失を受けて、どのような行動をとるのかが注目される。引き揚げる政府系ファンドがひとつでも出れば、更に信用収縮が深刻化し、米株価の急落を招きかねない。
(ぶれとん・うっず)

2008/3/17(月)
円高で買い、円安で売る!?
 週明け17日の商品先物市場はほぼ全面安となった。米証券大手ベアー・スターンズがFRB(米連邦準備制度理事会)と米銀行大手JPモルガン・チェースから緊急支援を受けたと伝えてドル安・円高が急速に進み、東工取、東穀取で取引されている商品が軒並み値崩れしたわけだ。
 先週末の円相場直物は100円27銭、それが17日は一時95円台に突入したから、ざっと5円の円高になった。5円の円高で、例えば金ならば160円の輸入コスト低下、同様に白金ならば325円、パラジウムならば80円、トウモロコシならば1,850円、Non−GMO大豆ならば3,750円、原油ならば3,000円、コーヒーならば1,200円、粗糖ならば1,700円、そして、ゴムならば14円と、いずれも大幅な輸入コスト低下になる。
 まさか、短期的にこれほどの円高になるとは思わなかったが、しかし、忘れてはいけないのが円高の裏にドル暴落があること。ここで、円高による嫌気売りが一巡したあとは、ドル安が原油、金を押し上げ、トウモロコシや大豆も投機買いに突き上げられること必至。
円高は確かに弱材料。しかし、一方で、ドル安は強材料。そう考えると、ゴムに限らず、国内商品全般にいえることは、円高で売られたらそこは絶好の買い場、円安になったら買い玉を利食する作戦で対処したいところ。
(ばぁどまん)

2008/3/14(金・美白(と書いて“ホワイト”と読む)デー)
金の先高観は依然、根強い
 ニューヨーク金価格の中心限月4月限が13日(現地時間)、高値1,001.5ドルをつけ、ついに1,000ドル大台に乗せた。GFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ)はじめ、市場関係者の多くが唱えていた“1,000ドル目標”を達成した格好だが、しかし、これで天井打ちといったムードは全く感じられず、市場では依然、長期先高観が根強い。
 その背景の一つとして、原油価格との“比価”がある。一般的に、『原油価格1に対して金価格はその10倍』、つまり、『1対10』という比価が目安。では、実際に現地時間13日時点の比価はどうだった。ニューヨーク原油期近4月限終値は110.33ドル、ニューヨーク金中心限月4月限終値は993.8ドルで、比価は1対9だった。
 仮に、前述の一般的な比価、『1対10』に則れば、ニューヨーク原油110.33ドルに対し、ニューヨーク金は1,103.3ドルになる計算。つまり、金は原油に対して出遅れ感、割安感が強いといえる。そして、ニューヨーク原油が110ドル台、更にはそれ以上の高値水準を窺う状況にあるなか、金価格は1,100ドル台もしくはそれ以上の水準に達しても不思議ないといえる。
(HΔTI)

2008/3/13(木)
今の円高は日本を救う
 円相場が100円台に上昇、99円台が視野に入った。100円突破は1995年(4月79円台)以来となる。最近の原材料価格の高騰で身近な商品の値上げが続いているため、ここでの円高効果は大きい。

原油が110ドル台に上昇、商品のなかで独歩高の状態だ。10年前は10ドル台だったから、実に11倍だ。いずれ天井を打つのだろうが、その時に他商品に与える影響がどうなるか。恐らく、良い商品、悪い商品の選別が始まるのではないか。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い2月限7万4,200円⇒6万3,430円(13日前引)=1万0,790円×50倍×1枚=53万9,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲54万4,500円。東京トウモロコシ1枚買い3月限4万0,490円⇒3万7,000円(13日前引)=3,490円×50倍×1枚=17万4,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲17万9,500円。2銘柄通算で72万4,000円のマイナス。残高は▲554万2,400円。このコーナー始まって以来の大敗かもしれない。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は13日前引、東京一般大豆1枚買い2月限6万3,430円、東京トウモロコシ1枚買い3月限3万7,000円。
(WAN)

2008/3/12(水)
嵐が吹き荒れる穀物相場、天井形成はまだ
【財布の日】
●シカゴ穀物は乱高下を続けている。現地時間11日に米農務省は、2007〜08年度の米国穀物需給予想を発表したが大きな波乱を見せたのは米国の小麦需給だ。これを受けて、シカゴ小麦期近は13ドル近くまで高騰した。米農務省は米国の小麦期末在庫を2億4,200万busと2月予想の2億7,200万busを3,000万bus下回り、在庫率は10.2%と前年度の22.2%から半減した。事前予測平均は2億6,300万busで、予想外の発表になった。小麦の期末在庫が下方修正されたのは、輸出用需要が23億7,100万busと2月予想の23億4,100万busを上回ったためだ。ちなみに、前年度の輸出需要は20億4,900万bus。主要消費国の減産分を米国がカバーした一方で、『最後の砦』となる米国の小麦在庫が減少しているのが大いに気になる。
●小麦は10ドルを超える歴史的な高値でも消費が落ち込むどころか伸びる動きを見せたが、他の穀物はどうか。トウモロコシの需給予想は2月と全く同じ、大豆は輸出需要が10億2,500万busと2月予想の10億0,500万busから2,000万bus上方修正されており、小麦同様、歴史的な高値圏にありながら需要が落ち込んでいない事実を示した。大豆、トウモロコシ、小麦ともに需給はひっ迫しているなかで原油高が続いており、しかも、新穀の供給面はまったく不透明なだけに、大豆、トウモロコシを含めた穀物市況はまだまだ嵐の中にはいっており、新穀の作柄にある程度のメドがつくまで、天井を形成したといいがたい。
(黒孔雀)

2008/3/11(火)
中国の水産需給がひっ迫する恐れ
2007年の中国水産物総生産量は5,475万トン、前年比3.5%増と見込まれている。これは世界全体の3分の1を占める数量である。新中国が建国された1949年の中国の水産物総生産量が52万4,000トンだから、およそ半世紀で100倍に急増したことになる。なかでも大きな比重を占めるのが、淡水の水産物だ。水産物生産量全体の45%近くが淡水産であり、また海洋産の漁獲高の約半分が養殖である。淡水漁業もほとんどが養殖であるので、中国の水産業は養殖業に支えられているといって過言ではない。実際に2,100万人の漁業従事者のうち、70%は養殖関係である。なお、中国の2005年における水産物の年間消費量は国民1人当たり約14キログラム。この数値は日本や韓国の4分の1ほどである。しかし2010年には、1人当たりの年間消費量が10キログラムほど増加する(24キログラム)と予測する専門家もいるほどで、不足分をカバーするために水産物の輸入が急増するようであれば、世界の水産物需給のひっ迫懸念が強くなる。最近、話題になっているのが、香港や上海から日本の築地や鮮魚市場にマグロを買い付けに来る中国人が増えているというニュースであり、九州の漁協では小型の魚を餌用に安く販売していたところ、食用として割高な値をつけて船丸ごと買い取る中国人バイヤーが出現しているという動きなど、生魚を食べ始めた中国人の胃袋と財布の膨張が日本の水産業を脅かしているのが現実である。マスコミは食の安全問題や、海外依存度へと話題を広げ、更に日本の食糧需給に言及し始めた。商品先物業界ではすでに、トウモロコシと大豆を中心に、食糧自給率への関心や危機感は高まっていた。食の問題を契機として、商品先物取引に対する国民の関心度が高まるかどうか。
(ぶれとん・うっず)

2008/3/10(月)
国際商品は大天井を打っていない
●週明け10日は国際商品が軒並み暴落した。キッカケはまたもニューヨークダウの下落で、ドル安・円高となり、先安不安を強めてニューヨークプラチナが暴落、これを嫌気して東工取のプラチナ、パラジウムはほぼ一日中ストップ安。原油、ガソリン、灯油、金も足を引っ張られた。
 一方、シカゴ大豆も下げ足を早めて大崩れ、東穀取のトウモロコシ、大豆、コーヒー、粗糖がストップ安、それに対して小豆が全限ストップ高となって他商品とは正反対の動きだ。
 これまで、国際商品は原油、金、白金に加えて穀物まで暴騰、『いつ崩れるか』と一抹の不安があったが、それが現実になった。さて、これで国際商品は天井を打ったのか。恐らく、大天井は打っていない。しばらくは、不安定な動きを余儀なくされようが、基本的な需給ひっ迫は何一つ変わっていない。それが証拠に10日の時間外取引ではニューヨーク原油、同金、同白金などが早くも切り返している。
 過去の相場であれば、安値になると投機筋も実需もソッポを向いて買い控えして、相場は暴落した。しかし、現在は安値になると需要が復活して相場が反転する。下げ相場を見ると、なかなか買いにくいが、買えないから高い相場と見る。小豆に某筋のヘッジ売りが出たとの噂が流れており、注意が必要。
(ばぁどまん)

2008/3/7(金・消防記念日)
円相場の動きを注視
 東京金価格は円建て。指標であるドル建て金価格に為替レートを掛けた水準で変動する。従って、ドル・円相場の変動が東京金価格にとって重視すべきポイントとなる。
その為替は目下、ドル安傾向が強まっている。バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長のドル安容認発言、米国リセッション不安を背景に、FRB(米連邦準備制度理事会)算出の主要通貨に対するドルの名目実効レートは過去最安値圏に下落。結果、円は対ドルで急上昇、市場では、『1ドル=100円を突破するのでは…』との声も聞かれる。なお、円相場月間足を見ると、2004年12月2日に101円83銭、1999年11月30日に101円35銭と、100円寸前でWトップを形成している。100円が強力な上値抵抗線となるかどうか…。ちなみに、史上最高値は79円75銭(1995年4月19日)。 
 さて、目下のところ、為替が1円変動すると、輸入採算上、東工取金価格は32円も変動する計算。より具体的に比較すると、例えば、ニューヨーク金を980ドルとした場合、為替が1ドル=102円ならば、輸入採算上、東京金は3,217円。それが、為替が1ドル=100円になると3,153円。その差は何と64円…。引き続き円相場の動きを注視したい。
(HΔTI)

2008/3/6(木)
円相場は100〜105円のレンジ
 円相場は1月16日から2月13日まで約1ヵ月にわたって105円台〜107円台という極めて狭いレンジにとどまっていたが、その後108円台を経て102円台に上昇する展開。これにより、105〜110円のレンジが消え、今後は100〜105円の動きになりそうだ。米国の利下げが打ち止めとなるまではドル安・円高が続こう。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い2月限7万3,750円⇒7万4,220円(6日前引)=470円×50倍×1枚=2万3,500円−5,000円(手数料、消費税)=1万8,500円。東京トウモロコシ1枚買い3月限3万8,500円⇒4万0,490円(6日前引)=1,990円×50倍×1枚=9万9,500円−5,000円(手数料、消費税)=9万4,500円。2銘柄通算で11万3,000円のプラス。残高は▲481万8,400円。先週の分を取り返した。まだ荒れ模様の様相だ。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は6日前引、東京一般大豆1枚買い2月限7万4,220円、東京トウモロコシ1枚買い3月限4万0,490円。
(WAN)

2008/3/5(水)
アナリスト泣かせの読みにくい展開続く公算
【啓蟄・ミスコンテストの日】
●国際商品高が続き、貴金属、原油、穀物ともに青天井の様相を呈していたが、現地時間4日のニューヨーク原油期近は前日比ほぼ3ドル安、同金4月限は約18ドル安、シカゴ大豆期近は50セント安、トウモロコシ期近は12.50セント安の急落場面になった。原油価格が物価水準を加味しても1980年4月の価格まで上昇、他の商品も高値達成感が出ているなかで、リセッション不安が出てきたことが国際商品全面安につながったといえる。
●穀物は、大豆、トウモロコシ、小麦ともに需給は逼迫気味。今後の天候次第では、食糧危機に陥るとの話題が蔓延している。歴史的なドル安で、消費国が米国から穀物を手当しやすくなっていることも、相場が高値でも需要が伸びている背景だが、さすがにここまで相場が高くなると行き過ぎ感が出てくる。4日、大豆の下げがとくにきつかったが、その背景は、中国当局が大豆油の国家備蓄を放出するというウワサ。インフレを抑制する目的で放出するというものだが、備蓄が減れば、その分どこかで補充しなければならず、後々、中国政府がどう出るかが見ものではある。
●現在の穀物相場は未体験ゾーンのなかにあるが、いずれ調整がどこかでやってくることは確かだろう。4日の下げでチャートの形は悪くなり、相場転換の形を見せているが、今年の国際商品相場は常識が通じない展開が続いており、目先の予想が難しい『アナリスト泣かせの相場』になっている。
(黒孔雀)

2008/3/4(火)
中東の火薬庫に火がつくか?
世界中から様々なニュースが洪水のように流れてくるので、一度知った事件には慣れができて刺激が少ない。対岸の火事との思いもあろうが、紛争やテロなどで人が殺されても日常の事件であると受け止める人が増えているようだ。土日にテレビが伝えていたのは、イスラエル軍がパレスチナのガザ地区を空爆し、多数の住民や過激派闘士が死んだというニュースである。空爆後は地上侵攻作戦を展開するといわれているが、地上戦闘になれば、人的被害は拡大するだろう。ガザ地区からイラン製ロケット弾がイスラエルの二つの都市(スデロット市とアシュケロン市)に打ち込まれ、死者が出たことへの報復攻撃であった。いまや、どちらが先に仕掛けたのか判別がつかないほど、長期間にわたり戦闘が繰り返されている。レバノン沖に米海軍が軍艦3隻を派遣すると発表していることから、本格的な戦争がはじまる可能性が高まっていると見る向きもある。レバノンに拠点を構えるイスラム教過激派ヒズボラが戦争に参加する確率が高く、大規模な中東戦争が始まるとの懸念があるようだ。2月末に外遊中のイスラエル首相オルメルト氏が、別の日程で訪日中の米ライス国務長官と会合した直後に、イスラエルが空爆を開始したことは、米とイスラムがレバノンやパレスチナ問題の協議で、何らかの合意に達したためではないかと深読みする向きがある。中東で火の手が上がれば、原油と金が再び急騰することになりそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/2/29(金・閏日)
コーヒーの消費に影響する価格水準は…
 史上最高値更新が相次いでいる国際商品市況。ニューヨークコーヒーも続伸調にあるが、しかし、史上最高値更新には至っていない。ニューヨークコーヒーの動きを振り返ると、過去の大相場としては、@1979年、A1985〜86年、B1994年に200セント台相場、C1976〜77年、D1997年に300セント台相場…と5回の大相場を経験している(最高値は1977年4月16日の336セント)。ちなみに、1976〜77年、1979年、1994年はブラジルの霜、1985〜86年はブラジルの干ばつ、1997年は日米欧の在庫急減…が主因。大相場のほとんどは天候要因によるものだったことが判る。
 さて、日本とは異なり欧米ではコーヒーの国際価格が上昇にすると、すぐさま小売価格も値上げされる。しかし、今のところ、『商品の売れ行きが悪い』といった消費への影響は聞かれない。これに関して、『欧州ではユーロ高・ドル安によってドル建てコーヒー価格が割安なことが影響している。米国が36%値上げしても、為替の関係でドイツは10%程度の値上げにとどまっているとの話もある』(市場関係者)。また、『過去の大相場において、200セントを超えると消費の減少が顕著になり始めて、300セントを超えた際にはさすがにこれは買えないと、不買運動が起こった』(同)との指摘も。前に述べたように、欧州圏ではドル安・ユーロ高の影響があること、更には世界的に消費が堅調なことを加味すると、200セント超の水準でも消費への影響は限定されるのではないか、とも思われるが、いずれにせよ、少なくとも一つのの目安として“200セント”が意識される。
(Ф)

2008/2/28(木)
株価は底入れ出直り…杉村富生氏
 経済評論家の杉村富生氏によると、株価は日米とも底入れ、これから"三寒四温"の展開になるという。サブプライムローン問題は8合目に到達、解決までに時間を要するものの、株価はすでに織り込んだという。北京オリンピック後の中国経済の減速懸念については、当局の窓口指導により回避されるとしている。詳細は本誌3月3日号をご覧下さい。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い2月限7万4,500円⇒7万3,750円(28日前引)=750円×50倍×1枚=3万7,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲4万2,500円。東京トウモロコシ1枚買い3月限3万9,490円⇒3万8,500円(28日前引)=990円×50倍×1枚=4万9,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲5万4,500円。2銘柄通算で9万7,000円のマイナス。残高は▲493万1,400円。値動きが荒くなった。それにしても小麦は凄い。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は28日前引、東京一般大豆1枚買い2月限7万3,700円、東京トウモロコシ1枚買い3月限3万8,500円。
(WAN)

2008/2/27(水)
国際商品は祭りに浮かれているが不安もある
【絆の日】
●シカゴ小麦期近が史上最高値の12ドル弱まで高騰、大豆期近も15ドルが視野に入り、トウモロコシ期近も1996年の史上最高値にあと一歩に迫った。ニューヨーク原油期近が100ドルを突破、金も1,000ドルを意識した展開で、CRB指数が史上初めて400ポイントを突破した。まさに、商品はお祭り気分。その勢いは衰えていない。穀物高を支えている要因は、大豆と小麦が需給ひっ迫感、トウモロコシはエタノール向け需要増大期待といえるが、前年に比べての大幅な上昇を見ると、米国の金利低下、ドル離れなどに伴いポートフォリオの組み換え、すなわち高パフォーマンスを求めた商品買いの流れが背景にあることは疑いようのない。
●しかし、このような祭りのなかだからこそ、冷静になる必要もある。先週は、大手養豚業者が飼料価格の高騰を理由に繁殖用雌豚の導入を削減、米カーギル社はトウモロコシ価格高騰に伴う利益率低下を理由に年間1億ガロンの生産能力のあるエタノール工場の建設を中断している。この高値で、輸出検証高及び成約高の数字がどうなるかも注目する必要があるだろう。また、注意したいのは冬小麦の生産動向、3月ごろから世界の冬小麦の作柄動向が伝わり、需給改善に望みが出てくると、穀物相場のセンチメントが弱気に傾くことも十分に考えられる。
(黒孔雀)

2008/2/26(火)
目先は修正安へ移行
●ゴムRSS3号は26日、東京の新甫8月限で324円30銭まで買われたあと急落、高値と安値で9円ほどの乱高下を演じた。この乱高下が目先の修正安を意味するものかどうかともかく、過去の足取りを振り返ると、目先の天底を形成する以前に、よく乱高下があり、それがシグナルになるといわれている。今回がそれに該当するかどうか判断は難しいが、ケイ線(東京先限)を見ると、今年1月23日の274円70銭から2月4日の304円10銭まで29円40銭上昇、次に2月7日の282円20銭から26日の324円30銭まで42円10銭上げている。つまり、ケイ線は2段上げを演じて、1月23日の274円70銭からの1月26日の324円30銭までほぼ50円を1ヵ月かけて上げていることになる。昨年12月4日の261円60銭から12月27日の313円30銭まで約52円上昇したあと、今年1月23日の274円70銭まで39円ほど下げた。この時の下げはニューヨークダウがサブプライムローン問題で昨年12月24日の1万3,563.48ドルから1月22日の1万1,634.82ドルまで約1,930ドル下げた時だ。
 目下、ニューヨークダウは1万2,500ドル台にあり、また、ニューヨーク原油も100ドル弱の水準にある。
 その点でゴムがこのまま大きく下げるとは思えないが、ただ、前に述べたように、ほぼ1ヵ月で50円弱上昇しただけに、ここは15円から20円の修正安をやってもおかしくない。もちろん、基調に変化なく押目買いで対処すべきだ。
(ばぁどまん)

2008/2/26(火)
ファンド運用額が一時的に減少か
世界的にデリバティブ市場での資金運用が増えていたが、昨年末あたりからファンドの業績悪化が伝えられている。米HFR(ヘッジファンド・リサーチ)社のヘッジファンド指数によると、2008年1月が前月比2.93%マイナスと2000年4月ITバブル崩壊の時以来の低い水準を記録した。これは、米サブプライムローン問題に端を発する金融市場の混乱が原因。クレジットクランチ(信用収縮)に伴う資産売却の影響を受けている。そして、投資家の解約増加と換金売りであり、新興国市場が予想を下回るパフォーマンスに抑えられていることなどである。しかも、追い討ちをかけるようにモノラインへの不安が増大している。ただ、ファンドのパフォーマンスはまちまちであり、高いリターンを維持しているファンドも多いだけに、ヘッジファンドへの資金流入は再び増加すると見る向きが多い。なお、商品を運用するファンドの成績は一般的に伸びている。貴金属、非鉄金属、原油、穀物などいずれも史上最高値を記録する銘柄が多いだけに、高いパフォーマンスを実現している。今後も商品市場の活況は維持されると思われる。まだチャンスが続きそうだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/2/22(金・猫の日)
南アフリカの電力問題がアルミにも影響
 南アフリカは多種の金属資源大国。2006年時点で、金、白系金属(通称:PGM)、マンガンの埋蔵量は世界一(※世界シェアは順に40%、88%、77%)。PGM、クロム、バナジウムの鉱石生産も世界一(※同80%、40%、40%)。また、同国の鉱業分野はGDPの16%を占めるそうだ。
その南アフリカで電力不足問題が浮上、白金、パラジウム相場を刺激したことは2月1日付の本項で触れたが、その後、同問題はどうなったのか…。
結論からいえば、電力不足の危機的状況は変わらないとのこと。一般家庭はもちろん、全産業に電力供給を割当、一律の供給削減を行なっているそうだ。ちなみに、鉱山会社は10%削減。しかし、前述したように、同国経済にとって鉱業はまさに基幹産業の1つ。生産減で被る国の損害も大きい。
そこで、講じられた苦肉の策の一つが、同国内アルミ製錬所からの電力調達。アルミは別名“電力の缶詰”、製錬に莫大な電力を使用しているわけで、それを鉱山会社に分けろというわけだ。ところが、今度は、同国内のアルミ新地金減産不安が問題になる(同国のアルミ新地金生産は90万トン弱で世界第9位)。早くもこの減産不安がアルミ相場を刺激、指標となるLMEアルミ3ヵ月物価格は3,000ドル大台目前にまで跳ね上がった。
こうなると、アルミ価格高騰は非鉄金属全体の基調に影響⇒非鉄金属全般が上昇すれば、同じ産業金属である銀や白金、パラジウムにも少なからず影響⇒貴金属高で金にも波及…といった具合に、結局、メタル全体のスパイラル的な上昇を引き起こすことも…。ちなみに、同国の電力需要は年平均4%の伸びが見込まれる一方で、電力供給は2012年まで年2%程度しか増やせない状況だそう。
(HΔTI)

2008/2/21(木)
フェブラリーS…ヴァーミリアン
 24日はフェブラリーS(4歳上、ダ1600、東京)。◎ヴァーミリアン(牡6、武豊)JCD1着、○フィールドルージュ(牡6、横山典)JCD2着、▲メイショウトウコン(牡6、武幸)JCD4着、△ワイルドワンダー(牡6、岩田)JCD5着。すべて6歳馬。昨秋のJCDの再戦だ。

 商品の値動きを代表する原油が史上最高値を更新、他の商品が追随する展開だ。なかでも、白金は超スピードで高騰を続けており、かつてのパラジウム高騰が思い出される。穀物は作付面積をどう配分するかが焦点。まだ波乱含み。出遅れ商品のコーヒー、粗糖も堅調だ。

 さて、建玉を清算しよう。東京一般大豆1枚買い12月限6万8,530円⇒7万3,800円(21日前引)=5,270円×50倍×1枚=26万3,500円−5,000円(手数料、消費税)=25万8,500円。東京トウモロコシ1枚買い1月限3万6,970円⇒3万8,560円(21日前引)=1,590円×50倍×1枚=7万9,500円−5,000円(手数料、消費税)=7万4,500円。2銘柄通算で33万3,000円のプラス。残高は▲483万4,400円。先週のマイナスを一気に挽回。
 今度も大豆とトウモロコシの買い。基準値は21日前引、東京一般大豆1枚買い2月限7万4,500円、東京トウモロコシ1枚買い3月限3万9,490円。
(WAN)

2008/2/20(水)
押目を丹念に拾い利抜きを早くする
【旅券の日・愛媛県の日】
●シカゴ穀物は、米農務省の需給予想後、比較的落ち着いた動きを見せてきた。しかし、現地時間19日、同大豆期近は14ドル台を突破、同トウモロコシ期近も5.20ドル台まで値位置を上げた。シカゴ大豆期近が14ドルを突破したのは、中国の菜種減産が表面化し、今後、食用油不足をカバーするため、大豆及び大豆油を中国が追加輸入するとの期待感が膨らんでいるからだ。また、ニューヨーク市場で、金が2週間ぶりの高値を示現、原油期近が100ドルを突破したことも大きな支援材料になった。原油と金価格が同時に上昇すると、コモディティマーケットにインフレ懸念の買いが入る傾向があり、その流れに乗って、穀物も上昇したということだろう。
●穀物の注目材料は何といっても、現地時間21〜22日に行なわれる米農業観測会議の動向だろう。なかでも、注目されるのは最近の状況を踏まえた新穀(2008〜09年度)の需給予想。2008年の各穀物の作付面積、生産量、消費量を米農務省がどう予想するかが注目される。最近は米国の農家は農業観測会議の数字を見て作付意向を固め、3月31日の作付意向面積を見て微調整、4月以降の天候とその時の各穀物価格を見て農家は最終決定をする。価格が価格だけに高値警戒をする必要があるが新規に売りにくいのが現在の穀物相場。『押目を丹念に拾って利抜きを早く』の繰り返しが奏功しよう。 
(黒孔雀)

2008/2/19(火)
日本が世界のATM
円キャリートレードが世界の資金運用の原資になっている。こうした状況が続く限りは円安が続くと考えることが可能だ。超低金利である円は、高いユーロにとっては格好の資金調達場所である。いつでも、パソコンの画面をクリックすればキャッシュが入ってくる。高いユーロなら100の円借金は実質的には80の返却で済む。この時点で20のプラスであり、借り入れした資金で投資利益を出せば、丸々儲けになる。だから、円キャリーは終らないという見方が根強い。しかも、日本の政治や経済の構造、人口構成比など多くの点で円を買いたいという魅力に乏しい。米国はアクションが早く、シティバンクが特別事業目的の連結子会社へリスクを移転し、海外からの資金を導入するなどの例を見ても判るとおり、リスク対応が素早いことで、米経済の先行き不安は坦時間に薄れたと分析する向きがある。米政府の大幅利下げも同様で、問題に対処するスピードが速い。日本は後手後手に回るのが最大の短所である。混乱がピークに達して落ち着きどころを探している時に、漸く結論が出るので何とか収まるという見方もあるが、従来のような政策対応では世界の変化に追いつかないとの声に耳を傾けるべきだ。
(ぶれとん・うっず)

2008/2/19(火)
ゴム相場は着実に325円弱を目指している足取り
●ゴムRSS3号(東京)は19日、期先4本が300円台に乗せ、しかも、先限は313円と昨年12月27日の313円30銭に迫った。ニューヨーク原油が時間外取引で強調を示していること、東京白金の続騰、パラジウムのストップ高を好感したものだ。また、前日にファンド筋の代表的な機関店ともいえる3社の買い玉(玉尻)が18日現在で1万2,000枚強へ増加していることもプラスに作用している。材料的には目新しいものが見当たらないものの、@円相場は105円よりも110円に行きたがっている、Aタイ産地では着実に季節的減産に向かっており、3月に入ると消費量が生産量を上回る、BシンガポールRSS3号相場は18日に278.25セントまで上昇、2006年6月12日の280セントに接近、これを抜く公算が大きい、C2006年6月13日の東京ゴム先限は324円50銭だった、D日経平均株価も底固い…などが市場人気を強くしているものだ。
 引き続き地合は強く、東京先限は2006年6月13日の324円50銭に向かっている道中と見たい。
(ばぁどまん)

2008/2/15(金・お菓子の日)
WGCの世界金需給統計
 2月13日(現地時間)、世界的な産金業者団体であるWGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)から、2007年第4四半期(10〜12月)までの世界金需給推計が発表された(下表参照)。
 今回の発表で最も注目すべきは、2007年第4四半期における宝飾品需要の急減。これは金価格高騰の影響で、実需の買いが追随出来ずなかったため。国別の宝飾品需要も、インドが同67%減、米国が同17%減、イタリア、英国各同10%減、ベトナムが14%減、サウジアラビアが同9%減、アラブ首長国連邦が8%減…と多くの国で減少している。
 このように価格高騰で宝飾品需要が減少したのは、過去にもあった。それは、2005年下半期から2006年春にかけての暴騰時。金価格(※ロンドン市場午後のフィキシング価格ベース)が、2005年第2四半期の427.39ドルから2006年第2四半期の627.71ドルへと続騰するなかで、実需は追随出来ずに買い控えが起きた。結果、世界の金宝飾品需要は、2005年第2四半期の774トンをピークに、同年第3四半期が658トン、同年第4四半期が569トン、2006年第1四半期が521トンと漸減し、同年第2四半期も532トンと低迷。今回はこれと同様の現象が起きたと考えられる。
 もっとも、2005年下半期からの大相場で宝飾品需要が減退したあと、2006年第3四半期以降は金価格が600ドル台を安定推移するなかで宝飾品需要も徐々に回復した。これは実需が新しい価格帯に慣れたためで、今回も行く行くは同様の展開が予想される。

2006 2007 対前年比
(%)
Q4'06 Q4'07 対前年
同期比(%)
供給 鉱山生産量 2,481 2,447 -1 663 618 -7
ネットベースの生産者ヘッジ -373 -400 -32 -50
総鉱山供給量 2,108 2,047 -3 631 568 -10
公的機関の売却量 367 485 32 59 98 65
中古金スクラップ 1,107 937 -15 242 277 14
総供給量 3,582 3,469 -3 933 943 1
需要 宝飾品向け需要 2,283 2,426 6 624 511 -18
産業及び歯科向け需要 458 465 2 116 113 -2
総加工需要量 2,741 2,891 5 740 624 -16
バーやコインの投資需要 421 441 5 119 71 -40
その他の小口投資需要 -22 -36 -9 -4
機関投資家らの購入* 260 251 -4 79 78 -2
総需要量 3,400 3,547 4 929 769 -17
需給バランス 182 -79 4 175
金価格(ドル/オンス)* 603.77 695.39 15 613.21 786.25 28
※単位:トン、需給の小数点以下は四捨五入、*…機関投資家らの購入は金塊を裏付けとした上場投資信託(ETF)などの商品購入、金価格はロンドン市場午後のフィキシング価格ベース
(HΔTI)

2008/2/14(木)
株価は下げ止まったか
 ニューヨークダウが安値圏で乱高下しているが、これで下げ止まったのかどうか。最近の安値は1月22日の1万1,634ドル、2月13日は1万2,552ドル。日経平均株価は1月22日が1万2,573円、2月14日前引が1万3,433円。ブッシュ大統領は景気対策に署名したが、これでサブプライム問題が解決するわけではない。

 さて、建玉を清算しよう。東京金1枚売り12月限3,106円⇒3,174円(14日前引)=68円×1,000倍×1枚=6万8,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲7万3,000円。東京白金1枚売り12月限5,924円⇒6,465円(14日前引)=541円×500倍×1枚=27万0,500円+5,000円(手数料、消費税)=▲27万5,500円。2銘柄通算で34万8,500円のマイナス。残高は▲516万7,400円。これでKO。
 今度は大豆とトウモロコシの買い。基準値は14日前引、東京一般大豆1枚買い12月限6万8,530円、東京トウモロコシ1枚買い1月限3万6,970円。倍率はともに50倍。
(WAN)

2008/2/13(水)
2008年の大豆の作付面積は余り増えない
【名字の日・銀行強盗の日= 1866年2月13日にアメリカでジェシー・ジェイムズ が世界初の銀行強盗に成功したことから。】
●米農務省が発表した2007〜08年度の米国産穀物需給予想は、トウモロコシが据え置きになったものの、(1)大豆は総需要量が30億busを超え、期末在庫は1億6,000万busと1月予想の1億7,500万busから下方修正され、(2)小麦も輸出需要が旺盛なことを受けて期末在庫が2億7,200万busと1月予想の2億9,200万busから下方修正…など、穀物全般の需給ひっ迫に歯止めがかかっていないことを示した格好だ。特に、小麦の期末在庫の水準は1947〜48年度以来、60年ぶりの高水準になっている。
●2月の米農務省の需給予想が一巡すると、マーケットは新穀の作付動向に目が移るが、今年は天候相場以上に盛り上がる可能性が強く、3月31日に予定されている作付意向面積発表を前後して、穀物相場は大きなヤマ場を迎えるとの声が少なくない。トウモロコシはエタノール向け需要増大をカバーするための作付面積確保、大豆と小麦は需給ひっ迫を改善するための増産=作付増が必要になり、これまでの比価どうのこうのではなく、三穀物とも、いかに農家に作付をしてもらうかが重要で、その特効薬は高値しかないとの見方が出来る。
●現在把握している情報を元に、2008年の作付動向を展望すると、どうやら大豆の作付が伸び悩むとの見方が出来る。その理由は、この高値でも1エーカー当たりの収益は、大豆がトウモロコシに比べて170ドル近くも安い。伝統的に米国の農家はトウモロコシの作付を好む傾向があるといわれ、市場は予想しているほど、トウモロコシの作付面積は減らないとの見方も出来る。また、小麦価格が10ドルを大きく超えたが、春小麦と大豆とで競合する可能性が出てきた。春小麦生産地帯での大豆の作付拡大は望めない状況である点も加味すると2008年の大豆の作付面積は大きく増えないと判断出来よう。
(黒孔雀)

2008/2/12(火)
道路特定財源とガソリン価格
特定財源制度は1954年に創設された。戦後の復興に欠かせない道路の建設を急ぐため、『道路整備緊急措置法』が作られた。その法律が緊急措置を必要としない現在まで継続されていたのは、権益を生む構造が定着しているからである。暫定措置法により、ガソリン税が上乗せされ、これも現状にそぐわないにも関わらず、放置されている。ガソリン料金が安くなるので暫定法を廃止して欲しいとの声も増えている。しかし、与党と野党の国会での戦いがどうなるのか、その方向によってはガソリン価格への影響が薄れる可能性もある。現状の法律を今後も維持するとなれば、今後10年間で59兆円の税金を道路に注ぎ込むことになる。国土交通省の職員8,000名に対し、官舎8,095戸(民間平均家賃の3分の1以下)という税金の無駄使いが明らかになり、不要と思われる道路の建設や補修を続け、道路特定財源のため、他の予算に回せず、使い切ることばかり考えている。救急病院の整備など予算を必要とする分野はいくらでもある。暫定措置を廃止し、更に一般財源にすれば、ガソリン税(=揮発油税…リットル当たり53円80銭)は大幅(28円80銭へ)に減少するので、ガソリン小売価格引き下げ⇒需要増加に結びつく。               
(ぶれとん・うっず)

2008/2/12(火)
325円弱の目標に変化なし
 東京ゴム先限は今日(12日)、再び310円台を突破した。昨年11月7日の312円20銭、12月27日は313円30銭を含めると、310円台は今回で3度目だ。昨年も2月14日の298円70銭、4月17日の299円50銭、5月28日の298円50銭と3度、300円大台にチャレンジしたが、結局、それを抜けず、8月22日に232円50銭まで下落。そのあと、11月7日の312円20銭まで暴騰、前述の3つのヤマを抜いた。
 それでは今年はどうか。ケイ線(東京先限)を見ると、前に述べたように、昨年8月22日の232円50銭を安値に上昇へと転じて、11月7日に312円20銭で頭打ち、その後、12月4日の261円60銭、12月27日の313円30銭、今年の1月23日の274円70銭、そして今日の310円80銭といったように50円幅の変動で揉合った。
 それに対して、2006年は11月24日の185円50銭から2007年2月14日の298円70銭まで一気に110円上昇、ここで息切れした。しかし、今回は昨年8月22日から11月7日までの上げ幅が80円ほどとなり、その後、上下で波乱した。この波乱で高値因果玉が整理される一方、安値での取組が増えたと考えられるとともに、これから産地では本格的な減産期となる。とすれば、300円攻防後に上放れ、次の目標が2006年6月13日の324円50銭になること必至。
 (ばぁどまん)

2008/2/8(金・ロカビリーの日)
1月の東京アルミの出来高は…!?
 東工取(東京工業品取引所)では今年から取引時間を2時間延長している(※午後の取引時間を15時30分終了から17時30分終了にした)。では、取引時間の延長で、出来高はどう変化したのか…。1月の出来高は全商品合計が415万4,779枚、一日平均21万8,673枚、前月比45.2%増。取引時間が5時間から7時間に、単純に40%増えたと考えれば、前月比45.2%増という結果は“延長の効果あり”ということか。また、延長した15時30分以降の出来高は102万3,273枚で、全体の約34%を占めており、15時30分以降も活発な商いだったことが窺える。
そうしたなか、個人的に気懸りだったのが、アルミの出来高。金や白金などの活況が目を引いただけに、アルミは果して…。東工取の資料によると、アルミの出来高は3,917枚、一日平均206枚、前月比42.4%増。これもまた取引時間延長効果か。ただ、2007年1月の出来高1万3,335枚、2006年1月の出来高2万2,306枚と比べると明らかに見劣りする内容。出来高水準は依然として低調なままだ。
(H△TI)

2008/2/7(木)
円相場は105〜110円
 円相場がこう着場面に入り、極めて平穏な状況が続いている。相場は上げ・下げ・調整の繰り返しだが、今は調整の段階。次にどちらに振れるかだが、105円のカベが厚く、いったん110円方向に動くのではないか。長期的には米国の利下げに伴い、ドル安・円高の流れが予想される。

 1月の平均気温は、札幌−4.3℃(平年差−0.2℃)、仙台1.3℃(−0.2℃)、東京5.9℃(+0.1℃)、名古屋5.1℃(+0.8℃)、大阪5.8℃(0.0℃)、広島5.4℃(+0.1℃)、福岡7.5℃(+1.1℃)、那覇18.5℃(+1.9℃)…など。すでに立春を過ぎ、相場でいえば底値圏、立秋(8月7日)へ向けて緩やかに上昇するわけだ。

 さて、建玉を清算しよう。東京金1枚売り12月限3,188円⇒3,106円(7日前引)=82円×1,000倍×1枚=8万2,000円−5,000円(手数料、消費税)=7万7,000円。東京白金1枚売り12月限5,530円⇒5,924円(7日前引)=394円×500倍×1枚=19万7,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲20万2,000円。2銘柄通算で12万5,000円のマイナス。残高は▲481万8,900円。ややや、500万円に接近してきた。それにしても、白金は強い。
 今度も金と白金の売り。基準値は7日前引、東京金1枚売り12月限3,106円、東京白金1枚売り12月限5,924円。
(WAN)

2008/2/6(水)
玉整理が進んで徐々にシカゴに連動する動き
【海苔の日、ブログの日】
●東京Non−GMO大豆は買われ過ぎの反動が噴出し、1月24日の高値9万4,760円から2月1日には7万9,350円と1万5,410円もの下げを演じた。その後は下げ過ぎ感が働き、5日後場2節には8万3,550円まで反発したが、その日の大引では一気に8万0,960円まで下げる不安定な足取りで、まだ方向性が定まりにくい展開を強いられている。ただし、東京Non−GMO大豆の2月5日現在の取組枚数は14万3,838枚で、1月11日の19万3,574枚から6万5,146枚も減少、ある程度玉整理が出来たことを示している。
●東京Non−GMO大豆が6営業日連続のストップ安をつける崩落を見せる一方で、シカゴ大豆期近は4日に13ドル台を突破、5日に夜間取引では13.30ドルの史上最高値を示現、力強い動きを続けている。現地時間8日に米農務省は2007〜08年度の米国の大豆需給予想を発表するが、アナリストの期末在庫の事前予想平均は1億6,600万bus(最大値1億7,500万bus、最小値1億5,000万bus)で、前月予想1億7,500万busを下回ると見られている。また、ブラジルの大豆生産量は同国農務省予想が5,816万トンと米農務省1月予想6,050万トンを下回っており、下方修正される余地があり、そうなると大豆の需給逼迫感が再びハヤされることも十分に想定される。国内とシカゴはこれまでかなり、乖離した動きを続けてきたが、東京市場の高値買い玉が大きく整理されて、買いやすくなったことも確かだ。Non−GMO大豆は崩壊劇のショックがまだ残っていようが、徐々にシカゴの動きに連動する展開になろう。
(黒孔雀)

2008/2/5(火)
米国の失業問題は無視出来ない
米国で失業者が増え続ける可能性が高い。これは、サブプライムローン問題を発端とする金融機関の行き詰まりで証券、銀行、保険各社の人員整理が加速する恐れがあるからである。経済アナリストの予測では失業率が6.5〜7.0%まで上昇するとされ、かなり深刻な事態を想定する必要がある。失業が広がると社会的な不安が高まり、麻薬が浸透して犯罪が多発するという状況も予想される。麻薬に関しては、現在でも撲滅は不可能といわれる。昔から米国の不治の病として、『失業』、『人種差別』、『麻薬』が挙げられている。景気が悪化すると、失業者が増え、職場の争奪で人種差別が深刻化、差別される側の麻薬汚染(麻薬使用と麻薬の販売)が加速するという現象が浮き彫りにされる。景気悪化で個人消費が減少すれば小売りや末端サービス業の不振(レストラン、ファストフードショップ、ガソリンスタンドなど少数民族系住民の就業比率が高い)が、不治の病を蔓延させるとの指摘が目立ち始めた。麻薬の広がりや人種差別の社会問題化は経済を失速させる一因になるとの指摘は無視出来ない。なお、ソ連が米国の敵であった頃は、共通の敵に対する軍事的な攻勢により結束を求め、軍需産業が創出する雇用により、不治の病を抑えるという政策が多用されたが、現在ではその手法も通用しない。経済政策が失敗すると中国やアジアの北米向け輸出が減少して新興国経済の成長を阻害する恐れがある。
(ぶれとん・うっず)

2008/2/4(月)
昨年6月の325円弱が目標
●東京ゴムの買い基調は不変だ。4日の朝方から期先3本が300円大台に乗せ、その地合の強さを見せつけたが、この相場、吹き上げずに"二進一退"の相場だけに、息の長い上げ相場と見ることが出来る。これまでの上げ相場は原油主導の相場で、具体的には東京ゴム先限の312円20銭(昨年11月7日)はニューヨーク原油が98.62ドル(同11月7日)に達した時で、313円30銭(同12月27日)の時も、原油が100.09ドル(1月3日)を突破する時だった。しかし、今回はニューヨーク原油とゴムとは違った動きをするものと見たい。
 というのも、米国のサブプライムローン危機で景気の先行きが不透明ななかで、ニューヨーク原油が100ドルに乗せることは経済にダメージを与えかねない。恐らく、投機筋も当面は原油の買いを控えるはずで、また、原油が下がった方が経済にプラスになり、株高につながりやすい。
 もちろん、原油が暴落すればインフレ後退ムードにつながってマイナスになるので、引き続き、原油の動きから目を離せない。
 従って、原油価格が80〜90ドルの水準であれば、ゴムの足を引っ張るようなことはないだろう。むしろ、原油価格が85ドルを下回ってゴムが売られるようなら、そこが絶好の買場になると見たい。ゴム市場を取り巻く環境だが、今月後半からタイ産地では減産期に突入、供給が減少する。それでなくとも、今年はタイで天候不順に見舞われ、十分な在庫積み増しが出来ていないといわれているだけに、3月に向けて需給がひっ迫する可能性が大きい。東京ゴム先限が昨年11月7日の312円20銭、12月27日の313円30銭を上抜くのにさほど時間をかけず、6月13日の324円50銭突破を演じるものと思われる。
(ばぁどまん)

2008/2/1(金・テレビ放送の日)
南アフリカの電力問題
 今週、金価格、白金価格が高騰した背景にあった南アフリカの電力問題。同国電力公社エスコムが緊急の電力供給停止措置を通知したことから、アングロゴールド・アシャンティ、アングロ・プラチナムはじめ主要鉱山会社が操業を停止、金や白金の供給不安が台頭わけだが、ここで重要なのは、この電力問題が根深いものだという点。
 市場関係者によれば、『南アフリカでは、経済成長に伴って電力需要が急拡大している。それにも関わらず、政府が発電能力拡大への投資を怠っていたために、目下、電力供給が追いついていない状況にある。実は、これまでも度々、計画停電が行なわれているのだ。しかも、今回の場合、火力発電所用の石炭が大雨で濡れてしまって使えなくなったことも重なって、電力不足が深刻化。結果、エスコムは最低限の電力しか供給しない電力供給停止措置に踏み切った。なお、エスコムは電力割当制導入を主張しているほか、“新しい発電所が出来ない限り、計画停電を今後5年以上継続する可能性がある”とも指摘している』そうだ。
 なお、電力問題を抱えているのは南アフリカだけではない。例えば、銅の主要生産国ペルーでは、発電所トラブルやディーセル油の不足による電力供給制限や、電力消費超過による突然の停電などに見舞われ、度々、鉱山操業が停止。また、2007年推計で南アフリカを抜き、世界最大の産金国となった中国でも、電力問題は深刻。発電所の不足、干ばつによる水力発電用の水不足、探鉱事故による火力発電所用の石炭減産、更に最近では、豪雪による送電トラブル発生によって停電、電力供給削減に見舞われ、亜鉛や鉛、ボーキサイトなどの鉱山生産、アルミの製錬が停止する事態が発生している。
 このように、電力消費が拡大する一方で、発電能力の不足に天候被害なども影響して電力供給が追い付けないために、各国が慢性的な電力不足に悩んでいるのが現状だ。
(HΔTI)

2008/1/31(木)
米国の金融緩和が続く
 FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を0.50%引き下げ、3.00%とした。これは2005年5月以来の水準。ただ、当時は利上げ期(2004年5月1.00%⇒2006年6月5.25%)で、今は利下げ期。どこまで引き下げられるかだが、株価が落ち着く水準までは金融緩和が続くのではないか。

 さて、建玉を清算しよう。東京金1枚売り12月限3,067円⇒3,188円(31日前引)=121円×1,000倍×1枚=12万1,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲12万6,000円。東京白金1枚売り12月限5,226円⇒5,530円(31日前引)=304円×500倍×1枚=15万2,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲15万7,000円。2銘柄通算で28万3,000円のマイナス。残高は▲469万3,900円。いや〜大敗。今さら買い転換もできないし…。
 今度も金と白金の売り。基準値は31日前引、東京金1枚売り12月限3,188円、東京白金1枚売り12月限5,530円。
(WAN)

2008/1/30(水)
大豆は当面国内要因を重視する展開
【1987年―日経平均株価初の2万円乗せ】
●東京Non−GMO大豆が乱高下している。シカゴ大豆が下落しても、東京Non−GMO大豆期先は24日前場3節に9万4,760円の史上最高値を示現、その日の一般大豆期先の同節値5万6,810円を3万7,950円も上回る異常ぶりだ。シカゴ大豆1ブッシェル当たり13ドル、為替106円と仮定した輸入採算理論値は7万円を超えた辺り。シカゴ大豆が13ドルを超えても、Non−GMO大豆は約2万5,000円近くもシカゴに比べて上ザヤで、筆者は週刊商品データ1月28日号では反動安を警戒する記事を書いていた。
●Non−GMO大豆は一般大豆及びシカゴとのサヤ修正の動きが加速、史上最高値を示現した24日が1,070円安の9万9,150円、25日がストップ安(2,100円)の8万9,850円、28日もストップ安の8万7,750円、29日もストップ安の8万5,650円、30日もストップ安の8万3,550円と4営業日連続のストップ安で高値から1万円以上も下落した。一方、一般大豆は24日が前日比770円安の5万7,450円ながら25日はストップ高(1,400円)の5万8,940円、28日は1,760円高の6万0,700円、29日は530円高の6万1,230円、30日前場2節は10円安の6万1,2200円となり、一般大豆との下ザヤ幅は前場2節現在で2万2,330円まで縮小した。Non−GMO大豆がここまで下げたのは、シカゴの動きを無視して買い上げられたことで、市場に行き過ぎ感が出て売られたためで、ファンダメンタルズ面よりもテクニカル面の影響が大きい。しかし、Non−GMO大豆が大きく下げている過程で、シカゴ大豆は再び高値を追う動きになっており、Non−GMO大豆8万円接近は買場との見方も出来よう。当面はシカゴの動きより国内要因を優先する展開を予想する。
(黒孔雀)

2008/01/29(火)
290円攻防後に300円へ
●ゴムRSS3号期先は23日(水)に274円70銭まで下落したが、それを安値に急反発した。ケイ線(日足)を見ると1月21日に陰線ながら下ヒゲを引いて、先限連続足では1月28日の294円20銭まで20円ほど上昇した計算になる。6月限ベースでも1月23日の274円70銭から28日の290円30銭まで16円弱反発している。問題は今後の相場をどう見るかだが、人気のバロメータである東京ゴムの総取組高は25日に3万2,210枚まで減少、一方で、ファンド筋の代表ともいえるN社、M社、C社の買い玉(玉尻)はあわせて4,400枚まで減少しており、玉整理はほぼ済んだといえる。3社が今後、ドテン売りするかどうか注目されるが、それはともかく、貴金属は株価や景気よりもドル安を重視して上昇力を強め、ニューヨーク金は1,000ドル大台に手が届く水準まで上昇している。
 ゴムにしても、2月以降の産地減産期、中国の天然ゴム買い付けなどが期待された。2月7日の旧正月を前にどのような動きがあるのか注目されるが、すでにゴムは280円割れの行き過ぎを経験していて上昇へと転じており、ここで290円攻防を演じたあと300円にチャレンジするものと予想される。
(ばぁどまん)

2008/1/29(火)
原油100ドル突破の陰にゴールドマン・サックス
昨年の5月、ニューヨーク原油期近(WTI)が50ドル台の時に、米ゴールドマン・サックスは2008年末に105ドルに達するとのレポートを発表し、その後、投機的な買いが増えているとの指摘がある。米カリフォルニア州職員年金基金(カルパース)が商品市場へ投資していることが明らかになるなど、ヘッジファンドの商品市場への参入が話題になったのも、その頃からであり、原油先物は高利回りの投資対象としてファンドの人気が高まった。今年初に100ドルを突破して、予想より早く目標を達成した。機関投資家から一般投資家に至るまで、証券会社や銀行のレポートが無料で利用出来るうえ、ゴールドマン・サックスの指数を利用したファンドが増えるなど、同社のレポートが与える影響は強く、石油関連産業のレポートは有料で高額なうえ、ネガティブな見通しが殆どであったことから、市況と逆行する方針となって人気がなくなった。そうしたなか、株や債券市場の混乱と低迷が顕著になり、大型資金が原油や金へと流れ、ファンドの買いで相場が大幅に上昇するという現象が他商品へも波及した。もちろん、ファンダメンタルズはいずれも堅調であり、なかでも中国、インドの資源需要が増加を続けているという事実が強力なサポートになったことは確かである。こうした同社の影響力の強さから、憶測や噂も流れ、原油先物オプション市場で100ドルのストライクプライスで同社の意図的な売買が行われたとの噂が流れるなど、依然として同社レポートが注目されている。
(ぶれとん・うっず)

2008/1/25(金・中華まんの日)
東京アルミの出来高低迷を危惧
 米サブプライムローン問題から世界同時株安⇒世界景気減速懸念⇒一次産品需要減退懸念⇒国際商品全面安に発展した金融市場の混乱。そのなかで、円高、指標となるLME(ロンドン金属取引所)価格下落のWパンチを受け、東工取アルミ期先は一時260円台割れ目前まで売られる暴落に見舞われた(※22日安値261円90銭)。流石にその後は、売られ過ぎの反動や円安の影響で切り返してはいるものの、しかし、勢いは感じられない。察するに、米サブプライム住宅ローン問題による米国住宅市場縮小⇒住宅分野でのアルミ需要減退や、日本の建築基準法改正による住宅着工件数急減⇒住宅分野でのアルミ需要減退、世界的な長期需給緩和見通しといったファンダメンタルズの弱さが足を引っ張っているためだろう。
 そうしたなかでもう一つ気懸りなのが、東工取アルミの出来高低迷。価格の乱高下に対する警戒感から商いを手控える向きが少なくないのも判るが、しかし、取引時間を2時間延長したにも関わらず、一日の出来高が100枚以下の日や、出合いのない限月があるなど、連日の閑散商いは非常に残念だ。ちなみに、過去最高の出来高は1997年4月7日の1万9,645枚、過去最低は2006年5月16日の48枚。
(HΔTI)

2008/1/24(木)
株価と商品は連動
 年初から株式市場が大波乱、その波が商品市場にも押し寄せてきた。商品取引の証拠金金に株券を充当する投資家が多いため、株安の影響は大きい。充当価格が下落すると現金で補充しなければならず、いやでもポジション調整を余儀なくされる。サブプライム問題の根の深さが改めて浮き彫りになったが、問題解決には時間がかかりそうだ。

 さて、建玉を清算しよう。東京金1枚売り12月限3,056円⇒3,067円(24日前引)=11円×1,000倍×1枚=1万1,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲1万6,000円。東京白金1枚売り12月限5,218円⇒5,226円(24日前引)=8円×500倍×1枚=4,000円+5,000円(手数料、消費税)=▲9,000円。2銘柄通算で2万5,000円のマイナス。残高は▲441万0,900円。やれやれ。
 今度も金と白金の売り。基準値は24日前引、東京金1枚売り12月限3,067円、東京白金1枚売り12月限5,226円。
(WAN)

2008/1/23(水
金融市場から水が漏れても大きく動く
【電子メールの日】
●世界同時株安の影響を受けて、シカゴが急落した。行き過ぎた株安は、商品市場で利食ったマネーで損失を補填する動きが出ることから穀物市場には弱材料に働くとの見方もある。しかし、23日の夜間取引は下げ幅を取り戻す動きで、それを見て東京Non−GMO大豆は2,100円のストップ高まで買われる場面が見られた。行き過ぎた株安は景気を後退させ、歴史的な高値圏にある穀物の消費を後退させ、弱材料との見方がある。
●しかし、米国はこれまで見られなかったような0.75セントの利下げを断行、今後も更なる。米国が大幅な利下げを行なったのは2001年、政策金利は8月が3.5%だったのが、世界同時多発テロに伴う世界同時株安で9月に3%、10月に2.5%、11月に2.0%まで下がった。ちなみに、3月は5%、4月は4.5%、そして、5月は4%まで下げており、利下げのプロセスでの政策だった。今回は、原油価格が高騰し、世界的なインフレのなかでの利下げだっただけに、0.75%はスクランブル的な利下げといわざるを得ない。金融当局は、第二、第三の利下げを断行する含みを残しており、ドル安が一層進展する可能性が高くなっている。今回の利下げで、金が反応したのも先行きの利下げ=ドル安を見据えたもので、景気に大きく左右されない穀物にファンドが食指を動かすのは必然だ。ここまで相場が高くなれば、穀物は買いにくいところだが、マネーが動けば、天井知らずになる。世界の株式市場の規模は約7,200兆円、債券市場は5,500兆円、それに対して、原油市場ですら10兆〜15兆円に過ぎない。金融市場から少し穀物市場に水が漏れるだけで、相場が大きく動くことを頭に入れておきたい。
(黒孔雀)

2008/1/22(火)
ヤトロファがバイオ燃料に
ヤトロファ(Jatropha)は和名をナンヨウ・アブラギリと呼ぶ。熱帯アフリカ原産の高さ5mの落葉低木。種子は有毒成分あり、下剤や吐剤に使われる。種子油は機械油の原料。これがバイオディーゼルとして大規模生産へと発展している。日本ではNBF(Nippon Biodiesel Fuel=日本植物燃料株式会社)がスリランカでプロジェクトを推進中である。英国ではB1オイル(BP系列企業)が昨年5月から本格的にアジアで生産体制に入っている。種子の絞り粕は有機肥料として利用され、樹は砂防や緑化事業に使われてきた。種子を収穫するので、樹はそのまま本来の目的を果たすという栽培もあるようだが、商業ベースではプランテーションを展開している。ところが、こうした真面目な取組を利用し、ロコロンドン市場で暴れていた業者が特定商取法の規制強化を逃れるため、新時代のエネルギー投資と銘打って強力な営業を展開。名目はファンドであるという。次から次へと巧妙かつ悪質な手法を考え出すものだ。商品取引員も、雑音とばかり片付けず、委託者がこうした業者に騙されないように情報を提供することも必要となろう。現在の投資家を守り、育てる方針で臨んで欲しい。
(ぶれとん・うっず)

2008/1/7(月)
2008年は穀物が主役の座
●4日の大発会から東工取の石油が下落、7日も石油が続急落を強いられたほか、トウモロコシや大豆もストップ安へと下落した。ニューヨーク原油の100ドル大台乗せをキッカケにスタグフレーション、いわゆる、不況下の物価高が懸念され始めており、市場の人気もこれに目が向き始めている。
 原油が下げ始めれば、このスタグフレーション人気も後退するはずだが、市場がこれに目を向けているあいだは、石油や金には手を出さないほうが無難。
 こうしたなかで注目されるのは、やはり、トウモロコシ、大豆、粗糖、コーヒーなどの農産物であり、投機資金もこれらにシフトすると見る。"食糧"は好不況に左右されず、2008年は穀物が石油や金、白金をリードしよう。2007年まで主役の石油や金は少々休みの時期で主役は穀物。3月に向けて大豆、トウモロコシが急騰、『大豆は20ドルに達してもおかしくない』(問屋筋)の声もある。
(ばぁどまん)
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お取引に関する最終決定はお客様ご自身でなさるようにお願い申し上げます。

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